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番外編 山賊暮らし
第5話
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そろそろこの場所がどこなのかを突き止めることにしよう。
僕はこの場所にいることに飽きてきた。
洞窟の中で過ごして、人生が終わるとか勘弁してほしい。
どうにかして、ガナークから許しを得なくては‥‥。
ガナークが少しでも、他の人物に興味があるとか、目線がガナーク以外にあるとわかれば、外出は禁止されるからリスクはある。
ガナークから聞く話には、年齢が100歳とかあり得ないことを言う。
まず100歳とかヨボヨボのおじいちゃんだ。
第二次世界大戦後に生まれたとか辻褄の合わないことばかり語る。
第二次世界大戦後に生まれたとしても、100歳越えることはないから。
僕はガナークに様々なわがままを言ってみた。
「外、出たい」
「他の山賊たちとも話をしてみたい」
など。
ガナークは呆れたように
「わがままなのですか?
それとも、おらに解放を求めているのですか?」
「それは‥‥」
まさか、ガナークが的を得たことを言うとは思わなかった。
「ヤマトは、やはりガナークといたくないんですか?」
そうゆうわけじゃない‥‥。
「ずっと同じ場所、ずっと同じ景色、何もないところでガナークは耐えられると思える?」
「ヤマトに必要なのは、ガナークだけなのです。
テレビも、ゲームも、なければ見るのはガナークしかいなくなるのです」
「ガナークは毎日外に出て、いろんな楽しみがあるかもしれないけど‥‥。
僕は、そうじゃないんだよ‥‥」
「ヤマト‥‥おらと手を繋ぎながらなら、外に出ていいのです」
「ほんと!?」
「ガナークに二言はないのです。
おらに依存させようとか考えたけど、できそうにないのです。
独り占めとかは、ガナークの完全なわがままなのです。
準備するのです。外に出るために」
ガナークに駄々をこねられると思ったけど、すんなりいくんだ‥‥。
やっと外に出させてもらえた。もちろん、ガナークと手を繋いで‥‥。
僕は恥ずかしかった。男は女と違って、誰かと手を繋いで歩くなんてことは同性でしない。
ガナークは見る限り小学生には見えないし、まわりから変な目で見られるんじゃないかと思うと今すぐ手を振り払いたい気持ちでいっぱいになった。
そんなことしたら、もう二度と外に出してもらえなくなる気がして、手を繋がれたままでいる。
まわりに助けを求めるか?
よくよく考えれば誘拐もしてるし、監禁もしてるし、山賊だし、明らかに犯罪組織だろ?
警察とかもしかしたら近くにいるかもしれないし、いなくても誰かが呼んでくれることもあるだろう。
僕がどこまで考えているかなんて、ガナークには多分わかるまい。
実際、ガナークが何を考えているのか僕にはわからない。むしろ知りたいくらいだ。
今やらなくてはならないのは、この場所がどこなのかということだ。
この場所に何があるか‥‥。
交番、お店、トイレ、公衆電話とかあるかどうか確認しなくては、いざという時にどこに逃げていいのかわからなくなるし、助けを求めるマニュアルも出来上がっていかない。
黙りこんでると何も情報わからないから、ガナークに不自然がない雑談みたいな形で話をしてみよう。
「ガナーク、ここはどこなの?」
「山賊たちがよく向かう町、ガハラ街《がい》なのです」
聞いたことない場所だな。僕は見知らぬ県外とか外国にいるような気分だった。
「ガハラ街?」
「山賊たちを受け入れてくれる街なのです」
この情報だけ聞くと、この街の人たちを信用していいかどうか確信が持てなくなる。
「山賊は普段、受け入れられないの?」
「大体は山賊立ち入り禁止なのです」
立ち入り禁止って何かしたの?
「山賊ってだけで警戒されてしまうのです」
山賊、僕もその警戒と対象となるのかな?
先が思いやられるよ。
僕はこの場所にいることに飽きてきた。
洞窟の中で過ごして、人生が終わるとか勘弁してほしい。
どうにかして、ガナークから許しを得なくては‥‥。
ガナークが少しでも、他の人物に興味があるとか、目線がガナーク以外にあるとわかれば、外出は禁止されるからリスクはある。
ガナークから聞く話には、年齢が100歳とかあり得ないことを言う。
まず100歳とかヨボヨボのおじいちゃんだ。
第二次世界大戦後に生まれたとか辻褄の合わないことばかり語る。
第二次世界大戦後に生まれたとしても、100歳越えることはないから。
僕はガナークに様々なわがままを言ってみた。
「外、出たい」
「他の山賊たちとも話をしてみたい」
など。
ガナークは呆れたように
「わがままなのですか?
それとも、おらに解放を求めているのですか?」
「それは‥‥」
まさか、ガナークが的を得たことを言うとは思わなかった。
「ヤマトは、やはりガナークといたくないんですか?」
そうゆうわけじゃない‥‥。
「ずっと同じ場所、ずっと同じ景色、何もないところでガナークは耐えられると思える?」
「ヤマトに必要なのは、ガナークだけなのです。
テレビも、ゲームも、なければ見るのはガナークしかいなくなるのです」
「ガナークは毎日外に出て、いろんな楽しみがあるかもしれないけど‥‥。
僕は、そうじゃないんだよ‥‥」
「ヤマト‥‥おらと手を繋ぎながらなら、外に出ていいのです」
「ほんと!?」
「ガナークに二言はないのです。
おらに依存させようとか考えたけど、できそうにないのです。
独り占めとかは、ガナークの完全なわがままなのです。
準備するのです。外に出るために」
ガナークに駄々をこねられると思ったけど、すんなりいくんだ‥‥。
やっと外に出させてもらえた。もちろん、ガナークと手を繋いで‥‥。
僕は恥ずかしかった。男は女と違って、誰かと手を繋いで歩くなんてことは同性でしない。
ガナークは見る限り小学生には見えないし、まわりから変な目で見られるんじゃないかと思うと今すぐ手を振り払いたい気持ちでいっぱいになった。
そんなことしたら、もう二度と外に出してもらえなくなる気がして、手を繋がれたままでいる。
まわりに助けを求めるか?
よくよく考えれば誘拐もしてるし、監禁もしてるし、山賊だし、明らかに犯罪組織だろ?
警察とかもしかしたら近くにいるかもしれないし、いなくても誰かが呼んでくれることもあるだろう。
僕がどこまで考えているかなんて、ガナークには多分わかるまい。
実際、ガナークが何を考えているのか僕にはわからない。むしろ知りたいくらいだ。
今やらなくてはならないのは、この場所がどこなのかということだ。
この場所に何があるか‥‥。
交番、お店、トイレ、公衆電話とかあるかどうか確認しなくては、いざという時にどこに逃げていいのかわからなくなるし、助けを求めるマニュアルも出来上がっていかない。
黙りこんでると何も情報わからないから、ガナークに不自然がない雑談みたいな形で話をしてみよう。
「ガナーク、ここはどこなの?」
「山賊たちがよく向かう町、ガハラ街《がい》なのです」
聞いたことない場所だな。僕は見知らぬ県外とか外国にいるような気分だった。
「ガハラ街?」
「山賊たちを受け入れてくれる街なのです」
この情報だけ聞くと、この街の人たちを信用していいかどうか確信が持てなくなる。
「山賊は普段、受け入れられないの?」
「大体は山賊立ち入り禁止なのです」
立ち入り禁止って何かしたの?
「山賊ってだけで警戒されてしまうのです」
山賊、僕もその警戒と対象となるのかな?
先が思いやられるよ。
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