クソ食らえ!

スカーレット

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第八話 目覚めるモンスター

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初めて。
英語で言えばFirst……ファーストキスとは言うが、ファーストセックスとは言わない。
何故なのか。

「空くん、準備いい?」

目の前の彼女はもう、すっかり出来上がってしまっている。
俺の方はというと、正直もう無我の境地にいる。
別に先走って暴発したとかそういう情けない事情ではなく、心の中ではなんでも来いというお思いがひしめいている。

エロ本を見られてもそれほど動揺しなかったのはきっと、そういう事情なのだろう。
真帆を抱くことも、その先に待ち受ける未来にも、俺は覚悟完了しているのだ。
大人にこんなことを言ったら、鼻で馬鹿にされるかもしれない。
しかし、子どもには子どもの覚悟の仕方があるのだ。

「大丈夫だ。いつでもカモン」
「何それ」

ぷっと笑って、真帆は俺に口付けた。
自分でエッチな子だよ、とか言っちゃう様なやつは実は実戦で大したことは無い。
そう、口が達者なやつほど弱かったり、というアレだ。

真帆だって人間だし、そういうものがちゃんと当てはまるはず。
俺はそう決め付けていた。
高をくくっていた。
それがそもそもの間違いであることを、身をもって思い知らされることとなる。

「じゃあ空くん、脱がしてくれるよね?」
「お、おう」

恥らう様子のない彼女の身に纏うTシャツを、万歳のポーズで脱がしていく。
先ほど購入した、ブラジャーが丸見えになる。

「可愛い?」
「ベリーグッドです」
「何で英語なの?」

某ルーさんみたいだと思いながらも、口から勝手に出てしまうのだから仕方ない。
俺が自分で選んだ下着を褒めるというのはどうも自画自賛の様な気がする。
続いて、履いているジャージを、真帆の腰のくびれに手を回して脱がしていく。

こうして見ると、真帆のスタイルは神がかっていると思う。
背が低いだけで、あとはバランスがとても良い。
俺にとっての黄金比と言える。
ジャージを下まで下ろして、ふと見上げるとそこには絶景が広がっていた。
ショーツのクロッチ……って言うんだっけ、に浮き上がった割れ目。
更にその上には大きめな双丘。

「空くんがエッチな顔してる」
「そりゃ、そういうことしようとしてるわけだから……」

さっきあんだけ飲み食いしてたのに、少しも出てない腹。
本当どういうメカニズムなんだか。

「下着は脱がさないの?」
「もうちょっとだけ……」

俺はそのまま、彼女の太股に唇を這わせた。
剃り残しとかないかな、なんて思いながらじっくりと観察しながら。
暗くてあまり見えないが、太股はつるつるだった。

「もう、何……見てるの……そこは処理必要ないから、見てても何もないよ……?」

時折声を上ずらせながら真帆が言う。
そうなのか、残念だ。

「ふくらはぎはたまーに処理しないとだけど……」

有益な情報を得た。
今度また剃り残しの有無を確認しようと心に決めた。
そのまま、秘所に唇を当てる。

「え、ちょっと、もうそこ……いくの?」
「行く。俺は好きなものを最初に食べる主義なんだ」
「本当、エッチだなぁ、今日の空くん……」

そんなことを言っている真帆も、もう既にそこが濡れ始めている。
もちろん俺だってすでにガチガチなわけだが。
下着の上から舌で割れ目をなぞり、舌で感じる突起物を軽く吸ってみる。

「あっ……!そ、そこそんなに強くしないで……」
「そんなに強くしてないんだけど……」
「だ、ダメ、感じすぎちゃうから……」

そんなこと言われたらもっとしたくなってしまう。
俺は案外意地悪なやつなのだ。

「ひぅ……そ、そんなにされたら、立ってられない……よぉ……」

ガクガクと膝を震わせて、真帆が座り込んだ。
まだめくってもいないのに、なんて思いながら、へたり込んだ彼女を素っ裸にしていく。

「おお……」

思わず声が漏れた。
全裸の彼女が、こんなにも素晴らしいなんて。

「やだ、そんなに見つめないで……」
「いや、お世辞抜きですごい綺麗」
「もう……」

そういえば、昨夜触った時はうっすらとだけど毛が……。

「全部、剃ってきちゃった……」

ここにきて真帆が全力で恥らっている。
全剃り……たまにエロサイトでJapanese shavedとか検索することはあったが、真帆が実際にそれだと破壊力がやばい。
もうなんていうか、睾丸の中で全力で製造されていくのがわかる気がした。
丸見えの秘所のその割れ目の入り口で光るものを見つける。

「垂れてきてるな」
「あんなにされたら、こうなっちゃうよ……」
「俺じゃなくても?」
「意地悪……」

一糸纏わぬ彼女に口付けながら、その小さな体を抱きしめる。
片手で抱きしめながら、胸の頂にある突起物を刺激していく。

「そこ、いい……自分で触ってるよりも……もっとコリコリして……」
「任せておけ……!」

彼女のリクエストに答え、その突起を指で丹念に弄る。
少しずつ硬くなってきていて、次第に真帆の反応が大きくなるのがわかった。
昨日も感じたのだが、これが真帆の、本当の女の匂い。

「私も、空くんのこと気持ちよくしたい……」

真帆に言われ、俺も服を脱ぐ。
お互い、これで身を守るものは何もなくなったわけだ。

「背水のチン、だな」
「……何言ってるの?」

盛大に滑った。
恥ずかしさがこんなところでこみ上げてくる。
そんな俺には構わず真帆は、俺の相棒を手にする。

「私も、口でしてみていい?」
「こ、来い……」
「……何と戦ってるのさ……」

これから戦うことになる。
俺自身の我慢と、真帆と。
真帆が拙い手つきで、相棒を口に含む。

「あの、歯は立てないで……」
「わふぁっへふ」

咥えたまま喋られると、また違う刺激が俺の中を巡ってくる。
まだ咥えられて数十秒なのに、もうやばい。

「あ、あの、真帆……もう結構やばい……」
「ぷは、もう?早くない?」
「ご、ごめん、あまりによすぎて……」
「仕方ないなぁ……」

ぐっと密着して、真帆はそのまま後ろに倒れこんだ。
傍目には俺が押し倒した様に見えるのかもしれない。

「じゃあ、ちょっと早いかもだけど……きていいよ」
「え、待って。俺まだつけてないから」
「そんなのつけるつもりなの?空くんの覚悟って、そんな程度なんだ?」

言われて真帆を見ると、真帆は真剣な目をしている。
そんな目をされたら、さすがにつけます、なんて強行はできない。

「わかった、じゃあ、このまま……」
「うん、潔い空くん好き」

ぐいっと首を引き寄せられ、口付けられる。

「このまま、して?」

真帆の甘い声にこの雰囲気。
俺の中でタガが外れる様な音がした。

「あっ……空くんの、入ってきてる……」
「まだカリくらいまでだけどな」

狭いその入り口に、俺の相棒を滑り込ませる。
かなりきつい。
これは集中しないと、入れ切る前に暴発したりなんて言うことに……。

「まだ、私処女だよ……」
「わかってる……今から、頂くんだ……」
「空くんの初めても、私が……」
「ああ、もらってくれよ」

そう言ってぐっと力を込めて腰を入れ込む。
途中何かつっかかる様な感覚があった気がするが、構わず押し切る。

「いっ……!!」

真帆が俺の背中に思い切り爪を立てた。

「うっ……!」

もしかして、今ので貫通してしまったのか。
激しく絡みつき、ぬるついているそこは、火傷するのではないかと思うほどに熱い。

「痛むか……?」
「思ってたより、痛いけど……だけど、嬉しい」
「嬉しい?」
「空くんが、破ってくれるの待ってたんだもん」

目に涙を浮かべ、彼女は言う。

「それに……はしたないって思われるかもだけど……ちょっとずつ気持ちよくなってきてて……」
「え、もう?すごいな真帆……」
「だから、もう全力で動いて?それで、いっぱい私の中に出して!」

両足で俺の腰の辺りをがっちり固定して、彼女が先に腰を振り始める。

「あ、ちょま……」
「待てないっ!もっと空くんのほしい!」
「くっ……」

こみ上げる快感に耐えながら、俺も腰を動かす。
あまり騒ぐと家族が起きてきそうで、咄嗟に真帆の口をふさぐ。

「んっ!んっ!!んんっ……んん~!!」

俺の動きと真帆の動きが噛みあって来て、そろそろ終焉の時がきた様だ。
有体に言えば、出ちゃう。

「空くん、出して……膨らんできてるから、もう……出るんでしょ……?」
「ほ、本当にいいのかよ……」

ここにきて更にビビっている俺。
こんなに体が盛り上がってるのに何でこんなにも頭が冷静なのか。

「出さなかったらちょん切るから……!!」
「そ、それは嫌だ……」

我慢できない。
もう、すぐそこまで迫る己の欲望。

「い、いいよ、ほら、出して!ほら!!」

先ほどまでよりも早く、真帆の腰が動く。
一致していた動きがずれて、刺激が更に強くなった。

「あ、っく……で、出る……!」
「きて!!きて!!」

頭の中が真っ白になる様な感覚の後、俺は盛大にその欲望を吐き出した。
昨夜だって相当な量出たはずなのに、今夜もまたかなりの量が吐き出される。

「す、すごい……まだ出てる……まだ止まらない……」
「ご、ごめん……」
「いいの、幸せ……こんなにいいものなんだね……」

真帆が、脱力した俺の頭をその胸に抱く。
その柔らかさを頬に感じて、やはり男はおっぱい大好きなんだと痛感した。

「も、もう一回しよ?」

肩で息をしながら、真帆が言う。
その呼吸に合わせて形の良い、大きな胸が揺れる。

「ちょ、ちょっと待って、そんなすぐには……」
「じゃあ、これ使おう」

真帆が鞄から何やら青い、楕円形の錠剤を取り出して、口に咥えた。
そしてそのまま口付けてきて、俺の口内に流し込んだ。
思わず飲み込んじゃったけど、今のって、まさか……。

「ふふ、お父さんの部屋からくすねてきたの」

バイ○グラというやつだろうか。
噂に聞いたのと、エロ雑誌の巻末とかで見たことがある程度だが、そんなにすごいのか?

「お父さんがよく使ってるみたいだから、効き目はそこそこあるんじゃないかな」

言いながら真帆は一回目の始末をしている。
こういう光景も、非常に良い。
アンケートとかあったら、大変良いに丸をつけて出せる。

「あ、もう効果出てるっぽい!」

言われて相棒を見ると、びくんびくんと脈打っている。
何だこれ……俺まだそんな興奮とか……。
心臓もどくんどくんいい始めてる。
確か前にニュースか何かで注意喚起してた様な記憶がある。
俺まだ若者だし、これってやばくないのか……?

「あ、そういえば若いうちは半分でもいいって聞いたことあるかも」
「お、お前……」

プレイが激化したら俺、死なない?
大丈夫か?

「だ、大丈夫だから!今度は私が上になるから!」

そう言って真帆は俺を押し倒して上に跨ってくる。
この光景はまたこれで……壮観です。
というか、こんな小さい子にこんなことをさせていると、既にいけないことをしてるのではあるが、更にいけないことをしている気分になってくる。

「すごい、お父さんの薬……こんな絶大な効果が……」
「これは、やばいな。何回か出しても、このままな気がする」

まさに剛直という表現がぴったりなくらいガッチガチになった俺の相棒は、勝手に力を持って俺の腹にびたーん!とくっついていた。
これがドーピングによる、限界突破……!

「こんなこと……いやらしい子みたいだよね……」
「今更だろ……俺も真帆も、いやらしい子同士だ」
「じゃあ、いっぱい動いても、いい?軽蔑しない?」
「寧ろ見直しちゃうかもしれない」

俺は一体何を言っているのだろうか。
これも薬の効果なのか?
真帆の匂いと俺の匂いが混ざり合って、何だかすごいことになっているのだが、嫌悪感よりも興奮の方が勝る。

「空くん、熱いよ、すごく、熱い、よぉ……」

真帆がさっきまでよりも、断然高速で腰を動かす。
中で擦れて、どんどん真帆の蜜が溢れてくるのが感じられた。
先ほど出しているからなのか、それとも薬で強靭になっているのか、俺の相棒はゴリゴリと真帆の中を抉る。
それでもまだ達することはなく、相棒はその硬さを保ち続ける。

「あっ、空くん、いいよぉ……気持ちいいよぉ……頭、変になっちゃう……!」
「お、おい少しペース落とした方が……」
「ダメ、そう思ってももう体が勝手に動いちゃって……わ、私イっちゃう!空くんの入れられたまま、イっちゃうよぉ!」

喘ぎ声がでかい。
これはちょっとやばい予感がする。

「ま、真帆……少しこっちに……」
「こ、声出ちゃう……おっきいよね、ごめん、でも、我慢できないの……!」

これじゃ埒が明かないと思って、仕方なく下から真帆を抱き寄せて唇を重ねる。

「んん!んふっ……!んふんっ!!」

唇を重ねたまま更に真帆の動きが激しくなる。
ビクビクと体が振動して、俺の上に覆いかぶさってぐったりしていた。
恐らく一回は今のでイったのであろう真帆が、俺の手の中でブルブルと震えている。
背中にはべったりと汗が浮いていて、更に息が荒くなる。

「も、もう一回……」
「ま、まだやるのか?」
「だって、すごいんだもん……まだまだいける……」

真帆の目が尋常でない光を宿した。
口元が歪み、繋がったままで更に暴れる。
冒頭で高をくくっていた自分を、ぶん殴りたい衝動に駆られた。

何が自分でエッチな子とか言っちゃうやつは大したことない、だよ。
モンスターを呼び起こしちゃったじゃないか……。

結局真帆が力尽きたのは午前六時を回っていて、それまでずっと俺たちは体位を変えたりして繋がっていた。
何回出したのか、数えるのも馬鹿馬鹿しくなるくらいに搾り取られ、最後の方は先が擦れて痛みを覚えるほどだった。

「外、明るいね……」
「ああ……もう朝だからな……」

いくら学校が休みだからと言って、毎週こんなことになったら俺は遠からず死ぬのではないだろうか。

「ご、ごめんね……まだ痛い?」
「あー……どうかな。何もしなければ大丈夫……かも」
「さすってあげようかと思ったんだけど」
「そ、それは勘弁してくれ。痛みでのた打ち回る予感しかしない」

とりあえず、親や姉が起こしにきたら困るということで服だけは着ておく。
我に帰るとすごい匂いが部屋中に充満している。
換気をしておかなければ、と立ち上がった瞬間。

「おー、起きてるか……す、すごい匂い……」

何というタイミングで開けるのか。
ノックくらいしろよ……。

「わ、ティッシュが……ってことは……」
「あ、そ、その……」

真帆が顔を赤くして俯く。
こういう時、どういう顔をしたら良いのかわからない。
姉はにやりと顔を歪めた。

「いやぁ、おめでとう若人たちよ」
「見て見ぬ振りくらいしてくれ、姉上よ……」
「いや、これはさすがに無理だろ……状況証拠が十分すぎる……」

姉が部屋の中を見渡す。
手で、窓を開けろとジェスチャーをした。
窓を開けると、外の匂いがしてきた。

「あー……とりあえずまぁ、真帆ちゃん先にシャワー浴びてきな」

真帆が先にバスルームに行く。
両親はまだ起きていない様だった。

「で、お前ら何回やったの?ティッシュ一箱近く使ってねぇ?」
「何回……覚えてない。結構盛り上がってしまったのは覚えてるけど……」
「その割には静かだったっていうか、全然気づかなかったんだけど」
「一応、対策はしてたから……」
「まさか隣の部屋でこんなことになってるなんてなぁ……この果報者が」
「達成感とかないんだけどな……それにちょっと痛いっていうか……」
「痛いって……そんなにやったのか。サルかよお前ら」

姉がドン引きの表情で俺を見る。
蔑みの視線は慣れているつもりだったが、何だかちょっと恥ずかしい。
姉曰く、粘膜が少し剥がれたりで傷んでいるのではないかとのことだった。
真帆にしてもそれは同様の可能性があるので、ケアはしっかりした方がいいと言われた。
経験者は語る、ということか。

少しして、真帆が戻ってくる。
調子に乗って顔にかけたりしたので、髪にも少し欲望が……ということで髪も濡れている。

「ほら、お前も行ってこい。そんな匂いを両親に嗅がせる気か」

珍しく姉がまともなことを言っている。
換えの下着を用意して、シャワーを浴びに行く。
脱衣所で服を脱ぐと、確かにすごい匂いがした。

手早く洗面台で下着をすすいで、洗濯機に放り込む。
少し眠気が襲ってくるが、それでも先に体は清めておく必要があると思った。
シャワーがめちゃくちゃに先っぽに染みる。

危うく飛び上がって悲鳴をあげてしまいそうなところを、何とか耐えた。
顔にシャワーを浴びせると、少しだけ眠気が覚醒してくる感覚がある。
これなら今日一日くらい起きていられるだろうか。

体を拭ってリビングに戻ると、母が起きて来ていた。
これはまずいだろうか。

「あら、空太郎あんた……シャワー浴びてたの?」
「あ、ああ、ちょっと寝汗が気持ち悪くて」
「寝汗……?」

明らかに母は怪しんでいる。

「あんた、まさか真帆ちゃんと……」
「…………」

どう答えるのが正解なのだろうか。
やってません、とか言うと白々しいし、やりました、とか言ったら開き直ってるみたいで感じ悪い。

「今日は、お赤飯かしらね……」
「は?」
「いや、顔に書いてあるから。わからないとでも思ってたの?」
「ええ……」

一体どんだけ広い懐をお持ちなのか、うちの母上は。
さすがにこの返答は想定外だった。
もっと怒られるかと思ったのに。

「それより、ちゃんと避妊したんでしょうね」
「あ、えっとそれが……」
「何、まさかあんた……」
「は、はは……あの、真帆にはその、あんまり触れないでやってくれると……」
「まぁ、デリケートな話だけど……私、まだおばあちゃんなんて呼ばれたくないわよ?」

そう、一番の問題はそこだ。
まさかということはこの世にしっかり存在する。
絶対大丈夫なんていうことはこの世に存在しないのだ。

「お、おはようございます……」

真帆が降りてきて、母に挨拶をする。

「あら、おはよう真帆ちゃん。真帆ちゃんもシャワー浴びてたの?」
「か、母さん!?」
「あら、いけない……い、今のなしで」
「いやしっかり聞いたから。全員しっかり聞き届けてるから」
「そ、その……彼氏とは言っても人の家で……すみません」

真帆が深々と頭を下げる。

「お、おい真帆!?やめろよ、俺が悪いんだって、母さん」
「違うもん、私が……」
「い、いいからお前ちょっと黙ってろって」
「ダメだよ、二人のことなんだから……」
「あー……うっかりしてた私もアレなんだけど……責めてるんじゃないから、とりあえずケンカしないで?寧ろうちの息子が迷惑かけたんじゃないかって……」

迷惑はどうかわからないけど、結構べったりアレかけたりはしました、はい。
もちろん、そんなこと言えるはずがないのだが。

「め、迷惑だなんて……凄く……その……」
「おい、マジで黙ってくれ。親に言う話じゃないからそれ」
「あ、そ、そうだよね」
「まぁ、さすがに内容まではちょっと……でも、そういうこと、するなとは言わないからしっかり避妊だけはしてね?困るのは私たちじゃなくて、あなたたちなんだから」

結局父だけがこのことを知らないというのけ者状態だったが、騒ぎにはならずに済んだ。
姉はずっとニヤニヤと二人を見ていたし、母は何故か真帆に感謝の眼差しを送る。
家族にこんなにも盛大にバレてしまうなんて、迂闊だったと言わざるを得ない。

「少し、寝ようか。さすがに寝ないで帰るの、危ないだろ?」
「そうだね……」

朝食を終えて、二人で布団に入る。
まだ朝なのに、と思うがぶっ通しで頑張ったツケはでかい。

「起きたら、そのあとうちに来ない?空くんと、もっと一緒にいたい」

真帆がこんな提案をし、ならあとで親に言っておこうと思いながらいつの間にか眠りに落ちていた。
真帆もそれは同様だった様で、二人が目を覚ますのはその日の夕方になる。
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