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3、フィリア
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領地の森を専属メイドであるアンジェと歩いている時に、倒れている子供達を見つけた。
酷く傷を負っているようだったので治癒魔法で応急処置を施して、館に運ぶ。
屋敷に運び入れて寝かせた次の日に目を覚ました。
「ここは…」
「ここはマレリア王国のルクソール侯爵家の領地よ。私はこの家の次女のフィリア。貴方達の名前は?見たところ貴族だと思うのだけど。ちなみに私は9歳よ。」
子供っぽい話し方は記憶を思い出してからあまりしなくなった。
「…」
「私はユリシアと申します。その…この国の山を挟んだ隣国…レンドルフ帝国の第1王女です…」
レンドルフ帝国!?この大陸で最も大きな国じゃない。なんでまたそんな子達が領地の森に!?
「私の名前はリクルド・イグナス。レンドルフ帝国のイグナス公爵家の嫡男でユリシア王女の婚約者です。」
私よりも年下なのよね…メチャクチャ大人びてるんですけど…貴族の子供ってこれが普通?デフォルトなの?
「俺は、ジークリット…ユリシアの兄だ。」
てことは第1王子ってことか…お父様達に相談だわこれは…
ジークリットは表情がそれにしてもないわね。
見た目はそれにしても将来が楽しみな美形ね。天使だわ。攻略対象者と張り合えるわこれは。
「お父様達に相談するわね。お腹空いていない?作ってもらうわ。何か食べた方が良いし。少しの間かもしれないけれど、よろしくお願いします。」
「はっはい。よろしくお願いします。えっとフィリアさん。えっと私は6歳です。お兄様とリクルドは7歳です。」
この歳でこの受け答え。王侯貴族恐るべし教育…
「よろしくお願いします。」
「よろしく…」
ユリシアは可愛いな~!男2人は子供っぽくないな…
酷く傷を負っているようだったので治癒魔法で応急処置を施して、館に運ぶ。
屋敷に運び入れて寝かせた次の日に目を覚ました。
「ここは…」
「ここはマレリア王国のルクソール侯爵家の領地よ。私はこの家の次女のフィリア。貴方達の名前は?見たところ貴族だと思うのだけど。ちなみに私は9歳よ。」
子供っぽい話し方は記憶を思い出してからあまりしなくなった。
「…」
「私はユリシアと申します。その…この国の山を挟んだ隣国…レンドルフ帝国の第1王女です…」
レンドルフ帝国!?この大陸で最も大きな国じゃない。なんでまたそんな子達が領地の森に!?
「私の名前はリクルド・イグナス。レンドルフ帝国のイグナス公爵家の嫡男でユリシア王女の婚約者です。」
私よりも年下なのよね…メチャクチャ大人びてるんですけど…貴族の子供ってこれが普通?デフォルトなの?
「俺は、ジークリット…ユリシアの兄だ。」
てことは第1王子ってことか…お父様達に相談だわこれは…
ジークリットは表情がそれにしてもないわね。
見た目はそれにしても将来が楽しみな美形ね。天使だわ。攻略対象者と張り合えるわこれは。
「お父様達に相談するわね。お腹空いていない?作ってもらうわ。何か食べた方が良いし。少しの間かもしれないけれど、よろしくお願いします。」
「はっはい。よろしくお願いします。えっとフィリアさん。えっと私は6歳です。お兄様とリクルドは7歳です。」
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「よろしくお願いします。」
「よろしく…」
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