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第二章 錬金術師と赤い竜 ~秘密遺言~
秘密遺言の赤竜
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「とにかく、遺言書の偽造が
あったに違いないんです!」
「あの女の企みを
明かしてやって下さい!」
ティータイム中だったルロイの前に、
小ぎれいで洒落た服装をした若い男女が
一方的に詰めかけ、
何やらまくし立てている。
飲みかけの紅茶が入ったカップを、
ルロイは未練がましく執務机に置く。
ルロイはげんなりしながらも
椅子から立ち上がり、
つい最近の出来事を頭の中で整理する。
「まぁ、少し落ち着いて下さいよ、
パウルさん、モニカさん。
遺言と言うと例のヘルマンさんの件
ですよね?」
公証人の仕事の中には
遺言書の作成も含まれる。
先ほどからやかましくせっついてくる
二人の若い男女も、
遺言がらみの依頼で来た訳だが、
話は今からさかのぼること一月ほど前。
発明王とさえ呼ばれた偉大なる錬金術師
ヘルマン・ツヴァイク氏。
事のあらましはその秘密遺言の
申し立てから始まる。
秘密遺言とは、
遺言の内容自体は秘密にしながら、
遺言の存在自体は公に証明する
遺言形式の一つである。
言わずもがな遺言者が遺言内容を、
秘密にしておきたい場合に
取られる方法である。
こんな方式を敢えてヘルマン
が取ったことで、
レッジョの世相はにわかに色めき立った。
「創造せし英明ヘルマン」
そんな異名まで持つこの老人が、
持つ特許はレッジョ市に申請したもの
だけでも軽く1000は超える。
他の都市や国と比べられても、
ヘルマン以上に発明を生み出した
錬金術師は他にいない。
そんな偉大な錬金術師が
死期を悟り秘密遺言などを出すという。
実際にルロイもヘルマンと
二人の立会人の証人としてこの二人。
ヘルマンの実子であるパウルと
モニカであったと記憶している。
手続きはつつがなく終わり、
後は実際にヘルマンが書き残した遺言が、
本人の死によって開示される時を
待つばかりとなった。
噂はあっという間に街に広まった。
噂では錬金術の最高にして最大の夢、
「賢者の石」の生成法をついに発見
したのではないか?
などと冒険者が集う酒場では、
早くも遺言の内容に絡んだ噂や
賭け事にまで発展する始末だった。
それほどまでにレッジョの界隈を
騒がせる遺言の内容とはいかに。
で、その結果がこれである。
パウルが悔し気にルロイの眼前に
遺言状を突き出してみせる。
遺言状には何やら魔法陣のような
図形とその注釈であろう、
暗号めいた文字が蟻の行列のように
細かく綴られていた。
なによりも目を引いたのは、
赤いドラゴンのような幻獣の頭が
何かの目印のように、
魔法陣の中心に描かれているのだった。
「こんなモン描きやがって
あの女エルフめ!」
「おそらく遺言状を暗号で覆って、
お父様の遺産を独り占めする
つもりなのでしょう」
本来ならば遺産を相続できたであろう、
パウルとモニカは怒りを
抑えきれずにいる。
ルロイはとばっちりを食らわないよう、
あいまいな笑顔を浮かべながら、
仕事の内容を頭の中で整理し
始めたのだった。
「まぁ、抑えて抑えて。
一度にあれこれ理解できかねますが、
あの秘密遺言の作成には
僕も立ち会いましたし、
お二人の力になれると思います」
秘密遺言とは遺言状の内容を、
遺言者の死後まで秘匿して
おくものであり、
遺言者が遺言の内容を
隠しておきたい場合、
取りうる遺言制度の一つである。
秘密遺言作成に際し
公証人と証人二人が必要で、
公証人は当然にルロイが務めた。
もっとも遺言が公開される前は、
遺言者本人以外には秘密である以上、
証人たるパウルとモニカにせよ
公証人のルロイさえも、
目の前の奇怪な暗号図が
ヘルマン本人により書かれたものか、
何者かが偽造したものかは
判らないのだった。
もちろん魔法公証人たるルロイには
それを見破る能力があった。
「確か、魔法公証人の力をもってすれば、
嘘も真も証明できるのですよね?」
パウルよりは幾分冷静なモニカは、
そこにいち早く気が付いたようだった。
「ええ、よくご存じで。
質問さえ間違えなければですが……」
「おお、妹よ!光がみえてきたぞ。
あの女エルフが遺言書を偽造
したことさえ証明できれば、
遺産は我らの手に」
先ほどからイライラしていたパウルが、
今度はモニカの手を握りしめ、
ルロイにせかせかと高ぶった笑顔を
見せている。
二人の言動からどうやら犯人は
確定しきっているようだったが、
ルロイにはいったい誰のことを
言っているのか、
皆目分からないのだった。
「で、先ほどから口にされている
女エルフとは?」
「まぁ、ご存じないんですの?」
軽く呆れたようにモニカが唇に
手を当てる。
パウルは、再び忌々しく眉間に
しわを寄せ言葉を継いだ。
「リーゼと言う名のエルフの女ですよ。
一年ほど前親父の工房で親父の助手
になった錬金術師です。
親父がボケ始めて隠居暮らしに
なってからは実質、
あの女が工房を取り仕切ってきました。
レッジョじゃ新参者だが
錬金術師としてはかなり腕がいい。
奇人変人の部類なんで親父とは
ウマが合ったんでしょう。
それで上手いこと愛人として
親父に取り入って……」
「ルロイさんの力で、
リーゼがこの遺言書を偽造した
ことを証明して下さいまし」
なおもブツブツ恨みがましいことを呟く
パウルの手から、
モニカが遺言書を奪い事のあらましを
理解したルロイに手渡した。
「はぁ……では、リーゼさんでしたか?
彼女の下へ案内願えませんかね」
「それが、畜生!わからんのですよ」
パウルが堪え切れず癇癪を起して
執務机を乱暴に叩いた。
今回も厄介な案件で簡単には
いきそうにもなかった。
それからしばらくルロイは、
二人に対してリーゼに関する情報や、
遺言の管理されていた
ヘルマンの居室に、
誰か忍び込んだものがいたかどうか
聞き出していったが、
どうにもパウルもモニカも
もったいぶったように相槌を打って、
話を濁すばかりで大した情報を
聞き出せなかった。
これ以上粘っても有益らしい情報を
聞き出せない。
そうルロイが辟易しかけたときに、
二人ともルロイと同じ気持ちを
抱いていたのか、
急にかしこまってお辞儀をして見せると、
落ち着かないように席を立った。
「まぁ……こちらとしても、
リーゼを捕まえるための手は
既に打ってありますからね。
僕は事業の整理がありますから。
後のことは頼みましたよ」
「わたくしも諸事雑務がありますので、
ごきげんよう」
言いたいことだけ言って、
二人はそそくさとルロイの
事務所を後にしたのだった。
「やれやれぇ……」
誰も居なくなった執務室で
ルロイは投げやりな呟きを漏らした。
ずいぶん一方的な依頼とは言え、
今回の件は自分が関わった仕事の
後始末と言えなくはない。
真実の神の加護を授かる
魔法公証人たる自分の事務所で、
遺言書の不正な偽造があり
それを許してしまったとあっては、
職業的な信頼からも信仰上の道義からも、
ルロイ・フェヘールの名が廃る。
ルロイは仕事に取り掛かるため、
外出用のケープを羽織って急いで
事務所から飛び出したのであった。
あったに違いないんです!」
「あの女の企みを
明かしてやって下さい!」
ティータイム中だったルロイの前に、
小ぎれいで洒落た服装をした若い男女が
一方的に詰めかけ、
何やらまくし立てている。
飲みかけの紅茶が入ったカップを、
ルロイは未練がましく執務机に置く。
ルロイはげんなりしながらも
椅子から立ち上がり、
つい最近の出来事を頭の中で整理する。
「まぁ、少し落ち着いて下さいよ、
パウルさん、モニカさん。
遺言と言うと例のヘルマンさんの件
ですよね?」
公証人の仕事の中には
遺言書の作成も含まれる。
先ほどからやかましくせっついてくる
二人の若い男女も、
遺言がらみの依頼で来た訳だが、
話は今からさかのぼること一月ほど前。
発明王とさえ呼ばれた偉大なる錬金術師
ヘルマン・ツヴァイク氏。
事のあらましはその秘密遺言の
申し立てから始まる。
秘密遺言とは、
遺言の内容自体は秘密にしながら、
遺言の存在自体は公に証明する
遺言形式の一つである。
言わずもがな遺言者が遺言内容を、
秘密にしておきたい場合に
取られる方法である。
こんな方式を敢えてヘルマン
が取ったことで、
レッジョの世相はにわかに色めき立った。
「創造せし英明ヘルマン」
そんな異名まで持つこの老人が、
持つ特許はレッジョ市に申請したもの
だけでも軽く1000は超える。
他の都市や国と比べられても、
ヘルマン以上に発明を生み出した
錬金術師は他にいない。
そんな偉大な錬金術師が
死期を悟り秘密遺言などを出すという。
実際にルロイもヘルマンと
二人の立会人の証人としてこの二人。
ヘルマンの実子であるパウルと
モニカであったと記憶している。
手続きはつつがなく終わり、
後は実際にヘルマンが書き残した遺言が、
本人の死によって開示される時を
待つばかりとなった。
噂はあっという間に街に広まった。
噂では錬金術の最高にして最大の夢、
「賢者の石」の生成法をついに発見
したのではないか?
などと冒険者が集う酒場では、
早くも遺言の内容に絡んだ噂や
賭け事にまで発展する始末だった。
それほどまでにレッジョの界隈を
騒がせる遺言の内容とはいかに。
で、その結果がこれである。
パウルが悔し気にルロイの眼前に
遺言状を突き出してみせる。
遺言状には何やら魔法陣のような
図形とその注釈であろう、
暗号めいた文字が蟻の行列のように
細かく綴られていた。
なによりも目を引いたのは、
赤いドラゴンのような幻獣の頭が
何かの目印のように、
魔法陣の中心に描かれているのだった。
「こんなモン描きやがって
あの女エルフめ!」
「おそらく遺言状を暗号で覆って、
お父様の遺産を独り占めする
つもりなのでしょう」
本来ならば遺産を相続できたであろう、
パウルとモニカは怒りを
抑えきれずにいる。
ルロイはとばっちりを食らわないよう、
あいまいな笑顔を浮かべながら、
仕事の内容を頭の中で整理し
始めたのだった。
「まぁ、抑えて抑えて。
一度にあれこれ理解できかねますが、
あの秘密遺言の作成には
僕も立ち会いましたし、
お二人の力になれると思います」
秘密遺言とは遺言状の内容を、
遺言者の死後まで秘匿して
おくものであり、
遺言者が遺言の内容を
隠しておきたい場合、
取りうる遺言制度の一つである。
秘密遺言作成に際し
公証人と証人二人が必要で、
公証人は当然にルロイが務めた。
もっとも遺言が公開される前は、
遺言者本人以外には秘密である以上、
証人たるパウルとモニカにせよ
公証人のルロイさえも、
目の前の奇怪な暗号図が
ヘルマン本人により書かれたものか、
何者かが偽造したものかは
判らないのだった。
もちろん魔法公証人たるルロイには
それを見破る能力があった。
「確か、魔法公証人の力をもってすれば、
嘘も真も証明できるのですよね?」
パウルよりは幾分冷静なモニカは、
そこにいち早く気が付いたようだった。
「ええ、よくご存じで。
質問さえ間違えなければですが……」
「おお、妹よ!光がみえてきたぞ。
あの女エルフが遺言書を偽造
したことさえ証明できれば、
遺産は我らの手に」
先ほどからイライラしていたパウルが、
今度はモニカの手を握りしめ、
ルロイにせかせかと高ぶった笑顔を
見せている。
二人の言動からどうやら犯人は
確定しきっているようだったが、
ルロイにはいったい誰のことを
言っているのか、
皆目分からないのだった。
「で、先ほどから口にされている
女エルフとは?」
「まぁ、ご存じないんですの?」
軽く呆れたようにモニカが唇に
手を当てる。
パウルは、再び忌々しく眉間に
しわを寄せ言葉を継いだ。
「リーゼと言う名のエルフの女ですよ。
一年ほど前親父の工房で親父の助手
になった錬金術師です。
親父がボケ始めて隠居暮らしに
なってからは実質、
あの女が工房を取り仕切ってきました。
レッジョじゃ新参者だが
錬金術師としてはかなり腕がいい。
奇人変人の部類なんで親父とは
ウマが合ったんでしょう。
それで上手いこと愛人として
親父に取り入って……」
「ルロイさんの力で、
リーゼがこの遺言書を偽造した
ことを証明して下さいまし」
なおもブツブツ恨みがましいことを呟く
パウルの手から、
モニカが遺言書を奪い事のあらましを
理解したルロイに手渡した。
「はぁ……では、リーゼさんでしたか?
彼女の下へ案内願えませんかね」
「それが、畜生!わからんのですよ」
パウルが堪え切れず癇癪を起して
執務机を乱暴に叩いた。
今回も厄介な案件で簡単には
いきそうにもなかった。
それからしばらくルロイは、
二人に対してリーゼに関する情報や、
遺言の管理されていた
ヘルマンの居室に、
誰か忍び込んだものがいたかどうか
聞き出していったが、
どうにもパウルもモニカも
もったいぶったように相槌を打って、
話を濁すばかりで大した情報を
聞き出せなかった。
これ以上粘っても有益らしい情報を
聞き出せない。
そうルロイが辟易しかけたときに、
二人ともルロイと同じ気持ちを
抱いていたのか、
急にかしこまってお辞儀をして見せると、
落ち着かないように席を立った。
「まぁ……こちらとしても、
リーゼを捕まえるための手は
既に打ってありますからね。
僕は事業の整理がありますから。
後のことは頼みましたよ」
「わたくしも諸事雑務がありますので、
ごきげんよう」
言いたいことだけ言って、
二人はそそくさとルロイの
事務所を後にしたのだった。
「やれやれぇ……」
誰も居なくなった執務室で
ルロイは投げやりな呟きを漏らした。
ずいぶん一方的な依頼とは言え、
今回の件は自分が関わった仕事の
後始末と言えなくはない。
真実の神の加護を授かる
魔法公証人たる自分の事務所で、
遺言書の不正な偽造があり
それを許してしまったとあっては、
職業的な信頼からも信仰上の道義からも、
ルロイ・フェヘールの名が廃る。
ルロイは仕事に取り掛かるため、
外出用のケープを羽織って急いで
事務所から飛び出したのであった。
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