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The 3rd episode
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あっさりと、標的を発見。ホールの中心で白髪頭の中年のおっさんと、懐かしい、短髪の爽やかな男は当時よりやつれ、弱った猛獣のような目付きをしていた。
「Mark discovery. Every how long are Ymir and you here now?
(標的発見。ユミル、君は今どの位置にいる?)」
『Mark confirmation. Which is a mark? Ryu.
(標的確認。標的はどっちなんだい?リュウ)』
『はいストップー!』
突然の政宗の日本語に、一瞬ドキッとした。
「…なんですか」
『FBIじゃないんで、俺。わからんその指示』
「…大丈夫です。政宗には日本語でいきますので。
取り敢えず白澤を見つけました。ホールまで来てください。
...Ymir and impoliteness. (ユミル、失敬。)
A young man necessary for the back is a mark. Don't shoot yet. When shooting, it's directed from here.
(後ろにいる若い男が標的だ。まだ撃つなよ。撃つときはこちらから指示する)」
何故かユミルは笑っているらしい。
「Masamune is a good one, isn't it? The leader who understood.
(マサムネは良いヤツだね。了解しました、隊長)
From 50 meters of carry distance and a mark, 30 deg of back and lower right. It's made a carry, and when there is 70 meters of initial velocity, is it enough?
(射程距離50メートル、標的から後方、右下30°。飛距離にして初速70メートルあれば充分ですかね?)
You go to this by a pistol, right? The trigger can be pulled anytime. Should a silencer be loaded?
(これは拳銃でいきますね。いつでもトリガーは引けますよ。サイレンサーつけた方がいい?)」
ふざけてんのかなユミル。
「I'd like to receive the sound police using a gun of silencer equipment as much as possible, but was a silencer loaded on 1911 really?
(健全な警察なら出来るだけサイレンサー装備の銃を使っていただきたいが、まさかコルト1911にサイレンサーは装着しておいたんだよね?)」
「Oh, because it's wide, this field is no problem, isn't it!
(ま、この競技場は広いから大丈夫だよね!)」
「…I thank you. Please be silent.
(もういいです。黙っててください)」
横で潤が吹き出した。うるせぇ。こいつは優秀な宇宙人なんだよ。
「じゃ、行ってくるわ。指示よろしく頼んだ」
潤にそれだけ言って俺は銀河と官房長の元へ歩く。拳銃は手に持ったまま下げた。
『Even "Killzone" is 10 meters of rest. Shirasawa is leftish. After 1 more steps up.
(キルゾーンまで残り10メートル。シラサワは少し左寄り。あと一歩左寄りに寄って)』
流石は名スポッターだ。俺の射程距離をちゃんと理解している。俺が撃つときなんとなく左寄りなのも理解しての助言。
久しぶりにやってみて潤の優秀さが分かる。
「お前が来たのか、流星」
「お久しぶりです、銀河」
久しぶりに聞いた、その声は。
状況に似合わず、ひどく落ち着いていた。
「き、君は…!」
「特本部部長のスミダと申します。以後、お見知り置きを」
一歩、左に。
銀河が官房長の背中に拳銃をめり込ませている。
「次なんてないよ、流星」
『5 meters of rest. It isn't enough.
(残り5メートル。足りない)』
5メートル…。
視界の端でユミルが構えたのが見える。
「江島はどうしたんですか?」
「江島か…お前らは何人で来たんだい?あそこの上のスナイパーが殺したんじゃないの?」
「Ymir. Ejima seems to lie in the top. Please look for it.(ユミル。上に江島が潜んでいるらしい。探してくれ)」
『Are you OK?(君は大丈夫なのかい?)』
「Yes.(ああ)」
指示を出すうちにじわじわと歩く。射程距離内に来たはずだ。
「Jun,(潤、)」
『Just barely.(ぎりぎり…。)』
『流星、着いたぞ』
「遅かったですね。そのまま待機してください。今、ユミルが上で江島を探しています」
「…凄いなぁ、流星」
何故か子供のように楽しそうに笑う銀河に、邪気がない。
「あぁ、きっと、流星と潤と政宗が来たのかな」
「…はい」
「そっか…」
「Mark discovery. Every how long are Ymir and you here now?
(標的発見。ユミル、君は今どの位置にいる?)」
『Mark confirmation. Which is a mark? Ryu.
(標的確認。標的はどっちなんだい?リュウ)』
『はいストップー!』
突然の政宗の日本語に、一瞬ドキッとした。
「…なんですか」
『FBIじゃないんで、俺。わからんその指示』
「…大丈夫です。政宗には日本語でいきますので。
取り敢えず白澤を見つけました。ホールまで来てください。
...Ymir and impoliteness. (ユミル、失敬。)
A young man necessary for the back is a mark. Don't shoot yet. When shooting, it's directed from here.
(後ろにいる若い男が標的だ。まだ撃つなよ。撃つときはこちらから指示する)」
何故かユミルは笑っているらしい。
「Masamune is a good one, isn't it? The leader who understood.
(マサムネは良いヤツだね。了解しました、隊長)
From 50 meters of carry distance and a mark, 30 deg of back and lower right. It's made a carry, and when there is 70 meters of initial velocity, is it enough?
(射程距離50メートル、標的から後方、右下30°。飛距離にして初速70メートルあれば充分ですかね?)
You go to this by a pistol, right? The trigger can be pulled anytime. Should a silencer be loaded?
(これは拳銃でいきますね。いつでもトリガーは引けますよ。サイレンサーつけた方がいい?)」
ふざけてんのかなユミル。
「I'd like to receive the sound police using a gun of silencer equipment as much as possible, but was a silencer loaded on 1911 really?
(健全な警察なら出来るだけサイレンサー装備の銃を使っていただきたいが、まさかコルト1911にサイレンサーは装着しておいたんだよね?)」
「Oh, because it's wide, this field is no problem, isn't it!
(ま、この競技場は広いから大丈夫だよね!)」
「…I thank you. Please be silent.
(もういいです。黙っててください)」
横で潤が吹き出した。うるせぇ。こいつは優秀な宇宙人なんだよ。
「じゃ、行ってくるわ。指示よろしく頼んだ」
潤にそれだけ言って俺は銀河と官房長の元へ歩く。拳銃は手に持ったまま下げた。
『Even "Killzone" is 10 meters of rest. Shirasawa is leftish. After 1 more steps up.
(キルゾーンまで残り10メートル。シラサワは少し左寄り。あと一歩左寄りに寄って)』
流石は名スポッターだ。俺の射程距離をちゃんと理解している。俺が撃つときなんとなく左寄りなのも理解しての助言。
久しぶりにやってみて潤の優秀さが分かる。
「お前が来たのか、流星」
「お久しぶりです、銀河」
久しぶりに聞いた、その声は。
状況に似合わず、ひどく落ち着いていた。
「き、君は…!」
「特本部部長のスミダと申します。以後、お見知り置きを」
一歩、左に。
銀河が官房長の背中に拳銃をめり込ませている。
「次なんてないよ、流星」
『5 meters of rest. It isn't enough.
(残り5メートル。足りない)』
5メートル…。
視界の端でユミルが構えたのが見える。
「江島はどうしたんですか?」
「江島か…お前らは何人で来たんだい?あそこの上のスナイパーが殺したんじゃないの?」
「Ymir. Ejima seems to lie in the top. Please look for it.(ユミル。上に江島が潜んでいるらしい。探してくれ)」
『Are you OK?(君は大丈夫なのかい?)』
「Yes.(ああ)」
指示を出すうちにじわじわと歩く。射程距離内に来たはずだ。
「Jun,(潤、)」
『Just barely.(ぎりぎり…。)』
『流星、着いたぞ』
「遅かったですね。そのまま待機してください。今、ユミルが上で江島を探しています」
「…凄いなぁ、流星」
何故か子供のように楽しそうに笑う銀河に、邪気がない。
「あぁ、きっと、流星と潤と政宗が来たのかな」
「…はい」
「そっか…」
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