12 / 25
綺麗好きな冒険者
しおりを挟む
声のする方を見やると大笑いしてこちらに寄ってくるバーゼリアがいた。
「これからよろしくって……、身勝手すぎるなお前。」
「ボスはいっつもこんな感じだよー!!」
「そうですね。まあいつものことです。」
「いつもだわ。」
俺がほとほと呆れると、その暴挙に慣れ切っているのか揃いも揃って仕方ないとばかりに頷くフーリの綺麗好きな冒険者たち。
綺麗好きな冒険者────。魔女の呪いが残る汚染区を浄化する仕事だっけか?
しかしフーリに入るとなっては疑問が残る。
「綺麗好きな冒険者なるにしても俺、神様と話せていないぞ??」
たしか綺麗好きな冒険者になるには神様と話して祝福を受け取ったりなんなりがあったはず……。
「なんだ、まだ話してなかったのか。とゆうか、なぜお前ら医務室なんかにいる?」
バーゼリアが少し驚くとココロッココがすかさず説明を始める。
「それはですね!神樹の不調で神様との交信が上手くいかなかったからなのです!!」
「神樹の不調?」
「です!!ジン君が触れても神様からの反応がなかったのです!!それで代替案としてシスティアに診察をと!!」
「まあ今更そんなんで驚かんな。」
「ジンだしな。」
と、なぜか涼しい顔のバーゼリアとバッド。
「きっとジンは神様から嫌われてるんだと思う!!変態だから!!」
てめえウサギ。凝りてねぇなさては。
あとでまたモフモフセクハラをしてやろうと決意を固めているとバーゼリアが肩を組んでくる。
「おいおいジンよ……、変態などと言われているが一体何をしたんだい?ん~?」
俺にだけ聞こえるように顔を近づけるバーゼリア。太陽のような、天日干しした洗濯物の香りが鼻腔をくすぐった。
「信じられないかもしれないけどさ、俺何もしてないんだよ……。カテラの耳を触りまくってシスティアさんの膝枕を堪能していただけなんだ……。」
バーゼリアの揶揄うような笑みに悲観した顔で返す。
「そうかそうか、つらかったな……。ちなみにココロッココに行かなかったのはななぜだ?」
ココロッココに行かなかった理由?そんなの決まってる。
「俺に幼女趣味はねぇ。」
ココロッココを見ながら渋い顔を披露する。見られたココロッココは「自分が何か?」と言わんばかりに首をかしげている。
「っぷ、は~っはははははははは!!そうかそうか!!しかしまあ、あまり手を出し過ぎるなよ後で痛い目を見たくなければな!はははははは!!」
そういってバンッと俺の背をたたく。
「いて~よ!」
「おっと!そうだったお前はまだ祝福がないんだったな!!どうだ?なくても体に異常はないか?」
体に異常……。
それで思い出されるはやはり話に聞いた灰色の女。
「それは私から話すわ。」
システィアさんが震える身体をカテラに支えられ、恐る恐る口を開いた。
そして自分の身に起こったこと、そこで見たものそれらすべてを余すことなく伝えた。
「そうか────、やはり……。」
それを聞いて思い当たる節があるかのように呟くバーゼリア。彼女の記憶は少し前に遡っていた────。
◇
「残らせて悪いな。バーゼリア。」
第一都市クレイアのホーム内。先ほどまで苛烈な会議が行われていた場でヴァンクリーはバーゼリアを体面に座らせていた。
「思ってもいない言葉は吐くもんじゃない。それで、要件は?」
それにバーゼリアは、はっと鼻をならし態度悪く腕を組む。
「例の青年についてだ。」
バーゼリアの瞳が鋭く光る。
ヴァンクリーはそれを見やった後、気にする様子もなく続けた。
「バーゼリア。お前は彼が紅き月の能力を受け付けない理由をなんだと考える?」
紅き月の能力────、汚染区を照らすその月型の幻血種。その月光には放射能が含まれ、浴びた対象は生物であっても物質であっても例外なく灰と化してしまう。
バーゼリアは首を上に傾けると少しの間考えて、
「転生者なんだそんなもんだろ。」
あまりにも適当な答え。だがそうでもないと説明がつかないのもまた事実で────。
「本当にそれだけだと思うか?」
「何が言いたい。」
「紅き月の能力を受け付けない存在。エルフの彼は幻血種と言っていたがもう一ついるはずだ。」
バーゼリアは視線を落としぽつりと答える。
「神、か。」
「そうだ。最後に神が降臨して1600年。新たな神が────、この地に誕生したのかもしれない。」
「しかしなぁ、神は実体を持たない存在だ。あいつを神とするのはいささか無理があると思うが?」
なおも無愛想に腕を組むバーゼリア。それにヴァンクリーは静かに答える。
「依り代だとしたらどうだ?」
続けて、
「その青年を依り代としてこの地に顕現したのだとしたら説明がつくだろう。」
各ホームに置かれている神樹。あれは神がこの地に降り立つ際、体を持たない神が実体を獲得するために用いられた入れ物。そして、自我を持たない樹に神が宿ることはあれど、生きている人間に宿るなどこれまた前例のないことで。
「生物に神が宿るなんて話は聞いたことがないが?」
バーゼリアが睨みをきかせる。その目に宿るは────これ以上でたらめを言うな。と
「だが有り得ない話でもない。」
それに怯むことなくヴァンクリーは言い放つ。鋭い瞳でのやり取りが交錯する場で先に音を上げたのはバーゼリア。
「っち、あーやめだやめ!ここで話し合っても埒が明かないだろ!そんなに興味があるなら会って話せってんだ!!」
これ以上はくだらないとばかりに席を立ち乱暴な足取りで会議室を後にした。
◇
「神ね……。」
話を聞いてからだんまりだったバーゼリアが小さくつぶやいた。
「神?」
「ん?ああ、なんでもない。そうか、その女については私の方でも調べてみるさ。」
俺が首をかしげると慌てた様子はないが何かを取り繕うように微笑んだ。
「それでさー、結局ジンはフーリに入るの??」
さっきまで介抱していた側のカテラが介抱されていた側のシスティアさんの膝に寝転がりながら問いかける。
ウサギお前飽きてんじゃねぇよ。
「どうなんです?」
カテラに苛立っていると横からひょこっとココロッココが顔をのぞかせた。
言われるまでもなく、すでに答えは決まっている。というかこれしか選択肢がないようなものだ。
「よーーし!!俺も綺麗好きな冒険者なっていっちょ一花咲かせてやるよ!!」
気合十分。声高々に俺は宣言した。
「やったー!!ようこそジン!!」
「ったく、ひやひやさせんな。」
「はは!!良いじゃないか咲かせてみせろ!!」
「ふふ、頑張りましょうね。」
「そうですかそうですか!ココロッココ、さらに実験に身が入りますですよ!!」
みなが口々に喋り出す。しかしその中でもひときわ大きな声が部屋に響いた。
「あら今のほんとぉ!?ジンちゃんさすがよーー!!」
「──え?ぐぼぁっ!!」
脇腹に固い何かが衝突した。
見るとそこにあるのは緑髪が短く生えた坊主頭。
「ジンさんフーリに入るのでして?歓迎しますわ!!」
「がはは!!いやーめでてぇ!!」
それに続いて医務室の開け放たれたドアからオゴーとエリファが入ってくる。
こいつらがいるってことは……このなぜか股間でハスハスしている緑坊主は……。
「おめでとう♡ジンちゃん歓迎するわ♡あ、あとあなたの股間、私好みの香りがしてとってもグッドよ♡」
「イヤーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
股間から顔を上げ、頬を赤く染めるオカマに俺は今日一……いや、過去一番の大絶叫で気絶した。
俺の異世界生活────、先が思いやられる……。
===================================
<幻血種個体識別ファイル>
【No.5 ブラッドヴォルフ】等級C
瞳に蟲が蠢く狼だと思われていたが、本体は瞳の中の蟲だということが15年前の事件で判明した。瞳から脳に入りその宿主を動かすため、人に寄生した場合助かることはないだろう。宿主が死亡すると蟲もその時点で生命活動が停止するため、討伐には宿主の殺傷が必要となる。
「これからよろしくって……、身勝手すぎるなお前。」
「ボスはいっつもこんな感じだよー!!」
「そうですね。まあいつものことです。」
「いつもだわ。」
俺がほとほと呆れると、その暴挙に慣れ切っているのか揃いも揃って仕方ないとばかりに頷くフーリの綺麗好きな冒険者たち。
綺麗好きな冒険者────。魔女の呪いが残る汚染区を浄化する仕事だっけか?
しかしフーリに入るとなっては疑問が残る。
「綺麗好きな冒険者なるにしても俺、神様と話せていないぞ??」
たしか綺麗好きな冒険者になるには神様と話して祝福を受け取ったりなんなりがあったはず……。
「なんだ、まだ話してなかったのか。とゆうか、なぜお前ら医務室なんかにいる?」
バーゼリアが少し驚くとココロッココがすかさず説明を始める。
「それはですね!神樹の不調で神様との交信が上手くいかなかったからなのです!!」
「神樹の不調?」
「です!!ジン君が触れても神様からの反応がなかったのです!!それで代替案としてシスティアに診察をと!!」
「まあ今更そんなんで驚かんな。」
「ジンだしな。」
と、なぜか涼しい顔のバーゼリアとバッド。
「きっとジンは神様から嫌われてるんだと思う!!変態だから!!」
てめえウサギ。凝りてねぇなさては。
あとでまたモフモフセクハラをしてやろうと決意を固めているとバーゼリアが肩を組んでくる。
「おいおいジンよ……、変態などと言われているが一体何をしたんだい?ん~?」
俺にだけ聞こえるように顔を近づけるバーゼリア。太陽のような、天日干しした洗濯物の香りが鼻腔をくすぐった。
「信じられないかもしれないけどさ、俺何もしてないんだよ……。カテラの耳を触りまくってシスティアさんの膝枕を堪能していただけなんだ……。」
バーゼリアの揶揄うような笑みに悲観した顔で返す。
「そうかそうか、つらかったな……。ちなみにココロッココに行かなかったのはななぜだ?」
ココロッココに行かなかった理由?そんなの決まってる。
「俺に幼女趣味はねぇ。」
ココロッココを見ながら渋い顔を披露する。見られたココロッココは「自分が何か?」と言わんばかりに首をかしげている。
「っぷ、は~っはははははははは!!そうかそうか!!しかしまあ、あまり手を出し過ぎるなよ後で痛い目を見たくなければな!はははははは!!」
そういってバンッと俺の背をたたく。
「いて~よ!」
「おっと!そうだったお前はまだ祝福がないんだったな!!どうだ?なくても体に異常はないか?」
体に異常……。
それで思い出されるはやはり話に聞いた灰色の女。
「それは私から話すわ。」
システィアさんが震える身体をカテラに支えられ、恐る恐る口を開いた。
そして自分の身に起こったこと、そこで見たものそれらすべてを余すことなく伝えた。
「そうか────、やはり……。」
それを聞いて思い当たる節があるかのように呟くバーゼリア。彼女の記憶は少し前に遡っていた────。
◇
「残らせて悪いな。バーゼリア。」
第一都市クレイアのホーム内。先ほどまで苛烈な会議が行われていた場でヴァンクリーはバーゼリアを体面に座らせていた。
「思ってもいない言葉は吐くもんじゃない。それで、要件は?」
それにバーゼリアは、はっと鼻をならし態度悪く腕を組む。
「例の青年についてだ。」
バーゼリアの瞳が鋭く光る。
ヴァンクリーはそれを見やった後、気にする様子もなく続けた。
「バーゼリア。お前は彼が紅き月の能力を受け付けない理由をなんだと考える?」
紅き月の能力────、汚染区を照らすその月型の幻血種。その月光には放射能が含まれ、浴びた対象は生物であっても物質であっても例外なく灰と化してしまう。
バーゼリアは首を上に傾けると少しの間考えて、
「転生者なんだそんなもんだろ。」
あまりにも適当な答え。だがそうでもないと説明がつかないのもまた事実で────。
「本当にそれだけだと思うか?」
「何が言いたい。」
「紅き月の能力を受け付けない存在。エルフの彼は幻血種と言っていたがもう一ついるはずだ。」
バーゼリアは視線を落としぽつりと答える。
「神、か。」
「そうだ。最後に神が降臨して1600年。新たな神が────、この地に誕生したのかもしれない。」
「しかしなぁ、神は実体を持たない存在だ。あいつを神とするのはいささか無理があると思うが?」
なおも無愛想に腕を組むバーゼリア。それにヴァンクリーは静かに答える。
「依り代だとしたらどうだ?」
続けて、
「その青年を依り代としてこの地に顕現したのだとしたら説明がつくだろう。」
各ホームに置かれている神樹。あれは神がこの地に降り立つ際、体を持たない神が実体を獲得するために用いられた入れ物。そして、自我を持たない樹に神が宿ることはあれど、生きている人間に宿るなどこれまた前例のないことで。
「生物に神が宿るなんて話は聞いたことがないが?」
バーゼリアが睨みをきかせる。その目に宿るは────これ以上でたらめを言うな。と
「だが有り得ない話でもない。」
それに怯むことなくヴァンクリーは言い放つ。鋭い瞳でのやり取りが交錯する場で先に音を上げたのはバーゼリア。
「っち、あーやめだやめ!ここで話し合っても埒が明かないだろ!そんなに興味があるなら会って話せってんだ!!」
これ以上はくだらないとばかりに席を立ち乱暴な足取りで会議室を後にした。
◇
「神ね……。」
話を聞いてからだんまりだったバーゼリアが小さくつぶやいた。
「神?」
「ん?ああ、なんでもない。そうか、その女については私の方でも調べてみるさ。」
俺が首をかしげると慌てた様子はないが何かを取り繕うように微笑んだ。
「それでさー、結局ジンはフーリに入るの??」
さっきまで介抱していた側のカテラが介抱されていた側のシスティアさんの膝に寝転がりながら問いかける。
ウサギお前飽きてんじゃねぇよ。
「どうなんです?」
カテラに苛立っていると横からひょこっとココロッココが顔をのぞかせた。
言われるまでもなく、すでに答えは決まっている。というかこれしか選択肢がないようなものだ。
「よーーし!!俺も綺麗好きな冒険者なっていっちょ一花咲かせてやるよ!!」
気合十分。声高々に俺は宣言した。
「やったー!!ようこそジン!!」
「ったく、ひやひやさせんな。」
「はは!!良いじゃないか咲かせてみせろ!!」
「ふふ、頑張りましょうね。」
「そうですかそうですか!ココロッココ、さらに実験に身が入りますですよ!!」
みなが口々に喋り出す。しかしその中でもひときわ大きな声が部屋に響いた。
「あら今のほんとぉ!?ジンちゃんさすがよーー!!」
「──え?ぐぼぁっ!!」
脇腹に固い何かが衝突した。
見るとそこにあるのは緑髪が短く生えた坊主頭。
「ジンさんフーリに入るのでして?歓迎しますわ!!」
「がはは!!いやーめでてぇ!!」
それに続いて医務室の開け放たれたドアからオゴーとエリファが入ってくる。
こいつらがいるってことは……このなぜか股間でハスハスしている緑坊主は……。
「おめでとう♡ジンちゃん歓迎するわ♡あ、あとあなたの股間、私好みの香りがしてとってもグッドよ♡」
「イヤーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
股間から顔を上げ、頬を赤く染めるオカマに俺は今日一……いや、過去一番の大絶叫で気絶した。
俺の異世界生活────、先が思いやられる……。
===================================
<幻血種個体識別ファイル>
【No.5 ブラッドヴォルフ】等級C
瞳に蟲が蠢く狼だと思われていたが、本体は瞳の中の蟲だということが15年前の事件で判明した。瞳から脳に入りその宿主を動かすため、人に寄生した場合助かることはないだろう。宿主が死亡すると蟲もその時点で生命活動が停止するため、討伐には宿主の殺傷が必要となる。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~
shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて
無名の英雄
愛を知らぬ商人
気狂いの賢者など
様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。
それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま
幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
氷の精霊と忘れられた王国 〜追放された青年、消えた約束を探して〜
fuwamofu
ファンタジー
かつて「英雄」と讃えられた青年アレンは、仲間の裏切りによって王国を追放された。
雪原の果てで出会ったのは、心を閉ざした氷の精霊・リィナ。
絶望の底で交わした契約が、やがて滅びかけた王国の運命を変えていく――。
氷と炎、愛と憎しみ、真実と嘘が交錯する異世界再生ファンタジー。
彼はなぜ忘れられ、なぜ再び立ち上がるのか。
世界の記憶が凍りつく時、ひとつの約束だけが、彼らを導く。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
妖精の森の、日常のおはなし。
華衣
ファンタジー
気づいたら、知らない森の中に居た僕。火事に巻き込まれて死んだはずだけど、これってもしかして転生した?
でも、なにかがおかしい。まわりの物が全部大きすぎるのだ! 草も、石も、花も、僕の体より大きい。巨人の国に来てしまったのかと思ったけど、よく見たら、僕の方が縮んでいるらしい。
あれ、身体が軽い。ん!?背中から羽が生えてる!?
「僕、妖精になってるー!?」
これは、妖精になった僕の、ただの日常の物語である。
・毎日18時投稿、たまに休みます。
・お気に入り&♡ありがとうございます!
異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?
石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます!
主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。
黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。
そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。
全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。
その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。
この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。
貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる