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番外編 Y戦士~スケホの場合~
第6話
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国王ちゃまから言われたのです。「お主が英雄になればいいのでは?」と。
「今まで英雄探しをしときながら、今さらおれが英雄になるとか信じられないのです」
「他力本願とはお主のような方をさすと思うがな」
「おれは戦闘向きではないのです」
おれは戦闘に向いてないのです。
きっと、決着がつかないまま、延々と敵対してほしいと申すのですか?
「何も一人で戦えなんてことはないぞ。
仲間がいてもいいと思うがな」
「仲間ですか?」
いまいちピンとこなかったのです。
仲間を作るとか、ファンタジーの世界と言えるのです。
まずおれ達の住む世界がもしかしたら、異世界からしてファンタジーと思われる方もいらっしゃることと存じますが、そこは何も触れないでほしいのです。
「仲間の協力も必要とか思うがな」
「はあ…」
力の抜けた返事しかできなくなっていたのです。
おれはどんなに修行を重ねても、一般人よりは強くなれますが、才能には勝てないのです。
やはり、どの世界にも才能は必要不可欠と思われるのです。
問題はどの才能に恵まれていて、その才能を何に生かせるかなのです。
おれには何もできないのです。というか、自分が何者かもはっきりしてないのです。
姉妹揃って髪の色は違いますし、顔も似てないので、本当に血の繋がりがあるか疑わしくなるのです。
まず母子手帳とか存在しないですし、本当は養子なのでは?と疑ったこともあったのです。
もし、養子となれば本当の親のことを聞かなくてはならなくなるのです。
「何をぼーとしとる?」
「何でもないのです」
英雄探しをしたら、おれが振り回されそうな気がしたのです。
ならば、他の手段をとるとするのです。
「わかりましたのです。
考えておくのです」
「お主にしては珍しい回答だな」
おれだって、考えるのです。
おれには、悩みがあるのです。
胸が大きい故に女友達ができないのです。巨乳なんて概念、何で生まれたのでしょうか?
おれはでかいだけのHカップあって、妹からも羨ましがられるのですが、おれは妹が羨ましいのです。
男に媚びてるとかそんなわけなくて、確かに嫌らしい目で見られたりはしますが…。
巨乳のお友達を作ればいいんでしょうか?
ですが、それはそうそういないはずと思われるのです。
おれは、巨乳の女王や王女がいるお城に向かったのです。
王配は数年前に他界(何年前かは存じませんが)、今は女王と第一王女と第二王女だけみたいなのです。
城の兵士やメイドになることを考えていまして、おれにはどんな職場が向いているのかわからないからこそ、女王とお話する必要があるのです。
「女王様、働かせてくれませんか?」
「ならば、Y戦士の助手として働けばよかろう」
「助手ですか?」
「いいサポートになると思うぞ」
嫌な予感しかしないのは気のせいでしょうか?
「今まで英雄探しをしときながら、今さらおれが英雄になるとか信じられないのです」
「他力本願とはお主のような方をさすと思うがな」
「おれは戦闘向きではないのです」
おれは戦闘に向いてないのです。
きっと、決着がつかないまま、延々と敵対してほしいと申すのですか?
「何も一人で戦えなんてことはないぞ。
仲間がいてもいいと思うがな」
「仲間ですか?」
いまいちピンとこなかったのです。
仲間を作るとか、ファンタジーの世界と言えるのです。
まずおれ達の住む世界がもしかしたら、異世界からしてファンタジーと思われる方もいらっしゃることと存じますが、そこは何も触れないでほしいのです。
「仲間の協力も必要とか思うがな」
「はあ…」
力の抜けた返事しかできなくなっていたのです。
おれはどんなに修行を重ねても、一般人よりは強くなれますが、才能には勝てないのです。
やはり、どの世界にも才能は必要不可欠と思われるのです。
問題はどの才能に恵まれていて、その才能を何に生かせるかなのです。
おれには何もできないのです。というか、自分が何者かもはっきりしてないのです。
姉妹揃って髪の色は違いますし、顔も似てないので、本当に血の繋がりがあるか疑わしくなるのです。
まず母子手帳とか存在しないですし、本当は養子なのでは?と疑ったこともあったのです。
もし、養子となれば本当の親のことを聞かなくてはならなくなるのです。
「何をぼーとしとる?」
「何でもないのです」
英雄探しをしたら、おれが振り回されそうな気がしたのです。
ならば、他の手段をとるとするのです。
「わかりましたのです。
考えておくのです」
「お主にしては珍しい回答だな」
おれだって、考えるのです。
おれには、悩みがあるのです。
胸が大きい故に女友達ができないのです。巨乳なんて概念、何で生まれたのでしょうか?
おれはでかいだけのHカップあって、妹からも羨ましがられるのですが、おれは妹が羨ましいのです。
男に媚びてるとかそんなわけなくて、確かに嫌らしい目で見られたりはしますが…。
巨乳のお友達を作ればいいんでしょうか?
ですが、それはそうそういないはずと思われるのです。
おれは、巨乳の女王や王女がいるお城に向かったのです。
王配は数年前に他界(何年前かは存じませんが)、今は女王と第一王女と第二王女だけみたいなのです。
城の兵士やメイドになることを考えていまして、おれにはどんな職場が向いているのかわからないからこそ、女王とお話する必要があるのです。
「女王様、働かせてくれませんか?」
「ならば、Y戦士の助手として働けばよかろう」
「助手ですか?」
「いいサポートになると思うぞ」
嫌な予感しかしないのは気のせいでしょうか?
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