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Stratocaster EC
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みんな黙って天使のハイエナさんを見るけれど「そう、天使はトーカ、俺はトーカのお父さん。ちなみにカイエダって名前…」と言った。
「カイエダさん!」
「…うん、まあOKだけど、みんなの前では」
「お父さん!」
「よしありがとう。
……メガネくん、笑わないでください」
「っごめんめちゃくちゃおもしろっ、」
「ホントだよ笑ってんじゃねぇよクソメガネぇ!笑えねーよもう、バカボケカスぅ!」
「お母さん口悪い…」とカイエダさんがニコッと言うとおばあちゃんは「なるほどそういうことでしたか…」と言った。
「おばちゃん、何から何までごめんね…ちょーナゾ空間だよね…」
「いえいえ…置いていかれそうにはなったけど……かしこまりました。
茜ちゃん…アナタ…」
おばあちゃんは泣きそうな笑顔で「お母さんに、なった、ねぇ…」と泣いてしまった。
「え、いやえっと…」「うぅぅ~…」とこいちゃんがおばあちゃんの背中をなでている。
「いや、学のママは美智佳なんだよ、おばちゃん。おばちゃんの娘のさ…」
「……ずーっと思ってたけど平良さんは本当に茜ちゃんの愛した人なの~~っ!?」
「いや全く。ATMだから気にしないで、ホント今回はごめんね」
「おばあ様ちょっとそれは」
「ジョーダンよっ!アナタにもなんだかんだで学はお世話になってるし良いところがあるんだけど茜ちゃんにあうのかしらって…!わ、私も茜ちゃんを娘のようだと……お、親としてはどうなのか気にしてたんだけど言っていいのかってぇ~~!」
「おばちゃんっ…!ここに来て笑っていいか泣いていいかわからないこと言わないでよ~、うれしいけどね!ありがとう!
ほらメガネっ!」
「あはい……フガイないですがこれからもよろしくお願い」
「待った待った待ちましょう。ここ、病院ですから。カンゴシさんが困ってます。両家顔合わせみたいになってるんで、いま」
カンゴフさんはハッとし「あ、あぁすみませんついつい見とれちゃいました…」と言いながら「あ、手続きしましょうね~」と、こいちゃん以外のみんなを連れて行ってしまった。
「……MRIの話どっか行っちゃったね…」
「…ぜ…絶対ダメ?」
「いちおー。血のカタマリとかあったら学、大変だしさ」
「…血のカタマリっ!?」
「うん。来てすぐはなかったけど、あとは天才ケンサか…」
「ナニソレ」
「脳波だよ。
たとえば…じゃあ…おでこに血のカタマリがあったとするじゃん?」
「うん…」
「そうすると神経…手とか動かすこう…脳の命令かな、カタマリがジャマをして動かなくなっちゃうかもしれない、とか。
いまのところ…吃音もね、多分ほら、事故の後すぐしゃべれなくなったじゃん?あれは学の心の問題はあったみたいだからしゃべれるようにはなったけど…ここまでわかった?」
「…多分…」
「まぁムズカしい…あたしも医者じゃないからさ。先生に聞いた話だよ?
吃音は、その時の後遺症…つまり、話せなくなったのが原因か脳の命令のせいかまだわかってないんだ。
いちおー何回も検査はしてるじゃん?その中で血のカタマリは見つかってない」
「そう…なんだ…」
「なんとも言えないけど……上手く話せる時は今まで…学の心が関係してるかも?くらいなんだ。学の場合は生まれつきではない…おばちゃんもママも話せていたから…」
「……なるほど」
「でも、引きかえに学は音感だね、あれがスゴイのよ。だから、脳が原因の可能性もあるかなーってカンゴシさんは思ったのかもね」
「こいちゃん」
「ん?」
「か、カンゴシと、カンゴフの…違いは?」
「あ、漢字で書くとわかるよ」
こいちゃんはサッと紙を出したが「あれ、なんの紙だっけこれ、まぁいいや」と裏面に“看護師”と“看護婦”と書いた。
「師は…まぁ、学校の先生みたいな職業の人をいうけど、婦は、女の人って意味…けど、男の人も看護婦さんと同じ仕事してるじゃん?女の人だけじゃないから、最近はこうして看護師さん、て呼ぶんだよ」
「なるほど…」
「そう。まぁ、差別的じゃね?みたいな感じ、てのも多分あるのかな。学も差別されるの、イヤでしょ?」
「うん」
「みんな大体そうだから、女、男、て分けない」
「そうなんだ…」
「ムズカしいね」
「なんと、なくは、わわかった」
「エラい…あっ、」
こいちゃんは紙を見て「うっわこれ脳波のショルイだった…」と言った。
「ショルイ、はどう書くの?」
「漢字?」
「うん」
「簡単簡単。学も習ってる字じゃないかな…書く、て字と、類は友を呼ぶの類だよ」
「書いてみてもいい?」
「あー…この紙…いや書類…。
まいっか、新しくもらうしかないし。いいよ、みんなどうせ時間かかるから漢練しよっか。頭も良くなる」
みんなが帰ってくるまで、今日気になったものを聞いて教えてもらった。
みんなが帰ってきた時、こいちゃんは「すみませんっ!間違えました!」と言い新しい書類をもらい、みんなも名前を書いていた。
「カイエダさん!」
「…うん、まあOKだけど、みんなの前では」
「お父さん!」
「よしありがとう。
……メガネくん、笑わないでください」
「っごめんめちゃくちゃおもしろっ、」
「ホントだよ笑ってんじゃねぇよクソメガネぇ!笑えねーよもう、バカボケカスぅ!」
「お母さん口悪い…」とカイエダさんがニコッと言うとおばあちゃんは「なるほどそういうことでしたか…」と言った。
「おばちゃん、何から何までごめんね…ちょーナゾ空間だよね…」
「いえいえ…置いていかれそうにはなったけど……かしこまりました。
茜ちゃん…アナタ…」
おばあちゃんは泣きそうな笑顔で「お母さんに、なった、ねぇ…」と泣いてしまった。
「え、いやえっと…」「うぅぅ~…」とこいちゃんがおばあちゃんの背中をなでている。
「いや、学のママは美智佳なんだよ、おばちゃん。おばちゃんの娘のさ…」
「……ずーっと思ってたけど平良さんは本当に茜ちゃんの愛した人なの~~っ!?」
「いや全く。ATMだから気にしないで、ホント今回はごめんね」
「おばあ様ちょっとそれは」
「ジョーダンよっ!アナタにもなんだかんだで学はお世話になってるし良いところがあるんだけど茜ちゃんにあうのかしらって…!わ、私も茜ちゃんを娘のようだと……お、親としてはどうなのか気にしてたんだけど言っていいのかってぇ~~!」
「おばちゃんっ…!ここに来て笑っていいか泣いていいかわからないこと言わないでよ~、うれしいけどね!ありがとう!
ほらメガネっ!」
「あはい……フガイないですがこれからもよろしくお願い」
「待った待った待ちましょう。ここ、病院ですから。カンゴシさんが困ってます。両家顔合わせみたいになってるんで、いま」
カンゴフさんはハッとし「あ、あぁすみませんついつい見とれちゃいました…」と言いながら「あ、手続きしましょうね~」と、こいちゃん以外のみんなを連れて行ってしまった。
「……MRIの話どっか行っちゃったね…」
「…ぜ…絶対ダメ?」
「いちおー。血のカタマリとかあったら学、大変だしさ」
「…血のカタマリっ!?」
「うん。来てすぐはなかったけど、あとは天才ケンサか…」
「ナニソレ」
「脳波だよ。
たとえば…じゃあ…おでこに血のカタマリがあったとするじゃん?」
「うん…」
「そうすると神経…手とか動かすこう…脳の命令かな、カタマリがジャマをして動かなくなっちゃうかもしれない、とか。
いまのところ…吃音もね、多分ほら、事故の後すぐしゃべれなくなったじゃん?あれは学の心の問題はあったみたいだからしゃべれるようにはなったけど…ここまでわかった?」
「…多分…」
「まぁムズカしい…あたしも医者じゃないからさ。先生に聞いた話だよ?
吃音は、その時の後遺症…つまり、話せなくなったのが原因か脳の命令のせいかまだわかってないんだ。
いちおー何回も検査はしてるじゃん?その中で血のカタマリは見つかってない」
「そう…なんだ…」
「なんとも言えないけど……上手く話せる時は今まで…学の心が関係してるかも?くらいなんだ。学の場合は生まれつきではない…おばちゃんもママも話せていたから…」
「……なるほど」
「でも、引きかえに学は音感だね、あれがスゴイのよ。だから、脳が原因の可能性もあるかなーってカンゴシさんは思ったのかもね」
「こいちゃん」
「ん?」
「か、カンゴシと、カンゴフの…違いは?」
「あ、漢字で書くとわかるよ」
こいちゃんはサッと紙を出したが「あれ、なんの紙だっけこれ、まぁいいや」と裏面に“看護師”と“看護婦”と書いた。
「師は…まぁ、学校の先生みたいな職業の人をいうけど、婦は、女の人って意味…けど、男の人も看護婦さんと同じ仕事してるじゃん?女の人だけじゃないから、最近はこうして看護師さん、て呼ぶんだよ」
「なるほど…」
「そう。まぁ、差別的じゃね?みたいな感じ、てのも多分あるのかな。学も差別されるの、イヤでしょ?」
「うん」
「みんな大体そうだから、女、男、て分けない」
「そうなんだ…」
「ムズカしいね」
「なんと、なくは、わわかった」
「エラい…あっ、」
こいちゃんは紙を見て「うっわこれ脳波のショルイだった…」と言った。
「ショルイ、はどう書くの?」
「漢字?」
「うん」
「簡単簡単。学も習ってる字じゃないかな…書く、て字と、類は友を呼ぶの類だよ」
「書いてみてもいい?」
「あー…この紙…いや書類…。
まいっか、新しくもらうしかないし。いいよ、みんなどうせ時間かかるから漢練しよっか。頭も良くなる」
みんなが帰ってくるまで、今日気になったものを聞いて教えてもらった。
みんなが帰ってきた時、こいちゃんは「すみませんっ!間違えました!」と言い新しい書類をもらい、みんなも名前を書いていた。
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