半世紀生きて、やっと小説完成しました

さんかく ひかる

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下調べがメンドクサイ

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 年寄り投稿初心者のつぶやきエッセイです。

 初めての長編小説『君を待つ宇宙』(タイトル、いい感じだよね!)を書き上げたのが、昨年の十月末。
 今は三月、ちょうどお彼岸。四か月半たち、次の小説をボチボチ書き始めましたが、相変わらず前の小説に心が残っています……って前回のエッセイと全然進歩しておりません。
 この四か月半のうち二か月ほどゲームに没頭しておりました。それ以外は、前の小説を読んでは「いや~、メチャクチャおっもしろいな~」と浸っており……それも前回と変わってないぞ。

 そうやって何度も読み返してみると、いろいろ気がつきます。
 投稿初心者なら、いや、おそらくベテランの方でもやってしまうだろう、誤字脱字。
 そして、知識不足ゆえの間違い。

 私の小説はタイトルに「宇宙」と仰々しく入れてるクセに、お子ちゃまレベルの間違い載せて、ずーっと放置していました。

・有明の月は、昼間の太陽に消されて見えない。
→有明の月とは、もともと夜明けに見える月のこと。ただし今では、下弦を過ぎた月のことを指すこともある。

・月から、地球食が見える
→地球から月食が見えるので、逆バージョンはどうなるんだろう~と筆が滑りました。
 月は小さいから地球に影を落とすぐらいで、地球を隠せるわけないんだな~。気象衛星ひまわりが撮影した地球に映る月の影の写真を見ましたが……地味です。肉眼ではよーっぽど目が良くないと、見えないんじゃないかな?

・相対性理論と量子論を統一する理論はない
→あははは、超弦理論っていうのがありました(汗) ただし証明はされてません。なので、宇宙オタクヒーローの台詞を「理論を見つける→理論を証明する」へ変更。

・量子論は、目に見えない世界を説明する
→すみません。この辺になってくると、私の知力じゃ何が間違ってるんだか、わからない。
 が、現実問題、天体運行の計算に量子論は使われない(と思う)ので、「目に見えない世界の説明に使われる」って感じに直しました。


 この手の間違い、まだまだあると思います。でも、私の知力ではもう間違いには気がつかないでしょう。
 なので気がついた方はご一報を!……何も出ませんが、感謝を捧げます。


 小説を書くにあたって「下調べをちゃんとしましょう」といわれます。
 プロ作家を目指しているなら、必須でしょう。
 一方、小説を誰にも公開するつもりがないなら好きに書いても問題ないでしょう。身内限定の小説なら、限られた読者を想定して書けばいいわけです。

 しかし、ウェブに公開し誰かに読んでほしいけど、プロ志望ではなく趣味として活動している私みたいな人間の場合、どーしたらいいのでしょう?

 下調べってキリない~永久に書けない~って思いません?
 真面目に宇宙を勉強するなら、数学から始めないといけないけど、学生時代サボってた自分、それだけで何年かかるんだか、です。
 流行りの異世界ファンタジーだって、本気で調べるならラテン語勉強しないとって話になりそうです。

 最初からそういうスキルのある方は、スキルを活かした素晴らしい作品を書けばいいと思います。
 が、スキルがない! 調べるの面倒だ! それでも書きたいんだあ!
 という場合……

 とりあえず書いちゃえ!
 わからないところは、妄想する、または書かずにすむよう、ごまかそう!

 え? ちゃんと調べろって?
 もちろん、調べるに越したことないです。
 ですが、書きたいのにいつまでたっても話ができないよりは、見切り発車し、未熟でも間違いがあっても、何か書いて完結させる方が大事じゃないかって思います。
 当然、素人が書いた小説、私のも含めて微妙な小説、いっぱいあります。

●イチャイチャしてるだけで、オチないんかあ!
●オリジナリティゼロ、どこにでも転がってる話じゃん
●スキルゼロのおばさんに、スパダリの束縛愛ってありえなくねえ?

 読む人は文句いいます。
 誰よりも、最初の読者である自分自身が、脳内で突っ込みたくなります。
 私もそうでした。
 脳内で突っ込む読者と戦いながらの執筆でした。

 しかし、ですね。
 オリジナリティゼロだろうが、無知だろうが、願望丸出しだろうが、小説を完成させるってだけで、中々すごいことなんじゃないかって思ってます。
 まるパクリとかコピー&ペーストは論外だけどね。
 脳内の厳しい読者と戦いすぎて、リサーチなどに時間がかかりすぎて、未完の大作で終わるぐらいなら、チャッチャと完結させた方がいいんじゃないでしょうか。

 私もアップしてない未完の小説、たまってます。多分それらはずっと未完のままです。
 有料の小説・漫画でも未完の大作がゴロゴロしてます。
 趣味の小説書きは、学校や仕事や家事育児の隙間時間で活動しています。学生さんは受験勉強が迫ったら小説書きどころじゃありません。社会人だって主夫・主婦だって、環境の思わぬ変化で、小説を中断せざる得ないこともあるでしょう。
 何となく飽きた、気が乗らなくなった、で、中断するのも自由です。

 でも、知識がないから、調べるのが大変だから、で、中断しちゃうのはもったいない。
 自分の持ってるカードを駆使して、開き直って完結した方がいいと思います。
 紙の本と違ってウェブ小説はいくらでも直しがききます。
 誤字脱字は、アップする前に見直すべきですが(でも、見つかるんだよ~)、知識のなさは、あとでカバーすればいーんです。


 と、書く人間である自分はそう思いますが、読む側としては、違うんだな。
 私はこんな小説を書いたためか、若干、宇宙の知識が増えました。
 なのでタイトルに「宇宙」と掲げてあるなら、児童書レベルの宇宙の知識はあってほしいと思っちゃうんです。
 もちろんウェブの無料小説にはそんなことは求めませんが、プロならSF作家じゃなくても、「宇宙」小説を出す以上、流星・彗星・衛星・小惑星・惑星・恒星・銀河……ざっくりこの程度の単語の意味は抑えてほしいな~というのが、間違いだらけの「宇宙小説」(といっていいのか?)を書いた人間の願いです。


 趣味の小説では、どこまでリサーチすべきか?
 作品の完成を優先し、どーしても自分がモヤモヤするところを、できる範囲で調べる。
 メインテーマに知識の補強が必要なら、入門書一冊は読んでおこうね、という、無難な結論に落ち着きます。


 何でこんなことを書いたかといいますと、ツイッターの影響があります。
 私は小説投稿にあたって、ツイッターで宣伝すると良い、という記事を見かけたので、つぶやきを開始しました。
 私なりに小説の宣伝をしてみましたが、その効果は……うーん、どうかなあ? コツがあるんでしょうね。

 なので自分でつぶやくより、ずらずら~と展開されるタイムラインを見る方にシフトしてきました。
 しかしツイッターを見すぎると、レベル高い投稿者さんの話に引きずられます。
 もっと調べないとダメなんだ! こんな下手くそな文章じゃ書く意味ない! と思いつめ、書けなくなってしまいました。

 でも、ツイッターってすごいです。
 プロットを書いたのに書き進められない、なんて愚痴を書いたら「まず、書きたいことを書いてからプロットを書く、という方法もある」とプロの作家さんから返信をいただきました。
 本当にありがたいことです。


 初めて完結させた長編小説『君を待つ宇宙』。
 間違いを直したり、ストーリーや登場人物の言動に一貫性がないところを直したりして、私なりに、ようやく「完結」させ、卒業できました、多分。
 心機一転、新しい学校でがんばります!


 新しい小説は、難しいことを考えず、脳内のシチュエーションを順不同に会話の羅列で構わないやレベルで、ずらずら書き進めております。
 できれば、来月の終わりごろにはアップしたいですが、どうかな~。


 前回のエッセイで「メンタルネタはおしまい」と書きましたが、またメンタルネタに戻ってしまいました。
 次回こそ、小説表記の記号について書きます。ではまた!
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