手の届く存在

スカーレット

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本編

~Girls side~第10話

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夢を見た。
大輝が他の沢山女の子に取り囲まれて、楽しそうにしている夢。
個人的には悪夢。

だけど大輝が楽しそうにしてるから、いいんだろうか。
沢山の女の子の中に私はいない。
何で私はいないんだろう。

気付いたらでっかいハンマーを手にしていた。
身の丈ほどもあるでっかいハンマーを、振り上げる。
私の意志とは無関係に、私はその輪に向かってハンマーを振り下ろす。

マッシュポテトでも作るかの様に、大輝ごとハンマーで叩き潰している。
ケチャップのかかったマッシュポテトが完成した。
マヨネーズがなかったのかな。

なら仕方ないよね。
見た目はポテトサラダに見えなくもない。
血の様に赤いケチャップで味付けされたマッシュポテトを、私は貪った。
獣の様に、スプーンやフォークなど使わず素手で貪る。

「俺の味はどうだ?」

大輝の声が体内に響く。
そうか、私と大輝は一つになれた。
これで私が死ぬまで一緒にいられるね。
などと愉快なことを考えていると、頭の中に無数の女子の声が響く。

「私だって、大輝が好きなのに」 
「横暴だわ」
「何もマッシュポテトにすることないじゃない」
「せめてポテトサラダにしてよ」

などなど、言ってる意味がよくわからない。

「俺もポテトにされてるよな。この芋野郎って意味かな」

違う!
私は大輝を芋だなんて思ってない!
やめて!

マッシュポテトから無数の手が生えて、私に迫ってくる。
逃げても逃げても距離が広がることはなく、私もいつしかポテトの仲間入りを果たしていた。

「……!!!」

肩で息をして、普段では有り得ない量の汗をかいて目が覚めた。

「夢……」

何なんだろう、あの夢。
もっと色気のある夢にしてくれればいいのに。
呼吸を整えて時計を見ると十時二十分を指していた。

汗が気持ち悪い。
シャワーを浴びたかったが、大輝に心配かけるのも、と思って神力を行使する。
体の汚れを一気に消し飛ばす。
便利ではあるけど、味気ない能力だ。

「おはよう……」

まだ少し眠気の残る目をこすりながらリビングへ。

「おはよう」
「おはよう、ごはん食べるわよね?パンで良いかしら?」 

ママと大輝が声をかけてくる。

「うん、ジャムあったらほしい」

いちごはやめてほしい。
色合い的に気分じゃないから。

「はいはい、待っててね」

ママが私の朝食を作ってくれてる間に洗顔をする。
さっき綺麗にしちゃったけど、これをやっておかないと大輝に不潔な子だと思われそうだ。

「もうごはん食べたの?」

リビングに戻ると、大輝は携帯を何やら弄っていた。
エロサイトでも見てるのかな。
昨夜放置しちゃったし、さぞかし朝は酷いことになっていたことだろう。  

「ああ、起きたの8時だしな」

そんな私の心配をよそに、平然と答える。
そうでもなかったのかな。

「早いねぇ……ちゃんと寝たの?」
「まぁな、机でだけど」

ん?机?
ベッドじゃなかったのか。 

「あ、ごめんベッド占領してた?」

私寝相悪くはないはずだけど……もしかして興奮しちゃった?

「いや、そんなんじゃないけど」

携帯を置いて、私を見る。

「それより春海」

何この顔。
朝から盛ってるのかな。

「ん?どうしたの、何かやらしー顔してる」

ニヤニヤ顔の大輝が言う。

「俺、秀美さんとイイコトしちゃった♪」

イイコト……ああ。
ママ、そんな昔のことまだ覚えてるんだ。

「……朝ご飯?一緒に食べたの?」

そう言うと、大輝は何とも言えない顔をする。

「っはぁ!?お前ん家の常識、絶対変だろ!」

まぁ、普通じゃない部分はいくらか否定出来ない。
そもそも、こうして年頃の男女が同じ屋根の下で寝泊まりしているのを公認してる時点で普通じゃない。

「ママ、まだ朝一緒するのを、イイコトとか言ってるんだねぇ……」
「使ったの久し振りだけどね」

朝食を持って、ママが戻ってくる。
メニューはトーストにサラダに紅茶に…良かった、ポテトサラダはない。
ジャムもマーマレードだった。
さすが、空気が読める。

「春海が昔ね、幼稚園とか小学校行くの嫌だって、駄々こねたことが何度かあってね」

私の知らない、私のこと。
何だか私のことじゃないのにむず痒い感じがする。

「春海が……?」

大輝は意外そうだ。
確かに今の私からは想像できないだろう。
私にだって想像できないのだから。

「ちょっと、やめてよ恥ずかしい」

一応恥じらうフリをする。
こういうとき、みんなを騙しているんだよな、と考えてしまって軽く鬱になる。
けど、私は私の気持ちまでを騙そうとは考えていない。

あくまで正直にこの姫沢春海の人生を生きる。
元の姿でも大輝は私を愛してくれたのかもしれないが、それはifの話だし大輝が神界にこれるはずもなく、有り得ない話だとすぐに考えを打ち消した。

「ふふ、寝起きが特に悪くてね。それで、じゃあママとイイコトしようか、ってね」

それが初だったのか。
私が知るものとは少し違う。

「へぇ……意外ですね」
「パパが今より忙しかったりで、精神的に不安定だったんだよ、あの頃」

今もそう変わっていないだろうと適当に言う。
さわり程度になら、その頃のパパの様子を聞いたことがある。

「あー……なるほどね」
「でも、大輝くんと知り合ってからはすっかり寝起きも良くなって、朝も普通に食べる様になったのよ」

その前の私は、私であって私ではない。
いや、そもそも私ではない。
元々この両親の知る、大輝も知らない、純正の姫沢春海だ。

「あれ、そうだったっけ?」

あまり追求されるとボロを出しそうだから、すっとぼける。

「私たち親からすると、寝起きの救世主ってところね」 

救世主……まぁ、私にとっても大輝は、私が私らしくいられる光みたいなものだと思っている。
大輝がいたから、今も私はこうして自我を保ちながら、周りを欺きながらも生きてると言える。

「春海でも恥ずかしいなんて概念持ってるんだな」

大輝がボソッと言う。
聞き逃す私ではないこと、わからないなんて……残念だよ。

「ふぅん…そんなこと言って大丈夫かなぁ、大輝くん?」

笑顔と暗黒オーラのコンボ。
大輝は既にその恐ろしさを、身を以て知っている。

「失言でした」

あっさりと過ちを認める姿勢、嫌いじゃないよ。 

「私だって、年頃の女の子だし。恥ずかしいことの一つや二つ、普通にあるよ」

まぁ、本当はないと言っても過言ではないけどね。
何なら夜の闇を全裸で、キ○ッツアイよろしく飛び回っても構わない。

「そ、そうだよな、知ってた」

恐怖からかガクガク震えながら相づちを打つ大輝。

「ふふ……」

ママはそれを見て微笑ましく思っている様だ。

場所を私の部屋に移し、勉強に取りかかる。
勉強はいくらやっておいても後悔しない。
努力は人を裏切らない、とはよく言ったものだと思う。

「もう少ししたら、学力テスト受けると良いかもね。最近かなり詰めてたし、相当学力上がってると思うから」

秋に開催される学力テストを大輝に勧める。
学校外のテストで実力が見られれば、大輝自身のモチベーションにも繋がるだろう。

「確か秋辺りにあるんだったか」

一応知ってはいたみたいだ。
受けようとは思っていなかったみたいだけど。

「あるね。大輝のところからだと割と近いとこでやってた気がする」 

徒歩や自転車で行ける距離に会場があることを、予め調べておいたのだ。

「春海は……そんなの必要なさそうだな」
愚問だね。

私に不可能はない。
いや、割とあるかな。

「うん、推薦で行けると思うし」

学校では割と大人しくしてるし、成績もトップをキープしている。

「なのに俺に付き合って勉強してくれてるのか?」

じゃなかったら大輝が勉強しないもん。
一緒に頑張れば、大輝はどんどん伸びることを知ってるし。

「大輝と一緒じゃなかったら、今の半分もやらないかな、多分」
「春海って意外と面倒見いいよな」

今更気づいた?
尽くすタイプなんだから。
だからたまにはご褒美とか……ねぇ?

「そうでしょ?いいお嫁さんになると思わない?」

大輝のお嫁さん……いいな。
お色直しで和洋両方着たい。

「話が飛躍しまくってるけど、そこは否定しないよ」
「早く高校決まらないかな」

天井を見上げて呟く。
昨日もう少し頑張って起きてたら、今頃は……。
悔やまれてならない。

「お前……そんなに楽しみなの?」

わかってて聞いてくるなんて、生意気なことを。
また襲われたいのかな?

「そりゃもう」

想像して舌なめずりをして見せると、少し怯えた様な表情を見せる。
ちょっとトラウマ植え付けちゃったかな。

「おい肉食……本性は頼むからしまっといてくれ」
「ダメ?トラウマになっちゃった?」
「軽くだけどな……明日から学校行くのが怖い」

少し顔が青く見える。
可哀想なことをしたなぁ。

「だよね……」

次はちゃんと、据え膳食わぬは何とやらな状況作らないと。

「しかも、昨夜覚悟決めたのにお前グースカ寝やがったし」

そう、それが致命的。
何で起きてられなかったんだろう。
普段しない気遣いが仇になったのかな。

「あう……」

いつになったらドッキング出来るんだろう。
包み隠さなすぎかな。


「このあとどうするの?」

ママが用意してくれた昼食をとりながら、このあとの予定について話し合う。
食後の運動しとく?と思ったりしたが、昨日のこともあるので自重する。
それに私の食べてる量、大輝の倍近くあるし……食後の運動でリバースなどと、更なるトラウマになる様なことは避けておくべきだろう。

「そうだな……さっきやってたとこまでは終わらせておきたいか」

やってた、というのは当然ながら勉強だ。
まさか行為を中断して昼食、という想像したらシュールで愉快なことはしない。

「帰り何時頃?」

けど、時間と隙さえあれば…という希望は捨てない。

「明日また学校だしな、四時くらいには出ておくのが良いかも?」
「そっかぁ、もう帰っちゃうのか……寂しいな」

四時って早くない?
そんなに帰りたい?
そういう訳じゃないのはわかってるので、言葉を呑み込んでおく。

「何言ってんだよ、また来週もだろ?」
「そうだけどさぁ……」

何だろう、もっと大輝とふれあいたい。
イチャイチャ成分が不足してる気がする。
昨日のは何だったのかと聞かれれば、あれもイチャイチャの形の一つだとは思う。

しかしあれは、半分無理やりで大輝が乗り気でなかった。
大輝もノリノリでひゃっほーう!って感じなら文句なしだったんだけど。
変なところでお堅いから困っちゃう。
硬くするのは、そのぶら下げてるもんだけにしときな!とかセクシーな先生も言ってたと思うんだけどな。

翌日。
不完全燃焼感の消えぬ朝。
一人悶々とした夜を過ごし、いつの間にか眠って学校に行くために起きる。

何だか今週は慌ただしくなりそうな予感がする。
主に大輝が。
私自身は不干渉を貫けばただの暇なJC。

まぁ、そんな訳に行かないし、それやっちゃうと運命がおかしな方向に行ってしまう懸念もある。
勢い余って大輝の純潔を奪っちゃわない様にしないと。
最近の私はもう、大輝も感じていたと思うが獣染みた欲望が隠し切れなくなってきている。

あ、大輝に桜井さんたちから何かアクションあったか聞いてみよう。

『桜井さんとか、何か言ってた?』

簡素なメールを送ってみる。
仮に誰かに画面を見られても差し支えない様気を遣ってあげる私、本当に正妻力が鰻登り。

『いや、何も。憐れみの視線は向けられたけど。つか教室でみんないるときに暴発云々言われたら全力で登校拒否するわ、俺』

それもそうだよね。
となると、放課後辺りかな。

何事もなく放課後がきた。
平和だなぁ。
帰ろうかな、なんて思っていたら、桜井さんからメールがきた。

『ごめん、バレてるかもしれないけど、私も宇堂が好き。隠しておく自信ないし、玉砕してくる。迷惑はかけないつもりだけど、本当にごめん』

おお、これは……。
駆け付けるべきか経過を見守るべきか。
まさか桜井さんにこんな大胆な一面があろうとは。

いや、でも待てよ……大輝ヘタレだしな……。
素直に告白聞く勇気あるかなあの子。
とりあえず帰って、大輝からの報告待っとこう。

帰ってポテチを食べていたら、大輝からメールがきた。
いつもの様に勉強という雰囲気でもなく、いきなり重ため。
ああ、やっぱ逃げたのね。

良くも悪くも大輝は私の期待を裏切らない。
俺ってやっぱり卑怯だよな、という言葉で締めくくられていた。
藤○くん、君は卑怯だ。
玉ねぎ頭のセリフが頭をよぎった。

『そうだね、卑怯だと思う』

とりあえず一言。
大輝はきっと、こういうのを望んでると思うからだ。

『私のことはひとまず置いとくとして、桜井さんのことは、前に私からも軽く言ったと思うけど』

まぁあのときは推測に過ぎないからあんまり強く言えなかった訳だけどね。  

『そうだけど……いざそうなると、さすがにどうしたら良いか……』

何かイラッとくるなぁ。
どうしたら良いかなんて決まってるのに。

『何で迷ってるの?桜井さんが好きなの?私と付き合ってるのに?結合する度胸もないヘタレなのに二股かけたいの?』

こうなったらズタズタになるまで抉ってやろうと思った。
私が昨夜めちゃくちゃ悶々としてたのを、知らないからそんな呑気なこと言ってられるんだよ。

『そうじゃない……元々友達としてしか認識してなかった相手だし、ぶった斬ったら後々の友情に禍根を残しそうじゃん』

そんなのは綺麗事だ。
選ばれない誰かを傷つけないでいることなんて、出来やしない。

『誰かを選ぶってことは、選ばれない誰かを作るということ』

多分大輝もこんな様なこと考えてるんだろうと思った。
えーかっこしぃだからなぁ、大輝。

『大輝は、どうしたいの?誰も傷つけずに生きていきたい?私と付き合って、桜井さんを傷つけずに友達としてやっていきたいの?それって、割と残酷だと思うんだけど』

大体、桜井さんを振るつもりでいるなら友達でなんか居られるとは思えないし、桜井さんだってそのうち我慢出来なくなるに決まってる。

『誰も傷つけずに生きる、なんてことができる人間は多分いないよ?ひきこもりのニートくらいじゃない?ニートも親を傷つけてるから、そうとは言えないかもしれないね』

正義のヒーローだって、悪の存在を傷つけてヒーローでいるのだ。
誰も傷つかない世界なんてのは有り得ない。
自己犠牲によって大輝だけが傷ついて、なんてのも、それを見て痛ましく思う人間がいる。
その段階で既に不可能なのだ。

『俺がどうしたい、ってのは置いといて、どうするのが春海としては最善だと思う?』

は?
何でそれ置いとくんだろう。
頭に花でも咲いちゃったのかなこの子。

『最善なんてない。大輝がどうしたいか、って最重要項目でしょ。それを置いとくって選択肢がそもそもおかしい』

大丈夫かな本当に。
何か心配になってくる。

『俺がどうしたいか、か。俺は、春海とこれからも付き合って行きたい。でも、桜井とも仲悪くなりたくない。都合いいよなって思うし、最低なこと考えてるってのも理解はしてる』

むう……まぁヘタレの大輝にしては頑張って答え出した方かな。
少し手助けしてやるか。
報酬は……お前の貞操だ。
今し方来たメールを、桜井さんに転送する。

『大輝は、こんな風に考えてるみたい。何かあのヘタレ逃げたんだってね。本当、ごめん』

私は一つも悪くないが、彼氏の恥を濯ぐのも彼女の役目かな、なんて考えて桜井さんに連絡を取る。

『そっか……嫌われた訳じゃないのかな。でも、もう全部バレてるよね。春海ちゃんと付き合ってるのも知ってるのに、私何やってるんだろ……』
『とりあえず、その事なんだけど明日の放課後空いてる?時間あるなら私そっち行くから、話しよう?』
『ごめんね春海ちゃん。私が逃げたい気分だよ』
『そうならなくて済む様に話持ってくから。くれぐれも暴走しないでね?』
『わかった、世話かけてごめん』

何回ごめんて言うのこの子。
根はいい子なんだろう。
さて……と。

『明日、放課後そっち行くから。今桜井さんとちょっと話してた。返事遅れてごめんね』

何も言わずに桜井さんと話してたから、多分大輝はガクブルだっただろう。

『桜井と、何話したんだ?』

食いつきいいなぁ。
まぁ気になるよね。
大輝に手を出したら屠る、とかそんな物騒な話はしてないんだけどさ。

『それは明日話す。だから、明日逃げたりしない様にね。逃げたら……わかってるよね?』

ニヤリと笑ってメールを送る。
ちびったりしないといいけど。

『肝に銘じます……』

元々小さめなのに更に小さくなって土下座してる大輝が想像できて、ちょっと笑ってしまった。
明日は少し早めに出る必要ありそうだなぁ。
早引けさせてもらうかな。

ヘタレの彼氏を持つと苦労するんだな。
ちゃんと後でツケ払ってもらうからね、大輝。
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