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余韻と熱とキスと
目が覚めると私はベッドに寝ていて、窓の外の日はすっかり高く昇っていた。
「うそ、寝坊っ……!?」
慌てて体を起こしたところに、コンコンとノックの音が響く。
サーニャお婆さんは相変わらず腰やら膝やらが痛いから、と私が使う二階の部屋には来ないのに。
あまりにも起きてこないから見かねてやってきたのかもしれない。
申し訳なく思いつつ最低限の身だしなみを整え、部屋の扉を開けた。
「……!!」
「……!?」
二人分のひゅっと息をのむ音が響いたような気がする。
扉を開けたその前に、すこぶる長身の黒詰め襟の司祭様が立っていて。
私は起き抜け、薄手のキャミソールのような夜着一枚を身につけた姿で、髪だって手櫛を軽く入れただけの出で立ち。
年頃の娘としてあってはならない姿での応対に、私も言葉を失ったけれど。
司祭様も完全に虚を突かれてか、狼狽えてばっと背を向けた。
「す、すす、すまない……失礼した!み、見舞いに来たのだが……」
「あっ、え、わ、こ、こちらこそすみませんお見苦しいものを司祭様にお見せして! 少々、お待ちになって!」
ばむっと扉を閉める。
深呼吸。
まさか司祭様がお見舞いに来てくださるなんて思いもよらなかった。こんなことならもっとちゃんとしておくべきだった!
夜の夢魔の私なら、このくらいどうってことない。
官能的に誘惑してやるくらいの気持ちになるけれど、昼間の私はどうにもそういう気持ちにはなれないらしい。
姿形といっしょに心もただの人間の女になるのかしら。不思議なものだなと思う。
と、物思いにふけっている場合ではなくて。
鏡の前で髪を梳かして整えて、いつものエプロンドレスを身につける。
質素で色気もなにもないけれど、人前に出られる格好にはなった。
改めて扉の前に戻って、もう一度深呼吸する。司祭様を待たせすぎたような気もする。お忙しいのに。そもそも司祭様もさぞお疲れのはずなのに。
昨夜、レーゼを倒したのは良かったけれど、それまでに随分と体力も消耗していたはずだ。
それにあの後つい余韻冷めやらず司祭様を……。
―――
そう、私はレーゼを倒したあと、とにかくゾクゾクして興奮してた。
司祭様を抱えて教会に向かう遊覧飛行の途中、どうしてもこらえきれずに言ったのだ。
「ね、司祭様。ヘルムート! おねがいがあるの……」
「……お、おねがい? ……な、なんだと、いうのだ……!?」
司祭様は相変わらず高い空の上を飛ぶことにビクビクして、ぎゅうっと私の首に腕を回してしがみついていた。だからお互いの顔はとても近いところにあって。
「ん、……ふふ。あのね。……キスして?」
「は……?」
「もう一度、さっきみたいに……司祭様から、キスして欲しいの」
レーゼを倒すためとはいえ、司祭様からキスされたとき、私の体の中に漲る力は爆発するような強さだった。
あんなにも苦戦を強いられたレーゼを一瞬で飲み込めるほどに。
蕩けそうな快感と、喜びとに魂の底から貫かれたみたいだった。あの感覚をどうしてももう一度味わいたい。
頑張ったんだし、ご褒美くらいあっても当然とも思うし。
けれど、司祭様の表情は苦々しく渋面。いつもの顔。に少しプラスして、ほんのり赤らんでいる。
「ば、バカなことを言うな……! あれは、悪魔を倒すため仕方なくしたことで……なぜ私が、なんでもない今このとき、おまえに……く、口付けなど、せねばならん!!」
真っ赤になって狼狽えて突っぱねる司祭様は、可愛いけれど意地悪だと思う。
でも私も引く気なんて一切ない。
「ご褒美! アタシ、あんなに頑張ったのよ! 司祭様に疑われたりしながら毎日、ずっと。頑張ってたんだから! 司祭様からちょっとくらい、頑張ったねミーアありがとうって言ってくれてもいいんじゃない?」
「う、……う、疑いは、すまなかった。悪かった。……が、その件については、もう……!」
「もうなに!? みそぎは済んだとでも言うわけ? ……司祭様……まだアタシのこと嫌い? 邪悪で汚らわしい夢魔だって思ってる……?」
顔を曇らせ潤む目で見つめると、司祭様はさっきよりさらに動揺して狼狽えた。
私はきゅっと下唇を噛んで哀しくて悔しくてやるせない気持ちを、頑張ってこらえてますという顔をする。
司祭様の動揺は面白いほど強くなっていく。
「そ、そのような、こと……も、もう、わかっている、おまえは、ほかの悪魔どもとは違う……、邪悪でもない、汚らわしいなどと……そのようなこともう思ってなど……」
「いいの、いいのよ。無理しないで司祭様。所詮アタシなんてただの夢魔だもの。人に害なす存在でしかないものね! ごめんね、ワガママ言っちゃって!」
目尻に涙を散らしながら健気ぶって笑顔を作る。
ダメ押しの一撃。
チョロい司祭様ならきっと、なんて思って……
ふいに。
唇に軽く触れる感触。
「え……」
「こ、これで……もう、良いだろう、……良い、と、言ってくれ……」
ほんの触れ合う程度のキス。
それだけで。
キュウウン! と私の中に確かに炎が点る。
なにより、こんな可愛い子供のキスみたいなのひとつで、耳どころか首筋まで真っ赤にして俯いている司祭様が可愛い。
「うん……嬉しい。ね。もっと、して……」
「なに!? なんでそうなるッ……」
「ん、ふふ。こんなちょっと触れるくらいのかわいいキスじゃ、一回だけで満足なんてできないの。ね、司祭様。もっと……。教会に着くまで、いっぱいして」
「そ、そんなことが……そんなことできるわけが……」
お願い、とねだるように司祭様のこけた頬にキスをして。
高く通った鼻筋にもキスをして。
深くシワが刻まれた眉間にもキスをして。
秀でた額に、唇の端に、何度もねだるようにキスをする。
司祭様の顔が熱くなってくるのが伝わってくる。
夜明け前の空の菫色みたいな瞳が、困惑しながらも蕩けたように私を見つめてくる。
その眼差しに微笑み返すと。
司祭様は観念したように顔を近づけて、ちゅ、と私の唇にその薄い唇を重ねた。
やっぱりほんの一瞬触れるような。すぐに離れて。それからまた触れる。軽く、何度も、小鳥が啄むような可愛いキスを。
「んっ……ぁ、……司祭様……ん、ヘルムート……気持ちいいわ、貴方のしてくれるキス。とても」
「……っ、よ、余計なことは、言うな……!」
恥じらいと照れとにきっと司祭様の頭は爆発しかけなのだろう。
もちろん、頭だけではなく。
冷たい夜風に晒される上空だというのに、お互いの体が発する熱はいっそう高まっている。
自在に動く尾を揺らめかせ、司祭様のズボンの上から盛り上がったそこをツンと尾の先でつついてみる。
「ひっ……!」
「……ん、ふふ。司祭様……司祭様も、まだ、熱の余韻がくすぶっている?」
「ぁ、っ……、ち、ちがう、そう、いうこと、では……、……あ、よ、よせ! そ、そこ、を、」
「なぁに? そこってどこ? 盛り上がってキツそうだから、スリスリして慰めてあげてるだけよぅ」
張り詰めたモノをズボンの布越しに尾の先でつついてスリスリと撫で上げる。
私の首に回された司祭様の腕がぴくんと震え、顔にかかる吐息が熱い。
「司祭様……。ね。キスだけじゃ、物足りないの。もっと、気持ちいいことしましょ」
答えは聞かない。どうせダメだとかそんなことしか言わないってわかっているから。
横抱きにしていた司祭様の体勢をかえて、両足の太ももを支えるように抱え直す。
昂ぶる司祭様のモノが私のおなかに当たってゴリゴリとその存在を主張した。
「なっ、なにを……!」
「ちゃんと掴まっておいてね、司祭様。腕はそのまま首に、足は腰に巻き付かせてくれるといいんだけど、できる?」
「……ま、待て、待て。なにをする気だ、本当になにを!? こ、こんな、遙か空の上で、まさか……」
「んっふふ! そのまさか。いいでしょ、ただの人間同士じゃ絶対できないことよ。刺激的でしょ。……教会に着くまで我慢なんてできそうにないの。ほら、司祭様はいいからアタシにキスして。いっぱい!」
「ば、バカもの! そんなこと……っひ、ぅ!」
司祭様のしないできないはこの際全部封殺する。
詰め襟服の長い裾をたくし上げ、尻尾で司祭様の背筋をすすっと撫で上げると体がびくりと跳ねて。
硬くそそり立つものがズボン越しにぐりっと私のおなかに擦りつけられた。
尻尾の先でシャツの裾をよりだして、隙間から入り込む尾の先で直接素肌を撫でていく。
背筋を撫で、脇腹をコショコショして、薄い胸板の先にちょんとついた頂を。それはすでに芯を得て少し硬くなっている。
つんと尾の先でつついてあげると、司祭様の口からこぼれる声と吐息が数段甘く熱っぽいものになった。
「司祭様。はやく、キス、して」
「ふっ、んんっ……こ、こんな、罰当たりな……ぁ! ……ふ、や、やはり、おまえは、夢魔には、違いない……!」
「んふ。そうよ、欲望と快楽と、好きなひとに忠実な夢魔なの!」
尻尾でベルトを緩めてズボンの前をくつろがせ、ずりりっとズボンと下着をずらしてあげる。
ぶるんと勢いよく飛び出たギンギンに張り詰めたものが、直接おなかと擦れあってキュンとした。
「っあ……!」
司祭様も、直接触れる刺激に理性より欲望が勝るのはきっと時間の問題で。
尻尾の先でくりくりと胸の先をいじりながら、抱えた体を揺すってあげる。そのたびに、私のおなかと司祭様の先っぽがぐりっぐりっと擦り合って、司祭様の声が漏れる。
「司祭様……貴方が、アタシを、好きでなくてもいい。アタシに抱かれながら、ほかの誰かを思ってたっていいの。……でも、アタシは、貴方とキスしたい。貴方と気持ち良くなりたい。貴方の役に立ちたい。貴方が守りたいと思うモノを、アタシも守りたい。……ヘルムート」
「……? ……な、なにを……しゅ、殊勝な……っん、ぁ! ……ま、待て、み、ミーア、ま、そ、そこはやめッ」
殊勝なことは言いつつも、私は攻める手を緩める気もなくて。
司祭様に深く考える隙も与えたくなかった。
尻尾でいじめる先を胸の先っぽから、司祭様のお尻の割れ目の窄まりに移す。
つん、とつつくだけで司祭様の腰がビリビリッと痺れたように跳ねて、ぎゅうっと私にしがみつく腕に力がこもった。
「ん、ふふ。なぁに司祭様、ここクセになっちゃった? そんなに気持ち良かったの?」
「ち、ちがッ……違うっ……そ、そんなわけなッ……ぁ! ま、まて、み、ミーア、まっ」
「じゃあキスして」
尻尾の先でくにくにと窄まりをつついたり揉んだり撫でたりするたびに、司祭様の腰が跳ねる。私の腰に絡む足にもぎゅっと力がこもって、おなかにもぐりぐりとより擦りつけられる。
司祭様が私の腕の中で翻弄される姿が可愛くてたまらなかった。
つんつんつつくたびにキュッと締まってひくっと震え、ゆっくり開いていくのを尻尾の先で感じる。
「ん、ぅ……ぁ、あくま、め!」
司祭様のいつもの悪態。
それから唇を重ねられる。
ちゅっと触れる軽いもの。繰り返し何度も。そのうち唇を舌先で舐められて、割り開かれる。
「んっ……!」
濃厚で情熱的な口付け。
決して上手くはない。不慣れなその舌先が、探るように私の口の中をなぞり、ちょんと舌と触れ合う。
見つけたと言うように絡みついて、ちゅうと吸われて。
「はっ、ぁ……んっ!」
ぐりぐりと硬いモノがおなかに擦りつけられる。
勝手に揺れ出す司祭様の腰が私に押しつけられ、強い刺激と快楽を求めている。
キュウキュウと私の中で何かが熱く燃えていく。
じゅうっと舌と共に唾液も吸われて、ああ、私の唾液には催淫効果があるはずなのに、と思う。
大丈夫かしら、と司祭様の心配もするけれど、好都合だとも思う。
「はっ、はぁ、ぁ、……こ、これで、……」
「満足か、なんて聞かないでね。……素敵、司祭様にキスされるの、とっても気持ちいいの。……今度は、アタシが気持ち良くしてあげる!」
「ん、ぅ!」
キスをお返ししながら、ぐりぐりとおなかを擦りつけて司祭様の昂ぶりを刺激する。
後ろの孔がひくひくと物欲しげに口を開け閉めするのを、尾の先で感じて。
そのまま、ぐり、と硬くした尻尾の先をねじ込んだ。
「はっ……ぁあ!」
ビクッと司祭様の体が一瞬緊張して伸び上がり、ぎゅうとしがみついて丸まる。
ぐりぐりと中をねじ込んでいく尻尾が、キュウキュウと締め付けてうねる中に刺激されて私の尾てい骨もキュンキュンした。
きつい孔の中を尻尾で撫でるように広げていきながら、コリコリと硬いところを特に入念にスリッと撫でる。
「んっ……! んぅ、ぁ、っ、ぁあ!」
ビリビリと司祭様の皮膚が微細に震え、こらえきれない声があふれ出る。
びくびくと震えながら、ぎゅうっとしがみつき、トロトロと先走りに濡れる昂ぶりを私のおなかに擦りつけて腰を揺らす。
理性は溶けて、欲望に突き動かされるままに。
「ぁ、ん、ふふ……すごい、っ、あ、まだ、おっきく、なって……司祭様、司祭様ぁ」
ごりごりとおなかに擦りつけられるモノの熱が私をうかせる。
ぐちゅぐちゅと孔の中を擦る尻尾の先が、キュウキュウと締め付けられて私の尾てい骨を震わせる。
冷たい夜の空の上で、司祭様の汗がしたたり互いの熱が高まっていく。
「っ、ぁ、み、あ……!」
「んぅ……!」
司祭様の切羽詰まったような声が名前を呼んで。
その唇が私の口を塞ぐ。
ねだるまえに与えられた司祭様のキスが、私の頭すら爆発させて。
どくっ、どくどくっ、とおなかに熱いものがぶちまけられる。
くらくらして、ふわふわして、今までで一番気持ち良くてどうにかなりそうな。
―――
って。
思い出すと顔がカッと熱くなる。
身悶えるような気分で頬を抑えて深呼吸した。
「せ、セレミア、ま、まだ、だろうか?」
「ハッ! ご、ごめんなさい、もう今。いま開けますね!」
本当にすっかり待たせ過ぎてしまった。司祭様、帰っちゃわなくて良かったわ。律儀にいつまでも待ってるなんて……。
頬の赤味が取れたのを鏡で確認しつつ、扉を開く。
黒詰め襟のいつもの姿。視線はあらぬ方を向いている。
「司祭様……もう、着替えましたから、大丈夫です」
「あ、ぁあ! ……いや、ウム……まことに、礼を失した行い、あいすまぬ……」
「いえ、こちらこそ……。……あの、でも、どうして司祭様が?」
部屋に招き入れ、ドレッサーの椅子をとりあえずと差し出して。
私はベッドの端に腰掛ける。
この部屋には来客も想定していないから、誰かに勧められる椅子とかテーブルとかがないのだ。
「け、怪我の具合は、どうかと……思ってな。……ぁあ、それに、君にはちゃんと、謝罪と感謝を、改めて伝えたく……」
「怪我……。……! あ、あぁ! はい! もう、全然っ、ちっとも! すっかり! 司祭様が治療してくださったおかげで!」
すっかり忘れていた。
セレミアの体はレーゼに貫かれ怪我をしていたのだった。
司祭様の精を得て回復しちゃったから、今の私の体にも傷一つ残ってないのだけれど、それはいくらなんでも不自然すぎるかもしれない。
怪我の具合を見せてくれって言われたらどうしよう。
「そうか……? ……元気なら、良いのだが。傷が残りでもしたら、な。嫁入り前の大事な体でもあろうし」
「もし傷が残っていたら、司祭様が責任をお取りくださいます?」
「へ……。……んん!? ……と、年上をそのようにからかうものでは、ない!」
「からかってなんて……。……そう、司祭様は無責任な方ということですね……」
あからさまにしゅんとしてみせて、不安と失望をないまぜにした憂いのある顔で窓の外などに視線を向けてみると。
ひどく焦った様子の司祭様の気配がする。
思わず吹き出しそうになるのをこらえて。
「んふ、ごめんなさい司祭様。冗談……」
「もし。……そのようなことがあれば、その時は。……私が責任は取る」
「……え」
冗談、と伝える前に司祭様の生真面目な顔が私を射貫いて。
「とはいえ、私に果たせる責任はあまりないのだが……。……セレミア、君には感謝している。私の目を覚まさせてくれたのは、君の勇気と献身によるものにほかならない。……あぁ、例の悪魔は、無事に討ち果たしたゆえ、もう心配はないぞ。……それで」
「は、はい……!」
「……また、……教会に、手伝いに、来てくれるだろう、か……」
どこか不安がるような、まるで今にも捨てられそうな犬みたいな顔で。
そんな風に聞かれたら。
「ふふ、何を心配してらっしゃるんです? 司祭様ったら! ……当たり前じゃないですか、教会のお手伝いがいまの私の仕事で責任で……司祭様は私の恩人なんですから。そんな顔しないでください」
思わず抱きしめたくなっちゃう。
そう思ったときにはもう体は勝手に動いていて。
勢いよくベッドから立ち上がって、椅子に腰掛けた司祭様の首に腕を回してぎゅうっと抱きしめる。
「……!? せ、セレミアっ、よ、よさんかっ! と、年頃の女性としての慎みを!」
「大丈夫……大丈夫ですよ司祭様。……私は司祭様のおそばを離れる気はありませんから。……今日は寝坊しちゃって、司祭様をご不安にさせたかしらね。……明日はちゃんと朝一番で参りますから、心配なさらないで、ね。司祭様」
きっちり撫で付けられた髪を優しく撫でて言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
ぎゅうぎゅうと胸に押しつけた司祭様の頭がだんだんと抵抗をなくして、緊張が抜けていくような気配がある。
離れ際、髪の生え際に軽くちゅっとキスをして、その顔を覗き込むと。
耳どころか首筋まで真っ赤に染まる顔。
「っあ、ぅ、そ、そ、そういうことなら……、た、たのもしく……いや、ありがたい、というか、そう。そうだな、病み上がりにいつまでも、お邪魔していては疲れさせよう。きょ、今日のところは、ゆっくり休んで、明日からまたよろ、よろしく、頼む!」
ガタガタと椅子を揺らしながら立ち上がり、部屋を出て行こうとする司祭様の背中に向けて私は満面の笑みを浮かべていたはずだ。
「はい! また明日、司祭様!」
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