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Stratocaster EC
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ふっとハイエナさんがこいちゃんに手元で合図をし、こいちゃんがボイレコ?をいじると「だったらなんか文句あんのか」と口調を変えた。
「…人の家庭事情にケチつけようとはずいぶんなごあいさつで」
「ズボシつかれて」
「今時ヤクザでも直にはこねーよ、大体は」
「は!?」
「わかったら失せろ、マスクなしだしツバが飛ぶ。常識ないなあんた」
「てっめ…」
「お、おお押していいのっ!?」
ナースコールを持ち言うと、ハイエナさんはこっちを見てニコッと笑い、小さな声で「どっちでも良し」と言った。
「クソガキが、」
言い捨てて去ったデカイ人に「二度と来んなよチンピラが」とハイエナさんは言った。
「………すみません茜さん、ちょっとやり過ぎたかも」
「……いっや待って!わかった気がするけどムズカしくてほとんど何言ってっかわからなかったから説明プリーズ!」
「あー、最後の「二度と来んなよカス」だけわかればOKです」
こいちゃんにひょいひょいと手をやれば、こいちゃんはハイエナさんにボイレコを返した。
「…いちおー…メガネさんには見せます………」
「あ、うん…」
「そういえば俺の方で保険会社とは別に、医療ホジョの書類は出しましたが…あんなの、こってりしぼってください」
「ま、マジ?」
「まぁ、別件で、の医療ホジョです。かかりつけの病院に少々カルテを…あ、今までのは手続きされているようでしたのでもし今後、コンケンのインガ関係がありそうな障害とうがありましたら即、出せるようにと話をつけましたよ、医師と」
「………さすが厚労省…」
「おそらくコンケンの俺の出番はおおむね終わりです…本職の方…まぁこれも本職ですが…平良さんとかわって俺が内勤増えそうなんで…」
「え!もう、こここ、ないの!?」
「う~ん……メガネくんの手が開かない時だけ…かなぁ。職場ではメガネくんが学くんのところに行けるように仕事がふられたよ」
「ハイエナさん」
「あ、もうそうなったのね…」
「ありがと………ボク、こいちゃんもメガネくんも…ニセモノじゃない!」
「あぁ、ヒドイよね。俺がイラッとしちゃったから言っちゃった感じだから。
学くんはちゃんと、いい人間関係を作れていると思うよ」
「うん、そうなの、みんな、」
「ははは!
あ、そうだ、入院手続き忘れてましたね。ついでにチクリましょうかあの男。学校とかあるからびみょーですが、あれは引っ越すだろうな…。
まぁ、どうするかはダンナさんと話して決めることですが、まぁあの人やりそうだけど…相談、という形で残す意味合いで平良さんと一緒に警察に行って、接近…セッケン禁止命令を出したいと言ってもいいかも、DQNだし。あんま刺激しない方が…と言われるでしょうが。
あと、ナースコールよりもしまた来たら警察警察。ウチもトーカ実母へ出してますし…住所のエツランセイゲンも一年に一回ですがマトリは慣れてるんで突撃はされないかも…?」
「えっ、あ、ハイ…多分もっかい聞きますそれ」
「いつでもぜひ。
じゃ、ちょっとこいちゃんと手続きしてくるね、学くん」
ひらひらっと手をふりハイエナさんはこいちゃんと出て行く。
あぁ、いっぱいわかんないこと言っててわからないものがわからない。ハイエナさんスゴい…。
ふとケータイを見ると、幸村くんからメールが来ていた。
「これ、どうかな?」というメールに添付ファイルがあった。
見てみると…4本弦の…ギター?4本ならベースかな…でも、ヴァイオリンに見える。
これはなに?
と送ると「父さんのヴァイオリンベース」と来た。ヴァイオリンベース…。
ヴァイオリンなの?ベースなの?
エレキベースだよ。グレコの。ポール・マッカートニーが有名だってさ。もしよかったらって父さんが明日、学くんにあげようかなって言ってた。
…ヴァイオリン、ベース…エレキ。
ケータイで調べてみた。
……ホントだ、画像、ポール・マッカートニーが出てきた。
ギター屋さんとかの動画を見つけたので、イヤホンで聞いてみた。
スゴい!
と送れば幸村くんは「明日楽しみにしててね」と来るけど…。
幸村くんのギターは…。
と、心配しているうちに「オレのはこれ!」と添付ファイルが来た…。
赤茶色の縁に黄色オレンジの…どことなくお父さんの愛器に似ているギブソン。
学校用はこれ!
と来たのは多分、エピフォンの方だ…。
こいちゃんが帰ってきたので「見て!」と全部見せてみた。
「…え!グレコくれるの!?
確かに持ち歩きでも…いつも通りでもちょうどいいけど…」
「ベース!だって!」
「…エレキ弾いてたし多分楽だね…ベースは、エレキみたいに何本も押さえないし」
「エレキベース、ポール・マッカートニー!」
「…確かにそうだね、ポールはヘフナーだけど、グレコも同じ会社だから音に違いはない…のかな?
リッケンバッカーより本当はその…ヴァイオリンベースが好きらしい、てのは知ってる。ザ、ヴァイオリンベースの人だし。
良いんじゃないかな…てか、こんなめずらしいものを…」
「こいちゃんのはエリック・クラプトン…」
「あー、ははっ!やってたころに買ったやつね。これなら間違いないんじゃね?と思ったんだよ。どうやらクソムズカしいつなぎだったけど。
学たち、ベースいないもんねぇ。
最初はイワカンとかあると思うけど、慣れれば多分エレキより楽?よく言うしね、ベース弾ける人はギターも弾けるって」
「ほう、ほう…」
こいちゃんはニヤッと笑い「よかったね学」と喜んでくれた。
「…検査とか、落ちついたら、リハビリもかねてやってみようか」
それはとても。
「楽しみ、頑張っる、」
「うん。そうだその意気だ」
わしゃわしゃと頭をなで「あ、まだ頭ダメか、なでちゃ!」と言って手を引っこめる。
新しいこと。
また頑張ろうと思った。
「…人の家庭事情にケチつけようとはずいぶんなごあいさつで」
「ズボシつかれて」
「今時ヤクザでも直にはこねーよ、大体は」
「は!?」
「わかったら失せろ、マスクなしだしツバが飛ぶ。常識ないなあんた」
「てっめ…」
「お、おお押していいのっ!?」
ナースコールを持ち言うと、ハイエナさんはこっちを見てニコッと笑い、小さな声で「どっちでも良し」と言った。
「クソガキが、」
言い捨てて去ったデカイ人に「二度と来んなよチンピラが」とハイエナさんは言った。
「………すみません茜さん、ちょっとやり過ぎたかも」
「……いっや待って!わかった気がするけどムズカしくてほとんど何言ってっかわからなかったから説明プリーズ!」
「あー、最後の「二度と来んなよカス」だけわかればOKです」
こいちゃんにひょいひょいと手をやれば、こいちゃんはハイエナさんにボイレコを返した。
「…いちおー…メガネさんには見せます………」
「あ、うん…」
「そういえば俺の方で保険会社とは別に、医療ホジョの書類は出しましたが…あんなの、こってりしぼってください」
「ま、マジ?」
「まぁ、別件で、の医療ホジョです。かかりつけの病院に少々カルテを…あ、今までのは手続きされているようでしたのでもし今後、コンケンのインガ関係がありそうな障害とうがありましたら即、出せるようにと話をつけましたよ、医師と」
「………さすが厚労省…」
「おそらくコンケンの俺の出番はおおむね終わりです…本職の方…まぁこれも本職ですが…平良さんとかわって俺が内勤増えそうなんで…」
「え!もう、こここ、ないの!?」
「う~ん……メガネくんの手が開かない時だけ…かなぁ。職場ではメガネくんが学くんのところに行けるように仕事がふられたよ」
「ハイエナさん」
「あ、もうそうなったのね…」
「ありがと………ボク、こいちゃんもメガネくんも…ニセモノじゃない!」
「あぁ、ヒドイよね。俺がイラッとしちゃったから言っちゃった感じだから。
学くんはちゃんと、いい人間関係を作れていると思うよ」
「うん、そうなの、みんな、」
「ははは!
あ、そうだ、入院手続き忘れてましたね。ついでにチクリましょうかあの男。学校とかあるからびみょーですが、あれは引っ越すだろうな…。
まぁ、どうするかはダンナさんと話して決めることですが、まぁあの人やりそうだけど…相談、という形で残す意味合いで平良さんと一緒に警察に行って、接近…セッケン禁止命令を出したいと言ってもいいかも、DQNだし。あんま刺激しない方が…と言われるでしょうが。
あと、ナースコールよりもしまた来たら警察警察。ウチもトーカ実母へ出してますし…住所のエツランセイゲンも一年に一回ですがマトリは慣れてるんで突撃はされないかも…?」
「えっ、あ、ハイ…多分もっかい聞きますそれ」
「いつでもぜひ。
じゃ、ちょっとこいちゃんと手続きしてくるね、学くん」
ひらひらっと手をふりハイエナさんはこいちゃんと出て行く。
あぁ、いっぱいわかんないこと言っててわからないものがわからない。ハイエナさんスゴい…。
ふとケータイを見ると、幸村くんからメールが来ていた。
「これ、どうかな?」というメールに添付ファイルがあった。
見てみると…4本弦の…ギター?4本ならベースかな…でも、ヴァイオリンに見える。
これはなに?
と送ると「父さんのヴァイオリンベース」と来た。ヴァイオリンベース…。
ヴァイオリンなの?ベースなの?
エレキベースだよ。グレコの。ポール・マッカートニーが有名だってさ。もしよかったらって父さんが明日、学くんにあげようかなって言ってた。
…ヴァイオリン、ベース…エレキ。
ケータイで調べてみた。
……ホントだ、画像、ポール・マッカートニーが出てきた。
ギター屋さんとかの動画を見つけたので、イヤホンで聞いてみた。
スゴい!
と送れば幸村くんは「明日楽しみにしててね」と来るけど…。
幸村くんのギターは…。
と、心配しているうちに「オレのはこれ!」と添付ファイルが来た…。
赤茶色の縁に黄色オレンジの…どことなくお父さんの愛器に似ているギブソン。
学校用はこれ!
と来たのは多分、エピフォンの方だ…。
こいちゃんが帰ってきたので「見て!」と全部見せてみた。
「…え!グレコくれるの!?
確かに持ち歩きでも…いつも通りでもちょうどいいけど…」
「ベース!だって!」
「…エレキ弾いてたし多分楽だね…ベースは、エレキみたいに何本も押さえないし」
「エレキベース、ポール・マッカートニー!」
「…確かにそうだね、ポールはヘフナーだけど、グレコも同じ会社だから音に違いはない…のかな?
リッケンバッカーより本当はその…ヴァイオリンベースが好きらしい、てのは知ってる。ザ、ヴァイオリンベースの人だし。
良いんじゃないかな…てか、こんなめずらしいものを…」
「こいちゃんのはエリック・クラプトン…」
「あー、ははっ!やってたころに買ったやつね。これなら間違いないんじゃね?と思ったんだよ。どうやらクソムズカしいつなぎだったけど。
学たち、ベースいないもんねぇ。
最初はイワカンとかあると思うけど、慣れれば多分エレキより楽?よく言うしね、ベース弾ける人はギターも弾けるって」
「ほう、ほう…」
こいちゃんはニヤッと笑い「よかったね学」と喜んでくれた。
「…検査とか、落ちついたら、リハビリもかねてやってみようか」
それはとても。
「楽しみ、頑張っる、」
「うん。そうだその意気だ」
わしゃわしゃと頭をなで「あ、まだ頭ダメか、なでちゃ!」と言って手を引っこめる。
新しいこと。
また頑張ろうと思った。
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