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番外編 三毛猫を愛する者たちへ 第3章
第6話
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わずか14歳の命だったのね。
颯は意識不明となり、間扉は殺されてしまった。
犯人は、愛珠。
初、叶羽、あたしの三人でお葬式に来ていた。
愛珠は犯罪者となっているから来ない。
愛珠は一人っ子で、両親もいないため小学一年生の時から児童養護施設で過ごしていたらしい。
颯は意識を取り戻しても、怖くなり、学校にも行けなくなった。颯は一人っ子でシングルマザー。父親は5歳の時に亡くしているらしい。
間扉‥‥。こんなこと、誰が予想していたかな?
そうだ、軽扉に会いに行こう。
学校は違うけど、同じ市内だしね。
俺は、軽扉《かると》。中学二年生。
両親が中学一年生の冬休みに離婚して、親権は母になり、名字が変わった。
昨日、従兄弟の間扉が亡くなったということで、俺と俺の母と一緒にお葬式に行き、お墓参りもした。
理由を聞けばくだらない理由としか思えなかった。
一年前に異世界に行ったことがある。
あれ以来、小学生を見てはグレーキッズやグレーボーイという仮面の戦士とやらを目で探していても、誰だかわからないし、見つかりそうもない。
そして、俺は柊コナユキ、初、叶羽に会うことにもなってしまう。
学校も違うし、叶羽は間扉の実妹とか言うし、初は間扉の保育園からの幼なじみとか、コナユキは柊菊の姉らしい。
「異世界に行く気ある?」
コナユキが聞くけど、あんなところごめんだ。
「ないよ」
「君には素質があると思うけどね」
「何の?」
「あたしは知っているの。わかるの。
何故、軽扉がミッケに連れていかれたとか」
「どんな理由だ?」
そう、ミッケという三毛猫に連れ去られたことがある。
「君はね、柊チューリップの弟なのよ」
「俺は一人っ子だ」
「君は養子なんだよ。間扉、軽扉、重扉、みんな養子で、それぞれ違う理由で引き取られた。
君は柊チューリップの弟だったけど、菊が2歳、きえが3歳、コナユキが5歳の時に引き離された。
君は5歳の時にこの家に来た。
菊ときえは軽扉のことを憶えてないかもしれないけど、あたしは5歳だったから憶えているわ」
5歳の時に?5歳の頃の記憶なんて本当かどうかわからないし、よく憶えていない。
聞く話によると、間扉も養子らしくて6歳の頃に引き離されたらしいけど、理由までは本人が憶えていないとのこと。
「柊チューリップの弟だということが関係あるの?」
「あるのよ。
柊チューリップと君は10歳年の差がある姉弟。
柊チューリップ、あたしの母がママタレントやママモデルとして活躍したいた時に君は実の両親から離された。
そして、菊が3歳、きえが4歳の頃に行方不明となっている。
実際、異世界に行っただけだけどね。だけど、警察は異世界なんて存在信じないから。
チューリップは菊ときえを探すと同時に君のことも探した。だけど、軽扉がどこに引き取られたかなんてわかるはずもなく、時が過ぎて、軽扉が中学入学と同時にやっと軽扉の存在を見つけた」
「これって、柊チューリップの話だよね?ミッケが異世界に連れていく理由になる?」
「なるのよ。ミッケは三毛猫なんかじゃない。正体は、柊チューリップ。人間なのよ。
人間だから、人間の言語を話すのよ」
「マッケもそうなのかな?」
「マッケも三毛猫じゃないわ。本物の猫は話せない」
「マッケは何なのさ?」
「そこまでは‥‥。コナユキも異世界を調査できてないから。
叶羽と初、三人がかりで三毛猫ワールドという異世界を調査しても、わからないことは多い。
マッケの正体も含めて」
「グレーボーイやグレーキッズもそうなの?」
「そうなのって?」
「正体がわからないの」
「わかっている。だけど、秘密事項だから誰も明かせないの」
「俺、異世界に行きたくない‥‥」
「行かせることはできない。三毛猫の守護の神様を見つけるまでは‥‥」
「三毛猫の守護の神様?」
「そうよ。三毛猫を守護する神様が誰かわかってないから、占いの予言で、軽扉、マッケ、柊菊、グレーキッズ、グレーボーイの誰かと言われている。
だけど、軽扉は守護の神様ではないと思うの」
「何故?」
「守護の神様は誰でもなれるわけじゃないし、高等な血統が必要となる。軽扉は条件を満たしてはいない。
もし、軽扉が守護の神様だとしたら無理矢理にでも異世界に連れて行くから。
コナユキは守護の神様が誰かわかってしまったけど、認めたくないし、受け入れたくないの。
だから、軽扉は人間世界にいるべきよ。軽扉が違うのに疑われたら、あたしはどうすることもできないわ。
なら、マッケ、柊菊、グレーボーイ、グレーキッズがの誰かそうなのは正しいんだから」
どちらにしても俺には関係ないんだからいいよね?
「軽扉、少しでも異世界に行きたいとか思うなら、疑いをかけられても行きたいのなら、あたしに考えはあるわ」
「何だ‥‥?」
「考えがあるってだけ。実行するのは君次第よ」
コナユキが何を考えているかわからない‥‥。
颯は意識不明となり、間扉は殺されてしまった。
犯人は、愛珠。
初、叶羽、あたしの三人でお葬式に来ていた。
愛珠は犯罪者となっているから来ない。
愛珠は一人っ子で、両親もいないため小学一年生の時から児童養護施設で過ごしていたらしい。
颯は意識を取り戻しても、怖くなり、学校にも行けなくなった。颯は一人っ子でシングルマザー。父親は5歳の時に亡くしているらしい。
間扉‥‥。こんなこと、誰が予想していたかな?
そうだ、軽扉に会いに行こう。
学校は違うけど、同じ市内だしね。
俺は、軽扉《かると》。中学二年生。
両親が中学一年生の冬休みに離婚して、親権は母になり、名字が変わった。
昨日、従兄弟の間扉が亡くなったということで、俺と俺の母と一緒にお葬式に行き、お墓参りもした。
理由を聞けばくだらない理由としか思えなかった。
一年前に異世界に行ったことがある。
あれ以来、小学生を見てはグレーキッズやグレーボーイという仮面の戦士とやらを目で探していても、誰だかわからないし、見つかりそうもない。
そして、俺は柊コナユキ、初、叶羽に会うことにもなってしまう。
学校も違うし、叶羽は間扉の実妹とか言うし、初は間扉の保育園からの幼なじみとか、コナユキは柊菊の姉らしい。
「異世界に行く気ある?」
コナユキが聞くけど、あんなところごめんだ。
「ないよ」
「君には素質があると思うけどね」
「何の?」
「あたしは知っているの。わかるの。
何故、軽扉がミッケに連れていかれたとか」
「どんな理由だ?」
そう、ミッケという三毛猫に連れ去られたことがある。
「君はね、柊チューリップの弟なのよ」
「俺は一人っ子だ」
「君は養子なんだよ。間扉、軽扉、重扉、みんな養子で、それぞれ違う理由で引き取られた。
君は柊チューリップの弟だったけど、菊が2歳、きえが3歳、コナユキが5歳の時に引き離された。
君は5歳の時にこの家に来た。
菊ときえは軽扉のことを憶えてないかもしれないけど、あたしは5歳だったから憶えているわ」
5歳の時に?5歳の頃の記憶なんて本当かどうかわからないし、よく憶えていない。
聞く話によると、間扉も養子らしくて6歳の頃に引き離されたらしいけど、理由までは本人が憶えていないとのこと。
「柊チューリップの弟だということが関係あるの?」
「あるのよ。
柊チューリップと君は10歳年の差がある姉弟。
柊チューリップ、あたしの母がママタレントやママモデルとして活躍したいた時に君は実の両親から離された。
そして、菊が3歳、きえが4歳の頃に行方不明となっている。
実際、異世界に行っただけだけどね。だけど、警察は異世界なんて存在信じないから。
チューリップは菊ときえを探すと同時に君のことも探した。だけど、軽扉がどこに引き取られたかなんてわかるはずもなく、時が過ぎて、軽扉が中学入学と同時にやっと軽扉の存在を見つけた」
「これって、柊チューリップの話だよね?ミッケが異世界に連れていく理由になる?」
「なるのよ。ミッケは三毛猫なんかじゃない。正体は、柊チューリップ。人間なのよ。
人間だから、人間の言語を話すのよ」
「マッケもそうなのかな?」
「マッケも三毛猫じゃないわ。本物の猫は話せない」
「マッケは何なのさ?」
「そこまでは‥‥。コナユキも異世界を調査できてないから。
叶羽と初、三人がかりで三毛猫ワールドという異世界を調査しても、わからないことは多い。
マッケの正体も含めて」
「グレーボーイやグレーキッズもそうなの?」
「そうなのって?」
「正体がわからないの」
「わかっている。だけど、秘密事項だから誰も明かせないの」
「俺、異世界に行きたくない‥‥」
「行かせることはできない。三毛猫の守護の神様を見つけるまでは‥‥」
「三毛猫の守護の神様?」
「そうよ。三毛猫を守護する神様が誰かわかってないから、占いの予言で、軽扉、マッケ、柊菊、グレーキッズ、グレーボーイの誰かと言われている。
だけど、軽扉は守護の神様ではないと思うの」
「何故?」
「守護の神様は誰でもなれるわけじゃないし、高等な血統が必要となる。軽扉は条件を満たしてはいない。
もし、軽扉が守護の神様だとしたら無理矢理にでも異世界に連れて行くから。
コナユキは守護の神様が誰かわかってしまったけど、認めたくないし、受け入れたくないの。
だから、軽扉は人間世界にいるべきよ。軽扉が違うのに疑われたら、あたしはどうすることもできないわ。
なら、マッケ、柊菊、グレーボーイ、グレーキッズがの誰かそうなのは正しいんだから」
どちらにしても俺には関係ないんだからいいよね?
「軽扉、少しでも異世界に行きたいとか思うなら、疑いをかけられても行きたいのなら、あたしに考えはあるわ」
「何だ‥‥?」
「考えがあるってだけ。実行するのは君次第よ」
コナユキが何を考えているかわからない‥‥。
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