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「…でも、気持ち悪いでしょ。先輩優しいから言わないだけで」
「まあな、俺ってめっちゃキモいヤツかも…」
「…ん?」
「メンタル死ぬわ~」
ぱっと加東を離し、「紅茶、砂糖」と昇は呪文を唱え、テーブルに用意された紅茶を前にする。
なんだか加東はぽけっとしたが、すぐに「はは、あ、どうしよ仕事」と呟いた。
「はぁ?仕事だとぉ?」
「…え、何、怖」
「行かんでいーわ全く。スーツねぇだろ俺の多分デカいわ」
「あ、まぁ…いいんじゃないですかちょっとよれたけど」
「はい、ダメ~!
でも帰ってくるまでにあのおサイコクソ野郎んとこ帰ったらキレるっつーか多分俺のメンタル大崩壊して泣くかも」
「…えぇえ…」
「ほらわかったか俺大分キモいヤツだかんな。買ったるわスーツごとき。まぁ帰り付き合う。実際荷物ないのヤバい」
「…んーと」
「まぁ俺に言う権限はないですけど、んな仕事行きたいんじゃちゃんとしなきゃダメです~もうごめんです~」
「なんか…」
ははっと、加東が笑った。
「先輩面白い」と言って。
「…お人好しですよね。どうするんですか僕が貴重品を奪ったり個人情報抜き出して裏サイトで売っぱらったりしてお金に変えちゃったら。一生もんですよ?」
「思い付くのも怖ぇけどやるやつは言わねーだろ」
「わかりませんよ?道徳なんて」
「まぁいいわ別に。俺大したもんじゃねーから」
「……そゆとこですよ、先輩。可愛い、キスしたい」
「…爆弾いきなり投げるよなぁ。遠慮もなくなってきたし」
まぁ別に良いけど…悪い気もしないしなんなら「可愛いかも」とか思っちゃったし。
これが世に言う吊り橋効果ってやつだろうか…いや、少し違う気がする。
痛々しいとか不安とか、おサイコ野郎への恐怖とか、確かになくはないけど。
でも、何か違う、それより大きな何かは確かにある。
でもこれって…果たして、あの話で特別こうなったんだろうか。引き金ではありそうだが、なんだか違う気もする。
加東が「はいはい」とにこやかに言ったあと、ふーと息を吸い「はぁああ……」と、とてつもなくどんよりとした雰囲気に様変わりしてスマホを手にした。
「……第一関門……」
それから、喉仏を少し摘まみ痰を絡めるかのようにうんうんと言っては、覚悟をしたようにポチっと通話を押した。
『おはようございます、株式会社ジャパン、営業部でございます』
そうか、部長かと、確かに懸念を忘れてしまっていた。
「…企画課の…加東澄音です…」
喉をゴホゴホやり、具合悪いアピールをしている。
「昨日ちょっと、部署で倒れてしまったのですが…」
『そうなんですね?澤田部長はまだ』
「あ、いえ……欠席の連絡…なんで」
『畏まりました。
えっと、倒れてしまった、とのことですが、病院に掛かられたのですか?』
「いえ……その…」
『何か上司から指示はありましたでしょうか』
「いえ……」
『畏まりました。営業部の澤田部長に欠席の報告をしておきますね。お大事になさってください』
切れた。
加東がジーっと見つめてくるので「…よくやりました」とまずは言う。
「んーと、出来る限りのフォローはしておく。嫌味ったらしい電話が来ても、対処してると思ってテキトーに流してくれ、ゴホゴホするとか。あの人多分、文句の電話入れてくっから」
「はい…」
「んーあと言われそうなのは診断書かなぁ…テキトーに明日行くでも、主治医に聞いたでもなんか誤魔化しとけ、言われたらな。
今日電話なかったら次の出勤時に公開処刑…どっちもあり得るなぁ…」
「…前に一回休んだらもうなんか大変でした…体温計写メ撮って送れ的な…送りましたけど」
「もうああいう人は文化が違うからな。別の民族だと思うしかない。団塊Jr.民族ってことで」
はぁ、と早くも疲れたように溜め息を吐いた加東にそうか、少し早めに出ておこうと昇は準備を始めた。
「まー今日はゆっくり寝てなさい。荷物は帰りに」
「恐らく今日、ひろのりさんいませんよ」
というか……。
結局こいつが家を出る感じになってるんだけど、そうなのかなぁ。
「…帰りに一緒に行こう」
「いや、そもそもなんですが、僕、あの家から出て行くんですかね?」
「出てって貰うのが良いんだけど…あー、いないって言うなら通帳とかまず貴重品だけは先に持ってきた方がいいのかなぁ…。
後の事はゆっくり考えればいいんじゃね?お前の人生だし」
抑制は出来ない、というかしない。
こうも投げて良いものなのか…確かにお人好しだ。このままだとズルズルと養ってしまいそうな気がする。
それではただの自己満足でしかなくなる、これまでの環境を変えられたことにはならない。
しかし人生の経験としては、休みの電話もそう、自分でやるというのはなければならないことだ。昇はそう解釈することにした。
……そうまでしても、もし加東が俺を選んだとしたら。
それはこちらが考えなければならない。
果たして付き合えるのか…前例はないけれど。自分的には意外とOKなんじゃないか?と昇は思い始めていた。
…もし無理なら、とか、加東がそうではなかったらという可能性も視野に入れると、あの家から出る決断とか…まぁ、どう転んでも必要なことでマイナスにはならないだろうけど。
「まあな、俺ってめっちゃキモいヤツかも…」
「…ん?」
「メンタル死ぬわ~」
ぱっと加東を離し、「紅茶、砂糖」と昇は呪文を唱え、テーブルに用意された紅茶を前にする。
なんだか加東はぽけっとしたが、すぐに「はは、あ、どうしよ仕事」と呟いた。
「はぁ?仕事だとぉ?」
「…え、何、怖」
「行かんでいーわ全く。スーツねぇだろ俺の多分デカいわ」
「あ、まぁ…いいんじゃないですかちょっとよれたけど」
「はい、ダメ~!
でも帰ってくるまでにあのおサイコクソ野郎んとこ帰ったらキレるっつーか多分俺のメンタル大崩壊して泣くかも」
「…えぇえ…」
「ほらわかったか俺大分キモいヤツだかんな。買ったるわスーツごとき。まぁ帰り付き合う。実際荷物ないのヤバい」
「…んーと」
「まぁ俺に言う権限はないですけど、んな仕事行きたいんじゃちゃんとしなきゃダメです~もうごめんです~」
「なんか…」
ははっと、加東が笑った。
「先輩面白い」と言って。
「…お人好しですよね。どうするんですか僕が貴重品を奪ったり個人情報抜き出して裏サイトで売っぱらったりしてお金に変えちゃったら。一生もんですよ?」
「思い付くのも怖ぇけどやるやつは言わねーだろ」
「わかりませんよ?道徳なんて」
「まぁいいわ別に。俺大したもんじゃねーから」
「……そゆとこですよ、先輩。可愛い、キスしたい」
「…爆弾いきなり投げるよなぁ。遠慮もなくなってきたし」
まぁ別に良いけど…悪い気もしないしなんなら「可愛いかも」とか思っちゃったし。
これが世に言う吊り橋効果ってやつだろうか…いや、少し違う気がする。
痛々しいとか不安とか、おサイコ野郎への恐怖とか、確かになくはないけど。
でも、何か違う、それより大きな何かは確かにある。
でもこれって…果たして、あの話で特別こうなったんだろうか。引き金ではありそうだが、なんだか違う気もする。
加東が「はいはい」とにこやかに言ったあと、ふーと息を吸い「はぁああ……」と、とてつもなくどんよりとした雰囲気に様変わりしてスマホを手にした。
「……第一関門……」
それから、喉仏を少し摘まみ痰を絡めるかのようにうんうんと言っては、覚悟をしたようにポチっと通話を押した。
『おはようございます、株式会社ジャパン、営業部でございます』
そうか、部長かと、確かに懸念を忘れてしまっていた。
「…企画課の…加東澄音です…」
喉をゴホゴホやり、具合悪いアピールをしている。
「昨日ちょっと、部署で倒れてしまったのですが…」
『そうなんですね?澤田部長はまだ』
「あ、いえ……欠席の連絡…なんで」
『畏まりました。
えっと、倒れてしまった、とのことですが、病院に掛かられたのですか?』
「いえ……その…」
『何か上司から指示はありましたでしょうか』
「いえ……」
『畏まりました。営業部の澤田部長に欠席の報告をしておきますね。お大事になさってください』
切れた。
加東がジーっと見つめてくるので「…よくやりました」とまずは言う。
「んーと、出来る限りのフォローはしておく。嫌味ったらしい電話が来ても、対処してると思ってテキトーに流してくれ、ゴホゴホするとか。あの人多分、文句の電話入れてくっから」
「はい…」
「んーあと言われそうなのは診断書かなぁ…テキトーに明日行くでも、主治医に聞いたでもなんか誤魔化しとけ、言われたらな。
今日電話なかったら次の出勤時に公開処刑…どっちもあり得るなぁ…」
「…前に一回休んだらもうなんか大変でした…体温計写メ撮って送れ的な…送りましたけど」
「もうああいう人は文化が違うからな。別の民族だと思うしかない。団塊Jr.民族ってことで」
はぁ、と早くも疲れたように溜め息を吐いた加東にそうか、少し早めに出ておこうと昇は準備を始めた。
「まー今日はゆっくり寝てなさい。荷物は帰りに」
「恐らく今日、ひろのりさんいませんよ」
というか……。
結局こいつが家を出る感じになってるんだけど、そうなのかなぁ。
「…帰りに一緒に行こう」
「いや、そもそもなんですが、僕、あの家から出て行くんですかね?」
「出てって貰うのが良いんだけど…あー、いないって言うなら通帳とかまず貴重品だけは先に持ってきた方がいいのかなぁ…。
後の事はゆっくり考えればいいんじゃね?お前の人生だし」
抑制は出来ない、というかしない。
こうも投げて良いものなのか…確かにお人好しだ。このままだとズルズルと養ってしまいそうな気がする。
それではただの自己満足でしかなくなる、これまでの環境を変えられたことにはならない。
しかし人生の経験としては、休みの電話もそう、自分でやるというのはなければならないことだ。昇はそう解釈することにした。
……そうまでしても、もし加東が俺を選んだとしたら。
それはこちらが考えなければならない。
果たして付き合えるのか…前例はないけれど。自分的には意外とOKなんじゃないか?と昇は思い始めていた。
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