105 / 130
2020年8月
8/15
しおりを挟む
大急遽入った厄介ごとは見事スッキリ片付きました。そうです、お盆到来で……。
えっと、去年色々ありましたが今年は盆が来ました。
去年の丁度八月、しかし盆前の話ですね。
「一族の位牌と写真をお寺さんに置いてきた、5万掛かるらしいけど逃げちゃえば?」という妖怪ババア(パパ母)事件が起きまして……。うーんあんまり言うのもなんですが、というか去年まで全く知らなかったんですがパパ実家、名家も名家も名家だったんですね。
色々ありまして妖怪はそれを期に退散した(老人ホームを徘徊中でしょう)のですが退散間際になんということを!
というのは、ははは、妖怪ババアはお墓の横にゴミ袋に位牌を入れ、放置プレイをなさったんですね。
お寺に頼んだならうちに話が来る筈(お金をこっち持ちにしていると聞いていた)がまったくこんなぁ………。と思っていましたら今年三月ですな(どうやら日記にありました、オカルト調に書いてあるやつ)人生初めてパパ宅のお墓にお邪魔しましたところ、墓石の横にメッサでっかいゴミ袋があり……。
へ?
と青ざめなんか嫌な予感がし触れずに置いたんですが。8月14日ですね。お寺さんに事情を話し再びお墓に行きました。
いやはや大きい袋でしたから、私たちはてっきりゴミ袋は写真だと思って挑んだのですがね。
それぞまさしく位牌一式でありました(ひぇーっ!)大変なことになっていました。写真は見つかりませんでしたがまぁ実家に放置したのかな?と思います。(せめてまだ写真であって欲しかった)
そう、大きなゴミ袋に入れるくらいのものだったんで、大きかったんですねー。まぁ、400年の名家だそうですからね。
ちょろっと齧った話をしますと本来戒名は宗派によりますが6文字か9文字くらいなもんなんですな、付け方はまぁ大体最初2文字に故人の生前の功績をいれ、次に名前の字なり好きな言葉、連想される文字を入れるなりとかまあそんなん、つまり前半は本人っぽいものになります。
初段はまあ○○院 になるわけですが名家やら良い戒名になりますと○○院殿 となったりね、したりしてね。
死後の位が最後の段に来るんですが例えば一番良い位が居士。のなかでも更に位をあげますと○○(清or大)居士になるんで…
つまり、文字数が増えるわけですな。
どうやらパパ宅は代々多い文字数で、まぁ↑殿だとかを見るとわかりますかね、生きていた頃のまぁ…身分だとかね。そう、一般につけたいと言っても良い中でもそうはならない場合がある、わけです。基本は一番良い戒名でもいって9文字かな。11文字だなんていいますと……秀吉なんかこれでしょうね…(調べたら二段目が本人の好きな言葉などですからな、多くなっていて13文字でした)くらいな大変貴重なものでして。
※雑談。真田幸村(信繁)を調べましたら「大光(院殿)月山傳心(大居士)」の11文字でした。←更に雑談。傳心とはつまり以心伝心の意。
うん、まぁはい。関ヶ原の忍者末裔だったので11文字からの…いやはや初めて見ましたがえぇ…位牌の大きさすら馴染みなくてビビる!え!こんなに!にも驚きでしたが無惨なことになっておりました。ビビる!
住職さんと奥さんに見せましたら、90歳住職さんは顔面蒼白、奥さんは「こんなことする人いねぇ!」とぶちギレでして、まぁそりゃそうですよな、住職さんが作るわけですしなにより御大層すぎてびびりますわな。小さい寺でもあったんでもしかすると重いような位だったのかもしれません。
長々2時間くらいは(後半は世間話でしたが)お話しし、というか二時間の序盤ですでに
住「本堂で!本堂で!」
奥「これはもう洗ってちゃんと供養すっからぁっ!!本堂で!」
住「こんな良いもん他に居ねぇのに…」
奥「こりゃぁダメだぁっっ!」
と話が進みましてそう、無事供養してくれるとのことです。
ひたすらお二人が「本能寺んとこの!本能寺んとこの!」と仰っていたんで私とママは帰り。
「………マジやべぇぇえ!よ、よかったぁっ…」
「おおぉ聞けんかったけど本能寺って」
「いやぁやべぇぇえ!それだよね絶対それだよねっ!」
になりました。詳しくは怖くて聞けなかったんですが。最早日本文化財レベルなんじゃないのか……?(笑)
道徳とは良いもんです……。初めはやはり「そうだったら気の毒だ、てか…だってやらんよ普通、どうにかしてやらんと!」と良心が痛み……くらいだったんですが…良いことありますかね(笑)
私は幽霊も信じないし位牌を人間として捉えたこともありませんが、ですがやはりね……でしょ?これはそう、道徳でしかないんですけどね。
しかしこうまでくると考えるわけです。妖怪にももしかするとそれほどの…お家に悪感情でもあったんではないかと。わざわざやった、わけですしね。昔の家ですから女はこき使われたのだと聞きました。
いや、逆にそこまでは考えがあって欲しいと願っているだけかもしれないですけどね…何はともあれ、過ぎれば超安心で。お金も位牌供養は私たちが頼んだので私たちが払いましたが(むしろこうまでくると払いたかったし)あとは、ぶちギレた奥さんが(妖怪と旧友だそうです)
「絶対にいう!今後のこともいう!」
と息巻いておりました…。
奥さんはしかし、なんだか「残念だこんなこと…」とな、そうか、見てきているとそうなるよなと…。
わかったことですが結局ね、パパ母はお寺に一言も伝えていなかったんだそうです。マジなる放置だったようです。
別に払わない、払えないにしても一言くれれば預かっておいたのにな…だそうです。
まけてくれたのかなんなのかはわかりませんが供養費も3万(調べると最低額みたいです)と言われ…。ホントにそうよな…。
スッキリしたから良いんですが、って、あちらさんは「なんてことっ!」なんでしょうが…よかったなぁ。冷静になれば「怖いよねなんか!」なんですけどね。
去年からの、最大の気持ち悪いことが去りました。ふぅ、そんな話。
えっと、去年色々ありましたが今年は盆が来ました。
去年の丁度八月、しかし盆前の話ですね。
「一族の位牌と写真をお寺さんに置いてきた、5万掛かるらしいけど逃げちゃえば?」という妖怪ババア(パパ母)事件が起きまして……。うーんあんまり言うのもなんですが、というか去年まで全く知らなかったんですがパパ実家、名家も名家も名家だったんですね。
色々ありまして妖怪はそれを期に退散した(老人ホームを徘徊中でしょう)のですが退散間際になんということを!
というのは、ははは、妖怪ババアはお墓の横にゴミ袋に位牌を入れ、放置プレイをなさったんですね。
お寺に頼んだならうちに話が来る筈(お金をこっち持ちにしていると聞いていた)がまったくこんなぁ………。と思っていましたら今年三月ですな(どうやら日記にありました、オカルト調に書いてあるやつ)人生初めてパパ宅のお墓にお邪魔しましたところ、墓石の横にメッサでっかいゴミ袋があり……。
へ?
と青ざめなんか嫌な予感がし触れずに置いたんですが。8月14日ですね。お寺さんに事情を話し再びお墓に行きました。
いやはや大きい袋でしたから、私たちはてっきりゴミ袋は写真だと思って挑んだのですがね。
それぞまさしく位牌一式でありました(ひぇーっ!)大変なことになっていました。写真は見つかりませんでしたがまぁ実家に放置したのかな?と思います。(せめてまだ写真であって欲しかった)
そう、大きなゴミ袋に入れるくらいのものだったんで、大きかったんですねー。まぁ、400年の名家だそうですからね。
ちょろっと齧った話をしますと本来戒名は宗派によりますが6文字か9文字くらいなもんなんですな、付け方はまぁ大体最初2文字に故人の生前の功績をいれ、次に名前の字なり好きな言葉、連想される文字を入れるなりとかまあそんなん、つまり前半は本人っぽいものになります。
初段はまあ○○院 になるわけですが名家やら良い戒名になりますと○○院殿 となったりね、したりしてね。
死後の位が最後の段に来るんですが例えば一番良い位が居士。のなかでも更に位をあげますと○○(清or大)居士になるんで…
つまり、文字数が増えるわけですな。
どうやらパパ宅は代々多い文字数で、まぁ↑殿だとかを見るとわかりますかね、生きていた頃のまぁ…身分だとかね。そう、一般につけたいと言っても良い中でもそうはならない場合がある、わけです。基本は一番良い戒名でもいって9文字かな。11文字だなんていいますと……秀吉なんかこれでしょうね…(調べたら二段目が本人の好きな言葉などですからな、多くなっていて13文字でした)くらいな大変貴重なものでして。
※雑談。真田幸村(信繁)を調べましたら「大光(院殿)月山傳心(大居士)」の11文字でした。←更に雑談。傳心とはつまり以心伝心の意。
うん、まぁはい。関ヶ原の忍者末裔だったので11文字からの…いやはや初めて見ましたがえぇ…位牌の大きさすら馴染みなくてビビる!え!こんなに!にも驚きでしたが無惨なことになっておりました。ビビる!
住職さんと奥さんに見せましたら、90歳住職さんは顔面蒼白、奥さんは「こんなことする人いねぇ!」とぶちギレでして、まぁそりゃそうですよな、住職さんが作るわけですしなにより御大層すぎてびびりますわな。小さい寺でもあったんでもしかすると重いような位だったのかもしれません。
長々2時間くらいは(後半は世間話でしたが)お話しし、というか二時間の序盤ですでに
住「本堂で!本堂で!」
奥「これはもう洗ってちゃんと供養すっからぁっ!!本堂で!」
住「こんな良いもん他に居ねぇのに…」
奥「こりゃぁダメだぁっっ!」
と話が進みましてそう、無事供養してくれるとのことです。
ひたすらお二人が「本能寺んとこの!本能寺んとこの!」と仰っていたんで私とママは帰り。
「………マジやべぇぇえ!よ、よかったぁっ…」
「おおぉ聞けんかったけど本能寺って」
「いやぁやべぇぇえ!それだよね絶対それだよねっ!」
になりました。詳しくは怖くて聞けなかったんですが。最早日本文化財レベルなんじゃないのか……?(笑)
道徳とは良いもんです……。初めはやはり「そうだったら気の毒だ、てか…だってやらんよ普通、どうにかしてやらんと!」と良心が痛み……くらいだったんですが…良いことありますかね(笑)
私は幽霊も信じないし位牌を人間として捉えたこともありませんが、ですがやはりね……でしょ?これはそう、道徳でしかないんですけどね。
しかしこうまでくると考えるわけです。妖怪にももしかするとそれほどの…お家に悪感情でもあったんではないかと。わざわざやった、わけですしね。昔の家ですから女はこき使われたのだと聞きました。
いや、逆にそこまでは考えがあって欲しいと願っているだけかもしれないですけどね…何はともあれ、過ぎれば超安心で。お金も位牌供養は私たちが頼んだので私たちが払いましたが(むしろこうまでくると払いたかったし)あとは、ぶちギレた奥さんが(妖怪と旧友だそうです)
「絶対にいう!今後のこともいう!」
と息巻いておりました…。
奥さんはしかし、なんだか「残念だこんなこと…」とな、そうか、見てきているとそうなるよなと…。
わかったことですが結局ね、パパ母はお寺に一言も伝えていなかったんだそうです。マジなる放置だったようです。
別に払わない、払えないにしても一言くれれば預かっておいたのにな…だそうです。
まけてくれたのかなんなのかはわかりませんが供養費も3万(調べると最低額みたいです)と言われ…。ホントにそうよな…。
スッキリしたから良いんですが、って、あちらさんは「なんてことっ!」なんでしょうが…よかったなぁ。冷静になれば「怖いよねなんか!」なんですけどね。
去年からの、最大の気持ち悪いことが去りました。ふぅ、そんな話。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる