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海の街ララシャ編
海の見える街まで...
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ララシャへとバカンスしに行く日になった。今日は朝からやけにうるさい。
「ディオン様ー。聞いてください。私もララシャに同行出来るようになりました。やったー。」
君、メイドならも少しおしとやかにできんのかい。まだ日が登ったばっかだよ。
「ディオン様。ララシャは私の故郷なんです。美味しいものもたくさんありますからね。魚がいっぱい取れますから。」
おお、魚かここに来てから食べたことないからな。楽しみだ。
「しゃかなー。」
「そうですよー。煮てよし、焼いてよし、生でもよし、ですよ。」
すると母さんから声をかけられる。
「シアンいつまでかかってるの?早くディオンを連れてらっしゃい。」
「おっとテンション上がりまくりで忘れてました。さ、ディオン様行きましょうか。」
そんなに浮かれていて大丈夫なんだろうか。この先どうなるか不安がのこるな。
そんなシアンに抱えられ家の前に立つ。
「おはようディオン、シアン。」
「マルクス様、おはようございます。」
「おー。」
「いやー。今日は朝からいい天気だね。これだけ晴れてると海はとても綺麗だろうね。」
ぐっ、イケメンスマイルが。
「私とても嬉しいです。どんどん泳ぐぞー。」
「シアンちょっと、落ち着いて。母様に怒られちゃうよ。」
「あはは、ごめんなさい。でも嬉しくて、言ってくれたのが今朝だったので、つい舞い上がってしまいました。」
うん、楽しそうだねぇ。ララシャ、どんなところだろう。
「すまんすまん、少し遅れてしまったな。さてそろそろ向かおうか。」
「ちゃんとお昼のサンドイッチも作ってきたからね。馬車の中ででも食べましょう。」
こうして俺たち一行は海の街を目指して旅に出た。
いつもよく見る街がだんだんと離れていく。あまり大きくない門を抜けると既にそこは野原。ただ道の跡が点々とのこっているだけである。そんな道を進み。馬車に揺られて5~6時間。ようやく目当ての、街が見えてきた。そして目の前にひろがる光景。これだけでもきたかいがあるというものだ。
「ああー。見えました。ララシャですぅ。やっぱ落ち着くなー。」
やはり故郷というのは近い遠いに関わらず懐かしく感じられるものなんだろうか。俺はシアンに浮かぶ優しい笑みからふとそんなことを考えてしまう。
「ディオン様にも私の知ってるいいところ教えてあげますからね。」
つい俺もにやけてしまった。
そんなことをしているうちにだんだんと住宅が見え始めた。見たところ野菜畑や塩田を持っている家が多い。
「よし、ついたぞ。海の街ララシャだ。」
外に出ると潮の香りがふわりと俺のことを包み込んだ。目の前に見える海は光輝き、水平線がどこまでも続いている。
「帰ってきたなぁ。懐かしい。」
「父様、母様早く海に行きましょう!!」
「焦るなマルクス。まずは宿屋に荷物を置きに行くぞ。」
「それじゃあ早く宿屋に行きましょう!!」
「「「アハハハハッ。」」」
いいな皆で笑いあえるなんて、俺はぶっちゃけこっちの生活の方が楽しくしょうがない。
俺たちは裏でなにが起こってるなんか知らず、安易な考えで来てしまった。
「おいっ、あのまぬけのような顔した奴等がフォーリナー家か。」
「そうだぜ、兄者。早速ボスに連絡だ。」
「ああ、わかってる。全くかわいそうな子どもだな。親が権力を持つ金持ちだから狙われるなんてな。ククッ。」
そうして二人の男は走り去る。波の音で気づかない俺たちを後にして。
作者の時間
いやぁ、いよいよ新章開幕ですね。もちろんトラブルありに決まってるじゃないですか。『恐怖、主人公が行くとこには大抵事件が起こるの怪』ですね。次はサービス回を入れたいですね。海ですし。ではでは、また会う日まで。
「ディオン様ー。聞いてください。私もララシャに同行出来るようになりました。やったー。」
君、メイドならも少しおしとやかにできんのかい。まだ日が登ったばっかだよ。
「ディオン様。ララシャは私の故郷なんです。美味しいものもたくさんありますからね。魚がいっぱい取れますから。」
おお、魚かここに来てから食べたことないからな。楽しみだ。
「しゃかなー。」
「そうですよー。煮てよし、焼いてよし、生でもよし、ですよ。」
すると母さんから声をかけられる。
「シアンいつまでかかってるの?早くディオンを連れてらっしゃい。」
「おっとテンション上がりまくりで忘れてました。さ、ディオン様行きましょうか。」
そんなに浮かれていて大丈夫なんだろうか。この先どうなるか不安がのこるな。
そんなシアンに抱えられ家の前に立つ。
「おはようディオン、シアン。」
「マルクス様、おはようございます。」
「おー。」
「いやー。今日は朝からいい天気だね。これだけ晴れてると海はとても綺麗だろうね。」
ぐっ、イケメンスマイルが。
「私とても嬉しいです。どんどん泳ぐぞー。」
「シアンちょっと、落ち着いて。母様に怒られちゃうよ。」
「あはは、ごめんなさい。でも嬉しくて、言ってくれたのが今朝だったので、つい舞い上がってしまいました。」
うん、楽しそうだねぇ。ララシャ、どんなところだろう。
「すまんすまん、少し遅れてしまったな。さてそろそろ向かおうか。」
「ちゃんとお昼のサンドイッチも作ってきたからね。馬車の中ででも食べましょう。」
こうして俺たち一行は海の街を目指して旅に出た。
いつもよく見る街がだんだんと離れていく。あまり大きくない門を抜けると既にそこは野原。ただ道の跡が点々とのこっているだけである。そんな道を進み。馬車に揺られて5~6時間。ようやく目当ての、街が見えてきた。そして目の前にひろがる光景。これだけでもきたかいがあるというものだ。
「ああー。見えました。ララシャですぅ。やっぱ落ち着くなー。」
やはり故郷というのは近い遠いに関わらず懐かしく感じられるものなんだろうか。俺はシアンに浮かぶ優しい笑みからふとそんなことを考えてしまう。
「ディオン様にも私の知ってるいいところ教えてあげますからね。」
つい俺もにやけてしまった。
そんなことをしているうちにだんだんと住宅が見え始めた。見たところ野菜畑や塩田を持っている家が多い。
「よし、ついたぞ。海の街ララシャだ。」
外に出ると潮の香りがふわりと俺のことを包み込んだ。目の前に見える海は光輝き、水平線がどこまでも続いている。
「帰ってきたなぁ。懐かしい。」
「父様、母様早く海に行きましょう!!」
「焦るなマルクス。まずは宿屋に荷物を置きに行くぞ。」
「それじゃあ早く宿屋に行きましょう!!」
「「「アハハハハッ。」」」
いいな皆で笑いあえるなんて、俺はぶっちゃけこっちの生活の方が楽しくしょうがない。
俺たちは裏でなにが起こってるなんか知らず、安易な考えで来てしまった。
「おいっ、あのまぬけのような顔した奴等がフォーリナー家か。」
「そうだぜ、兄者。早速ボスに連絡だ。」
「ああ、わかってる。全くかわいそうな子どもだな。親が権力を持つ金持ちだから狙われるなんてな。ククッ。」
そうして二人の男は走り去る。波の音で気づかない俺たちを後にして。
作者の時間
いやぁ、いよいよ新章開幕ですね。もちろんトラブルありに決まってるじゃないですか。『恐怖、主人公が行くとこには大抵事件が起こるの怪』ですね。次はサービス回を入れたいですね。海ですし。ではでは、また会う日まで。
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