猫と珈琲と死神

コネリー

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読者への挑戦状

探偵不在の物語

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 さて、早期に解決すると思われた『霊能力者殺人事件』でしたが、捜査は遅々として進まず、犯人はその尻尾を掴ませません。
 そんな中、刑事・志摩祐介の想い人である玉城ゆきなには疑いの目が向けられ、タイムリミットは刻一刻と近づいています。



 突然ですが、この物語にはいわゆる「探偵役」が存在しません。
 その理由は、内容紹介にも記載した通り『読者への挑戦状』が含まれているからです。

 ここまでのエピソードは、これから出題する問題を解くためにありました。
 言わば、読解問題の本文にあたります。
 散りばめられたヒントを元に、ぜひこの問題へ挑戦してみてください。







 問題
 「猫矢ノアを殺害した犯人は誰か?」







 この問題を解く上での条件は、下記の通りです。

・解答するのは犯人の氏名のみ
・犯行動機、トリックを考慮する必要はない
・犯人は単独犯である
・犯人は作品内に登場している
・登場人物は全員が真実を語っており、嘘をついている者は一人もいない

 これらを踏まえて、ぜひ犯人を推理してください。
 極めて論理的に一人の人物を導き出すことが出来るはずです。
 それでは、ご健闘をお祈りします。
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