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第0章

第1話

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 銀髪の髪を猫耳のようなシニヨンをふたつ作って、鏡の前でセットする。
 名付けて、猫耳シニヨンかな。

 三毛猫の顔があるヘアピンを、右の横髪と、左の横の髪につけた。

 俺、シャーキャニーは、キャラ弁が得意な女子力が高く、三毛猫好き。
 だから、全身三毛猫コーデにしている。

 女の子ぽっく感じるかもしれないけど、一応、性別は男だ。
 同い年や年下には、語尾に「にゃー」をつけて話すけど、年上には「ですにゃー」口調で話している。
 異世界限定での話し方には、なるけど。

 僕は、一匹の三毛猫を連れて、異世界に旅立つ。

 持ってくる武器は、三毛猫の顔があるステッキ。
 威力は、そこまで期待しない方がいい。

 三毛猫のぬいぐるみのリュックには、すべて三毛猫に関係する物しか持ってきていない。

 三毛猫の手持ち扇風機、
 三毛猫柄の扇子、
 三毛猫の顔がついたステッキ、
 三毛猫柄のスマホケースをつけたスマホ、
 三毛猫柄の短めの財布、
 三毛猫柄のハンカチ、
 白の猫耳ヘッドフォン、
 三毛猫の顔の防犯ブザー、
 三毛猫柄のひざかけ、
 三毛猫柄の枕、
 三毛猫の形をしたクッキーを入れた、三毛猫柄の袋、
 三毛猫の顔の手鏡、
 三毛猫柄のブラシ、
 三毛猫柄の櫛、
 三毛猫の顔があるヘアーゴム、
 三毛猫柄のマスクが3枚あって、三毛猫柄のマスク入れに入れてあって、
 三毛猫柄の化粧水、
 三毛猫柄の乳液、
 三毛猫柄のポーチの中に入った化粧品たち、
 三毛猫柄の充電モバイルバッテリー、
 三毛猫のぬいぐるみのペンケースの中には、三毛猫のボールペン1本と、三毛猫のシャープペン1本と、三毛猫柄の鉛筆が1本、三毛猫の形をした消しゴムと、三毛猫柄のシャープペンの替え芯と三毛猫がらの分度器や定規が入っていた。
 そして、三毛猫の絵柄のメモ帳も入っている。
 
 こういったものが入っていた。
 
 結構、女子力高めだけど、決して女子ではない。

 そして、いつでも、三毛猫ボールという、僕にいるでも宙に浮いた状態でついていく存在がいる。
 中身は機械だけど、めちゃくちゃかわいい。

 異世界に必要かと聞かれると、わからないけど、気分を盛り上げるためには必要ということとなる。

 さ、異世界にいざ行こう。
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