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カタン、カタンと音がする。
日曜の昼間だった。
目が覚めると、台所に立つ桜木が見えた。
何か…夢を見ていた気がする。
キシ、とベッドが鳴る。
振り向くことはなく桜木は「おはよう」と素っ気なく言った。
灯がおはよう、と挨拶を返し冷蔵庫に飲み物を取りに行くと、桜木は慎重に手元を見ながら「千香ちゃんがコロッケ作るってさ」と言った。
てんでバラバラの形の大根がまな板の上にある。
「…何作ってるの」
「ブリ大根。どーよ、よくねえ?」
言いながら桜木は一度ポケットからスマホを出し、「ブリはさっと煮る…」と言っているので、「貸して」と、しっしと手で追い払った。
「バラバラだよこれ」
「仕方ねぇじゃん、今日はバランスがいまいちなんだよ」
「無理するからだよね。切るときは言ってよ」
「ぐっすりだったから」
取って変わろうとしたが最早修復は不可能そうだった。
入院した次の日。
桜木は「退院する」と言い張って医者に一度怒られていた。
ついで、何度も面倒臭がり「突然耳が聞こえなくなりましてー」とテキトーに答えて何度も突発性難聴の診断を貰っていた、しかもわりと放置してから病院に行くという惰性的な治療をしてきていたことも怒られていた。
結果、事件で難聴は酷くなったようだ。
片耳なので、生活に大した支障はないらしい。が、初期より重症となっていた。更に一時的な出血多量で脳のなんだかも作用し、より悪化したらしい。
そのせいでたまに、身体の平衡感覚がちょっとだけ人よりズレてしまうのだそうだ。
けど、つまり、最初からこいつはどこかズレているのだ。
「…修復無理そうだねこれ」
「個性かな」
「まぁいいけどさ」
「灯」
「何?」
「おはようございますのおちゅうをしていません」
ほらズレてる。
しゃーないなと少し顔を傾け「おはよう」とキスをした。
「あと煮るだけっぽいんだけど。ちょっとイチャつかね?千香ちゃんは夕方だし」
「…起きたばっかだからってゆうか、明日仕事でしょあんた」
「だから昼間なんだよわかる?」
なんで怒られるのか。
まぁでも「やることないからそれ終わったら考えよ…」と、灯は漸く目的の梨ジュースをコップについだ。
事件から一月。
嘘のように平穏な日々が訪れ、心がまだ追い着いていかない。
全員で仕事をバックれ辞め、というより桜木と灯は自然と失業。
しかし、千香は翌日にはひとまずスーパーのパートを探してきた。
接客は当たり前だが要領もよかったようだ、いまや社員の話が早くも出ている。
桜木は桜木で、ドライバーはもちろん、売り専時代の経験から、ホテルの後片付け等も慣れていた。
よって、ビジネスホテルに就職があっさり決まってしまったのだ。
二人とも、長年一ヶ所で勤めたのが幸いしたようだ。面接はしなかったようなものだったらしい。
物凄くクリーンな仕事に就いた。
灯はというと。
何もしていない、ヒモになり下がってしまっていた。
何から決めたらいいのか、したらいいのか、そもそも気付かないうちに心の体力はかなりなくなってしまっていたようだ。
「…家事はやるって、言ったのに」
「何々?なんだって?」
「別に」
「何拗ねてんだよ」
飲み物を持ってさっさとベッドに戻る。
桜木も千香も文句は言わず、むしろ「いいよ」という感じなのだから……やっていられない。
正直幸せなようでいて、幸せじゃないような気がしていた。すぐに自分を責めるようになったのだ。
桜木は少しして、「はいはい、」とベッドの端に座った。
「次から叩き起こすよ。でもまぁ、俺もリハビリしてぇんだよ」
「………」
別に拗ねているわけではない。
こんなに任せっきりでなんて、マグロか全くとどこか自分に腹が立つ。
それでも桜木はふと布団に入り自分を抱き締め、「お前もね」と、甘やかすように頭を撫でてくるのだ。
こんなことだって…なかったから、知らないんだもん。
「いいんだよ別に」
「……昔ね、桜木さん」
「ん?」
「施設の先生に言ったことあるんだ」
頭を抱えて桜木は「…何を?」と聞いてきた。
…思い出しても、震えそうになる理由。
でも、今とても暖かくて、ひとつ息が出た。
「…例えば、一瞬だけでもさ。世界中の誰もが笑った瞬間があったら、て」
「…うん」
「先生は、とても顔を歪めたよ」
「そうか」
それがどうして忘れられないのか。
否定でも肯定でもなかった。ただ、子供の頃の自分は、言ってみて「そんなこと」と否定をしたのだ。
「それにどんな答えが欲しい?」
「いや、ただ思い出して」
ただ。
漠然と思い浮かんだ、あの歪んだ顔に。想像し得ない暗い空間が広がっているのではないかと、足が竦む感覚を覚えたのだ。
「…子供の頃の話」
「そうかそうか」
「だから怖かったんだよ、桜木さん」
「…何が?」
「近くて遠い、遠くて近い。俺なんてさ、なんでもないんだって」
「あっそ。
そんなこと言うならセックスしちゃおうか?ん?」
「なんで……?」
「話がわからないやつだから」
日曜の昼間だった。
目が覚めると、台所に立つ桜木が見えた。
何か…夢を見ていた気がする。
キシ、とベッドが鳴る。
振り向くことはなく桜木は「おはよう」と素っ気なく言った。
灯がおはよう、と挨拶を返し冷蔵庫に飲み物を取りに行くと、桜木は慎重に手元を見ながら「千香ちゃんがコロッケ作るってさ」と言った。
てんでバラバラの形の大根がまな板の上にある。
「…何作ってるの」
「ブリ大根。どーよ、よくねえ?」
言いながら桜木は一度ポケットからスマホを出し、「ブリはさっと煮る…」と言っているので、「貸して」と、しっしと手で追い払った。
「バラバラだよこれ」
「仕方ねぇじゃん、今日はバランスがいまいちなんだよ」
「無理するからだよね。切るときは言ってよ」
「ぐっすりだったから」
取って変わろうとしたが最早修復は不可能そうだった。
入院した次の日。
桜木は「退院する」と言い張って医者に一度怒られていた。
ついで、何度も面倒臭がり「突然耳が聞こえなくなりましてー」とテキトーに答えて何度も突発性難聴の診断を貰っていた、しかもわりと放置してから病院に行くという惰性的な治療をしてきていたことも怒られていた。
結果、事件で難聴は酷くなったようだ。
片耳なので、生活に大した支障はないらしい。が、初期より重症となっていた。更に一時的な出血多量で脳のなんだかも作用し、より悪化したらしい。
そのせいでたまに、身体の平衡感覚がちょっとだけ人よりズレてしまうのだそうだ。
けど、つまり、最初からこいつはどこかズレているのだ。
「…修復無理そうだねこれ」
「個性かな」
「まぁいいけどさ」
「灯」
「何?」
「おはようございますのおちゅうをしていません」
ほらズレてる。
しゃーないなと少し顔を傾け「おはよう」とキスをした。
「あと煮るだけっぽいんだけど。ちょっとイチャつかね?千香ちゃんは夕方だし」
「…起きたばっかだからってゆうか、明日仕事でしょあんた」
「だから昼間なんだよわかる?」
なんで怒られるのか。
まぁでも「やることないからそれ終わったら考えよ…」と、灯は漸く目的の梨ジュースをコップについだ。
事件から一月。
嘘のように平穏な日々が訪れ、心がまだ追い着いていかない。
全員で仕事をバックれ辞め、というより桜木と灯は自然と失業。
しかし、千香は翌日にはひとまずスーパーのパートを探してきた。
接客は当たり前だが要領もよかったようだ、いまや社員の話が早くも出ている。
桜木は桜木で、ドライバーはもちろん、売り専時代の経験から、ホテルの後片付け等も慣れていた。
よって、ビジネスホテルに就職があっさり決まってしまったのだ。
二人とも、長年一ヶ所で勤めたのが幸いしたようだ。面接はしなかったようなものだったらしい。
物凄くクリーンな仕事に就いた。
灯はというと。
何もしていない、ヒモになり下がってしまっていた。
何から決めたらいいのか、したらいいのか、そもそも気付かないうちに心の体力はかなりなくなってしまっていたようだ。
「…家事はやるって、言ったのに」
「何々?なんだって?」
「別に」
「何拗ねてんだよ」
飲み物を持ってさっさとベッドに戻る。
桜木も千香も文句は言わず、むしろ「いいよ」という感じなのだから……やっていられない。
正直幸せなようでいて、幸せじゃないような気がしていた。すぐに自分を責めるようになったのだ。
桜木は少しして、「はいはい、」とベッドの端に座った。
「次から叩き起こすよ。でもまぁ、俺もリハビリしてぇんだよ」
「………」
別に拗ねているわけではない。
こんなに任せっきりでなんて、マグロか全くとどこか自分に腹が立つ。
それでも桜木はふと布団に入り自分を抱き締め、「お前もね」と、甘やかすように頭を撫でてくるのだ。
こんなことだって…なかったから、知らないんだもん。
「いいんだよ別に」
「……昔ね、桜木さん」
「ん?」
「施設の先生に言ったことあるんだ」
頭を抱えて桜木は「…何を?」と聞いてきた。
…思い出しても、震えそうになる理由。
でも、今とても暖かくて、ひとつ息が出た。
「…例えば、一瞬だけでもさ。世界中の誰もが笑った瞬間があったら、て」
「…うん」
「先生は、とても顔を歪めたよ」
「そうか」
それがどうして忘れられないのか。
否定でも肯定でもなかった。ただ、子供の頃の自分は、言ってみて「そんなこと」と否定をしたのだ。
「それにどんな答えが欲しい?」
「いや、ただ思い出して」
ただ。
漠然と思い浮かんだ、あの歪んだ顔に。想像し得ない暗い空間が広がっているのではないかと、足が竦む感覚を覚えたのだ。
「…子供の頃の話」
「そうかそうか」
「だから怖かったんだよ、桜木さん」
「…何が?」
「近くて遠い、遠くて近い。俺なんてさ、なんでもないんだって」
「あっそ。
そんなこと言うならセックスしちゃおうか?ん?」
「なんで……?」
「話がわからないやつだから」
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