上 下
303 / 393
番外編 山賊暮らし

第1話

しおりを挟む
 ぼくは、山野のぼる。
 将来の夢は、登山家。
 好きな色は、緑。
 誕生日は、山の日。
 好きな飲み物は、スポーツドリンク。
 性格は、チャレンジャー。
 小学生の頃の夢は、山賊。
 好きな人は、山賊のサントさん。

 ぼくは、たった一人の山賊に恋している。
 相手は男だけど。

 ぼくには娘と息子もいる。
 娘も、息子も年齢は中学生ぐらい。
 一番上の子供は15歳で、一番下の子供は13歳となる。

 娘で言えば、
 長女は159センチ。15歳。
 二女は158センチ。15歳。
 三女は157センチ。15歳。
 四女は156センチ。15歳。
 五女は155センチ。14歳。
 六女は154センチ。14歳。
 七女は153センチ。14歳。
 八女は152センチ。14歳。
 九女は151センチ。14歳。
 十女は150センチ。13歳。
 十一女は149センチ。13歳。
 十二女は148センチ。13歳。
 十三女は147センチ。13歳。
 十四女は146センチ。13歳。

 同じ日に生まれたわけではない。

 何で子供はいるかって?
 想像に任せるよ。

 何でこんなに子供が沢山いる?
 何でだろうね。

 ぼくが30代ぐらいのおじさんかって?
 ぼくは30代どころか20代にも達してないよ。

 結婚してる?してないよ。
 してたら、不倫だよ。
 子供だって黙ってない。

 ぼくより年上なサントさんはとにかく交際人数がある。

 サントさんの初めての彼女が13歳と聞いた。

 ぼくは19歳だから、サントさんは20歳。
 そこまで年の差はない。

 13歳の娘とは6歳離れていて、
 15歳の娘とは4歳離れていているという、
 親子にしてはありえないし、兄妹みたいな感じだった。

 息子は14歳と13歳がいる。
 15歳の息子はいない。
 14歳と13歳、比較的にどちらが多いか聞かれれば13歳かな?

 長男、14歳。身長164センチ。
 二男、14歳。身長163センチ。
 三男、14歳。身長162センチ。
 四男、14歳。身長161センチ。
 五男、14歳。身長160センチ。
 六男、13歳。身長159センチ。
 七男、13歳。身長158センチ。
 八男、13歳。身長157センチ。
 九男、13歳。身長156センチ。
 十男、13歳。身長155センチ。
 十一男、13歳。身長154センチ。
 十二男、13歳。身長153センチ。
 十三男、13歳。身長152センチ。
 十四男、13歳。身長151センチ。

 13歳は子供のような大人のような。

「パパ」「父さん」「父様」などと呼ばれる。
 または、「のぼる」「のぼる君」「のぼるさん」など名前で呼ばれるか。

 14人の娘と14人の息子がいる。
 思春期を迎えているのか、迎えていないかわからないくらいだった。

 とにかく、サントさんを愛していることは変わらない。

 サントさんと出会った頃は、最近。

 すでに老け顔で、おじさんみたいなサントさんを好きになった。

 サントさんは、1年前から山賊だったらしい。
 初めての彼女は海賊。
 二番目に付き合った彼女は空賊。
 最後に付き合った彼女が山賊らしく、付き合ったけど、すぐ別れたらしい。

 サントさんの交際人数がぼく含めて多くないか?
 多すぎる。
 13歳なんて早すぎる。

 子供いるから付き合ったことぐらいあるだろって?
 ないよ。

 今、いる子供はみんな未来かパラレルかわからないけど、他の時間から来た子供だから。

 話によるとぼくが20歳で初めて生まれた子供らしいけど、知りもしない。
 31歳で、ぼくが死んだらしい。
 そんな未来を変えるために、現在に来たらしい。
 いつになったら、帰るんだ?
しおりを挟む

処理中です...