96 / 393
番外編 トルコ石編集部
第1話
しおりを挟む
僕は、トルコ石編集部の岩石《いわいし》。
好きな色は青。
誕生日は12月。冬休み入る前に生まれた。星座はいて座。
「勇気と行動力がある」「友達思い」とよく言われる。
現在、僕に恋人はいない。
何故なら、告白に失敗するからだ。
合コン、街コン、ナンパスポット、自分から告白しても失敗に終わる。
だか、諦めるな。女は星の数程いるからな。
相席居酒屋で女との出会いを求めていた‥‥。
だけど、僕と両思いの恋人になったのは女ではなく、男だった。
お酒に酔った勢いで告白して、女と間違えてしまったのだ。
まさか、冗談だろ?男同士で恋愛なんか成立するかな?
相手の名字は、湖《みずうみ》。
湖、自由奔放でわがままな僕の苦手なタイプ。だけど、昨日告白しといて、明日の朝になってから振るのも気まずい。
一応、一ヶ月はこのままにしとこう。一ヶ月の期間なら振るための口実を作れる。
デートも「仕事で忙しくて」と理由を作ればいい。
湖とは違う職場なのが唯一救いである。
その代わり、湖は記念日とかねだるし、湖の誕生日とか付き合い始めた時間を知らないとなると怒りだすから厄介だ。
記念日とか、誕生日とかなんてどうでもいいように感じるのは僕だけだろうか?
恋人だからといって、特別なことはしなくてもいい気がする。
「岩石さん、俺のことが好きって言ってほしいよ」
言わなくてもわかるだろ?
付き合ってない時は伝えなくてはならないかもしれないけど、行動で示しきっていることを言わなくてもいいだろ?
全国の恋人関係をどうしているんだか。
僕は気を抜いていいはずなんだが。
気をはらなくても付き合うことは成立している。
だけど、何故だろう?
めんどくさいことも含めて、好きな気がするのだろう?
「好きさ」
「それだけ?」
「それだけで伝わなかったら、浮気でも疑っているのかい?」
「ううん、愛を確かめたいだけ」
「信じているなら、確かめる必要とかないだろう?」
僕は一人の男を愛するようになってしまった。
だが、僕はこれでいいと思っている。
これで別れる必要もない。
問題は倦怠期がいつ来てしまうかだ。こいつとなら不思議と倦怠期をどうにかできそうな気がするのは、僕だけだろうか?
はっきりしているのは、お互いに今という瞬間を大切にしていきたい。
僕と湖は唇を重ねた。
「ん‥‥‥‥」
甘い。心臓の鼓動は止まらない。
きっとそれが恋なんだ。
キスをやめたくない。唇を離したくない。
キスは甘い味なんだな。
僕は今まで誰ともキスをしたことがなかった。だから、キスがどういったものかわからなかった。
だけど、今日初めて知ったんだ。
純粋で、純愛なキスを‥‥。
好きな色は青。
誕生日は12月。冬休み入る前に生まれた。星座はいて座。
「勇気と行動力がある」「友達思い」とよく言われる。
現在、僕に恋人はいない。
何故なら、告白に失敗するからだ。
合コン、街コン、ナンパスポット、自分から告白しても失敗に終わる。
だか、諦めるな。女は星の数程いるからな。
相席居酒屋で女との出会いを求めていた‥‥。
だけど、僕と両思いの恋人になったのは女ではなく、男だった。
お酒に酔った勢いで告白して、女と間違えてしまったのだ。
まさか、冗談だろ?男同士で恋愛なんか成立するかな?
相手の名字は、湖《みずうみ》。
湖、自由奔放でわがままな僕の苦手なタイプ。だけど、昨日告白しといて、明日の朝になってから振るのも気まずい。
一応、一ヶ月はこのままにしとこう。一ヶ月の期間なら振るための口実を作れる。
デートも「仕事で忙しくて」と理由を作ればいい。
湖とは違う職場なのが唯一救いである。
その代わり、湖は記念日とかねだるし、湖の誕生日とか付き合い始めた時間を知らないとなると怒りだすから厄介だ。
記念日とか、誕生日とかなんてどうでもいいように感じるのは僕だけだろうか?
恋人だからといって、特別なことはしなくてもいい気がする。
「岩石さん、俺のことが好きって言ってほしいよ」
言わなくてもわかるだろ?
付き合ってない時は伝えなくてはならないかもしれないけど、行動で示しきっていることを言わなくてもいいだろ?
全国の恋人関係をどうしているんだか。
僕は気を抜いていいはずなんだが。
気をはらなくても付き合うことは成立している。
だけど、何故だろう?
めんどくさいことも含めて、好きな気がするのだろう?
「好きさ」
「それだけ?」
「それだけで伝わなかったら、浮気でも疑っているのかい?」
「ううん、愛を確かめたいだけ」
「信じているなら、確かめる必要とかないだろう?」
僕は一人の男を愛するようになってしまった。
だが、僕はこれでいいと思っている。
これで別れる必要もない。
問題は倦怠期がいつ来てしまうかだ。こいつとなら不思議と倦怠期をどうにかできそうな気がするのは、僕だけだろうか?
はっきりしているのは、お互いに今という瞬間を大切にしていきたい。
僕と湖は唇を重ねた。
「ん‥‥‥‥」
甘い。心臓の鼓動は止まらない。
きっとそれが恋なんだ。
キスをやめたくない。唇を離したくない。
キスは甘い味なんだな。
僕は今まで誰ともキスをしたことがなかった。だから、キスがどういったものかわからなかった。
だけど、今日初めて知ったんだ。
純粋で、純愛なキスを‥‥。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる