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番外編 天罰を受けた者たち

第10話

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 僕はヤントウさんを傷つけた。
 でも、逃げたらもっと傷つけるよね?
 本当のことを告白して、諦めてもらおう。
「ヤントウさん‥‥」
「会いたかった‥‥」
「それよりも聞いてほしいことがあるんです。僕は雷の天罰を受けました」
「何だって?」
「今まで黙っていたのは謝ります。一回目は村長から、二回目は女の子を守るために自らです」
「どうゆう‥‥?」
「二回目が生け贄となった子を守ったら、僕が天罰を受けて、女の子は天罰を受けるどころか死んじゃいました」
「なぜ、その話を?」
「別れる理由の一つだからです」
「別れる理由?」
「僕は天罰により、特異体質になり、体の伸び縮みが激しいんです。そして、三回目の天罰は人に被害をもたらす存在になりかねないので‥‥そうなる前に‥‥」
 そしたらヤントウさんが僕を抱きしめて「それならオレが守ってやる」
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