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圭介って誰!!!!

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「大丈夫ですよ!!!!!!!!!!」
と言うと、どうやら安心してくれた様子。

「あの、後ろ……」
おぃちょっと待ってくれよ。
後ろでディープキスしている。

「ちょっと!!!」

『あっ。』
やっぱりそれしか言ってない!!
ふざけるなぁ!!!
俺はなぁ!!さっきまで若干そういう恋愛いいなぁって思ってたから、毒をはくつもりなかったけど、新人の前でいちゃつくなぁ!!

「ごめんね。」
店長それは違うんだよ。

「ああ!!?」
ほら驚いてる。

「とりあえず、孝介君着替える場所を教えて上げて。」

「分かりました。」
まぁ、いいか。少しは華やかになるし。

「こっちです。」
にしても年上感は明らかに凄いんだけど、可愛いなぁ。こんな人と付き合って見たいなぁって思ってる。
けどなぁ彼女いない歴=年齢だからなぁ。
「あの、名前はなんて言うのですか?」

「私の名前は、浅賀 理央です。大学1年生です!よろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。」

「あの、さっき見苦しい所見せてしまってすみません。」

「あっ、別にあなたが悪い訳じゃないですし問題ないですよ。」

本当に優しい人なんだとと言うのが話してわかった印象だった。

だから、癖がねぇんじゃ!!!
もっと癖のある子かなぁと思ってたら全然違うんだよ!!!

だって普通さ!!
あれだよ、天然とかツンツンしてるとか、何かそんなじゃないか!!(あまりにも癖がなさ過ぎて、著しく語彙力が低下しています。)

「あの、お聞きしていいですか?」

「はい。」

「私って、どんな仕事をするんですか?あっ、例えばレジとか掃除とか…………」

「あっ、それは追々説明していきますから問題ないですよ。だから安心してください。」

「あっ、分かりました。」

「とりあえず、掃除と会計だけ練習しましょう。それが出来れば、後はじっくりとコーヒーの入れ方だったりそういうのを学びましょう。」
って言うか初めての人に対してしっかりと話せてる!!!!!

いつも陰キャやこのクソ野郎とか色々言われてきたけど、こんなに話せているのはまじで感心。
これなら彼女に嫌われないだろう。
「分かりました。よろしくお願いします!」

それから掃除や会計を教えた。
まじで真面目過ぎて癖が無かったんだけど……
けど、唯一引っかかる事がある。

それはなんでずっと目を合わせるんだよ!?
あの、高校とか大学の面接で習わなかった?
目を合わせ過ぎたら怖いから面接官のネクタイを見るとか色々合ったでしょ!!!
…………だから怖いから!!!!

なんだろう、一途に見るから?
まさか………………
惚れてる!?
うわぁこれ来たわ!!
ついに俺もか…………
俺にも春が……一生来ないとおもってたわ!!
はぁ……やった。

「あの、聞いていいですか?」
これは好きです!一目惚れしました!だ。
来るぞ……

「あの、圭介君ですよね?」

「えっ?圭介君?」

「圭介君じゃないですか?  佐藤圭介君?」

「いや、僕は葉山 孝介です!」

「絶対違う!!私はまだ認めませんよ。昔から照れ隠しなんだから!!絶対そうです!!圭ちゃん?私だよ、私、美山 結愛ですよ!」

……知らん。誰だ。
「あの、まじで初めて知りました。」

「えっ?圭介君じゃない?」

「違います。僕は葉山 孝介 孝ちゃんって呼ばれてますけど……」

「じゃ、圭ちゃんはどこにいるの?」

「知りません。」

「絶対に圭ちゃんだ!!!その照れ隠しの感じ隠しても無駄ですから!」

「だから違いますって!!圭ちゃんじゃ無くて、孝ちゃんです!!!!」
全面撤回です。
癖しかありません。この人
多分この人は好きな人に尽くすタイプだぁ!!!
誰か分からんけど、圭介君出てきてくれよ!!!!!!!!!

恋愛させろ!!
もう絶対にラブコメ読まない!!!
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みんなの感想(1件)

スパークノークス

おもしろい!
お気に入りに登録しました~

煌河 穂鷹
2021.09.17 煌河 穂鷹

ありがとうございます!!
作るのが難しいですけど笑

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