手の届く存在

スカーレット

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本編

Girs side39話~冥界人~

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<Side M>

「オーディン、玲央を死んでも離すな!離したら殺す!!」
「な、何じゃいきなり……というかこいつらは一体……」

やはり見張りの目を潜り抜けて入ってきてるのか、こいつらは。
ということは問答無用で追い出しにかかっても構わないな。
最悪ころしても良いだろう。

「話は後だ!ヘル、やるぞ!」
「…………」

ヘルは早速戦闘態勢に入った様だ。
かなりの戦力になりえるオーディンが余計なことをしてくれたおかげで、戦力が一気にダウンしてしまったのは気になるが、それでも苦にするほどの相手ではない、と思った。

できれば穏便に済ませたかったが、事情が一気に変わってしまった。
このままでは玲央が人質にされるのも時間の問題だろう。

「悪いが、一気に決めさせてもらうぞ」
「そう簡単にいきますかね?その辺の魔獣と同じに考えない方がよいですよ」

戦闘タイプの女神を二人相手にして勝算があるということか。
油断はできないが、時間もない。
私は一足飛びに間合いを詰めて、剣を横薙ぎに払った。

一人は飛んでかわしたが、もう一人は避ける様子がない。
どういうつもりかはわからないが、私はそのまま一人の胴体を切断した。
切断された上下の半身に向かって、ヘルが光弾を撃ち出す。

「……どうなってんだ、これ……」

本来であれば、ここでこの切断された半身が粉々になっていてもおかしくない。
というか、なってなければおかしい。
なのに、粉々どころかヘルの攻撃を受けてその体は先ほどまでよりも大きさを増した様に見える。

そして、見る間にその体がくっついて元に戻っていった。

「何だよそれ、反則じゃないのか……」
「れっきとした私の能力ですよ。もう終わりですか?」
「バカなことを。まだまだこれから……」

そう言ったとき、私の背後から何か力を感じた。

「スルーズ!!」

不思議な感覚で、力がどんどんと抜けていく様な感じがする。
私の一撃を避けたやつの力か……?

ヘルが慌ててもう一人に追撃をしに行くが、よほど避けるのがうまいのかヘルの攻撃はかすりもしない。

「小癪な……!」
「あなたたちには、私たちを倒すことはできない様ですね。ビビッて損した気分です」

私の力を奪っている一人は、ヘルの攻撃をよけながらも私から力を吸収する手を休めていない様だ。
まだ数十秒しか戦っていないにも関わらず、私は立っていることすらできなくなってしまう。

「何だこの力……こんなの初めて見るぞ……」
「スルーズ、待ってて!今助けるから!」

ヘルが攻撃を受けて力を吸い取る方でない方の冥界人に再度攻撃を仕掛ける。
目くらましやら色々手を加えてはいる様だが、どれも致命打にはならなかった。

「あの子どもが、ヘル様にとっては大事な様ですね」
「貴様!!」

玲央に標的を変えて、私に両断された方のやつがオーディンの前まですたすたと歩いていく。
このままじゃどうにもならない。
屈辱ではあるが、ここは助けを呼ぶしかない様だ。

『大輝……ノルン……フレイヤ……ロヴン……誰でもいいから……』

念を飛ばしたところで、私は力を吸い尽くされた様で意識を失ってしまう。
誰でもいい、助けてくれ……。


<Side T>

「!?」

睦月の声が聞こえた気がした。
みんなでマンションに集まっているこの週末、ノルンさんとロヴンさん、フレイヤが俺と同じ様に睦月の声を聴いたのか顔を見合わせている。
もちろん人間界出身のメンバーには聞こえなかったのだろうが、不穏な空気を感じ取った様だった。

「どうしたの?」
「睦月の声が聞こえた。すぐに途切れてしまったけど……」
「私も聞いた。多分女神勢は全員聞いたと思う」

どうも、穏やかでない予感がする。
あんなにも弱弱しいあいつの声を聴いたのは、春海が死んでしまう間際のあの瞬間以来だ。
ノルンさんたちはおそらく、あいつがあんなにも弱っているのを見たことはないんじゃないか?

「大輝、行こう。どう考えても尋常じゃない」
「だけど、どこに……いや、神界以外ありえないか」
「うん、ちょっとした用事でスルーズは神界に行ってる。多分だけど、何か不測の事態が起きたんだと思う」

睦月ほどのやつがあんなにも弱る事態って、一体どれだけのことなのか。
正直俺なんかが行ってどうにかなるのか?

「迷ってる場合じゃないでしょ!早く行きなさいよ!!睦月がどうなってもいいの!?」
「いや……そうだな、ありがとう朋美。悪いけどみんな、留守番頼めるか?」
「当たり前でしょ。私たちじゃできないことを、あんたたち女神はできるんだから。ちゃんと連れて帰ってきなさいよ」

恐れる気持ちがないわけではないが、ここで怯えていても始まらない。
母さんからもらった力はあの時以来ずっと、鍛え続けてはいる。
このメンバーじゃまともに戦えるのは俺だけなんだ、しっかりしないと。

「じゃあ、行くよ。思ったより時間がないかもしれない」

ノルンさんはどうやらある程度の事情を知っている様に見えたが、話は後だ。
今は睦月の救出が先。
俺にとって、なくてはならない存在を、助けに行かなくては。
朋美に背中を押されて、俺は三人と共に神界へと飛んだ。


「静かだね」
「だなぁ……というか、どの辺にいるとか、わかりますか?」
「待ってね……これ……冥界じゃないかな、もしかして」
「え、またですか?何でまた……」
「わからない……だけど、私の見張りの目もかいくぐって入ってきたやつがいたってことになるかな」
「そんなこと、可能なんですか?」
「おそらくまたロキ辺りがポカしたんだと思うけど……」

ロキか……いい加減懲りてほしいもんだ。
わざとやってるんじゃないだろうな、なんて邪推したくなっちゃうから。
ともかく、冥界ということならオーディン様を探さなくては。

「ねぇ、あそこに倒れてるのって……」
「んな!?」

信じられないことに、オーディン様はヴァルハラからそう遠くない場所で打ち捨てられていた。
この人ほどの神がこんなにされるって……。

「ここまでオーディン様を痛めつけられるのって、限られると思うんだけど……」
「まさか、あいが……?」
「いや、彼女にもできるとは思うけど……でも違うと思う」
「そうだよな、あいつがこんなこと……するわけがない」

そうなると、外敵が襲来したという結論になる。
だが、冥界にここまでの力を持ったやつがいるなんて話は聞いたことがない。
そしてそれはみんなも同じ意見だった様で、まだ見ぬ敵に戦慄する。

「大輝、油断しないで。あなただけが頼りなんだから」
「せ、責任重大ですね……オーディン様がこの調子だと……ロキを探すしかないですか、これは」
「僕なら、ここにいるよ」

思わぬところから声が聞こえて、俺たちは一斉にその方向を見る。
ロキが申し訳なさそうな顔をして、オーディンを抱き起していた。

「何があったのか、知ってるのか?」
「僕も途中からしか見ていないんだが……どうやらスルーズとヘル、玲央がさらわれた」
「何だって!?」
「ロキ、またあんたやらかしたんでしょ」
「面目ない。今回は十分注意していたつもりだったんだけどね……敵が一枚上手だったらしい」
「事情はわかったけど……ロキは敵と面識あるの?」
「いや……けど、ヘルのことは知っていた様だし、ヘルも面識があったみたいだよ」

あいと敵が面識あるってことは、冥界を治めていた時の子分とかそんな感じなのだろうか。
俺と離れてまでやりたかったことって、冥界の統治なのだろうか。

「大輝、気持ちはわかるけど多分違うよ。ヘルはきっと、断ったんだと思う。だから今、こういうことになってるんだ」
「ロキ、途中から見てたって言ってたけど……もしかして、手も出さずに見てたってこと?」
「情けない話だけど、僕の力じゃきっとあの二人に勝てないから」
「二人?敵はたったの二人だったってこと?」
「そうだよ。片方は受けた力を取り込めるタイプで、もう一人は自発的に相手の力を吸収できるみたいだった」
「どうやって倒すのよ、そんなの……」
「俺の力なら、もしかしたら」

単純に攻撃を加えるだけだと、きっと力を奪われてしまうんだろう。
しかし、太陽を吸収し尽くすなんてことはきっと、誰にもできない。
一気に燃やし尽くす気で行けば……。

「けど、向こうには人質がいるのよ?どうするつもり?」
「正直相手を見てみないと何とも言えませんけど……奇襲がかけられる様であれば、あるいは」

俺は、知らず自分の手が震えていることに気づく。
怖いのか、と最初は思ったがどうやら違う。
これは、怒りだ。
かつてないほどに、俺は心の奥底で怒りを覚えている。

おそらく、敵と面と向かって戦えば躊躇なく滅ぼそうとするであろうほどに。
こんなに何かに対して憤ることなど、今まであっただろうか。

「奇襲をかけるということは、囮が必要になるな。私たちでそれは引き受けよう」
「でも、危険かもしれませんよ。みんなまで囚われたりしたら……」
「これでも戦闘が専門ではないとは言っても女神のはしくれだ。信用してくれ」

力強く言うロヴンさんは、目で絶対に失敗しないと言っているかの様だった。
その目を俺は信用して、みんなで冥界へ向かうことになった。
ちなみにロキは今回役に立たないかもしれないから、ということで神界に残る様だ。


<Side M>

特に乱暴されたり衣服を引っぺがされたりということもなく、私とヘルは座敷牢の様なところに放り込まれた。
玲央が心配ではあるが、これもまだ特に何かされたという様子ではない。
手首に巻かれた腕輪が、どうやら私たちの力を封じ込める役割を果たすらしく、供給もままならない現状。
どうしたものだろうか。

「そこで、おとなしくしていてもらいましょうか。ヘル様だけ、一旦出ていただきますが」
「…………」
「どうしたのですか、お子さんが可愛くはないのですか?」

私に切断された方……アヌビスと名乗っていたが、おそらく偽名だろう。
アヌビスがこんなところでこんなことをしているわけはない。
もう一人はアポロンと名乗っていた。
ふざけた連中だと思ったが、コードネームの様なものなのだろう。

私の念は誰かに届いただろうか。
みっともなく助けなど求めてしまったが、みんな失望してたりして……。
何だかみんなに会うのが怖い気がする。

特に大輝なんかは、ヘルと一緒に敵に捕らえられたなんてわかったら……珍しく怒り狂うかもしれない。
本人は自信なさげな言動や行動が目立つが、あれは本気になったらとんでもない力を出すタイプだ。
仮に怒りで我を忘れる、なんてことかあったままであの力が振るわれたら、と想像すると鳥肌が立つ。

そう考えると、まだフレイヤやらが私に嘲笑の目を向けてくるくらいはどうってことないなんて思えてしまう。
だが、大輝は情熱的な一面を持ってはいるが怒りは似合わない。
イメージは一般的に赤、というものかもしれないが、似て非なるものだ。

正直、そんな大輝を見たくはない。
何とかして穏便に済ませることはできないだろうか。
なんて考えて、そんなの無理だ、と一瞬で考えるのをやめる。
どんな事情があるにしても、今回連中は大輝にとって一番やってはいけないことをやってしまったのだ。

大輝の怒りを買って、最悪塵にされるかもしれない。
自業自得ではあるが、ちょっとだけ哀れだと思った。
せいぜい楽に死ねる様祈ってやろう。

「ヘル様、冥界の統治をお願いできるのであれば、お子様の身もヘル様の身も、もちろんそこの野蛮な女の身も保証いたします」

今何つった、こんにゃろ……。
力さえ使えれば……なんて思うが使えてもあのザマだった。
情けないことこの上ない。
しかし、お前らがそんな風に調子に乗っていられるのも今のうちだ。

もし大輝がくれば、お前らは消し炭確定だからな。
……でも、大輝本当にくるかな……。
さっきのを幻聴とか判断されてたら、どうしよう……。
言い知れぬ不安が私を襲う。

弱気になってはいけないと思いつつも、大輝がくるなんて保証こそどこにもないのだ。

「どうしましたか、スルーズ。不安そうな顔をしている様ですね」
「は?何で私がお前らごとき相手に不安にならないといけない?」
「そのごときにヘコまされたのは、何処の誰でしょうか」
「…………」

何も言い返せない。
油断していたのもあるが、あのやられ方は間抜け以外の何物でもない。
この敗北を招いたのは、私の慢心が大半の原因であることを、私は痛感していた。
このことについても、バレたら怒られるんだろうな……でも、大輝に会えるならそれでもいいかな、なんて楽観し始めたりする。

「さっきまで不安な顔をしていたと思えば、今度はニヤニヤと気持ちの悪い……」
「何だとコラ!!」
「おお、怖い怖い……何を考えているのか知りませんが、援軍だの救助だのは期待するだけ無駄ですよ」
「どういう意味だ?」
「たとえここまで来られたとしても、あなたと同じ目に遭うのがオチだということです。それに、ヘル様が抵抗なく冥界の統治を任されてくれれば、それで事態は収束するのです」
「そんなの認めるわけにいかないってさっき言っただろ。大体、本人にだってその意志はないだろうが」
「やれやれ、あなたは何もわかっていない。あなたも子を持てば、わかる様になると思いますよ。たとえ虐待したり、最悪殺してしまう様な親であっても、子どもが可愛くない親などいません。殺してしまったり、虐待してしまうのは、その余りある愛情からくる行動なのですよ」

何を馬鹿なことを言ってるのか、こいつは……。
そんな歪んだ愛情、向けられた方はたまったもんじゃないだろう。
素直に表現できませんから痛めつけて殺しちゃいました、なんてシャレになってない。
それに、ヘルがそこまで歪んだ愛情を玲央に見せることなんて……。

「あなたの脳内はどうやら相当おめでたいみたいだ。愛情も感情の一つなんです。あなた方は、以前に好感度を調整したりということをやったことがあるでしょう」
「!!」

何故それを知っているのか。
しかもこの世界のことでも、神界でのことでもないというのに。
そのことはいいとして、まさかヘルの感情を操ろうなんてことを……?

「お前、何を考えてるんだ?」
「私たちは、この冥界をヘル様にお任せしたい、それだけなんですよ。本当に。だから、あなた方には人質になっていただいている。ただし、ヘル様がお聞き届け頂けないということであれば……」
「狂ってるよ、お前たち。そこまでしてヘルに冥界を任せて、何がしたい?」
「それも先ほど説明したはずですけどね。私たちでは冥界の魔獣どもを統治することなどできない。だから均衡が崩れつつあるのですよ。それを、元に戻したい」

嘘を言ってる様には見えない。
だが、それが本当だとしてヘルがそれを承諾するとは考えられない。
……いや待てよ。
調整する、とか言ってたな。

「お前、まさか」
「そうです。お子様への愛情を逆手に取らせていただきます。一瞬正気に戻すことで、現実を見ればヘル様はご自身で何をしているのか認識できるでしょう。そうなったときが、私たちの本懐を遂げる瞬間というわけです」

そんなことの為に、ここまでの騒ぎを起こしたというのか、こいつらは……。
巻き込まれた玲央に、罪はないだろうに。
いや、これも私たちが子どもを作らせるなんてことをしなければ……。

そう思ったとき、私たちの幽閉されている建物が大きく揺れた。
かなりの衝撃に、私だけでなく悠然と語っていた目の前の男も多少の驚きを見せた。

「アポロン、私は外の様子を見てきます。ヘル様のことは任せますよ」
「わかった。十分注意しろよ」

私と話していた方の……アヌビスは私に構わず外へ出て行った。
アポロンとやらは相変わらずヘルの説得に従事している様だ。

きっと、大輝たちが来てくれたのだと、予感した。
こうなったらもう、援軍に賭けるしかない。


次回に続きます。
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