気付いたらサキュバスになっていていきなり退魔師に払われかけるピンチだったけど逆転します!【R18】

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 お爺さんの荷馬車に同乗させてもらって、私は司祭様と共に街へと向かう。

「ヘルムート・クローヴェル、街の教会で司祭を勤めている」

 司祭様はそう名乗ると、手を差し伸べて私を荷馬車の上にエスコートしてくれた。
 夜に見たいかめしく怖い顔でもなく、踏みにじられて追い詰められ歪んだ顔でもなく、紳士的で落ち着いた穏やかな顔だった。

 ますます吸血鬼みたいだわ。と失礼な感想を抱いてしまう。
 当の本人は荷馬車に乗り上がる時にまごついたり膝を打ったりして、どうも本当に鈍臭い方なのだと確信させられた。

 司祭様は道中にこの国のことをできる限りわかりやすく教えてくれた。

 トランデルシア大陸の北方に位置するカランサム聖教国、それがこの国。
 更にここは、カランサム聖教国の聖都カランから北西にあり、辺境の地なのだという。
 街の名前はニザ。街の北に広がる鬱蒼と生い茂った森は魔境とされ、そこからは悪性の魔獣や知性ある邪悪な魔性の存在が生まれるそうだ。
 それでもニザの街の北の森は魔境としては規模が小さく、より危険な魔境への監視が必要なほかの地域に比べれば穏やかなもの。だから街には教会がひとつしかなく退魔の術を使える司祭もひとりきり。

 ということなのだった。なるほど。街の名前とかすぐには覚えられそうにないなぁと思う。

 ニザの街そのものは基本的には平和で、のどかな、言ってしまえば辺鄙な田舎街ということらしい。

 街道は整備されており、近隣の村々から野菜や酪農品などが届けられ、代わりに街からは薬や手工芸品などが輸出される。
 たまに静養に訪れるどこかの貴族やお金持ちも居るには居るらしいがこれといって見るものもない特色のない街。それがニザなのだそう。

 ガタゴトと荷馬車に揺られながら、詳しく丁寧に教えてくれる司祭様の顔を見る。
 疲れてやつれ気味な頬はこけて、目の下は深い隈。元々の彫りも深い顔立ちだからか、より濃く見えるのかもしれない。
 鼻は高いけれどちょっと鉤鼻。
 眉間のシワは刻み付いてしまっているのかもしれない。
 司祭様が疲れた顔をしているのは、退魔や癒しやなんやかやの司祭業を全てひとりで担っているからなの?

「ンンッ。な、何か、私の顔についているかな……?」
「あっ、ご、ごめんなさい……!」

 内心そんなことを思いながらあまりにも繁々と見つめてしまって、さすがに失礼だった。
 けれど、咳払いと共に嗜めるようにちらりと目線を流して来るその表情は、少しドキリとするような色っぽさを感じてしまう。

「さて……名前がないというのも、何かと不便になろうな。……君さえ良ければ、私が仮の名を与えようか」

 街が見えてきたころ、司祭様が私を見て提案してくれた。言われてみれば確かにその通りで、願ってもないことだと私はこくこく頷いてお願いする。

「ウム……ならば、僭越ながら……。セレミア。古い言葉で、神の加護を意味する。君に神の御加護のあらんことを祈って……」

 どうかな、と問うような瞳に見つめられながら、私は微笑んでいた。

 セレミア。

 それが私の名前。
 
 神の御加護なんてものを、本性は悪魔である私が賜われるものなのかは疑問だったけれど。
 この司祭様から頂いたということに、不思議なほどに心が満たされるのを感じた。

「セレミア。……セレミア。はい、とっても気に入りました、ありがとうございます、司祭様!」
「こ、こら、や、やめんか……!」

 考えるより先に体が動いて、私は感謝の抱擁を司祭様にしていた。
 首に腕を回しぎゅうっと抱きしめる。
 肩幅に比べて胸板は薄く、よく言えば華奢な、悪く言えば貧相な体にこの上もなくときめいてしまう。
 狼狽える様子も、いかめしい顔に似合わなくて可愛いく思えた。

「す、すみません、つい、感激して……」

 抱擁をやめて、照れたような顔で頬を抑えて上目遣いに見上げる。それだけで司祭様はますます狼狽え、うぅとかあぁとか言いながら明後日の方を向いてしまった。
 
 チョロい。あまりにもチョロい。こんなことでよく今まで純潔とやらを守ってこられたものだと妙に感心してしまう。

 と同時に。
 心配になってきた。

 この人、放っといたらほかの誰かにペロっと食べられてしまうんじゃないかしら?
 それは嫌だ、と明確に思う。
 夜が来たら、もう一度会いに行こう。どうしてもこの司祭様を手に入れたい。私の中に、抑えがたい欲求がムクムクと生じていた。

ーーー

 ニザの街に着くと、私を助けてくれたお爺さんはお孫さんと一緒に荷物を納品しにいくから、と言ってお別れした。
 何度も丁寧にお礼を言う私に、お爺さんは相変わらずのしわくちゃの顔をますますくしゃくしゃにして心からの笑顔を見せながら、頑張りなぁと言って肩を叩いてくれた。とても良い人。胸の奥がジィンとする。

「セレミア。……君のこれからを決めなくては。……住むところ、仕事。何か得意なことはあるかな」

 と、言われましても。
 困った。曖昧に笑って、小首を傾げてみるものの。右も左もわからない私に、胸を張って得意ですと言えそうなものは思いつかない。
 結局しおしおと項垂れて、首を横に振った。

「ごめんなさい……なにも思いつきません」
「あ、あぁ、ウム。いや、仕方ない。記憶のない君に、思えば無茶なことを言った。……しばらくは、教会の掃除などをしてもらっても? ……いつも来てくれていた老婦人が腰を悪くしてな。癒しの術をかけてもかけてもすぐグキリと。歳だろう。……ついでに老婦人の身の回りのことも助けてやってくれれば、私も彼女も、君も、三方得な話しでは……ない、かな」
「はい! 是非!」

 司祭様の提案はとても魅力的だった。
 私は昼も夜も彼のそばに居たい、そう思う気持ちがどうにも抑えきれなかったから。
 私の勢いに狼狽えつつも、司祭様は頷いて、早速私を老婦人と会わせてくれた。ご婦人は穏やかでお喋り好きの女性で、部屋はひとつ余っているから好きに使っていいと快く受け入れてくれた。

 私、セレミアの新しい生活の始まりだった。

ーーー

 日が暮れて夜が来る。

 私の体はゆっくりと変容し、背中には翼が、腰には尻尾が生えてくる。
 耳は三角に尖り、爪も伸びて牙も鋭くなっていく。

「あっ……ンぅ」

 ぴくん、と体が震えた。

 声も一段高く甘ったるいものになっている。

「やっぱり。夜になると、こっちの体になるのね……日没と共に、となると、気をつけなくちゃ……」

 シンデレラよりシビアだわ。
 うっかり日没の変身を誰かに見られたら終わりだろう。

 私は自室として貸してもらった部屋の窓を開けて、身を乗り出す。
 ここは二階で、窓から出入りする人はきっと居ない。
 街はすでに暗闇に包まれていた。
 ポツポツと灯る街灯はやっぱりまばらで、ひとけはない。街には小さな酒場がふたつあるきりだから夜の外出をする人はとても少ないのだ、と聞いた。

 教会の鐘が厳かに鳴り響き、今の時刻を街にしらせる。
 
 なな、はち、きゅう、九時だ。

 宵の口とは言えないが深夜というにはまだ浅い、そんな半端な時間だったけれど。

「もうだめっ、一刻も早く会いたい!」

 バサっと翼を羽ばたかせ、窓から飛び立って教会を目指した。

 夜の教会はしんと静まり返り、ひとの気配が感じられない。
 窓から中を覗いてみても、やっぱり誰も居なかった。
 まさか、もう夜の見廻りに出かけてしまったのかしら? ドのつく勤勉さ!

 バサっとまた翼を羽ばたかせ、街の中をさっと飛び回る。空を飛ぶというのはすごい。小さいとはいえそれなりの面積を誇る街を、ほんの数分で端から端まで見て回れてしまうのだ。

「それにしても、いったいどこに……」

 もう一度街を見回すために上空でふわふわと浮いていた私の視界に、ピカッと眩しい光が見えた。

 あの光は覚えがある。

 司祭様の神の張り手!

「どういうこと、もしかして悪魔払い中なの!?」

 なぜか急激に不安に駆られた。

 あの鈍臭い司祭様が、寝不足と過労気味の体で、本当にまともにそんな大変そうな仕事を完遂できるとは思えないのだ。
 考える暇などなかった。私は一心不乱に光の見えた場所へと飛んでいた。

ーーー

「ぐっ、ぅあッ」
「ヒヒャアハハ!なにが退魔師だ、とんだ雑魚司祭じゃねーか!」

 そこには。

 腕を抑えて片膝をつく司祭様と、尖った耳にクチバシのような口、蝙蝠のような翼を羽ばたかせて空に浮かぶ見るからに悪魔といういでたちのものがいた。
 なにが起こっているのかは一目瞭然だった。

「ツイてるぜぇ。雑魚でも司祭、オメェらの魂はオレたちを強くしてくれるからなァア!」

 だらりと垂れ下がった腕を抑えたままの司祭様に、悪魔はケタケタと笑いながら爪をナイフのように鋭く伸ばす。
 奴がなにをしようというのか、なにもわからないはずなのによくわかった。

 悪魔の爪が、動けない司祭様に向かって振り下ろされる。

 バチン! 
 と、その爪腕を尻尾で受け止めて、私は司祭様の前に躍り出ていた。

「っ!? な……!?」
「なにィイッ!?」

 目の前の悪魔と、後ろに庇った司祭様。二人分の驚く声に挟まれながら、私はニヤリと笑ってみせる。

「ひとの獲物を、横取りしないで、くださる?」
「なんだァアテメー……けっへっへ! よく見りゃなんだ、とんだヒヨッコ夢魔じゃねーか。見りゃわかんぜ、誰の魂も食ったことねぇえ、雑魚悪魔だ!」
「……だったら、なんだって言うのよ!」
「簡単だァア、格が違うッてんだよぉ~」

 悪魔の爪がもう一度振り上げられ、ドンっと鋭く重い一撃が私の体に走った。
 うそ、なにこれ、すごく痛い!
 体は簡単に弾き飛ばされ、石畳の上をゴロゴロと転がった。

「ケッ。弱っちいクソ雑魚がよぉ~。さぁて仕切り直しだ雑魚司祭。オメェを食らって俺ァさらなる強さを手に入れるぜぇ!」
「ひ、光の……ぐぅあ!」

 司祭様が手を翳そうと持ち上げるその腕に、悪魔は容赦なく爪を突き立てる。
 司祭様の苦しげな呻き声。

「これでおしまいだァアギャハハ!」

 悪魔の爪が司祭様の心臓を狙って振り下ろされた。
 私は痛む体を起こし、バサっと翼を羽ばたかせて二人の方へと突進する。

「いっ、ァァア!」

 振り下ろされる悪魔の爪が私の体を切り裂いていく。
 そのまま司祭様を掴むと、残る力を振り絞って高く舞い上がった。

「く、っふ、ぅ、お、重いぃ……」
「な、なにを……!?」

 腕の中で驚きの声を上げる司祭様を抱えて飛ぶ。
 さすがに軽やかに、とはいかなかった。
貧相な痩せぎすの体とはいえ、男の人だし背がとても高い! そのせいでとても重い!
 飛び方だって昨日覚えたばかりの新米悪魔には文字通り荷が重すぎるものだった。

「お、おまえは……なぜ!?」

 私に抱えられた司祭様が、驚愕に震える声を出す。
 昨日の今夜なのだから無理もないけれど。

「静かにして! 集中させてっ……いまここから落ちたら、貴方、死ぬわよ!」

 きっとあの悪魔もすぐに追いかけてくる。さっきの様子では、私とあの悪魔との力の差は歴然だった。絶対に勝てない。
 そう、今のままなら。

 私は教会の高い尖塔の上に降り立ち、司祭様を見た。

「……薄々そんな気はしてたけど、ねぇ、司祭様。もしかして、弱いんじゃない?」
「……そ、そ、そのような、ことは……!」
「鈍臭いし、恐いのは顔だけで、荒っぽいこと全然慣れてなさそう。退魔師なんて向いてないんじゃないの?」
「失敬な……! 私は特に敬虔かつ神の教えにも忠実で、それ故に神の恩寵もめでたく……」
「退魔師としてはちっとも使えないから、比較的平和なこの田舎に追いやられたんじゃないの?」
「……」

 痛いところを抉り過ぎたみたい。恐い顔して黙ってしまった。
 無駄にプライドの高いところもなんだか可愛い気がする。
 とはいえ、長々と問答している余裕なんて多分ない。

「ひとには向き不向きがあるもの、仕方ないわ。……でも、この街の人たちを悪魔から守るためには、そんな風にも言ってられない。そうね?」

 努めて優しく、寄り添うように。そう意識して言葉を紡ぐと、頑なな司祭様も少しだけ聞く耳を持ってくれたらしい。

「何が言いたい……」
「さっき、あの悪魔も言ってたわ。貴方たち聖職者の魂は極上で、悪魔がそれを喰らえばパワーアップするって」
「……わ、私を喰らう気か!?」
「違うわよ! ……ぁ、んぅ。ちょっとはそう言う意味もあるかもしれないけど? ……でも、そうじゃなくて。……契約、しましょう? 司祭様。……私が、貴方の代わりに戦ってあげる。だから貴方は、私にちょうだい」

 そ、と司祭様の顎を撫で、顔を近づける。

「貴方の、精気」
「……っ、ふ、不埒な! 破廉恥な! い、言ったはずだ、私は純潔を誓ったと」
「何、想像してるの? ……いやらしい司祭様。……ねぇ、もう時間がないわ。すぐあいつがここまでやってくる。アタシも貴方も、今のままならあっさりやられておしまいよ。そしたらどうなると思う? この街は……」

 悪魔たちの格好の狩り場、いいえ、ただの餌場になるに違いない。
 悩む時間はもう残ってなどいない。
 司祭様の苦悶に歪む顔。それがやがて、苦しげに、悔しそうに、悲痛な覚悟すら滲ませて。

「わ、わかった……い、いまだけは、おまえの言う通りにしよう。……なにをすれば」

 いい、と問われるはずだったその言葉が、途中で途切れた。
 ドンっと強い振動と衝撃に、尖塔が揺れる。

「見つけたぞ小娘ぇえ、司祭ぃい!」

 さっきの悪魔が私たちを見つけ追いついてきたのだ。
 強い衝撃波が尖塔を直撃して、ぐらっと揺れる尖塔から司祭様が滑り転がり落ちていく。

「あぁんもう! 手のかかる!」

 その手をはっしと掴んだはいいものの、悪魔の第二波はすぐに放たれるだろう。
 絶体絶命だった。

「ど、どうしたらいい!? 私は、何をしたら……」

 こうなったら一か八か、それに賭けるしかない。
 すっと息を吸い。

「約束して、司祭様。……アタシと、契約、するなら……」
「えぇい、わかった! なんでもする、おまえの望む通りにするから……奴を!」

 司祭様、本当に退魔師? 悪魔相手になんでもする、なんて、絶対言っちゃダメなセリフなんじゃないの?
 思わず呆れて、それからついほくそ笑む。状況はピンチに変わり無かったけれど。

 ドクン。

 と、私の中で何かが脈動した。
 内側から力が漲る。

「な、なんだァア……!?」

 向こうの悪魔にも感じ取れたらしい。

 私の変化が。

 私は掴んでいた司祭様をえいやっと持ち上げて尖塔の上に置き直す。さっきまで重すぎると思っていた司祭様を、今は片手で持ち上げられた。

「お愉しみが待ってるから、ちゃちゃっと片付けるわ。……いいわよね?」

 トンッ。
 軽やかに尖塔から飛び立つ。
 悪魔の方へと一瞬で距離を詰めた。突然目の前に現れた未熟な夢魔の姿に、悪魔はたいそう驚いている。

「て、テメェェエ……司祭と口約束した程度で、オレをどうこうできるほど強くなったと思ってンなよぉお!?」

 悪魔が鋭い爪を伸ばし、私に振り下ろす。
 それをパチッと尻尾を鞭のようにしならせて受け止めた。そのまま手首に巻きつき、ぐりっと逆関節にねじまげる。

「ぎゃあああ!!」

 悪魔の苦痛の声が響き渡った。
 それも意に介することなく、私は悪魔の頭に手を翳す。

「どっちが格上か、わからせてあげる。バイバイ」
「ぁがッ……や、やめッ……」

 力を込めて念じると、かざした手のひらから黒い障気のようなものが出て、パッと大きく広かった。
 そうかと思うと、そのまま悪魔の体を包み込んでしまう。そうして、パチン、と圧縮し、深い闇の中に悪魔は消え去った。
 なんとも呆気なく、一瞬で。

「あはッ……すご~い! よくわかんないけど、なんかやれちゃった!」

 尖塔へと飛んで戻ると、司祭様が青白い顔をますます青くして目を見開いていた。
 戻ってきた私を見るなり、手のひらを向けて光の刻印をかざす。

「邪悪なる魔性の存在よ、神の名の下に……滅せよ!」

 カッ! 
 と眩しい光が目を焼いた。
 私は驚いて、それにとても傷ついて、哀しくて。
 だって、約束したのに。
 司祭様、どうして……。
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