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最終章「プロポーズは指輪と共に!」
3 もっとえっち
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―――その日の夜。
「はぁー、いい湯だったぁ」
俺は風呂に入り、ベッドの上に腰掛けて濡れた髪をタオルで拭いていた。
……今日はコリン達と庭でかくれんぼしたから疲れたな。子供の体力ってのはどうしてああもパワフルなんだか。
俺は十八歳の体を持ちながらもしみじみと思う。でも使用人達を巻き込んだかくれんぼは、なかなか楽しかったので俺は思い出しながら頬を緩ませる。
……たまにはみんなで遊ぶのもいいかもしれないな~。
そう思っていると、コンコンッとドアがノックされた。
「キトリー様、私です」
告げたのはレノだった。なので「入って、どーぞ」と言えば、レノはドアを開けて入ってきた。
「レノ、どーした?」
「一応、明日の予定確認を」
「特に何もないぞー。明日もいつも通りだ」
「そうですか。……キトリー様、またちゃんと髪を乾かしてないんですか?」
ちょっとした会話の後、レノが俺を見て言った。
なので俺は「んー」と頭を差し出す。拭いて、の合図だ。だって人に頭拭いてもらうの気持ちいんだもん。
「全く、仕方ありませんね」
レノはそう言いつつも俺の頭に手を置くとわしゃわしゃと拭いてくれた。
……そうそう、これこれ~。
レノの大きな手で拭かれて俺は気持ちよさに思わず目を瞑る。しかししばらくするとレノの手が止まった。なので俺は……。
「二度、同じ手は食らわんぞ」
俺は目を開けて、顔を近づけてきたレノの唇に手を当ててチューを未然に防ぐ。
「なんでです? 私達は両想いでしょう?」
「りょっ! ……それとこれとは別だ。そもそも許可なく、チューしようとするんじゃない」
「じゃあ、キスさせてください」
レノは真顔で俺に言う。そういう問題でもないわい!
「お前には雰囲気(ムード)というものがないのか?!」
「坊ちゃんが許可を取れと言ったんじゃないですか」
「だからってそのまんま聞くやつがあるか!」
「ふぅ、わがままですねぇ」
レノは呆れた顔で俺に言う。なんだとーッ!?
「わがままじゃない! ムードって大事だろ!!」
「ムードですか。……わかりました」
レノはそう言うと俺をベッドへと押し倒した。
「うわ! ちょ、レノ、なにす」
「坊ちゃん、好きです。だからキスさせて?」
「は!?」
レノは俺の顔の両脇に手を付き、小首を傾げて伝えてきた。おかげで俺の心臓がぴょこりんっと跳ねる。
「ね、いいでしょ?」
レノはそう言うと赤い瞳で俺をじっと見つめてくる。その瞳には熱がこもっていて。しかも『いいでしょ?』って……可愛いかよッ!!
「う、うぐぅっ」
「坊ちゃん、どうしてもダメですか?」
「そ、それはっ」
急に甘い雰囲気になって俺は思わず顔を背ける。だってレノが俺を見つめるから、恥ずかしくって目を合わせてられない。
でも、そんな俺の耳元でレノは甘い声で囁いた。
「坊ちゃん……大好きです。だからキスしたい」
レノの声が体の芯まで届き、俺はゾクッと体も心も震える。そしてチラッとレノを見れば、微笑みながら俺を見ていた。
……うっ。もう、こんなの断れないじゃん。いや、まあ許可取れって言ったのは俺だけども。
「坊ちゃんに触れさせて」
「う。うーっ……ちょ、ちょこっとだけ、だぞ? 舌は入れちゃだめだかんな」
俺がドキドキしながら言うと、レノは満面の笑みを浮かべた。
「はい。ちょこっとだけ」
レノはそう言うとゆっくりと顔を近づけてきた。だから俺もぎゅうぅっと目を閉じる。ドキドキドキドキッと心臓が煩い。
……うーっ、早く終われ~!
俺は恥ずかしさからそう思った。けど、レノの唇は俺の唇の上に触れなかった。
ちゅっとレノの唇が触れたのは俺の鼻先で、俺は「ん?」と目を開ける。そうすればレノの顔が間近に見えた。真っ赤な瞳が俺を見つめる。
……うわっ! レノの顔、ちか!!
「坊ちゃん、そんなに緊張しないで」
レノは微笑みながら言うと、有無も言わせず俺の唇に今度こそちゅっとキスをした。おかげでレノの唇の柔らかさを感じる。しかも、ペロッと俺の唇を舐めて離れた!!
「お、おま!」
「緊張していたようなので。あ、舌は入れてませんよ?」
レノはくすっと笑って言い、俺の胸はムズムズきゅんっとする。うぐぐぅっ。
「満足しただろ? もうどけよっ」
俺は恥ずかしくって、つっけんどんな台詞を言ってしまう。でもレノはそんな俺に怒ることはなく、むしろ反論してきた。
「満足するわけないでしょう? もっと坊ちゃんにキスしたいですし、体にもたくさん触って、坊ちゃんの中まで暴きたいと思ってますよ」
レノは涼しい顔して、俺にハレンチな言葉を投げかけてくる。
……こ、この、むっつりすけべぇッ!! 俺の中までって、それって、それってぇーッ!
考えるだけで顔が真っ赤にゆで上がる。熱さでぷしゅ~っと湯気が出て来そうだ。それなのにレノは。
「でも、今の坊ちゃんにはまだハードルが高そうですから、今日はコレまでにしておきます」
レノはそう言うと俺の鎖骨辺りに顔を寄せると、ぢゅぅっと肌を吸った。
「んっ! ……な、なにすんだ!」
……今、変な声が出た!! は、恥ずッ!!
でも俺が恥ずかしがっている間にレノは体を起こすと、吸った場所を指先でなぞる。
「キスマーク。坊ちゃんが私のものだという印をつけておきましたので、お忘れなきよう」
「き、ききすまーく!?」
「前つけたのはすっかり消えてしまいましたからね」
レノはニッコリと笑って言い、俺は女装した時にうなじにキスマークを付けられたことを思い出した。うなじだったから、今の今まですっかり忘れてた!
「ななななっ、なにっ、んぐっ」
俺が言いかけるとレノは人差し指で俺の唇を抑え、色っぽく微笑んだ。
「このキスマークが消える頃、今度はもっとえっちなことしましょうね。坊ちゃん」
レノはそう言うと俺の唇を抑えていた人差し指を離すと、見せつけるように自分の口元に寄せてぺろっと舐める。そのいやらしさと言ったら!!
「え、えっち……もっとえっちっ! ……あばばばばっ」
当然俺は困惑した。というか、バグった。
けれど、そんな俺を他所にレノはくすっと笑うと俺の上からようやく退く。
「では、私はそろそろ失礼します。夜更かししちゃダメですよ?」
レノはそう言ってベッドから下りる。そして何事もなかったかのようにドアへと向かい「坊ちゃん、おやすみなさい。良い夢を」と言って出て行った。
けれど、残された俺と言えば。
……えっち……えっちなこと……もっとえっち……キャアアアアアアアッ!!
一人、ベッドの上でゴロゴロと転げまわり、恥ずかしさに悶絶したのだった。
――そして、部屋を出たレノと言えば。
……本当に可愛い人ですね。今頃、ベッドの上を転げている頃でしょうか。本当は前と同じよう添い寝してあげたいですが、一緒に寝たら我慢できないですからね。でも、その我慢もこれまで。これからはその先も……。
レノは廊下を歩き、心の中でほくそ笑みながら思った。けれどそんなレノを後ろから呼び止める声が。
「レノ」
呼び止められたレノが振り返るとそこにはお爺が立っていた。
「執事長」
「なんだかご機嫌ですね、レノ」
「そうでしょうか」
レノは顔には出していないつもりだったので、思わず顔が緩んでいただろうか? と口元に手を当てる。
「ほっほっほっ、いい事でもありましたかな?」
「ええ、まあ」
レノは先程の事を思い出して、素直に答えた。でも、これ以上話せば顔が緩んでくるのでレノは呼び止められた理由を問いかけた。
「ところで何か御用でしたか?」
「ええ、実はレノに渡すものがありましてな」
「渡すもの?」
「こちらを」
お爺が手渡したのは一通の手紙だった。レノはそれを受け取るが、封筒には差出人の名前がない。
「旦那様からですよ」
レノが尋ねる前にお爺は答え、レノはキトリーの父親・エヴァンスを思い出す。
「旦那様が私に?」
「ええ。レノに、と」
レノが尋ねるとお爺はしっかりと頷いた。
……一体何だろうか? 旦那様が自分に手紙なんて。
レノはそう思いながら、まじまじと手紙を見つめる。しかしそんなレノにお爺は話を続けた。
「あと。レノ、折り入ってお話があるのですが」
「話、ですか?」
レノは封筒からお爺に視線を戻せば、お爺は頷いた。
「ええ、個人的な頼みがありましてね」
「個人的な頼み、ですか?」
お爺の言葉にレノは少しばかり驚く。なぜなら今まで個人的な頼みをされた事がなかったからだ。そもそもお爺はレノも一目置く、超有能な執事長。人の力など必要ないといった人なのだ。それなのに個人的な頼み事。
「一体、私に何を?」
レノが尋ねれば、お爺はにっこりと笑った――――。
「はぁー、いい湯だったぁ」
俺は風呂に入り、ベッドの上に腰掛けて濡れた髪をタオルで拭いていた。
……今日はコリン達と庭でかくれんぼしたから疲れたな。子供の体力ってのはどうしてああもパワフルなんだか。
俺は十八歳の体を持ちながらもしみじみと思う。でも使用人達を巻き込んだかくれんぼは、なかなか楽しかったので俺は思い出しながら頬を緩ませる。
……たまにはみんなで遊ぶのもいいかもしれないな~。
そう思っていると、コンコンッとドアがノックされた。
「キトリー様、私です」
告げたのはレノだった。なので「入って、どーぞ」と言えば、レノはドアを開けて入ってきた。
「レノ、どーした?」
「一応、明日の予定確認を」
「特に何もないぞー。明日もいつも通りだ」
「そうですか。……キトリー様、またちゃんと髪を乾かしてないんですか?」
ちょっとした会話の後、レノが俺を見て言った。
なので俺は「んー」と頭を差し出す。拭いて、の合図だ。だって人に頭拭いてもらうの気持ちいんだもん。
「全く、仕方ありませんね」
レノはそう言いつつも俺の頭に手を置くとわしゃわしゃと拭いてくれた。
……そうそう、これこれ~。
レノの大きな手で拭かれて俺は気持ちよさに思わず目を瞑る。しかししばらくするとレノの手が止まった。なので俺は……。
「二度、同じ手は食らわんぞ」
俺は目を開けて、顔を近づけてきたレノの唇に手を当ててチューを未然に防ぐ。
「なんでです? 私達は両想いでしょう?」
「りょっ! ……それとこれとは別だ。そもそも許可なく、チューしようとするんじゃない」
「じゃあ、キスさせてください」
レノは真顔で俺に言う。そういう問題でもないわい!
「お前には雰囲気(ムード)というものがないのか?!」
「坊ちゃんが許可を取れと言ったんじゃないですか」
「だからってそのまんま聞くやつがあるか!」
「ふぅ、わがままですねぇ」
レノは呆れた顔で俺に言う。なんだとーッ!?
「わがままじゃない! ムードって大事だろ!!」
「ムードですか。……わかりました」
レノはそう言うと俺をベッドへと押し倒した。
「うわ! ちょ、レノ、なにす」
「坊ちゃん、好きです。だからキスさせて?」
「は!?」
レノは俺の顔の両脇に手を付き、小首を傾げて伝えてきた。おかげで俺の心臓がぴょこりんっと跳ねる。
「ね、いいでしょ?」
レノはそう言うと赤い瞳で俺をじっと見つめてくる。その瞳には熱がこもっていて。しかも『いいでしょ?』って……可愛いかよッ!!
「う、うぐぅっ」
「坊ちゃん、どうしてもダメですか?」
「そ、それはっ」
急に甘い雰囲気になって俺は思わず顔を背ける。だってレノが俺を見つめるから、恥ずかしくって目を合わせてられない。
でも、そんな俺の耳元でレノは甘い声で囁いた。
「坊ちゃん……大好きです。だからキスしたい」
レノの声が体の芯まで届き、俺はゾクッと体も心も震える。そしてチラッとレノを見れば、微笑みながら俺を見ていた。
……うっ。もう、こんなの断れないじゃん。いや、まあ許可取れって言ったのは俺だけども。
「坊ちゃんに触れさせて」
「う。うーっ……ちょ、ちょこっとだけ、だぞ? 舌は入れちゃだめだかんな」
俺がドキドキしながら言うと、レノは満面の笑みを浮かべた。
「はい。ちょこっとだけ」
レノはそう言うとゆっくりと顔を近づけてきた。だから俺もぎゅうぅっと目を閉じる。ドキドキドキドキッと心臓が煩い。
……うーっ、早く終われ~!
俺は恥ずかしさからそう思った。けど、レノの唇は俺の唇の上に触れなかった。
ちゅっとレノの唇が触れたのは俺の鼻先で、俺は「ん?」と目を開ける。そうすればレノの顔が間近に見えた。真っ赤な瞳が俺を見つめる。
……うわっ! レノの顔、ちか!!
「坊ちゃん、そんなに緊張しないで」
レノは微笑みながら言うと、有無も言わせず俺の唇に今度こそちゅっとキスをした。おかげでレノの唇の柔らかさを感じる。しかも、ペロッと俺の唇を舐めて離れた!!
「お、おま!」
「緊張していたようなので。あ、舌は入れてませんよ?」
レノはくすっと笑って言い、俺の胸はムズムズきゅんっとする。うぐぐぅっ。
「満足しただろ? もうどけよっ」
俺は恥ずかしくって、つっけんどんな台詞を言ってしまう。でもレノはそんな俺に怒ることはなく、むしろ反論してきた。
「満足するわけないでしょう? もっと坊ちゃんにキスしたいですし、体にもたくさん触って、坊ちゃんの中まで暴きたいと思ってますよ」
レノは涼しい顔して、俺にハレンチな言葉を投げかけてくる。
……こ、この、むっつりすけべぇッ!! 俺の中までって、それって、それってぇーッ!
考えるだけで顔が真っ赤にゆで上がる。熱さでぷしゅ~っと湯気が出て来そうだ。それなのにレノは。
「でも、今の坊ちゃんにはまだハードルが高そうですから、今日はコレまでにしておきます」
レノはそう言うと俺の鎖骨辺りに顔を寄せると、ぢゅぅっと肌を吸った。
「んっ! ……な、なにすんだ!」
……今、変な声が出た!! は、恥ずッ!!
でも俺が恥ずかしがっている間にレノは体を起こすと、吸った場所を指先でなぞる。
「キスマーク。坊ちゃんが私のものだという印をつけておきましたので、お忘れなきよう」
「き、ききすまーく!?」
「前つけたのはすっかり消えてしまいましたからね」
レノはニッコリと笑って言い、俺は女装した時にうなじにキスマークを付けられたことを思い出した。うなじだったから、今の今まですっかり忘れてた!
「ななななっ、なにっ、んぐっ」
俺が言いかけるとレノは人差し指で俺の唇を抑え、色っぽく微笑んだ。
「このキスマークが消える頃、今度はもっとえっちなことしましょうね。坊ちゃん」
レノはそう言うと俺の唇を抑えていた人差し指を離すと、見せつけるように自分の口元に寄せてぺろっと舐める。そのいやらしさと言ったら!!
「え、えっち……もっとえっちっ! ……あばばばばっ」
当然俺は困惑した。というか、バグった。
けれど、そんな俺を他所にレノはくすっと笑うと俺の上からようやく退く。
「では、私はそろそろ失礼します。夜更かししちゃダメですよ?」
レノはそう言ってベッドから下りる。そして何事もなかったかのようにドアへと向かい「坊ちゃん、おやすみなさい。良い夢を」と言って出て行った。
けれど、残された俺と言えば。
……えっち……えっちなこと……もっとえっち……キャアアアアアアアッ!!
一人、ベッドの上でゴロゴロと転げまわり、恥ずかしさに悶絶したのだった。
――そして、部屋を出たレノと言えば。
……本当に可愛い人ですね。今頃、ベッドの上を転げている頃でしょうか。本当は前と同じよう添い寝してあげたいですが、一緒に寝たら我慢できないですからね。でも、その我慢もこれまで。これからはその先も……。
レノは廊下を歩き、心の中でほくそ笑みながら思った。けれどそんなレノを後ろから呼び止める声が。
「レノ」
呼び止められたレノが振り返るとそこにはお爺が立っていた。
「執事長」
「なんだかご機嫌ですね、レノ」
「そうでしょうか」
レノは顔には出していないつもりだったので、思わず顔が緩んでいただろうか? と口元に手を当てる。
「ほっほっほっ、いい事でもありましたかな?」
「ええ、まあ」
レノは先程の事を思い出して、素直に答えた。でも、これ以上話せば顔が緩んでくるのでレノは呼び止められた理由を問いかけた。
「ところで何か御用でしたか?」
「ええ、実はレノに渡すものがありましてな」
「渡すもの?」
「こちらを」
お爺が手渡したのは一通の手紙だった。レノはそれを受け取るが、封筒には差出人の名前がない。
「旦那様からですよ」
レノが尋ねる前にお爺は答え、レノはキトリーの父親・エヴァンスを思い出す。
「旦那様が私に?」
「ええ。レノに、と」
レノが尋ねるとお爺はしっかりと頷いた。
……一体何だろうか? 旦那様が自分に手紙なんて。
レノはそう思いながら、まじまじと手紙を見つめる。しかしそんなレノにお爺は話を続けた。
「あと。レノ、折り入ってお話があるのですが」
「話、ですか?」
レノは封筒からお爺に視線を戻せば、お爺は頷いた。
「ええ、個人的な頼みがありましてね」
「個人的な頼み、ですか?」
お爺の言葉にレノは少しばかり驚く。なぜなら今まで個人的な頼みをされた事がなかったからだ。そもそもお爺はレノも一目置く、超有能な執事長。人の力など必要ないといった人なのだ。それなのに個人的な頼み事。
「一体、私に何を?」
レノが尋ねれば、お爺はにっこりと笑った――――。
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