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女王様は完璧主義であらせられる。~イチゴ大福でご機嫌を取りましょう
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文武両道、容姿端麗、才色兼備、まさに完璧という言葉がお似合いのこのわたし、姫川 ゆかりに転機がおとづれたのは高校二年の春のことだった。帰国子女とかいう女、前田 春奈(マエダ ハルナ)が転校してきてからだ。彼女は悔しいけどハーフな顔立ちは私より美しく、多国語を話せる彼女は勉強もスポーツも万能な女で私の取り巻きはみんな手のひらを返したように彼女のもとへ行ってしまった。私に残されたのは、何をやっても2番手というレッテルとさえないメガネ男子の羽田 光(ハネダ ヒカル)だった。あと何が楽しいのかわからないけれどいつもへらへらと間の抜けた笑い方をしていたんだ。
「ゆかり様。あ、歩くの早いですよ。お弁当買ってまいりました。」
こけそうになりながら、必死についてくる羽田。彼はいつもこうだ。わたしがちょっとでも不機嫌になるとビクビクしてオドオドする。そんな彼を見ていると無性にイラついてしまう。
「うるさいわね。こんな安物持ってこないで頂戴!!私はお前に用意してもらわなくてもいいのよ!!」
持っていた弁当箱を思いっきり投げつけた。羽田は驚いた顔をしながらもしっかりとキャッチしていた。
(ドジ臭いけど、意外に運動神経いいのね。)
「ゆ、ゆかり様?どうしたんですか?」
泣きそうな顔でこちらを見ている彼を見ると胸の奥が締め付けられるような感じがした。
(なんなのよ、あんたもほかの取り巻きのように前田のところへ行けばいいんだわ、どうせ一年の時はあんなにふんぞり返っていたくせに前田に負けていい気味だとか腹の中では思ってるんでしょ。)
「ふん、もうついてこないで勉強の気が散るわ」
(こうやってあしらっていればそのうちあきらめるでしょ)
「そ、そんな、ゆかり様、おいていかないでください。」
空き教室に来た私は自分で持ってきたお弁当を食べながら英語の記憶帳を見ていた。次の授業は英語の小テストがあるんだ。
(範囲の部分は完璧ね。さすが私。いやいやまだよ。前回、前田春奈に二点差で負けたの。きっと詰めが甘かったからよ。日本生まれアメリカそだちか何か知らないけどねいつまでもいい顔させられないわ。)
「あら、まだいたの?」
私についてきて隣に座ってぐちゃぐちゃのコンビニ弁当と自分のコンビニ弁当の2つを食べている彼に冷たく言い放った。
「もちろんです。あ、そうださっきこれも買ってきたんです。ゆかり様甘いもの好きですよね。」
そういって差し出してきたのはイチゴ大福!!
私は昔からイチゴ大福には目がない。取り巻きの中でも貢物は下の下で安物ばっかりと思ってたけど案外、こいつは気が利くのよね。
「うっ・・・」
それをみて喉の奥がきゅんとなる。思わず手に取って頬張った。
「おいしいですか?」
ニコニコしながら聞いてくる彼。その笑顔を見るだけでなぜか心が落ち着く。
「べ、別においしくなんかないわよ!まぁ、まあかしら。」
「喜んでもらえてよかったです。」
「・・・・今度からそれ、もってきなさいよ。」
「はっ、はい」
元気よく答えるものだから思わず笑ってしまいそうになり私は気恥ずかしくなって窓の外を見た。そこには青い空が広がっていた。
「ゆかり様。あ、歩くの早いですよ。お弁当買ってまいりました。」
こけそうになりながら、必死についてくる羽田。彼はいつもこうだ。わたしがちょっとでも不機嫌になるとビクビクしてオドオドする。そんな彼を見ていると無性にイラついてしまう。
「うるさいわね。こんな安物持ってこないで頂戴!!私はお前に用意してもらわなくてもいいのよ!!」
持っていた弁当箱を思いっきり投げつけた。羽田は驚いた顔をしながらもしっかりとキャッチしていた。
(ドジ臭いけど、意外に運動神経いいのね。)
「ゆ、ゆかり様?どうしたんですか?」
泣きそうな顔でこちらを見ている彼を見ると胸の奥が締め付けられるような感じがした。
(なんなのよ、あんたもほかの取り巻きのように前田のところへ行けばいいんだわ、どうせ一年の時はあんなにふんぞり返っていたくせに前田に負けていい気味だとか腹の中では思ってるんでしょ。)
「ふん、もうついてこないで勉強の気が散るわ」
(こうやってあしらっていればそのうちあきらめるでしょ)
「そ、そんな、ゆかり様、おいていかないでください。」
空き教室に来た私は自分で持ってきたお弁当を食べながら英語の記憶帳を見ていた。次の授業は英語の小テストがあるんだ。
(範囲の部分は完璧ね。さすが私。いやいやまだよ。前回、前田春奈に二点差で負けたの。きっと詰めが甘かったからよ。日本生まれアメリカそだちか何か知らないけどねいつまでもいい顔させられないわ。)
「あら、まだいたの?」
私についてきて隣に座ってぐちゃぐちゃのコンビニ弁当と自分のコンビニ弁当の2つを食べている彼に冷たく言い放った。
「もちろんです。あ、そうださっきこれも買ってきたんです。ゆかり様甘いもの好きですよね。」
そういって差し出してきたのはイチゴ大福!!
私は昔からイチゴ大福には目がない。取り巻きの中でも貢物は下の下で安物ばっかりと思ってたけど案外、こいつは気が利くのよね。
「うっ・・・」
それをみて喉の奥がきゅんとなる。思わず手に取って頬張った。
「おいしいですか?」
ニコニコしながら聞いてくる彼。その笑顔を見るだけでなぜか心が落ち着く。
「べ、別においしくなんかないわよ!まぁ、まあかしら。」
「喜んでもらえてよかったです。」
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