五回目の転生〜残酷な神を俺は信じない〜

hugu

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本編

第8話 旅立ち

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 今日が出発の日か。
 剣を研ぎ、保存食として食べれるはちみつや近くの薬師が作ってくれた回復ポーション、野宿するためのマットも入れた。
 準備は整った。

「もう行くのね。やっぱり息子が旅立つと悲しいわ」

 エリーは寂しげな表情を思い浮かべる。
 確かに、まだ大人になっていない息子が旅に出るのは不安だろう。

「母さんいつもありがとう。母さんが作ってくれてた料理は世界一だよ」
「もう!褒め上手なんだから」

 エリーは照れながら言う。

「じゃあ、行ってくるよ」

 そう言って、俺が妖精の森に続く道を歩こうとした時…

「ねぇ!あの時は救ってくれてありがとう!」

 後ろを振り返ると、エリーは泣きながら手を振っていた。
 さすが、エリーだ。
 俺のことよく分かってるな。

「エリー!また遊ぼうな!」

 俺は後ろを振り返らず、手を振った。
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