特典付きの錬金術師は異世界で無双したい。

TEFt

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魔法都市国家

道中

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 現在俺達は、王都から魔法都市国家エーヴィディンに向かっている途中である。馬車で大体2週間程かかる予定なのでのほほんと旅をしている。まぁ、カイトとかカイトとかカイトのせいで俺の精神はおかしくなってきてるかもしれない。この旅でカイトが変態だということが再確認できた。そして、俺はマッスルさんの指導の下、近接戦闘について習っている。

 「そうだ、坊主。相手の攻撃は受け止めるだけじゃなくちゃんといなすんだ。じゃないとこっちが隙を作るからな。」

 まだ、基礎中の基礎だがだんだんと形にはなってきている。今は魔法は使ってはいないが、身体強化魔法を使うと感覚が違ってきて難しい。ちなみにカイトはずっと省エネモードである。

 「よし、こんなもんかな。そろそろ昼時だし飯作ってくれや。な、坊主。」
 「分かったよ。昨日の肉まだあったよね?」
 「ああ、アイテムボックスに残ってるぜ。」

 マッスルさんから肉の塊を渡される。どうしようかな。今回使う肉は牛に似た魔物肉なので、ステーキ。いや、パンとステーキだけってのもな。そうだ、ハンバーガー作ろう。なんか、無性に食いたくなった。

 ということで、作っていきましょう!とりあえず、肉をミンチにしてもらって玉ねぎ入れてつなぎもいれてパティらしきものを作り焼いていく。ハンバーグぽいもの作ればいけるでしょ。その間バンズ、野菜を用意する。ここで、チート発動!マヨネーズ召喚。マヨをバンズにかけレタスを乗せる、そしてトマトも乗っける。さらにチート発動、甘辛い独特のタレを創造する。焼き上がったパティに塗りたくりトマトの上にドンッと乗せる。何段か積み重ねて、高さは約15センチメートル程のバーガーが出来上がった。

 異世界のものも創造錬金にかかればすぐに用意できることが分かった。だけどね、気づいたことがあった。異世界のもの創り出すMPががっつり減る。今、創り出しただけで三千万程持ってかれた。燃費悪。まぁ、バーガーが作れたから良しとしよう。

 「おっ、美味そうだな、坊主こりゃなんだ?」
 「ディオン君、これハンバーガーだよね!やったー!」

 こいつ、飯のときだけテンションが戻りやがる。さっきまでと様子が全然違うからマッスルさん若干引いてるじゃねぇか。

 「まぁ、とりあえず食おうぜ。しかし、こんなでけえのどうやって食うんだ?」
 「もちろん、かぶりつく!」

 うん、案の定カイトのバーガーは真ん中から崩れた。そりゃ、潰さすに食えばそうなるわな。俺はちょっと高級感を出すためにナイフとフォークだ。食ってみると旨かった。マヨが、めっちゃうまい。肉も肉汁が溢れてくるし、そこに甘辛いタレとマヨネーズが配合される。懐かしぃ。

 「なんだこれは!めっちゃうまいじゃねえか!」
 「ああ~、ポテトがポテトが欲しい!」
 「なんだこの見たことねぇ調味料は、訳わかんねぇ!」
 「ディオン君、ポテトをポテトをくれぇ!」

 カオスだ。一人は感激して混乱してるし、一人は物足りなさを感じて死にそうな顔してる。それじゃあ、放置で。

 昼飯を食べ終えたら午後も訓練である。身体強化魔法無しの戦闘訓練。相手はもちろん、マッスルさん。試合をしているときに少しでも隙を見せると強烈な一撃をもらうのでかなりキツい。2時間程戦うとスタミナが限界になってくる。俺は回復魔術があるからすぐに回復できるが、マッスルさんのスタミナが持たないのでここらへんで終わりになる。そして馬車に乗り込みエーヴィディンを目指して旅をする。

 日が傾き夜が来る。俺は飯の支度をし、マッスルさんは周囲の警戒に当たる。カイトは雑用である。

 夕食はバーガーのミンチが余ってたので煮込みハンバーグにした。本格的にトマトからソースを作った。だってトマトソース缶なんて無いんだもの。しかし、これだけでは少し足りないと思ったので野菜炒めも作っておいた。どちらも、大変美味しかったです。

 もう完全に日は沈み月明かりが辺りを照らす夜。なぜだかわからんが俺はカイトに呼び出された。まぁ、予想としては「アリスちゃんをください」とかなんとか言うんじゃないかと思ってはいるが、微妙に真剣な顔だったのでいまいち分からない。だって、あのカイトが真剣な顔してるんだぜ。まぁ、やることもないので、とりあえず行ってみる。

 辺りは驚くほど静かだった。月明かりに照らされ立つ人影が一人。
 
 「ああ、ディオン君ようやく来てくれた。」
 「話って何だよ?くだらなかったらブッ飛ばすからな。」
 「いや、これは本当に君に関係あることだと思う。ただ始めに僕の昔話をさせてもらうよ。」

 そう言ってカイトはいつもとは違う雰囲気で語り始めた。
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