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ルキの初恋
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ルキは、マリを風呂場から自分の部屋まで連れてきた。
バスタオルだけでは、肌色部分が強いので、俺はすぐに上着のジャケットを
渡した。正直、このバスタオル姿のマリの色気がすごい破壊力だ。
今こそ、ウサギになればいいのにと自分を落ち着かせ、マリを
俵担ぎして運んだ。マリは、なんで神輿のように私のこと肩に担ぐの?
と文句を言っていたが、仕方ないだろう。今のお前を直視したら
もう暴発しそうなんだよ。童貞ナメるなと内心悪態をつきながらも
何とか部屋まで、無事誰にも見つからずに、部屋へとたどり着くことができた。
そして、マリをベッドに寝かせ、布団を掛けた。
「マリ、もう大丈夫だぞ」
俺は、この生殺し状態のようで辛かったが、何とか乗り切った。
「ゴメンね。私のせいで」
そう言いながら、布団の中に潜り、顔だけ出した。
かわいい、抱きたい、もう我慢できない、俺はもうこんなに耐えなくても
いいんじゃないだろうかと心の中で葛藤を繰り返す。
でも、これでは、兄様と同じだ。欲望に負けてはならない。
そう思い、俺は考えた。
「女性ものの服がここにはない。執事に頼むと、ややこしいから
俺が調達してくる。そこで少し待ってろ」
と伝え、部屋を出ることに成功する。以前は、不可抗力というか
マリに頼まれたから、触れてもよかっただろうが、今は状況が違う。
あのまま襲ってしまえば変態だと思い、何とか耐えた俺は自分を
褒めてあげたいと思う。
廊下を歩いていると、変な女がキョロキョロしながら、歩いていた。
不審者だと思い、お前は誰だと声を掛ける。彼女は、売春婦のような
男に媚びるまなざしと表情で兄様のメイドだと答えた。
また、新しい兄様の専属メイドが増えたのか。よくやるよな。
俺は、マリとしかそんなことしたくない。ん?俺今何を思った?
この気持ちはそういうことだったのか。単純に綺麗な女性が目の前に
裸でいるから抱きたいと思っていたのかと思っていたが、兄様のことを
考えると、俺は誰でもいいわけじゃない。現に、この女性だって
美人で色気もあるとは思う。けど、抱きたくなるかといえば
全く別である。俺は、マリを好きになっていたということなのか。
俺は、自分の恋心に気付いた。でも、人間だけど、ウサギだよな?
俺は、なんて複雑な恋をしてしまったんだろうか。今悩んでも仕方ないことだ。
俺は、衣装ルームへ行き、メイドたちに、女性に服をプレゼントしたいから
見繕ってくれと頼み、待つためソファーに座る。メイドたちは、何やらにやにやと
俺を見ながら、あざ笑っている。
「素敵な服をご用意します」
「ルキ様初めての女性みたいよ。張り切ってあげないとね」
とバカにしたように小さな声でメイドたちは話をしている。
だから、いつも聞こえてるから、と思うも、まぁいい。
「準備できました。ピンクのドレスにバラのコサージュがついた
ドレスにしましたが、よろしいでしょうか」
俺は、ドレスを確認する。綺麗なマリの体にピッタリと似合いそうなマーメード風の
ドレスだった。俺は、マリが着たところを想像してしまい、笑顔になってしまう。
「キャー、ルキ様の笑顔ってこんなに素敵だったの。ディオ様より
かっこいいじゃない」
メイドたちは、黄色い歓声を上げ始めた。
そうか、俺は動物と戯れなくなってから、ずっと笑っていなかったことにメイドの
発言で気づかされる。しかし、マリが来てからよく笑っている気がするな。
「それでいい。ありがとう」
そう言い、俺は立ち去ろうとしたが、メイドたちに止められてしまう。
「せっかくのプレゼントでしたら、お包みして差し上げた方が
喜ばれるのではないのでしょうか」
今まで、メイドが俺に対してこんな提案をしてくれたことはあっただろうか。
俺は内心嬉しく感じながらも、女って怖いと思った瞬間でもあった。
「なら、頼む」
「はい、喜んで」
メイドたちは、キャーキャー言いながら包みだした。マリは喜んでくれるだろうか。
心を弾ませながら部屋に戻ると、マリはウサギに戻り、眠っていた。
マリにプレゼントできないのが残念で、がっかりしてしまう。
けれども、俺は何を期待していたのだろう。マリは俺を飼い主としか
思っていないかもしれない。そう思うとなぜか悲しくなった。
そして、プレゼントのボックスを押し入れに隠した。
バスタオルだけでは、肌色部分が強いので、俺はすぐに上着のジャケットを
渡した。正直、このバスタオル姿のマリの色気がすごい破壊力だ。
今こそ、ウサギになればいいのにと自分を落ち着かせ、マリを
俵担ぎして運んだ。マリは、なんで神輿のように私のこと肩に担ぐの?
と文句を言っていたが、仕方ないだろう。今のお前を直視したら
もう暴発しそうなんだよ。童貞ナメるなと内心悪態をつきながらも
何とか部屋まで、無事誰にも見つからずに、部屋へとたどり着くことができた。
そして、マリをベッドに寝かせ、布団を掛けた。
「マリ、もう大丈夫だぞ」
俺は、この生殺し状態のようで辛かったが、何とか乗り切った。
「ゴメンね。私のせいで」
そう言いながら、布団の中に潜り、顔だけ出した。
かわいい、抱きたい、もう我慢できない、俺はもうこんなに耐えなくても
いいんじゃないだろうかと心の中で葛藤を繰り返す。
でも、これでは、兄様と同じだ。欲望に負けてはならない。
そう思い、俺は考えた。
「女性ものの服がここにはない。執事に頼むと、ややこしいから
俺が調達してくる。そこで少し待ってろ」
と伝え、部屋を出ることに成功する。以前は、不可抗力というか
マリに頼まれたから、触れてもよかっただろうが、今は状況が違う。
あのまま襲ってしまえば変態だと思い、何とか耐えた俺は自分を
褒めてあげたいと思う。
廊下を歩いていると、変な女がキョロキョロしながら、歩いていた。
不審者だと思い、お前は誰だと声を掛ける。彼女は、売春婦のような
男に媚びるまなざしと表情で兄様のメイドだと答えた。
また、新しい兄様の専属メイドが増えたのか。よくやるよな。
俺は、マリとしかそんなことしたくない。ん?俺今何を思った?
この気持ちはそういうことだったのか。単純に綺麗な女性が目の前に
裸でいるから抱きたいと思っていたのかと思っていたが、兄様のことを
考えると、俺は誰でもいいわけじゃない。現に、この女性だって
美人で色気もあるとは思う。けど、抱きたくなるかといえば
全く別である。俺は、マリを好きになっていたということなのか。
俺は、自分の恋心に気付いた。でも、人間だけど、ウサギだよな?
俺は、なんて複雑な恋をしてしまったんだろうか。今悩んでも仕方ないことだ。
俺は、衣装ルームへ行き、メイドたちに、女性に服をプレゼントしたいから
見繕ってくれと頼み、待つためソファーに座る。メイドたちは、何やらにやにやと
俺を見ながら、あざ笑っている。
「素敵な服をご用意します」
「ルキ様初めての女性みたいよ。張り切ってあげないとね」
とバカにしたように小さな声でメイドたちは話をしている。
だから、いつも聞こえてるから、と思うも、まぁいい。
「準備できました。ピンクのドレスにバラのコサージュがついた
ドレスにしましたが、よろしいでしょうか」
俺は、ドレスを確認する。綺麗なマリの体にピッタリと似合いそうなマーメード風の
ドレスだった。俺は、マリが着たところを想像してしまい、笑顔になってしまう。
「キャー、ルキ様の笑顔ってこんなに素敵だったの。ディオ様より
かっこいいじゃない」
メイドたちは、黄色い歓声を上げ始めた。
そうか、俺は動物と戯れなくなってから、ずっと笑っていなかったことにメイドの
発言で気づかされる。しかし、マリが来てからよく笑っている気がするな。
「それでいい。ありがとう」
そう言い、俺は立ち去ろうとしたが、メイドたちに止められてしまう。
「せっかくのプレゼントでしたら、お包みして差し上げた方が
喜ばれるのではないのでしょうか」
今まで、メイドが俺に対してこんな提案をしてくれたことはあっただろうか。
俺は内心嬉しく感じながらも、女って怖いと思った瞬間でもあった。
「なら、頼む」
「はい、喜んで」
メイドたちは、キャーキャー言いながら包みだした。マリは喜んでくれるだろうか。
心を弾ませながら部屋に戻ると、マリはウサギに戻り、眠っていた。
マリにプレゼントできないのが残念で、がっかりしてしまう。
けれども、俺は何を期待していたのだろう。マリは俺を飼い主としか
思っていないかもしれない。そう思うとなぜか悲しくなった。
そして、プレゼントのボックスを押し入れに隠した。
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