幕末資料と見解

二色燕𠀋

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八月十八日の政変と七卿落ち

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 あれ、薩摩と長州、同じことしてるじゃん?そんなに二番煎じってダメなん?

 薩摩は狡猾でした。
 軍勢を持つ幕府(しかし実は戦争のことを知らなかった)に取り入ったんです。自然と長州は↑朝廷に取り入るしかありませんね、後発ですし。

 しかし仲良くしておかないとね、は↑の通りあるわけです。

 でも、そんなのイライラしちゃう。
 これについて薩摩は静観していました。九州男児気が長い。

 イライラしすぎちゃって長州は、「攘夷をやるといってくれ」いや、本心は「朝廷が軍事力を持ちますって誓いを立てて見せびらかしてくれ」と迫ってしまうわけです。これが出てきた“大和行幸計画”です。

 とはいってもただの墓参りです。武の神様“桓武天皇”の墓参りに行け、あ、じゃあ将軍も政治班な訳だし来いよと言うわけですね。確かにこうすればなんか、共通認識にもなりますよね。

 わかりました……と渋った両者、わかりました行きますよ……と日にちを決める。それが八月十八日でした。

 ここでカウンタークーデターです。
 なんと、墓参り当日に「よし言わせるぞ、じゃ!行こ!(やったぁこれで堂々と異国をぶっ潰せる)」と思って長州派たちが御所に、孝明くんの答えを聞きに行くわけですね。

「てめぇらは謹慎だ!この国賊共!賠償金はどうしてくれる、国に帰れぇ!お前ら潰してやる!」

…………。

 きっと頭が真っ白になったことでしょうね。え、何言ってるかわかんないんだけどと。
 そうして京都から勅令(天皇の命令)で長州藩が追い出されてしまったのです。

 それから一年、「いや、ちょっと何言ってるかわからないんで日本語でお願いできますか、え?僕たち悪くないじゃないですか、あんたの望んだことやってたじゃん」と長州藩は奔放し、禁門の変を迎える訳ですが禁門の変についてはまた今度。

 本編、この事件に元土佐藩主の山内容堂が出てきたと思うのですが、山内容堂が何故“元”なのか、それは14代将軍が嫌いだったからなんですね。即位した瞬間やめちゃったんです。


 多分彼もそんなに思想を持ってなかったのでこれを機にあわよくばまた藩主になりたかった、とか、病弱坊っちゃんへの当て付けとか、あったんでしょうな。何故彼が再び出て来れたかというのも「三条実美の親戚だった」と書いたかと思います。三条実美は山内容堂を利用しようとしたわけです。



さてさて、ざっくりこんな感じで。
確かに長州藩、可哀想だなとも思いますが、彼らの悪いところといえば「同調圧力」を求めてしまったところでしょうか。しかし、頼れるものはいなかったわけです。しかしこの結果、より内々の同調が強くなったのは良いのか悪いのか。

 ここから高杉くんが「もー無理自分でやる」となるのも…感慨深いですねぇ。

 では、そんなところで。長くなりましたな。お付き合いありがとう。また。
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