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放課後にラブコメ?あるわけねぇだろう!?

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〈主人公紹介〉
葉山孝介 (はやま こうすけ)
ラブコメの読みすぎて飽きてしまった男。
幼なじみの悠生を妬んでいる。

山形 悠生 (やまがた ゆうせい)
孝介の幼なじみ。
彼女がいるので、妬まれている。

他にも出てきますのでよろしくお願いします!

では引き続きお楽しみ下さい。

……………………………………………………………
今日も平和に学校を過ごしている。
正直なところ、陰キャだ。
けどよく動画の中で陰キャって言うのは、『本当にしゃべれない事だ』って言うけどどこまで喋れたら陽キャでどこからが陰キャなんだよ!!
線引きが欲しい。
あのさ、さっきも話をしたけど、女子が気さくに話してくれる事で…………スクールカースト無いんだよ!!!!!
まぁ、そんなこんなで学校は終わった。

……………………………………………………………
今日はバイトだ。
自分のバイト先は、個人経営しているカフェで、正直雰囲気で働きたいって思って働く事になりました。
最近は常々反省をしている。
まじで俺は痛いラブコメの主人公だと。
面白おかしく書いてるんだろうなぁ煌河君。
「おはようございます。」

「おはよう。ちょっと急いで準備して。」

「分かりました。」
今声をかけてくれたのは、加藤さんって言ってここの経営者です。
あとおじさんです。
ちなみに全くと言っていいほどラブコメ感じがしないんだなぁ……

だって、あれだよ。ここの店員さん全員男なんですから。
ちなみに僕は女の子が好きなんです。
「あの、急げ。今日は新しく雇ってるから。」
と笑顔なんだが……
しかも!いつもと違う。
いつもむすっとした顔なのに。

「そうなんですか?」 

「そうだよ!!しかも二人。」

「そのいつも以上に声が上ずっていますけど、もしかして女子なんですか?」

店長笑顔が隠れていない。
キモい。
「そうだよ!!君も華やかさが欲しかったでしょだって、だったさぁ………………」
…………ふむふむ、長い!!!!!!

「とりあえず、一人はもうすぐくるし、もう一人は一時間後ぐらいに来るからそっち方を指導してくれる?」

「あっ、はい。」


……………………………………………………………

(リンリン)
とドアが空いた。
「いらっしゃ…………えっ?」
「はい!!お願いします。」

ちょっと待ってよ!?
華やかって言うから………………

「来たよ!!孝ちゃん。」

「なんだよ!!…………母さん!!!!」

「来たね恵美さん。」

「あっ、こんにちは、洋介さん。」

やめて、母さんが女の顔してる。
いや……いいんだよ。母さん。俺はね……
あの、よく、これは!?、なんだよ!!
俺の母さんは確かにシングルマザーでさ一人で育てくれた。

だからね、恩返しをしようと思ってるよ。
後、好きな人と付き合って結婚しても否定はしない。
けどね、けどね、ここでね、女の顔になったら息子の俺がどんな顔をしたらいいのか全く分からないよ、これ。

「孝ちゃんごめんね。実はここで働く事になったの。あの、店長の鶴の一声で。後、保護者としてあなたを見ないといけないし…………」

母さん、いいよ。
俺は、店長の事が好きであればいいし、否定はしないけどなぁ…………

「母さん!!見苦しい言い訳はよしてくれ!!!」
声が店の中に響いた。

「孝ちゃん…………わかった。」

「母さんこれは違うだよ……」

「私はね、孝ちゃんももちろん好きよ。それは息子としてね。けどね、私が好きなのは、店……洋介の事が好きなの!!」

違う、俺が言いたいのはそこじゃなくていつも通りに過ごして欲しいだけ。

「えっ????」
店長。顔が…………キモ……?

出てる、出てる男の顔。
「えっ!本当にですか?恵美さん。」

「私はね、あなたの事が本当に心の底から好きなの。」

「こちらこそ……お願いします。」
えっ?なにこれ。なんで俺は母さんと店長のラブコメ展開を生放送で見ないといけないんだよ!!!!

「ちょっと、休憩していい?」

『あっ。』
声が揃った。
なんでいつもこうなんだよ。俺の周りだけはぜやがって。
友達もそして母さんも恋愛してるし、
ああ、いいなぁさせてくれよ。
神様、僕は永遠にこんな感じなんだよね?

俺は扉を開けたその時だった……
(リンリン)
「あっ。」

「あっ。」

「すみません!!」

「大丈夫ですよ!!!!!!!!!!」

外の空気を吸おうと思ったら、ショートカットの年上の女性が来たんだけど!!!!
まじで好み……
けど、展開的に最悪だぁ!!!!!
…………………………………………………
作るのに時間がかかると思います。
ゆっくりと待って頂けると嬉しいです!









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