【完結R18】君を待つ宇宙 アラサー乙女、年下理系男子に溺れる

さんかく ひかる

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4章 アラサー女子、年下宇宙男子に祈る

4-12 私を月にいざなう父

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 日がそろそろ傾いてきた。オレンジ色の光があたりを包む。
 首都からまたやって来た母を車に乗せ、宇鬼川うきがわ運動公園に向かった。
 宮司に伴われた神職が、小さな祭壇を河原に置いた。私は、神社が用意した滝行の行衣ぎょういに車の中で着替えた。

 母は、やや離れたところから見守っている。
 宮司が祭壇で宇宙観測衛星プロジェクトの成功を祈る祝詞を捧げた。
 私は行衣の白い着物に身を包み、素足で河原の石を踏みすすめ、流れる水に足を浸す。
 川の上流を見ると上弦の月が、高く昇っている。月に祈りが届くよう、敢えて黄昏時に神事をお願いした。
 ウサギさまがいるであろう月に向かって声をあげ、音律に乗せた。


 私は本当に愚かでした
 愚かゆえ、あの人を地上に留めようとしました
 でもあの人は、この地にいる人ではありません
 あの人を地上から解放してください
 どうか彼を天の彼方に昇らせてください
 ウサギさま、あの人をどうかお守りください

 私も今、ウサギさまの元に参ります
 この道は、月へと続く道
 罪を犯した私を、許してください
 月で独りぼっちのあなたを、私がお慰めしましょう
 これからの、永い時
 私はあなたと共に、この地とあの人を見守ります
 

 これで、愚かだった私の願いが打ち消されるだろうか?
 私がウサギさまの元にいけば、彼はどこまでも飛び立つことができるのだろうか?

 私も、どこまでも、いくことが、できる……こうして……月への道を……父と……同じように……

「なこ! つかまるのよ!」
 母の叫び声に私は戻された。見上げると、ゴムボートに、母やダイバーらしい人が乗っている。
 いつのまにか、私はまた川に流されそうになってた。
 目の前にロープが出され、私は捕まる。そのまま何人かの手に支えられ、ゴムボートに引っ張られた。岸に着いたボートから私は降ろされた。

 大きな毛布にくるまれ、ストーブの元に連れていかれる。キャンプ用の折り畳み椅子に私は座らされた。
 母が隣でしゃがみ、私の手をさすっている。
「この前、川に入って歌ったと言ったから、レスキューの人をお願いしたの。そしたら、あなた、どんどん奥に入って……流されちゃって……怖かった……」
 毛布越しに母に抱きしめられた。嗚咽をこらえるような泣き声が、耳をくすぐる。

 水に私は引き込まれる。引きずられる。そのたびに私は、引き戻された。
 川だけではない。亀石の池でも同じだった。あの時は流斗君が引っ張ってくれた。
「途中で力尽きたから、ウサギさまに祈り、届かなかったかも……打ち上げ、大丈夫かな……」
「宇宙なんかどうだっていいわ! なこさえ生きていれば」
 母が私を激しく揺さぶる。

 ウチュウナンカ、ドウダッテイイ

 すごいフレーズだ。恥ずかしいけど、なにかこそばゆいけど、不快ではない。
 だから、こんなこと、今なら聞ける。
「七年前、あの時会えたら、私と一緒に暮らしてくれた? 首都で私が仕事できるように、私が結婚できるようにしてくれた?」

 母がパッと顔を上げた。ああ、困っている。この人を困らせるのも、悪い気はしない。
「答えなくていいですよ」
 椅子から私は立ち上がった。
「あの時、私は、本気であなたにそうして欲しかったんです。それだけ聞いてもらえれば充分です」
 毛布をたたんで椅子に置いた。もう、ここには用はない。私は車に戻ろうとする。
「なこ。家をリフォームしてあなたの部屋を用意するわ。仕事は知り合いの出版社に当たってみる。結婚は保証しないけど、お見合いなら何人でもセッティングするわ」

 足を止め、振り返る。まさか本気にしているの? 私が母の元に行きたいと。
 それは不可能だ。
「無理ですよ。だって」
 日は落ちつつある。晩秋の夕焼けが川面を赤く照らしはじめた。上弦の月は、空高く輝きを増してきた。
「私は、この宇関から絶対、出られないんです」
 母は、食い入るように私を見つめていた。


「なこ、その話、詳しく教えてくれる?」
 かいつまんで説明する。電車に乗っても車を運転しても登山中でも、この町から出ようとすると、動けなくなることを。
「ひどい! あの人は、死んでも娘を苦しめてるなんて」
「当然です。お父さんが憎んでいたあなたの元に行こうとしたんだから。私が、お父さんを殺したんです」
「飲んだくれの父親と喧嘩して家出しただけじゃない! 娘なら当たり前よ!」

 この人が泣けば泣くほど、私の気持ちはどこか冷めていく。
 母は立ち上がり、傍らにずっと控えている宮司に話しかけた。
「宮司様、お願いがございます。この子の父の魂を呼び寄せることはできませんか?」

「人は死ぬと氏神となり子孫を見守るのです。素芦もとあし様も、神となり那津美様を守っています」
 父が私を守る?
「じゃあ、なぜこの子の父は、今も苦しめているの!」
 宮司が沈痛な面持ちで答える。
「それは本当の素芦様ではありません。那津美様の思い込みによる素芦様が苦しめているからです」
「そんなのわかっていても、どうにもならないから、この子は苦しんでるの! 何とかしてよ!」
 母がヒステリックに宮司に噛みついている。

 私を苦しめるのは、私自身が作った父?
 再び私は、川面に近づいた。
「やめなさい! なこ!」
 母が私の袂を引っ張る。
 すっかり川は暗くなったが、月の光がキラキラ輝いている。
 私がなぜ水に引きずられたのか。私の中の父が、それを求めていたから?
「ウサギさま」
 川の水をすくって顔を洗ってみる。
 何か、汚らわしい自身が清められる気持ちになった。
 水。あらゆるものを溶かす水。

 水も私も、元素でできてるんだよね。
 元素も素粒子からできている。

 物資のもと、素粒子だって、宇宙の始まりにはなかったんだよね。
 宇宙の始まりはエネルギーしかなかった。

 突然、流斗君のことばを思い出す。まるで天から下された啓示のように。


 物理定数がほんのちょっと違ってたら、僕らは存在できないんです。
 それって、他にもいろんな定数を取る宇宙がたくさんできたけど、そのうちの一つが僕らのいる宇宙って考える方が自然だと思いませんか?

 物質が存在する宇宙というだけで、奇跡なんだ。


 もう一歩踏み出そうとした。
「なこ! だめ、それ以上はだめ!」
 母が私の腰にしがみついた。

 
 私は川から離れ、振り返った。
「宮司様、宇宙観測衛星の打ち上げを祈願してくださり、ありがとうございます」
 この祈願の目的は、私の過ちをウサギさまに伝えることだ。
 願いが届いたかどうかわからないが、これ以上ここにいても水に引きずられるだけ。
 車の中で行衣から普段着に着替えた。さすがに身体が冷えている。
 宮司らに礼を述べ、母を車に乗せた。

「なこ。あなたのアパートまで帰れば、歩いてホテルに戻れるから」
 母は、気遣ってそういうのだろう。
 が、私はどうしても知りたいことがある。
「私は、これから素芦の屋敷によります。確認したいことがあるんです」

 私の中にいる、私を苦しめる父。あの夜、父がどのような気持ちだったのか、資料館となったあの屋敷で確かめたい。
「素芦の屋敷!?」
「一緒に行きませんか? カフェをやってるお友だちに会って来たらどうです?」
 視界の隅の母は、首を捻っている。
「気が乗らないならホテルまで送ります」
「ええ、行くわ。あなたがしたいこと、見届けないと」
 車を二十分ほど進め、すっかり夜になった古民家カフェに到着した。
 この屋敷には、母だって二十年前まで暮らしていた。十年以上も暮らしていた。

 母は、旧友のカフェのオーナーと再会した途端、顔を輝かせる。
「よしこー、げんきじゃん」
「マーキー、すごいわ。店のオーナーなんていいな~」
 二十年前、私はここのオーナーが働くパスタカフェに、母と訪ねた。
 二人とも、声だけだと大学生みたいだ。
 私の用事はこのカフェにはない。ここに来たのは、母を友だちに会わせるためではない。
 いつまでも話をやめない二人をそっと置いて、私は資料館に足を運んだ。


 閉館時間を少し過ぎていたが、何とか頭を下げて入れてもらった。
 以前、この資料館に、月祭りについて調べようと、荒本さんと一緒に訪ねたことがある。結局、空振りだったし、図書館にあるはずの古文書も役場の人が借りていて、月祭りの由来調査はできなかった。
 落ち着いたら、図書館に戻っているだろう資料を借りてみようか。
 が、今は、別の物を確認したい。

 二階、私が二十三年近く暮らしていた部屋。
 暖かい懐かしさに包まれたかと思えば、荒本さんとのことを思い出し胸にチクっと痛みが走る。が、そのような気持ちより、知りたいことがあった。

 腰ほどの高さの棚の上に、古い暦がいくつも展示してある。百五十年前まで使われていた、月の満ち欠けを元にした古い暦だ。
「あ、ああ、やっぱり!」
 そのいくつかの暦は、百五十年前とは思えないほど新しい。
 つるつるにコーティングされた紙は、明らかに、戦争後に作られたカレンダーだ。
 すでに新しい暦の時代になって百年以上経って作られた、古い暦のカレンダーだ。
 よく見れば、ちゃんと、新しい暦の日付が書いてある。

「これだわ!」
 その中に、一番新しいカレンダーを見つける。
 七年前。この屋敷に人が暮らしていた最後の年。
 そこには、満月のところに丸が記されていた。いびつな形が父を思い出させる。
「お父さんは、満月だって最初から知ってたんだ!」

 どうしても知りたかった。
 父の最後の日。
 月は満月。空は曇り。
 でも、父はその夜が満月であることを知っていた。
 一番、ウサギさまに祈りが届く満月だと。
「なこ! どうしたの!?」
 突然、母に呼びかけられた。

 いつからそこにいたのだろう?
 音もなく母が近づき、私の頬をさする。
 いつのまにか、母に触れられても嫌悪感がなくなった。
「悲しいわよね。ずっとここで暮らしていたのに、今は住めなくなったんだもの。ああ、可哀相に」
 可哀相? 私が?
 母が私を見上げ、頭をさすった。
「いいのよ。思いっきり泣いていいのよ」
 私が泣いている?

 ああ、本当だ。気がつかなかった。
「お父さん! お父さん!」
 私は、初めて、心の底から父を思って泣くことができた。

「お父さん、最後は、満月のウサギさまに見守られて逝ったの。お父さん、死ぬつもりじゃなかった。私、何度も冷たい水に浸ってわかった。お父さん、治りたかった。やり方は間違ってたけど、満月のウサギさまにお願いして、清らかな水で自分を浄化したかったのよ」

 それがあの夜の父の本心かどうか、もうわからない。
 ただ、私の中に生きている父は、そうだと言っている。
『何で今までわからなかったの?』
 私がちゃんと理解しなかったから怒ってたのね。
 でも、私が何を言ってるか、目の前の人には……。
「ママには、わからないよね」

 自分で言って驚いた。
 この人を『ママ』と呼んだのは何年振りだろう。
「あなたが素芦の娘だってことはわかってるわ」
 母が涙を浮かべて微笑んでいる。そんな母から、一歩退いた。
「私、間違ってた」
 ここまできて、あの時、自分が何をすべきだったか、わかった。

「なこ! あなたは何も間違ってない!」
 縋りつく母を振り切る。
「お父さんはアルコール依存症だったと思う。でも、私はお父さんが病気だと認めたくなくて責めただけ。本当は誰かに助けを求めるべきだった。しかも私が限界になった時、取った方法は最悪だった」
 母が顔を覆っている。

「近くにいる疋田の叔母さんを頼るべきだった。なのに私は、音信不通だったあなたをいきなり訪ねるという馬鹿なことをした。事前に連絡してあなたがいるか確認すれば、あんなことにならなかった」
 畳みに伏した母が泣き叫んだ。
「ごめんなさい! せっかくあなたがあの日来てくれたのに!」

 母を虐めるつもりはなかったが、そうなってしまった。
 いや、私はどこかでこのような母を望んでいたのだろうか。
 それは、私の中に生きる父の望みだったのか?
 泣き叫ぶ母を、ただ静かに冷たく見下ろす。

 が、いつまでも泣き止まない母を見ていると、別の感情が沸いてくる。
 私の半分である、この人。
 この人を何とかしたくて、私はしゃがみ込み、おずおずと、そっと背中に触れた。
 途端、母が私にしがみついてくる。私も母の背中にしがみついた。

「ママ! お父さん、最低だった! 私、あいつが死ねばいいのにって思ってた!」
 小さく母は、うん、うんと言ってる。
 七年前の私は、ただ、母に縋りついて泣きたかった。


 古民家の片隅で泣きわめき、互いの感情を爆発させ落ち着いたころ、照れくさそうに立ち上がった。
 母が切り出した。寂しそうではあるが静かに笑っている。

「うちに来るかどうかは、なこの好きにすればいいわ。でも、宇関から出たくなったら、まず私に言ってね。倉橋は、今でも言ってるわ。あなたのお父さんになりたいって」
 それはもっと無理だ。私は『倉橋さん』にはなりたくない。『朝河さん』ならともかく……いやだ、もっともっと無理なことなのに。

 母が苦笑いを浮かべ、月の暦のカレンダーを向いた。
「懐かしいわ、このカレンダー。お父さん、ウサギさまを月に昇らせた素芦もとあしの子孫として、昔の暦が必要だって……私にはよくわからないけどね」
 母の瞳には、父への懐かしい思いが溢れているようで、穏やかだ。
「私、今の月齢すらわからないよ。素芦の娘、失格よね」
 その点、流斗君はすごい。七年前の八月×日が満月であるとあの場で答えた。何かすごい暗算をしたんだろう。


 流斗君。
 あのね、すごい楽しみができたんだ。
 私、待ってるね。
 あなたが、量子論と相対性理論を統一する理論を証明することを。
 そのころになったら自慢しちゃっていいかな?
 変なことは言いふらさないよ。
 あのすごい先生と、ちょっとだけ仕事したことあるって。
 それぐらい、許してね。
 この宇宙そのものが奇跡だって教えてくれたあなたのこと。
 ずっと思っていたいんだ。
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