手の届く存在

スカーレット

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本編

大輝編50話~三人目の新入り~

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三人目、小泉さん。
彼女は特殊どころじゃなかった。
男性の体に興味津々と言って憚らない彼女は、まずベッドで俺の体をまじまじと見つめてくる。
これだけでも相当恥ずかしいのに、今度はちょっとディープなところに手を伸ばす。

「私、実は看護師目指してるんだ」
「へぇ……」

とても嫌な予感がした。

「カテーテルの練習したいんだけど」

麻酔とかで寝ちゃってるときに突っ込まれるという、あれか。
正直痛そうで俺は勘弁してほしいという物だ。
大体ベッドの中でそんなもん突っ込まれて、俺の尿を採取してどうしようと言うのか。
当然ながら色々な原因で、それについてはやんわりと拒否させてもらった。

この子に関しては早急に意識改革が必要ではないかと思った。
下ネタ好きを公言している彼女ではあるが、その下ネタ好きが言葉だけでなく行動を伴うところにもやや問題ありだと俺は思った。
別に二人でいるとき、公の場でなければ何の問題も……いやあるっちゃあるんだが、一定の許容範囲を越えなければいい、とは思う。

「宇堂くん、お尻がぷりっとしてるからずっと触ってたい」

たとえばこれを外でやられると、さすがに人の目が気になるとかいうレベルじゃなくなる。
最悪警察呼ばれたりしないかと気が気でない。
彼女がそうなった原因は、特に俺にはないらしい。

彼女の家は男がとにかく多く、上に四人兄が、下に二人弟がいるんだそうだ。
ただ一人女として生まれた彼女はとにかく可愛がられて、犯罪に抵触する様なことでなければ、何でもいいよ、いいよ、と言われて育った。
だからなのか、やっていいことと悪いことの垣根が人とかなりずれてしまっている節があった。
この意識のずれは、いずれ人との関わりが増えるにつれて小泉さんの自我を狂わせる結果になる様な気がする。

「何だろう、超絶マニアックな子なんだね」
「マニアックっていうか半分おかしい子に近いんだよな、もはや」

睦月に相談すると、さすがの睦月も苦い顔をした。
こいつはこいつで変わっていると思うが、ある程度常識的な部分を併せ持っているので安心していられる。
異質と言ってしまえば話は早いかもしれないが、小泉さんのそれは正直常軌を逸している。
だが、一つだけ小泉さんでも嫌だというものがあるとは聞いた。

スカ〇ロチックなやつは勘弁、と言っていた。
それは俺だっていやだ。
あんなもん飲み食いできるとかもう、狂人だと思う。

そもそもそういう用途で使うもんでもないだろう。
病院での検査とか、そういう用途以外で見せたり見られたりするものでもないし、トイレで隠れてする、というのは当然だと考える。
にも拘わらず、後ろの穴で、というのに興味はあるらしかった。

興味が皆無でない俺ではあるが、やってみたい、とまでは思わない。
元々そういう用途で使うものではない、という頭があるからなのだろう。

「けど、意識改革ってどうやって?尻穴レ〇プでもする?」
「しねーよ……」
「効果的な方法が思い浮かばないんだよなぁ」

まず、小泉さんの性癖が特殊すぎるというところを認識させなければならない。
だが本人もおそらくはその辺の認識は持っている。
それがおかしいことだよ、ということを突き付けるのはちょっと違う気がする。

十人十色という言葉がある様に、性癖だって十人人がいれば十通りあって然り。
それがいい、って言う人も少数派にはなるかもしれないが、いるとは思う。
だがそんな相手を探すのは至難の業だし、その前段階で大半がダメになるケースがほとんどだろう。

仮に強制してそういう性癖に染め上げる、なんてこともできるかもしれないが、それが果たして彼女の為になるのかどうか。
そしてその相手と添い遂げられるのか、という話になってくると、将来のこととか考えたときに絶望的なのではないかと思った。

「まぁ、これまたお節介かもしれないけど……小泉さん自体は悪い子じゃないしさ。見た目だってそれなりだし、常識的な部分は身につけておいてもらった方が今後の為じゃないかなって」
「まぁ、そうかもね。彼女の自由を侵害しない範囲での意識、行動の改革ってやつが必要かもしれないね」

自由の定義がかなり曖昧ではあるが、俺の中では人に迷惑をかけてしまうのは自由ではなくもはや勝手である、と俺は考えている。
自由は、あくまで責務を全うした上で主張するものであると。
古い考えかもしれないが俺はそう教えられて育ったし、理にかなっているとも思う。

実際まだ実害はないが、これから迷惑を被る可能性は十分ある。
俺に迷惑がかかるというのは、結局のところほかのメンバーに影響が出るということにも直結している。
やはり意識改革は必要そうだ。

「原因になっている部分の根絶、とか?」
「だと小泉さんの一家皆殺しになっちゃうんだけど……」
「物騒すぎんだろ!他の手を考えようぜ……」


翌日、俺は小泉さんを伴って映画館へ行くことにした。
純愛のラブストーリーを描いた作品で、R15指定があるものではあるが、俺たちは何の躊躇いもなくチケットを購入する。

「失礼ですが、学生証などお持ちですか?」

何故か俺だけ学生証の提示を求められて、小泉さんがゲラゲラ笑っていた。
確かに見た目幼いってよく言われるけど!
この扱いはあんまりだと思う!

内容は至って普通の、笑いあり涙あり、お色気ありのラブストーリー。
主人公が好きになった女性をゲットするために四苦八苦するというもので、濃厚なラブシーンもあったりする。
割と有名な女優が出ていることもあって、ラブシーンは布団の中で展開されるのみで中身は全然見えない。

「ねぇ宇堂くん、これ、ア〇ルファ〇クに移行したりしないのかな」
「それモロ十八禁じゃねーか……何でそんなア〇ル好きなんだよ……」

Vシネマとかでもやらないんじゃないか、ア〇ルとか……いや詳しく知らんけど。
マジで早く何とかしないと、手遅れになる気がする。


『でもね、私……気になるの……あなたの、お尻の穴』

有名女優のこの最後の一言で、映画が終わる。
……何だコレ。
何で尻穴が気になる、なんて一言で終わった?
パンフレットを見ると、衝撃のラスト!とか書いてある。
確かに衝撃的だったけど……。


「面白かったねぇ!あのヒロインも私と同じ趣味持ってるなんて、親近感湧くなぁ!」
「…………」

最後以外はうん、良かったと思うよ。
最後で全部が台無しだけどな。
何で尻穴好き設定にしやがった……。

この映画考えたやつ、それから上映許可出したやつ、全員出てこい!
俺が説教してやるから!!

純愛のラブストーリーでも見てもらって少しはノーマルなのもいいんだぜ、と認識させる作戦が見事に失敗したので、仕方なく食事に行こうということになった。
道中でも構わず尻穴の話をしまくる彼女に、ああ、とかうんそうだね、とか適当に相槌を打つ。
すれ違う人々がドン引きしているのがわかる。

「あ、あの小泉さん……さすがに天下の往来でその話は……」
「あ、そうだよね、ごめんごめん。つい盛り上がっちゃって」

てへ、と舌を出して反省、とかやってるのは見てて可愛らしいと思うんだけど……どうしてこうなったのか。
現時点においてわからないことがある。
まず一つ、家族は現在においてもこの彼女を甘やかし続けているのだろうかということ。

これに関しては可能性は半々だろうと思う。
甘やかし続けていることも考えられるし、とっくに突き放されていることも考えられる。
前者の場合、家庭崩壊的なことが起こっていても不思議はない。

だって……そうだろ?
普通の家庭だったらこんな特殊な性癖晒して、たとえ家族といえど受け入れ続けるのは難しい。
後者の場合、彼女は既に孤立させられているのではないかと考える。
いい歳をして調子に乗るな、みたいになることもあり得るのではないかと思った。

「宇堂くん、何か悩み事?」
「はい?」
「手、止まってるよ?大丈夫?」
「あ、ああ大丈夫」

お前のことだよ!!とも言えないので仕方なく食事を再開する。
正直に聞いて、彼女が答えてくれるかどうかは賭けだが……。

結局俺はちょっと聞くのが怖くて、聞くのを諦めた。
誰だって、弄られたくない事情とかあると思うし……尻穴とかな。

この日、ゆっくり落ち着ける場所ということで明日香の組のホテルを使わせてもらって、夜八時くらいに解散した。
とりあえず尻穴プレイは回避できたが、このままだと時間の問題の様な気がしてくる。


「なぁ睦月、彼女の家庭環境がどうなってるかってわかるか?」

解散してそのまま俺は睦月のマンションへ。
彼女の環境次第で、打てる手は変わってくる。
何もわからない現段階では、手の出し様がないというのが今の俺の結論だった。

「小泉さんの家庭環境か……見た限りだと一人でいることが多いみたいだけど、それがどうかしたの?」
「その原因って、どんなもんかとか……そこまではわからないよな」
「詳しいことまではわからないけど、家族と会話してることがほとんどないね。何か思い当たることある?」
「家族とほとんど話してないってなると……大分環境が変わったってことか。じゃあやっぱり……」

孤立してしまっている可能性大、ということか。
だとすると……目的が増える。
これまた更に大きなお世話だが、家族関係の良好化も目的に入れた方がよさそうだ。
今更だが俺と小泉さんの関係は、期間限定のものだ。

そうなると、その期間が終了した際によりどころがなくなってしまう恐れがある。
家族は本来、何かあったときに力を貸して貸されてという相互関係で成り立っているものだと思ってる。
だとすれば、看護師になりたいという話が本当であるなら家族の協力だって不可欠という話になるのではないか。

俺たちの誘いが無駄なもので終わってしまうのは残念過ぎるし、誘った側の責任もある。
……まぁ、俺が誘ったわけじゃないけど。
とは言ってもここで見放すというのは俺の性に合わない。
一つだけ、荒療治にはなるが方法を思いついた。

「睦月、用意してほしいものがあるんだ」


一週間後、俺と小泉さんは会うなりホテルにシケ込んだ。

「そんなに溜まってたの?」
「ああ、いやそうじゃないんだけど……やってみたいことがあってさ」
「やってみたいこと?ちょっとマニアックな感じ?」
「まぁ、そういう見方もできるかもしれない。緊縛プレイってやつ」

自分で言ってて悲しくなってくる。
俺にそんな趣味はかけらもない。
何でこんな手を思いついたのか、一週間経った今でも不思議で仕方ない。

「緊縛って、縛るやつ?宇堂くん、そんなの興味あったんだ?」
「ま、まぁな……やってみていい?あ、服はさすがに傷つけるわけいかないから脱がすけど」

彼女の了承を得て、俺は彼女の服を丁寧に脱がして一枚ずつ畳んでいく。

「お母さんみたいだね、宇堂くん」
「言うな……」

畳み終えて、全裸の彼女の手をベッドに括り付ける。
膝を上げてもらって、膝と肘が密着する様に縛り付けた。

「ちょっとだけ、恥ずかしい……」

以前朋美と繰り広げたエロ動画騒動の時の女優の様に、小泉さんがほとんど身動き出来ない様縛りつけた。
結果、色々と丸見えになるわけだが……これはこれで楽しいかもしれない。

「じゃ、まずはこいつの出番だな」

俺は鞄に入れてある、睦月が用意してくれた電動マッサージ機……略して電マを取り出した。

「そ、それって……」
「見たことあるだろ?本来こういう使い方するもんじゃないとは思うけど、一般的な認識だともうこれ用だよな」

鞄からローションも取り出して、小泉さんの体のあちこちに塗りたくる。
時折体がビクビクしているのが、とても扇情的だ。

「じゃ、行きますか」

そう言いながら俺は電マのスイッチを入れる。
いきなり出力全開というのも怖いので、中くらいに調整して。

「そういえば、後ろの穴がどうとか言ってたし、試してみる?」
「え?ちょ、待って……」
「うん、待たない」

俺は心を鬼にして、後ろに電マをあてがう。
縛られて動けない小泉さんの全身が大きく痙攣し、目を見開いた。

「あ!!い、痛い!痛い!!お願い、離して!!」
「え、もう?まだ始まったばっかりなんだけど」

一度目の懇願では、俺は離してやったりしない。
まだ出力も中程度だし。
このまま良くなることもあるかもしれないしな。

「お、お願い……痛い……」

叫び声が涙声に変わってきて、これは本気で痛がってると判断したので、とりあえず離してやると、小泉さんは脱力した様だ。
肩で息をして、目が少し虚ろだ。

「大丈夫か?」
「し、死ぬかと思った……」

小泉さんの顔色がやや青く見える。
だがその青い顔色の中に、やや赤みがかった部分が見える。 

「じゃ、今度はこっち行ってみる?」

さっきのはお仕置き的な感じだったので、今度のは本番……ご褒美的な感じになればいいかな? 
小泉さんが期待に満ちた顔を見せ、俺もそれに応える様に電マをあてがい、スイッチを入れた。


「私ね、お兄ちゃんとか弟たちにホ〇プレイしてほしい、って言ったことあるの」
「……何だって?」
「まぁ、そうなるよね。もちろん拒否されてたんだけど、しつこく言ってるうちに、何だか結託されて、無視されることが多くなっちゃって」
「……だろうなぁ」
「椎名さんからこの話が来たとき、ちょっとチャンスかなって思ったんだけど……」
「チャンスってお前な……」
「お尻はやっぱり、そういう用途で使うものじゃないね……すごい痛かったし……」
「俺もまぁ、そっちは全然興味ないっていうか……意地悪してごめんな」
「でも、電マすごかった。今度から毎回持ってきてね?」
「それはいいけど……兄弟にちゃんと謝って解決しとけよな」
「うん、そうするつもり。何か吹っ切れた」

電マで遊んで、流れでそのまま一回戦を終えてそう言った彼女の顔は、今までよりもすっきりして見えた。
彼女は結局のところ寂しかったのもあるのだろう。
おかしな方向にこじれた気はするが、これがきっかけで少しずつども軌道修正できるのであれば、俺のしたことも無駄にならずに済む。

後日彼女は兄弟と和解することができた、と俺に報告をしてきた。
その時に彼女はどうやら余計なことを言ったらしく、今度俺を連れてくる様に、と家族から言われたらしい。
それから彼女は電マ中毒みたいになってしまって、俺と会うときに電マを持って行かないと、持参したものを持ち出してくる様になった。

時には二刀流で上下を同時に、なんていうマニアックなこともすることになったりする。
こんな調子で、期間限定は守られるのだろうか。

ちなみに小泉さんの家族に会うときは、電マ持って行かなくていいよな……?
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