猫と珈琲と死神

コネリー

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プロローグ

死神

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 私は、死が欲しくて欲しくて堪らない。


 理不尽に訪れる死は、いとも簡単に当たり前の日常を奪い去る。


 人々は、それをもたらすものを『死神』と呼ぶ。


 死だけが、私を突き動かす衝動となのだ。


 標的はすでに決まっている。


 さあ、避けられぬ死の運命を与えに行こう。
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