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8話
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しばらく経って、本当にしばらく経って。やっとこさボスが帰ってきた。
ついでに例の護衛も連れてる。
「こいつです。ラクエルさん手数かけてすみませんでした」
「いやいいよ。たまたま見つけて、面白いから捕まえただけだからな」
ボスの名前はラクエルというらしい。
「それよりラインハルト君。せっかくお嬢様に頼まれたんだろ?しっかりしないとまた怒られちまうぞ」
護衛は大層にもラインハルトなどというかっこいい名前らしい。僕のホワイトとは大違いだ。だがこれをみるに名が体を表すということはないのだろう。もし表すのならば、僕がホワイトでこやつがラインハルトなどあり得ない。
「はい。気を付けます。とりあえず後1週間ほどで本邸に行くみたいで、それまでこの土の檻お借りしていいですか?」
「別にいいけどよ。もしかしてずっと入れっぱなしにするつもりか?」
「ええと、ええまあ今回のようなことがないようにそうした方がいいかと。魔物なので死ぬ心配はありませんし、干し肉とか、もしくは少し上に穴をあけて」
「いやいや、そういう話じゃないだろ。かわいそうじゃねえか。そんなにあれなら、俺が見てやろうか?」
少し嬉しそうにボスは言う。
「いえいえ、それは悪いですし、僕が受けた話ですし」
「にしたってそんな風にされたらこの子がよお。な?」
それはそうだ。いかに少し悪いことをしたからって、1週間ものあいだ檻のなかなんてひどすぎる。本当に名前に合ってない奴だ。それにくらべてボスは見た目に反していい人間のようだ。
「魔物だからって何してもいいって法はねえだろう?俺が預かるよ、餌もその方が楽だろうしな」
「いいんですか?」
「ああ。俺はこういうの好きなんだよ。それにそんな感じのお前さんに任せたら逆に心配だ」
「なんか、すみません」
「いいってことよ。それじゃあ昼飯にするか」
そう言ってボスは僕の方に少し手をかざす。そうすると今まで固かったのが嘘のようにぼろぼろと檻が壊れていく。上の部分もばらっと崩れて頭にかかり少しうっとうしかった。
「そういえば。この子はちゃんと洗ったのか?外に出しちまったし、土も被ったからどうせ洗うつもりなんだけどよ」
「いえ、そういえば忘れてました」
「そうか、じゃあお前さんは先に食ってろ。俺がちょっと洗ってくるわ」
とボスは少し苦笑いの体である。護衛は、ではお願いします。すみません。といって食事に行ったらしい。僕より先に行くなんてひどい奴だ。仮にも僕の世話を頼まれてるはずなのに投げ出すあたりといったところだろうか。
「よし。じゃあいくぞー」
ボスはまた僕を抱え宿舎を少し外からぐるっと周る。練兵場のようなところを横切り、そうして少しすると最初に入ったところとも最後に出たところとも違う入り口についた。ボスはそこをさっとあけ僕を抱きかかえたまま入る。そのまま道なりに入っていきかなり湿っぽい所についた。
ボスは僕をそこでおろし、突然服を脱ぎ始めた。突然の奇行に僕はびっくりする。少し後ずさりし、逃げようとすると、おいおいと言ってすぐに僕をまた抱きかかえた。
「やわらかいな。お前ほんとに魔物か?いいとこの猫って方がしっくりくるな」
はははと笑いながらまた僕を抱えてずんずんと進んでいく。いつもと雰囲気の違う扉を開けるとそこは先ほど歩いてきた場所や寝床と違ってつるつるとしたタイルで舗装されていて、
「まずは、身体から洗うぞ」
そう言って僕を何やら長い棒の前に連れて行く。棒の一番上には魔石が入ってるようで、僕の髭がぴくぴくと反応する。なかなかおいしそうである。抱きかかえられてるのも忘れて棒の方へ上体を向け手でつかもうとしてみると突然その棒から水が出てきた。突然の攻撃に目を瞑り体をねじる。
「おいおい危ないぞ。そんな暴れなくても怖くないから」
そうは言っても怖いものは怖い。ばたばたと暴れてしまう。その度だんだんと抱く腕が強くなる。でばった胸が顔に当たり息も苦しい。
「だいじょうぶだいじょうぶ。ただの水だから。な?」
抱く腕が強くなりすぎてもう動けなくなるとやっと腕の強さが緩み、やっと息が出来た。少し落ち着くとゆっくりと僕を地面におろしてくれた。
「よーし。ちょっとごめんな」
人差し指を僕の両手足にちょんちょんとつける。するとどうだ、触れられたところが一切動かなくなってしまった。飛び上がろうと四肢に力を込めても、逆に力を抜いてへたれこもうとしても動かない。まるで根を張った木のような気分だ。何をされるのかと怯えているとボスは何やら手の中で何かを作り始めた。
「さて、ちょっと目を瞑ってな」
そういって僕に目を瞑らせようとする。ひどいことをされるに違いないと僕もそれに従う。
がっと胴体に手が触れる。甘い香りがする。スライムが木に身体を擦り付けたような音が聞こえる。痛みはない。
濡れて重くなったからだが、その何かに浸食されてもっと重くなっていく。それが全身を覆うころに。
「こんなもんだな。流してやるからな」
また水が大量に僕の上に降り注ぐ。僕を侵食していたのが流れて心なしかすっきりした気がする。
「見た目はきれいでも案外よごれてるもんだな。もう目を開けてもいいぞ」
はははとボスは笑う。これでやっと終わりかと僕も胸をなでおろす。疲れたのでこんなところで普段はしないがすこし横になろうとすると、さっきまでの拘束も解けてるようですんなりと横になれた。
すこしぼーっとしているとボスは自分で水を浴びて、何やら白いのをこすりつけている。こするのがひとしきり終わるとまた水で流した。
僕もきっとこんなことをされたのだろうなと思う。優しいと感じたボスも極悪非道の輩だ。わけのわからない儀式で僕の体も心も雨模様になったところでやっとこんな地獄から抜け出せるらしい。ボスは僕を抱えてこのタイル張りの部屋から抜ける。
これはあとで知ったのだが、ここは風呂と言って人間はここに定期的に入りさっきの儀式をするらしい。なんともおかしいやつらである。
ついでに例の護衛も連れてる。
「こいつです。ラクエルさん手数かけてすみませんでした」
「いやいいよ。たまたま見つけて、面白いから捕まえただけだからな」
ボスの名前はラクエルというらしい。
「それよりラインハルト君。せっかくお嬢様に頼まれたんだろ?しっかりしないとまた怒られちまうぞ」
護衛は大層にもラインハルトなどというかっこいい名前らしい。僕のホワイトとは大違いだ。だがこれをみるに名が体を表すということはないのだろう。もし表すのならば、僕がホワイトでこやつがラインハルトなどあり得ない。
「はい。気を付けます。とりあえず後1週間ほどで本邸に行くみたいで、それまでこの土の檻お借りしていいですか?」
「別にいいけどよ。もしかしてずっと入れっぱなしにするつもりか?」
「ええと、ええまあ今回のようなことがないようにそうした方がいいかと。魔物なので死ぬ心配はありませんし、干し肉とか、もしくは少し上に穴をあけて」
「いやいや、そういう話じゃないだろ。かわいそうじゃねえか。そんなにあれなら、俺が見てやろうか?」
少し嬉しそうにボスは言う。
「いえいえ、それは悪いですし、僕が受けた話ですし」
「にしたってそんな風にされたらこの子がよお。な?」
それはそうだ。いかに少し悪いことをしたからって、1週間ものあいだ檻のなかなんてひどすぎる。本当に名前に合ってない奴だ。それにくらべてボスは見た目に反していい人間のようだ。
「魔物だからって何してもいいって法はねえだろう?俺が預かるよ、餌もその方が楽だろうしな」
「いいんですか?」
「ああ。俺はこういうの好きなんだよ。それにそんな感じのお前さんに任せたら逆に心配だ」
「なんか、すみません」
「いいってことよ。それじゃあ昼飯にするか」
そう言ってボスは僕の方に少し手をかざす。そうすると今まで固かったのが嘘のようにぼろぼろと檻が壊れていく。上の部分もばらっと崩れて頭にかかり少しうっとうしかった。
「そういえば。この子はちゃんと洗ったのか?外に出しちまったし、土も被ったからどうせ洗うつもりなんだけどよ」
「いえ、そういえば忘れてました」
「そうか、じゃあお前さんは先に食ってろ。俺がちょっと洗ってくるわ」
とボスは少し苦笑いの体である。護衛は、ではお願いします。すみません。といって食事に行ったらしい。僕より先に行くなんてひどい奴だ。仮にも僕の世話を頼まれてるはずなのに投げ出すあたりといったところだろうか。
「よし。じゃあいくぞー」
ボスはまた僕を抱え宿舎を少し外からぐるっと周る。練兵場のようなところを横切り、そうして少しすると最初に入ったところとも最後に出たところとも違う入り口についた。ボスはそこをさっとあけ僕を抱きかかえたまま入る。そのまま道なりに入っていきかなり湿っぽい所についた。
ボスは僕をそこでおろし、突然服を脱ぎ始めた。突然の奇行に僕はびっくりする。少し後ずさりし、逃げようとすると、おいおいと言ってすぐに僕をまた抱きかかえた。
「やわらかいな。お前ほんとに魔物か?いいとこの猫って方がしっくりくるな」
はははと笑いながらまた僕を抱えてずんずんと進んでいく。いつもと雰囲気の違う扉を開けるとそこは先ほど歩いてきた場所や寝床と違ってつるつるとしたタイルで舗装されていて、
「まずは、身体から洗うぞ」
そう言って僕を何やら長い棒の前に連れて行く。棒の一番上には魔石が入ってるようで、僕の髭がぴくぴくと反応する。なかなかおいしそうである。抱きかかえられてるのも忘れて棒の方へ上体を向け手でつかもうとしてみると突然その棒から水が出てきた。突然の攻撃に目を瞑り体をねじる。
「おいおい危ないぞ。そんな暴れなくても怖くないから」
そうは言っても怖いものは怖い。ばたばたと暴れてしまう。その度だんだんと抱く腕が強くなる。でばった胸が顔に当たり息も苦しい。
「だいじょうぶだいじょうぶ。ただの水だから。な?」
抱く腕が強くなりすぎてもう動けなくなるとやっと腕の強さが緩み、やっと息が出来た。少し落ち着くとゆっくりと僕を地面におろしてくれた。
「よーし。ちょっとごめんな」
人差し指を僕の両手足にちょんちょんとつける。するとどうだ、触れられたところが一切動かなくなってしまった。飛び上がろうと四肢に力を込めても、逆に力を抜いてへたれこもうとしても動かない。まるで根を張った木のような気分だ。何をされるのかと怯えているとボスは何やら手の中で何かを作り始めた。
「さて、ちょっと目を瞑ってな」
そういって僕に目を瞑らせようとする。ひどいことをされるに違いないと僕もそれに従う。
がっと胴体に手が触れる。甘い香りがする。スライムが木に身体を擦り付けたような音が聞こえる。痛みはない。
濡れて重くなったからだが、その何かに浸食されてもっと重くなっていく。それが全身を覆うころに。
「こんなもんだな。流してやるからな」
また水が大量に僕の上に降り注ぐ。僕を侵食していたのが流れて心なしかすっきりした気がする。
「見た目はきれいでも案外よごれてるもんだな。もう目を開けてもいいぞ」
はははとボスは笑う。これでやっと終わりかと僕も胸をなでおろす。疲れたのでこんなところで普段はしないがすこし横になろうとすると、さっきまでの拘束も解けてるようですんなりと横になれた。
すこしぼーっとしているとボスは自分で水を浴びて、何やら白いのをこすりつけている。こするのがひとしきり終わるとまた水で流した。
僕もきっとこんなことをされたのだろうなと思う。優しいと感じたボスも極悪非道の輩だ。わけのわからない儀式で僕の体も心も雨模様になったところでやっとこんな地獄から抜け出せるらしい。ボスは僕を抱えてこのタイル張りの部屋から抜ける。
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