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卯月と紅葉
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「バイセクシャルかもしれない」
何を言い出すかと思えばこの男。
リビングでソファに座り猫背を抱えて丸め、まるで明日が世界の終わり、のような低音ボイスを捻り出してそう言い放った。
「…はぁ?」
「俺、もしかすると」
顔をあげて、いつもくらいの低い声に戻る。
こいつの職業柄的には多分あかんだろう、センスがない倒置法をぶち込んできましたがまぁ、横文字片仮名を使えただけよしとしようとあたしはこいつに妥協をすることにした。
茄子を切りながら心の中満足。
ガタンっ、と包丁は音を立て茄子を裁断し、ヘタから下の本体が流しに転がって行く。
異変を察知した癖っ毛猫背男は挙動不審に振り返り、あたしを見つめるのであった。
「亀ちゃん何どうしたの」
「茄子斬ったんだよ」
「ねぇ、俺の話聞いてんの?」
「聞いてる聞いてる」
落ちた茄子は洗った。
「依田が頭おかしいのは前からじゃんどうしたの急に」
「あ、いま全国のバイセクシャルを敵に回した」
「ちげぇよなんならあたしだってレズだわ死ねクソ文楽」
ガタン。
縦半分に切れなかった。まぁ3分の2と3分の1でもいいだろう。
大体あたしに料理を作らせるのが悪い。なんだ麻婆茄子って。お前みたいなやつは中華を食っちゃいけねぇんだよ。
「いま文楽までバカにした?
まぁいいけどさそれは最早聞き飽きたからさ。文楽と言う単語を覚えてくれただけで俺的にはいいや、亀ちゃんだし」
「いま全国の亀田バカにしたか、おい」
「違うよ気が短いなぁ。ねぇ亀ちゃんそれ更年期だよ多分。
あ、バカにしてないからね心配したんだから。ねぇ、俺は一体なんの話をしていた?」
「お前が凄まじく変態だって話だよ、てか着替えれば?見てて暑苦しいんだけど夏だよ?いつまで着てん」
「あ忘れてたわ」
先程、こいつは仕事である文楽東京公演夜の部まで終えた。
今日はこいつの予定を聞いていたし、あたしのスタ練が終わるのと、終演時間が被ったので、待ち合わせて今に至るわけだが。
『亀田さんかね?』
ケータイに表示された『依田紅葉』。見慣れた、一瞬ビビる文字羅列。
電話に出てみたら別人。
嗄れた、しかし聞き馴染みある声に思わず「はははぁぁい」なんて間抜けをこいてしまい。
「し、えっ、と…どうされましたこんばんは」
なんだっけ。
名前、なんだっけ。
『鷹沢雀次ん師匠、雀生です』
たかざーじゃくじんししょーじゃくしょー
お経じみている。
そうだ、じゃくしょうししょーだ。
「あ、あぁ、ははぁ、」
ははぁて。
あたしゃぁ、お代官かよ。
しかしししょー、嗄れてるが良い声だなぁ、低くて。まぁ70代特有、何言ってるかわからん。もうちょっと若かったらなぁなんて染々する。
『すまへんがウチんうつけを迎えに来てくれんかね?』
「ははぁ、
え?」
『いやぁ、ほんなら雀三に行かそう思うたんやけど、雀三、再三に逃げ帰ってしもうて』
「え、待ってくださいどうしたんですかそいつ」
『雀三?いやぁ、あやつ今忠臣蔵の』
「あ、すみませんえっとあのあれ…そいつ。なんだっけうつけ野郎は」
『…亀田さんは相変わらずでんな。
雀次な。こい、なんやおかしいねん。変やねん』
「いやいつもっしょ」
『そいがやね、』
『あーあーししょー、マジ勘弁してくだせぇ、何してはりますぅ?』
がしゃがしゃがしゃと音がして。
『亀ちゃぁぁん』
間抜けなうつけ野郎の声がした。
「なんだてめぇ」
スタジオを出てすぐ。
最早メンバーに手を振り、「ごめん先帰ってて」と頭を下げまくっている最中だった。
『亀ちゃん、与太郎はどうして死んだんだろうか、俺もうわからんの』
「うるせぇわかった今から行くからまずししょーに変わりなさいこのポンコツ」
うへぇぇ、と言う声をBGMに再び『亀田さんかね?』を再び聞く。良い声だけどこの人流石。ポンコツの師匠だけある、変だ。
「行きます、はい。そいつにはペプシでもぶっかけといてください。多分頭冷えます」
『わかったわぁ』
電話は切れ。
なんなかんや、無い金絞ってベースとアンプを持って皇居前、国立劇場までタクシーで。
暗くなった国立劇場裏口に、若草色の浴衣を着た癖っ毛猫背に三味線を背負った長身の30代と、それに肩を貸し凭れ掛かられて困ったような顔をする20後半くらいの、短髪で紺の着流しを着た兄ちゃんがいて。
癖っ毛猫背、鷹沢一門きってのトリッキー三味線クソ野郎、鷹沢雀次、本名依田紅葉は疲れたように、と言うか意気消沈な感じであたしを見もせず右手をヒラヒラと振ってきやがった。
「お、お嬢…?」
「あぁどうもぉ、えっと」
「雀三です」
あんた、師匠に駆り出されちゃったの。可哀想に。こんなクソ野郎のせいで。
「じゃくさんくん」
おかしいなぁ、と思いつつ笑顔で対応。「あぁ、はぁ」とじゃくさんくんは苦笑い。
「印象がだいぶ違いますねお、お嬢」
「え?」
あ、そう?
「君もしかして」
「はい、あの」
「あらぁ、どうも~」
瞬時の営業スマイル。
それに依田は漸く顔を上げ、「ふっ、」と笑いやがったので。
「てめぇ何笑ってやがるこるぁぁ。
帰るぞこのクソ三味…」
ついつい依田を蹴ろうとしちゃえば弟分のジャクソンくんは「あぁぁ、ちょ、手はダメですぅ、明日あるんでぇぇ!」死守をした。
「あごめんごめん」
「兄さん一応こんなんでも人気なんで、こんなんでも芸道の鬼なんで」
「えマジぃ?」
「そぅだよ亀ちゃん!
ねえ聞いて!俺さぁ!」
急にがばっと依田は起き上がり、何故かあたしは黒ジャンの胸ぐらを掴まれこの勢い。ジャクソンくんすら引いている。
「気持ち悪ぃよやめろこらぁぁ!」
結局膝蹴りしてしまい。
「おふっ、」と依田が弱ったところを速攻で持ち帰り、今に至る。
何を言い出すかと思えばこの男。
リビングでソファに座り猫背を抱えて丸め、まるで明日が世界の終わり、のような低音ボイスを捻り出してそう言い放った。
「…はぁ?」
「俺、もしかすると」
顔をあげて、いつもくらいの低い声に戻る。
こいつの職業柄的には多分あかんだろう、センスがない倒置法をぶち込んできましたがまぁ、横文字片仮名を使えただけよしとしようとあたしはこいつに妥協をすることにした。
茄子を切りながら心の中満足。
ガタンっ、と包丁は音を立て茄子を裁断し、ヘタから下の本体が流しに転がって行く。
異変を察知した癖っ毛猫背男は挙動不審に振り返り、あたしを見つめるのであった。
「亀ちゃん何どうしたの」
「茄子斬ったんだよ」
「ねぇ、俺の話聞いてんの?」
「聞いてる聞いてる」
落ちた茄子は洗った。
「依田が頭おかしいのは前からじゃんどうしたの急に」
「あ、いま全国のバイセクシャルを敵に回した」
「ちげぇよなんならあたしだってレズだわ死ねクソ文楽」
ガタン。
縦半分に切れなかった。まぁ3分の2と3分の1でもいいだろう。
大体あたしに料理を作らせるのが悪い。なんだ麻婆茄子って。お前みたいなやつは中華を食っちゃいけねぇんだよ。
「いま文楽までバカにした?
まぁいいけどさそれは最早聞き飽きたからさ。文楽と言う単語を覚えてくれただけで俺的にはいいや、亀ちゃんだし」
「いま全国の亀田バカにしたか、おい」
「違うよ気が短いなぁ。ねぇ亀ちゃんそれ更年期だよ多分。
あ、バカにしてないからね心配したんだから。ねぇ、俺は一体なんの話をしていた?」
「お前が凄まじく変態だって話だよ、てか着替えれば?見てて暑苦しいんだけど夏だよ?いつまで着てん」
「あ忘れてたわ」
先程、こいつは仕事である文楽東京公演夜の部まで終えた。
今日はこいつの予定を聞いていたし、あたしのスタ練が終わるのと、終演時間が被ったので、待ち合わせて今に至るわけだが。
『亀田さんかね?』
ケータイに表示された『依田紅葉』。見慣れた、一瞬ビビる文字羅列。
電話に出てみたら別人。
嗄れた、しかし聞き馴染みある声に思わず「はははぁぁい」なんて間抜けをこいてしまい。
「し、えっ、と…どうされましたこんばんは」
なんだっけ。
名前、なんだっけ。
『鷹沢雀次ん師匠、雀生です』
たかざーじゃくじんししょーじゃくしょー
お経じみている。
そうだ、じゃくしょうししょーだ。
「あ、あぁ、ははぁ、」
ははぁて。
あたしゃぁ、お代官かよ。
しかしししょー、嗄れてるが良い声だなぁ、低くて。まぁ70代特有、何言ってるかわからん。もうちょっと若かったらなぁなんて染々する。
『すまへんがウチんうつけを迎えに来てくれんかね?』
「ははぁ、
え?」
『いやぁ、ほんなら雀三に行かそう思うたんやけど、雀三、再三に逃げ帰ってしもうて』
「え、待ってくださいどうしたんですかそいつ」
『雀三?いやぁ、あやつ今忠臣蔵の』
「あ、すみませんえっとあのあれ…そいつ。なんだっけうつけ野郎は」
『…亀田さんは相変わらずでんな。
雀次な。こい、なんやおかしいねん。変やねん』
「いやいつもっしょ」
『そいがやね、』
『あーあーししょー、マジ勘弁してくだせぇ、何してはりますぅ?』
がしゃがしゃがしゃと音がして。
『亀ちゃぁぁん』
間抜けなうつけ野郎の声がした。
「なんだてめぇ」
スタジオを出てすぐ。
最早メンバーに手を振り、「ごめん先帰ってて」と頭を下げまくっている最中だった。
『亀ちゃん、与太郎はどうして死んだんだろうか、俺もうわからんの』
「うるせぇわかった今から行くからまずししょーに変わりなさいこのポンコツ」
うへぇぇ、と言う声をBGMに再び『亀田さんかね?』を再び聞く。良い声だけどこの人流石。ポンコツの師匠だけある、変だ。
「行きます、はい。そいつにはペプシでもぶっかけといてください。多分頭冷えます」
『わかったわぁ』
電話は切れ。
なんなかんや、無い金絞ってベースとアンプを持って皇居前、国立劇場までタクシーで。
暗くなった国立劇場裏口に、若草色の浴衣を着た癖っ毛猫背に三味線を背負った長身の30代と、それに肩を貸し凭れ掛かられて困ったような顔をする20後半くらいの、短髪で紺の着流しを着た兄ちゃんがいて。
癖っ毛猫背、鷹沢一門きってのトリッキー三味線クソ野郎、鷹沢雀次、本名依田紅葉は疲れたように、と言うか意気消沈な感じであたしを見もせず右手をヒラヒラと振ってきやがった。
「お、お嬢…?」
「あぁどうもぉ、えっと」
「雀三です」
あんた、師匠に駆り出されちゃったの。可哀想に。こんなクソ野郎のせいで。
「じゃくさんくん」
おかしいなぁ、と思いつつ笑顔で対応。「あぁ、はぁ」とじゃくさんくんは苦笑い。
「印象がだいぶ違いますねお、お嬢」
「え?」
あ、そう?
「君もしかして」
「はい、あの」
「あらぁ、どうも~」
瞬時の営業スマイル。
それに依田は漸く顔を上げ、「ふっ、」と笑いやがったので。
「てめぇ何笑ってやがるこるぁぁ。
帰るぞこのクソ三味…」
ついつい依田を蹴ろうとしちゃえば弟分のジャクソンくんは「あぁぁ、ちょ、手はダメですぅ、明日あるんでぇぇ!」死守をした。
「あごめんごめん」
「兄さん一応こんなんでも人気なんで、こんなんでも芸道の鬼なんで」
「えマジぃ?」
「そぅだよ亀ちゃん!
ねえ聞いて!俺さぁ!」
急にがばっと依田は起き上がり、何故かあたしは黒ジャンの胸ぐらを掴まれこの勢い。ジャクソンくんすら引いている。
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結局膝蹴りしてしまい。
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