166 / 393
番外編 世界でたった一人の魔法少女
第7話
しおりを挟む
「カテホーから赤ちゃんを守るー!?」
「声が大きい」
「守れるのかな?」
「まだ1歳にも満たない赤ちゃんを守るのが使命だ。
養女でもあるから、本当の親がいないのだよ」
私は赤ちゃんのおむつかえやミルクとかも任された。
赤ちゃんの名前は、育《いく》。
女の子。
育ちゃんを守りながら、戦うけど、何故カテホーが狙うかは不明。
ピンチの時は、仮面戦士とか仮面兵士が現れるけど、正体は謎のまま。
私は弱い。未熟。
訓練所に入所して、もちろん中学生の勉強もした。
そして、2年の月日が流れた。
私は中学三年生になった。身長が2年で20センチも伸びた。
ベリーショートだった髪も伸びて、背中ぐらいのロングヘアーになった。
育ちゃんは2歳になり、赤ちゃんではなくなり、おむつもミルクも必要なくなった。
保育園に行かせることもウサに相談したけど、「保育園に行かせたら、カテホーは間違いなく襲ってくる」と拒否られた。
中学二年生の頃に、育ちゃんが手がかかるという理由でお休みさせてもらった。
だけど、中学三年生になり、15歳の誕生日を過ぎたら、カテホーの存在もあるし、さすがにお休みが難しいし、 魔法少女を復帰しなくてはならない。
2歳なんて手が離せない。自分でカテホーから身を守れるわけがない。
育ちゃんはイヤイヤ期が入り、
ご飯を食べるのも嫌がるし、
トイレに行くのも嫌がる。
ご飯ならまだわかるけど、何故トイレを嫌がる必要がある?
育ちゃんの話せる言葉は、
「いや」
「やだ」
「だっこ」
「コハク」私の名前‥‥。
「ウサ」マスコットの名前だ。
「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」
「ごはん」
「かわいい」よく私が言うからね。
「育ちゃん」自分のことを名前で呼ぶ。
「お腹すいた」
など。
育ちゃんの苗字は、糧保《かてほ》。
糧保会社の社長の娘だ。
糧保の社長と工場が、カテホーを作り出したらしい。
複雑な気持ちだった。カテホーを開発している社長の娘だなんて。
私は、それでも可愛いなんて言いきれる?
養子であるため、血の繋がりはないかもしれないけど、戸籍上は糧保社長の娘ということになる。
糧保社長と戦えるかな?
いくら黒幕と言え、育ちゃんの父を裁けるかな?
育ちゃんには、本当の家族が必要と思うの。
私みたくある程度成長して、
中学ぐらいの年齢になれば、
さびしくても、会えなくても我慢できるし、
家族との思い出もある。
だけど、育ちゃんには本当の親元で育ってほしい。
養子だとしても、戸籍上は親族なんだから。
私がママだと勘違いしているかもしれないけど、勘違いがどれだけつらいか。
育ちゃんには、いつか本当の親ではないことを語らなくてはと思うと、
辛くなる。胸が苦しくなる。
「ウサ、私は糧保社長を倒せないよ」
「何故?」
「育ちゃんのパパなんでしょ?
今はわからないかもしれないけど、
大きくなったら本当のパパが死んでいたなんてなったら‥‥」
「コハクの役目は、育の血の繋がりがある家族を探すことだ」
「え?」
「糧保社長は、育の存在を利用している。
なら、育を大切にできるのは本当の家族じゃないかな」
「何で、そんなことを早く言わなかったの?」
「言いづらかったからさ」
「ウサらしくない」
「ごめんごめん」
「そんな軽々しく言わないでよ。
こっちは真剣なんだから、育ててる方の身にもなってよ」
ウサに当たってしまった。
私らしくないよね?
「コハクには辛い思いをさせたし、
育にも辛いことが待っていると思う。
魔法少女はたった一人かもしれないけど、オラも育も心の支えになるさ」
「ありがとう‥‥」
育ちゃんの本当の家族を見つけて、
糧保社長の野望を阻止するんだ。
「声が大きい」
「守れるのかな?」
「まだ1歳にも満たない赤ちゃんを守るのが使命だ。
養女でもあるから、本当の親がいないのだよ」
私は赤ちゃんのおむつかえやミルクとかも任された。
赤ちゃんの名前は、育《いく》。
女の子。
育ちゃんを守りながら、戦うけど、何故カテホーが狙うかは不明。
ピンチの時は、仮面戦士とか仮面兵士が現れるけど、正体は謎のまま。
私は弱い。未熟。
訓練所に入所して、もちろん中学生の勉強もした。
そして、2年の月日が流れた。
私は中学三年生になった。身長が2年で20センチも伸びた。
ベリーショートだった髪も伸びて、背中ぐらいのロングヘアーになった。
育ちゃんは2歳になり、赤ちゃんではなくなり、おむつもミルクも必要なくなった。
保育園に行かせることもウサに相談したけど、「保育園に行かせたら、カテホーは間違いなく襲ってくる」と拒否られた。
中学二年生の頃に、育ちゃんが手がかかるという理由でお休みさせてもらった。
だけど、中学三年生になり、15歳の誕生日を過ぎたら、カテホーの存在もあるし、さすがにお休みが難しいし、 魔法少女を復帰しなくてはならない。
2歳なんて手が離せない。自分でカテホーから身を守れるわけがない。
育ちゃんはイヤイヤ期が入り、
ご飯を食べるのも嫌がるし、
トイレに行くのも嫌がる。
ご飯ならまだわかるけど、何故トイレを嫌がる必要がある?
育ちゃんの話せる言葉は、
「いや」
「やだ」
「だっこ」
「コハク」私の名前‥‥。
「ウサ」マスコットの名前だ。
「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」
「ごはん」
「かわいい」よく私が言うからね。
「育ちゃん」自分のことを名前で呼ぶ。
「お腹すいた」
など。
育ちゃんの苗字は、糧保《かてほ》。
糧保会社の社長の娘だ。
糧保の社長と工場が、カテホーを作り出したらしい。
複雑な気持ちだった。カテホーを開発している社長の娘だなんて。
私は、それでも可愛いなんて言いきれる?
養子であるため、血の繋がりはないかもしれないけど、戸籍上は糧保社長の娘ということになる。
糧保社長と戦えるかな?
いくら黒幕と言え、育ちゃんの父を裁けるかな?
育ちゃんには、本当の家族が必要と思うの。
私みたくある程度成長して、
中学ぐらいの年齢になれば、
さびしくても、会えなくても我慢できるし、
家族との思い出もある。
だけど、育ちゃんには本当の親元で育ってほしい。
養子だとしても、戸籍上は親族なんだから。
私がママだと勘違いしているかもしれないけど、勘違いがどれだけつらいか。
育ちゃんには、いつか本当の親ではないことを語らなくてはと思うと、
辛くなる。胸が苦しくなる。
「ウサ、私は糧保社長を倒せないよ」
「何故?」
「育ちゃんのパパなんでしょ?
今はわからないかもしれないけど、
大きくなったら本当のパパが死んでいたなんてなったら‥‥」
「コハクの役目は、育の血の繋がりがある家族を探すことだ」
「え?」
「糧保社長は、育の存在を利用している。
なら、育を大切にできるのは本当の家族じゃないかな」
「何で、そんなことを早く言わなかったの?」
「言いづらかったからさ」
「ウサらしくない」
「ごめんごめん」
「そんな軽々しく言わないでよ。
こっちは真剣なんだから、育ててる方の身にもなってよ」
ウサに当たってしまった。
私らしくないよね?
「コハクには辛い思いをさせたし、
育にも辛いことが待っていると思う。
魔法少女はたった一人かもしれないけど、オラも育も心の支えになるさ」
「ありがとう‥‥」
育ちゃんの本当の家族を見つけて、
糧保社長の野望を阻止するんだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる