異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

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番外編 トルコ石編集部

第9話

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 オムライスの形を崩すくらいなら、まだいい。

 可愛は、みそ汁、ハンバーグ、やきそば、唐揚げ、親子丼、天丼、かつ丼、フライドポテト、チャーハンなどを知らなかった。

 シチューとか、カレーとか、定番の料理を知らないとか、今までどうやって生きていたのか不思議なくらいだった。

 料理は、一から学ぶこととなる。
 だから、僕が時々、外食店に行かせ、和食、洋食、中華料理を覚えさせた。

 可愛が、オンライン料理教室に通うことにもなった。

 可愛は、常識を知らなさすぎる。
 オムライスを知っていたのは、偶然だった。

 何日もかけて、カルボナーラが食卓に並ぶようになっていった。
 今回も失敗作だろうと想像していたものの、おいしかった。

 ハンバーグの腕も上達してきて、ハンバーグの具材に野菜を入れるようにもなっていた。
 ある時はピーマン、ある時は椎茸とか。

 僕は、可愛の料理が気にいるようになっていた。
 こんなおいしいもの、あったんだ。
 可愛が頑張ってくれたんだ。

 可愛は、不器用だけど、諦めずに頑張ってくれた。
 僕は、可愛に惹かれていくようになった。

 可愛が世界一番好きだ。
 湖との未練があったけれど、やっぱり可愛がいいと、この時の思い始めた。

 世界が、可愛一色に染まりそうだった。

 子供がいないので、節約すれば、専業主夫の可愛を雇えそうだった。
 あとは、僕の年収が上がらないかだった。
 今すぐ倒産する様子はなさそうだし、大丈夫かな。

 ガーネット編集部がつぶれる寸前で、社員を必要最小限にしていると聞いた。
 僕は、ガーネット編集部に入社しなくてよかったと思っている。
 平均年収200万とか、やってられなくりそうだし、
 専業主夫なんて、当然雇えなくなってくる。

 あとは、税金問題だな。
 僕がいくら稼いでも、引かれて、手取りがほとんどなかったりする。

 厚生年金、組合費、国民健康保険とか、その他も結構引かれる。
 会社は負担してくれているみたいだが。

 さて、今日も頑張るか。
 僕は、僕での幸せを見つけることができた。
 生活に余裕がなくても、可愛がいれば幸せだった。

 可愛の手料理は日に日にうまくなっていった。

 可愛が熱を出したときは、コンビニとかで、おかゆを買うことにしている。
 僕は、世界一の幸せ物だ。

 可愛となら、この先もやっていけそうな気がした。

 ほとんどが和食、洋食、中華料理がでるよにもなっていったし、
 可愛の実家にも、「男同士だけど、恋人です」と紹介して、
 向こうの実家も了承してくれた。

 変わり者だから、よかったこともあるときずかされた。
 この幸せがずっと続くといいな。
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