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オナジ①
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「これ、なんだ?」
彼は紙の上に乗る、紅い玉を摘んでいた。
「丸薬よ。前、あなたが走りながら飲もうとして、あまりに飲みにくそうにしてた事に気付いたの。私としたことが迂闊だったわ」
「確かに、毎回立ち止まって服用できるとも限らないからな」
ジャックはそれをまた、紙の上に戻す。
「何か違いはあるのか?」
「いえ、服用方法も効果も、粉のものと何も変わらないわ。気持ち、粉のほうが溶けやすい分、効果が早いぐらいかしら?」
「ふーん」
彼女は、丸薬を丸めるように包むと、革の小袋へとしまう。同様に、白の丸薬もしまっていく。
「あとは『インフェルノリキッド』二本と、ナイフと筆記類ぐらいかしら」
髪を纏めたミーナは、背負えるタイプの平たいカバンにそれらを詰めていく。
薬の入った二つの革袋は、邪魔にならない形で腰から提げていた。
「粉の方もポケットに入れたし、私はオッケーよ」
「俺はこんな軽装でいいのか?」
ジャックは鎧を着ず、半袖のシャツとスネまで伸びたズボンだった。腰には帯剣できるベルトが付いている。
「砂漠行くのよ? 鎧なんか重たいし、暑いでしょ」
「でも昼はともかく、夜は寒いんだろ?」
「だからそこに羽織るものが入ってるわ」
彼女の指差す先には、人がひとり入れそうな程の大きなリュックサックがある。
「ちょっとでかくないか?」
「仕方ないわ。簡易テントとか自炊道具とか、野営に必要なものが入ってるのから、どうしても嵩張(かさば)っちゃうのよ」
「ちなみにこれ、誰が持つんだ?」
当然、彼女はジャックを指す。
「あぁ······そう······」
「お金も入ってるんだから気を付けてよ?」
「はいはい」
気を落とすジャックは、ふと、机の上に何かを並べるフィリカを見る。
「おまえ······何やってんだ?」
彼女は幾つものお菓子を前に、しかめっ面をしていた。
「おやつをどうしょうかと思いまして」
クッキー、スコーン、ビスコッティ······しまいにはバナナまで並べている。
「あと一個しか入らないんですよ。どれを持って行くべきか悩んでまして」
そう言う彼女の鞄からは、既にお菓子がはみ出ている。
「ジャックさん、バナナはおやつに入りますかね?」
「知るか!」
溜息をつきながら、ジャックはドサッと椅子に座り込む。
「なんか遠出ってより遊びに行く感じだな。そんなんで本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。ザバ出身の案内人を、司令官が付けてくれるって言うんだから」
「案内だけだろ? いざって時に困るんじゃないか?」
「それなりに戦える人間みたいよ?」
「ふーん、頼りになるといいけどねぇ······」
その時、研究室のドアが開かれる。
「あら、噂をすれば」
顔を覗かせる形で、ハイゼル司令官は中を見ていた。
「おっ、準備ももう終わりそうだな」
三人は彼に挨拶をする。
部屋の中に入った彼は、フィリカの前に置かれたものを見る。
「ハッハッハ、まるでピクニックだな」
「やっぱり司令官もそう思いますよね······」
「ハイゼルさん。おやつはどれがいいと思います?」
「えー、だって僕は食べれないんだろう?」
「とりあえず選んでくださいよ」
「うーん······じゃあビスコッティかな」
「じゃあ食べたいのはどれです?」
「食べるならクッキーかなぁ」
フィリカはビスコッティを鞄に詰め込み、クッキー以外のものをまとめて端に置く。
「じゃあクッキーは、司令官へのプレゼントです」
「お、嬉しいねぇ」
紙袋を受け取った彼は、心から嬉しそうだった。
その光景を、冷ややかな目で見ていた二人は、『コンタクト』を使って会話をしていた。
(なぁ、俺たちは何を見せられてるんだ?)
(親と子のやり取りならいいんだけどね······)
そんな彼らの胸中はいざ知らず、会話を続ける二人。
「あぁ、いかんいかん。フィリカ君との話もそろそろにしないと」
「えー、残念です」
「そんなこと言わないでくれ。そこで案内人の彼が待ってるんだよ。いい加減呼ばないと彼が可哀想だ」
ハイゼルは、ドアの外を顔で指し示す。
「中に招いてもいいかな?」
彼はミーナの方を見る。
「はい、お願いします」
承諾を得た彼は、ドアのほうへ大声で呼びかける。
「悪い! 待たせたな、入ってくれ!」
ガチャりとドアノブが回り、中に入ってくる男性。
四人に姿を見せる案内人。
「はぁ!?」「あら」「ん?」
各々、三人が三人、別の反応を見せる。
ジャックが思わず声を上げる。
「司令官。あれ······本当ですか?」
「ああ」
「マジか······」
驚くジャックの視線の先。
そこに立っていた人物は、普段の兵士姿とは違う、ラフな格好をした『スライ』だった。
「よっ!」
金髪の髪に、ヘアバンドを巻いた彼は、ジャックに向け、軽い調子で手を挙げる。
「なんでお前なんだよ」
「実はザバ出身だから?」
「んなこと分かってるよ!」
「ジャック、なんであんたが彼の出身知らなかったのよ」
「いや、こいつ西地区に住んでるから、ずっとこの街出身だと思ってたんだよ」
頭を抱える彼に、いまだ彼が何者か分かっていないフィリカが尋ねる。
「あの······この方って······?」
「あぁ······あの言ってた『スライ』だよ。伝言くれたっていう」
「あぁ! この人が!」
そう言ってフィリカは頭を下げる。
「その節はお世話になりました。初めまして、フィリカです」
「スライです。初めましてフィリカちゃ······ん!?」
その名前に心当たりのあるスライは、目を丸くしてジャックの方を見る。彼は頷く。
「そのフィリカ」
何のことかピンとこないフィリカは、首を傾げている。
そして、ものすごく何か言いたげなスライだったが、クッキーを持つ司令官がいるこの場では、必死に堪えることを選択した。
「それで、魔力を使える人を探して欲しいとも言ってただろ? 彼、少しだが魔力が使えるみたいなんだ」
スライを選んだ理由を付け加えるように、ハイゼルは彼らに説明をする。
「えっ? そうなのか?」
「少しだけな」
顔の前に手をやって、親指と人差し指を伸ばして見せる。
「ミーナ君。彼の実力を見て、良さそうだったら、そのままここに入ってもらうのはどうかね?」
「それはもちろん、歓迎致します」
スライは、この子がジャックの······、と思いながら赤い髪の彼女を見る。
「よし。——じゃ、そういう事でいいかな? 気を付けて行ってくるように」
声を揃えて返事をする四人。
そうしてハイゼルはクッキーを片手に、鼻歌を歌いながら部屋を出て行った。
「なんかご機嫌だったな」
「フィリカのクッキー効果じゃないか?」
いつもと様子の違う司令官に、スライも気が付いていた。
「さて、私たちもそろそろ出ましょうか。船に乗り遅れるなんて御免だわ」
「そうだな。まぁ、話なら後でも出来るし」
「ですね。船でも、その先も、時間はたっぷり有り余ってますからね」
「まぁ、そこで色々話し合いましょうか。——よろしくね、スライ」
「あれ、俺のこと知ってる感じ?」
スライは、ジャックから聞かされているのだろう、と思い込む。
「ま、いいや。よろしく、ミーナちゃん」
スライは改めて挨拶をし、三人と握手をする。
「よろしくな」
「あぁ」
「よろしくお願いします」
「よろしくね、フィリカちゃん」
そうして、簡単な挨拶を終えた彼らは荷物を持って部屋を出た。
次の目的地は『ザバ』。
新たな仲間を迎えて、彼らはその地へと歩み進めた。
彼は紙の上に乗る、紅い玉を摘んでいた。
「丸薬よ。前、あなたが走りながら飲もうとして、あまりに飲みにくそうにしてた事に気付いたの。私としたことが迂闊だったわ」
「確かに、毎回立ち止まって服用できるとも限らないからな」
ジャックはそれをまた、紙の上に戻す。
「何か違いはあるのか?」
「いえ、服用方法も効果も、粉のものと何も変わらないわ。気持ち、粉のほうが溶けやすい分、効果が早いぐらいかしら?」
「ふーん」
彼女は、丸薬を丸めるように包むと、革の小袋へとしまう。同様に、白の丸薬もしまっていく。
「あとは『インフェルノリキッド』二本と、ナイフと筆記類ぐらいかしら」
髪を纏めたミーナは、背負えるタイプの平たいカバンにそれらを詰めていく。
薬の入った二つの革袋は、邪魔にならない形で腰から提げていた。
「粉の方もポケットに入れたし、私はオッケーよ」
「俺はこんな軽装でいいのか?」
ジャックは鎧を着ず、半袖のシャツとスネまで伸びたズボンだった。腰には帯剣できるベルトが付いている。
「砂漠行くのよ? 鎧なんか重たいし、暑いでしょ」
「でも昼はともかく、夜は寒いんだろ?」
「だからそこに羽織るものが入ってるわ」
彼女の指差す先には、人がひとり入れそうな程の大きなリュックサックがある。
「ちょっとでかくないか?」
「仕方ないわ。簡易テントとか自炊道具とか、野営に必要なものが入ってるのから、どうしても嵩張(かさば)っちゃうのよ」
「ちなみにこれ、誰が持つんだ?」
当然、彼女はジャックを指す。
「あぁ······そう······」
「お金も入ってるんだから気を付けてよ?」
「はいはい」
気を落とすジャックは、ふと、机の上に何かを並べるフィリカを見る。
「おまえ······何やってんだ?」
彼女は幾つものお菓子を前に、しかめっ面をしていた。
「おやつをどうしょうかと思いまして」
クッキー、スコーン、ビスコッティ······しまいにはバナナまで並べている。
「あと一個しか入らないんですよ。どれを持って行くべきか悩んでまして」
そう言う彼女の鞄からは、既にお菓子がはみ出ている。
「ジャックさん、バナナはおやつに入りますかね?」
「知るか!」
溜息をつきながら、ジャックはドサッと椅子に座り込む。
「なんか遠出ってより遊びに行く感じだな。そんなんで本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。ザバ出身の案内人を、司令官が付けてくれるって言うんだから」
「案内だけだろ? いざって時に困るんじゃないか?」
「それなりに戦える人間みたいよ?」
「ふーん、頼りになるといいけどねぇ······」
その時、研究室のドアが開かれる。
「あら、噂をすれば」
顔を覗かせる形で、ハイゼル司令官は中を見ていた。
「おっ、準備ももう終わりそうだな」
三人は彼に挨拶をする。
部屋の中に入った彼は、フィリカの前に置かれたものを見る。
「ハッハッハ、まるでピクニックだな」
「やっぱり司令官もそう思いますよね······」
「ハイゼルさん。おやつはどれがいいと思います?」
「えー、だって僕は食べれないんだろう?」
「とりあえず選んでくださいよ」
「うーん······じゃあビスコッティかな」
「じゃあ食べたいのはどれです?」
「食べるならクッキーかなぁ」
フィリカはビスコッティを鞄に詰め込み、クッキー以外のものをまとめて端に置く。
「じゃあクッキーは、司令官へのプレゼントです」
「お、嬉しいねぇ」
紙袋を受け取った彼は、心から嬉しそうだった。
その光景を、冷ややかな目で見ていた二人は、『コンタクト』を使って会話をしていた。
(なぁ、俺たちは何を見せられてるんだ?)
(親と子のやり取りならいいんだけどね······)
そんな彼らの胸中はいざ知らず、会話を続ける二人。
「あぁ、いかんいかん。フィリカ君との話もそろそろにしないと」
「えー、残念です」
「そんなこと言わないでくれ。そこで案内人の彼が待ってるんだよ。いい加減呼ばないと彼が可哀想だ」
ハイゼルは、ドアの外を顔で指し示す。
「中に招いてもいいかな?」
彼はミーナの方を見る。
「はい、お願いします」
承諾を得た彼は、ドアのほうへ大声で呼びかける。
「悪い! 待たせたな、入ってくれ!」
ガチャりとドアノブが回り、中に入ってくる男性。
四人に姿を見せる案内人。
「はぁ!?」「あら」「ん?」
各々、三人が三人、別の反応を見せる。
ジャックが思わず声を上げる。
「司令官。あれ······本当ですか?」
「ああ」
「マジか······」
驚くジャックの視線の先。
そこに立っていた人物は、普段の兵士姿とは違う、ラフな格好をした『スライ』だった。
「よっ!」
金髪の髪に、ヘアバンドを巻いた彼は、ジャックに向け、軽い調子で手を挙げる。
「なんでお前なんだよ」
「実はザバ出身だから?」
「んなこと分かってるよ!」
「ジャック、なんであんたが彼の出身知らなかったのよ」
「いや、こいつ西地区に住んでるから、ずっとこの街出身だと思ってたんだよ」
頭を抱える彼に、いまだ彼が何者か分かっていないフィリカが尋ねる。
「あの······この方って······?」
「あぁ······あの言ってた『スライ』だよ。伝言くれたっていう」
「あぁ! この人が!」
そう言ってフィリカは頭を下げる。
「その節はお世話になりました。初めまして、フィリカです」
「スライです。初めましてフィリカちゃ······ん!?」
その名前に心当たりのあるスライは、目を丸くしてジャックの方を見る。彼は頷く。
「そのフィリカ」
何のことかピンとこないフィリカは、首を傾げている。
そして、ものすごく何か言いたげなスライだったが、クッキーを持つ司令官がいるこの場では、必死に堪えることを選択した。
「それで、魔力を使える人を探して欲しいとも言ってただろ? 彼、少しだが魔力が使えるみたいなんだ」
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「えっ? そうなのか?」
「少しだけな」
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「それはもちろん、歓迎致します」
スライは、この子がジャックの······、と思いながら赤い髪の彼女を見る。
「よし。——じゃ、そういう事でいいかな? 気を付けて行ってくるように」
声を揃えて返事をする四人。
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「そうだな。まぁ、話なら後でも出来るし」
「ですね。船でも、その先も、時間はたっぷり有り余ってますからね」
「まぁ、そこで色々話し合いましょうか。——よろしくね、スライ」
「あれ、俺のこと知ってる感じ?」
スライは、ジャックから聞かされているのだろう、と思い込む。
「ま、いいや。よろしく、ミーナちゃん」
スライは改めて挨拶をし、三人と握手をする。
「よろしくな」
「あぁ」
「よろしくお願いします」
「よろしくね、フィリカちゃん」
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