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付き人ゴン
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相変わらず、女を連れ込んでいたな。この女好きの二重人格王子と
思いながら、第1王子の部屋からオイラは出た。
扉のすぐそばに、真っ白いあのウサギがちょこんと座っていた。
オイラはニヤリとしながら、そのウサギの耳をつかみ、
いつも持ち歩いていた薬草などを入れる箱に、放り込んだ。
犬や猫でなくてよかった。キャンキャン、ニャンニャン言わないから、
余裕だったなと思いながら、その場で立ち止まる。第1王子のところへ
本来なら、持って行かなければならないが、オイラはじっくりと考えた。
オイラの家には、病気の母がいるので、ウサギを見せれば、少しは病を
楽にできるかもしれないと思い、家に帰ることにした。
ウサギを母に見せると、激怒した。
「あんた、赤目のウサギはだめじゃない。別名、幸せのウサギだよ。
こんな縁起物は国に献上しなくては。それが市民の務めだろうに。ゲホホ」
母は、興奮しすぎて、咳き込みだした。
「おいおい、無理しないでくれよ。オイラだって早く母さんに
よくなってほしんだよ」
「ゴホッゴホッありがとう。でも、素晴らしい国になるために、献上してきな」
母は、そう言いながら、苦しそうにベッドに横たわった。
その様子をウサギはじっと見ていた。そして、ベッドに横たわる母の顔の横に座り、
小さな白い手を母の手に重ねていた。すると、ウサギの癒し効果だろうか。
母さんの咳き込みが止まり、呼吸も落ち着いていた。
オイラは、それを見て、このウサギはやはり第2王子に返却しようと
決めたのである。
第2王子は、ヘタレだが国のことを考えている。第1王子は自分の欲望に忠実で、
裏ではかなりヘビーなことにも足を突っ込んでいる。オイラも何度かその仕事を
させられたことがあったが、あれはやばかった。護衛もできるということで
付き人として雇ってもらっていたが、第1王子にとってはオイラは都合のいい
コマとして、尻拭いばかりさせられていた。
だからこそ、このウサギは第2王子に必ず渡さなければならない。
思いながら、第1王子の部屋からオイラは出た。
扉のすぐそばに、真っ白いあのウサギがちょこんと座っていた。
オイラはニヤリとしながら、そのウサギの耳をつかみ、
いつも持ち歩いていた薬草などを入れる箱に、放り込んだ。
犬や猫でなくてよかった。キャンキャン、ニャンニャン言わないから、
余裕だったなと思いながら、その場で立ち止まる。第1王子のところへ
本来なら、持って行かなければならないが、オイラはじっくりと考えた。
オイラの家には、病気の母がいるので、ウサギを見せれば、少しは病を
楽にできるかもしれないと思い、家に帰ることにした。
ウサギを母に見せると、激怒した。
「あんた、赤目のウサギはだめじゃない。別名、幸せのウサギだよ。
こんな縁起物は国に献上しなくては。それが市民の務めだろうに。ゲホホ」
母は、興奮しすぎて、咳き込みだした。
「おいおい、無理しないでくれよ。オイラだって早く母さんに
よくなってほしんだよ」
「ゴホッゴホッありがとう。でも、素晴らしい国になるために、献上してきな」
母は、そう言いながら、苦しそうにベッドに横たわった。
その様子をウサギはじっと見ていた。そして、ベッドに横たわる母の顔の横に座り、
小さな白い手を母の手に重ねていた。すると、ウサギの癒し効果だろうか。
母さんの咳き込みが止まり、呼吸も落ち着いていた。
オイラは、それを見て、このウサギはやはり第2王子に返却しようと
決めたのである。
第2王子は、ヘタレだが国のことを考えている。第1王子は自分の欲望に忠実で、
裏ではかなりヘビーなことにも足を突っ込んでいる。オイラも何度かその仕事を
させられたことがあったが、あれはやばかった。護衛もできるということで
付き人として雇ってもらっていたが、第1王子にとってはオイラは都合のいい
コマとして、尻拭いばかりさせられていた。
だからこそ、このウサギは第2王子に必ず渡さなければならない。
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