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オアシス 前編③
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そうして、入念に準備をした四人。
「くそっ······だからって、なんで水入れたまま······」
「黙ってやりなさい」
文句を言いながら、前屈みのまま缶を運ぶジャック。それを魔法なしで、慎重に木の端へと運ぶ。水を入れたままの理由を彼は尋ねたが、
——念のためよ。
としか言わなかった。
その考えが全く分からないジャックだったが、先の件もあり、今は仕方なく彼女に従うことにする。
「んじゃあ、投げるぞ?」
「あっ、待って」
そう言うとミーナは、水を捨てないという割には、缶切りで、本当に小さな穴が空く程度、缶の端をあける。
「これでいいわ」
「意味あるのか?」
「もちろんよ」
彼は「ふーん」と言って、船で使わなかったあの薬を飲んだ。
「いい? 後ろを向いて、振り上げるように投げなさいよ? じゃないと、本当に腰が砕けるわよ」
「わかってるよ」
彼に注意をすると、ミーナも薬を服用する。
彼は、よっ、と缶を持ち上げると、軽く身体を動かし、投げる際の筋肉に意識を巡らす。
そして、そのイメージのついた彼は、振り子のように二、三度勢いをつけると、思いっきりそれを、後ろへと投げた。
「んあああああっ!!」
鈍い音を立てて着地をしたそれは、彼らから、二十メートル程離れた距離に飛んでいた。
「あんま飛ばなかったな」
「いや、飛んだほうだろ······」
「あっ! 見てください!」
フィリカの声と共に、彼らはその方向へと目を向ける。
四人の目には、砂が揺れるようにこちらへ向かって来ているのが見えた。
しかし、あの、落ちた缶まで来ると思われたモンスターは、その手前で急に止まってしまった。
「あれ? 止まっちゃったぞ」
「うそだろ······」
「生き物と認識しなかったんだわ」
「やっぱ、フィリカのおやつバラバラにして投げ――」
「突き落としますよ?」
「どうする? ミナっち」
「大丈夫。想定の範囲内よ。——フィリカ、魔法であの缶を熱してちょうだい」
「ん? わかりました」
言われるがままにそれに従うフィリカ。
薬を飲んで魔力の炎を遠くへ飛ばす。
包むように燃える一斗缶。
「上手くいけばいいけど······」
横たわった一斗缶は、角から半分顔を出して埋まったまま、何も変わる様子はない。
「意味あるのか? 黒くなってるだけだぞ?」
ジャックの言う通り、缶が黒くなっていくだけで、長いこと熱しても、それ以上の変化は何も見られなかった。
やがて、三分ほど熱していると、少しずつ、フィリカの息も上がり、魔法が弱くなってくる。
「大丈夫か、フィリカ?」
「もう······魔力がなくなりそうです······」
「なぁミーナ。違う方法考えたほうがいいんじゃ——」
「いいから、もう少しのはずなの······」
フィリカの身体に鞭を打つように、ミーナはそう口にする。
ミーナの組む腕の先では、人差し指が上下にトントンと動いている。彼女にも焦りが表れ始めていた。
そして、同じ光景を見続けている彼らの視界がぼんやりし始めてきた頃、僅かに、コト、コト······と小さく、缶から音が聞こえた。
フィリカの肩に手を置いて、隣に立つミーナ。
「よくやったわフィリカ、頑張ったわね。後は任せて」
「はい······」
フィリカは手を下ろすと、お尻から木の上へ座り込んでしまった。それは、魔法を連続で使い続けたことによる疲労からのものだった。
その後、彼女から役目を引き継いだミーナは、手を前に出し、缶に向け強めの炎を放つ。
すると、先程よりも激しく、缶が鳴り始める。
それと共にまた、あの地響きがし始める。
「なるほど······」
「かかったわね」
「そういうことか」
彼女は、水を沸騰させることによって生まれる気泡を利用して、缶を揺らしていた。音はその気泡が生まれる際の音だったのだ。
それに誘われ、獲物だと勘違いした魔物が缶の下までやってくる。
そして、彼女が一度炎を消した、次の瞬間!
——バシャアアアン!!
大きな音と共に、サンドワームが姿を現した。
だがその巨体は、あのバジリスクの時とは違い、砂の上をのたうち回っている。缶の熱と、熱湯による火傷で苦しんでいた。
「良かったわ。いくら抗体があるとはいえ、火傷はするものなのね」
砂埃が晴れ、いよいよ、サンドワームのその長い全長が見えてくる。
「ミーナ!」
「わかってるわ!」
彼女はもう一度魔法を放った。
サンドワームの身体を、ミーナの炎が一気に包んでいく。
より一層激しく暴れまわる巨体。
大きくなった振動が彼らの居る所まで伝わってくる。
炎から逃げるよう、敵は、砂に潜ろうとするのだが、焼かれて連動した自分自身の身体が、それを許さない。
ならば振り払おうと、敵は身体を左右に動かすのだが、その炎はどこまでも纏わりつき、決して標的を逃がそうとはしなかった。
やがて、その業火に耐えれなくなったモンスターは、徐々に動きを鈍らせていく。
そして、その巨体が活動限界を迎える頃、追い討ちをかけるよう、その炎は再度強くなった。
身体を動かしてももう、外へ出られないほどの炎だ。
その炎に飲まれたモンスターは最後に一度、思いっきり頭を、天へ持ち上げるとその後、ドシン······、と音を立てて倒れた。モンスターはそれきり、二度と動くことはなかった。
「やったか······?」
「すげぇ······」
そして、彼女が手を下ろし、魔法を消すと、残ったのは細長い、巨大な黒い塊だけだった。
「や、やった······。やったぞ!」
ジャックは、拳を握り、喜びながら彼女のほうを見る。
「やったなミーナ! やっぱお前すげぇよ! あんなでっかいの倒すなんて普通じゃ······ミーナ?」
「はぁ······はぁ······」
彼女は、体内の魔力を一気に使い果たしたことによる疲労から、大量の汗をかき、肩で大きく息をしていた。
彼女の前へ行き、様子をうかがうジャック。
「おい、大丈夫か? ミーナ」
しかし、彼女は何も言わない。
すると、虚ろな目をした彼女は、その言葉に反応する事なく、目を瞑って、そのまま前へと倒れ込んだ。
咄嗟に、身体を受け止めるジャック。
「お、おい······」
心配したジャックが、彼女の身体を軽く揺らす。
「おいミーナ!? 大丈夫か!? しっかりしろ! おい——」
「大丈夫······」
弱々しい声がした。しかしそれは目の前にいる彼女の声ではなく、座って休んでいたフィリカの声だった。
ミーナほどではないが、同じように魔力を使った彼女が、倒れた理由を彼に伝える。
「あまりに大きな魔力を使い続けたから、その反動がきただけかと······」
「そうなのか······?」
「えぇ······。休めば元気になりますよ······。ちょっと時間、かかるかもしれませんが······」
「そっか······」
それを聞いて、少し冷静になれたジャックは、彼女の身体を優しく抱えながら、ゆっくりと、しゃがみ込む。
「ありがとなフィリカ。疲れてるのに教えてくれて」
「いえ······」
力なく微笑むフィリカ。
「ジャック、とりあえず二人を横にさせて、日陰を作ろう。この日差しに当て続けるのは可哀想だ」
「あぁ、そうだな」
ジャックは、後ろで纏められた彼女の髪を、片手で手際よく解くと、そっと木の上へ、その身体を下ろした。
「フィリカちゃんも横になって。お疲れさま」
「はい······」
スライにそう言われ、フィリカも横になり、身体の休息を図った。
「くそっ······だからって、なんで水入れたまま······」
「黙ってやりなさい」
文句を言いながら、前屈みのまま缶を運ぶジャック。それを魔法なしで、慎重に木の端へと運ぶ。水を入れたままの理由を彼は尋ねたが、
——念のためよ。
としか言わなかった。
その考えが全く分からないジャックだったが、先の件もあり、今は仕方なく彼女に従うことにする。
「んじゃあ、投げるぞ?」
「あっ、待って」
そう言うとミーナは、水を捨てないという割には、缶切りで、本当に小さな穴が空く程度、缶の端をあける。
「これでいいわ」
「意味あるのか?」
「もちろんよ」
彼は「ふーん」と言って、船で使わなかったあの薬を飲んだ。
「いい? 後ろを向いて、振り上げるように投げなさいよ? じゃないと、本当に腰が砕けるわよ」
「わかってるよ」
彼に注意をすると、ミーナも薬を服用する。
彼は、よっ、と缶を持ち上げると、軽く身体を動かし、投げる際の筋肉に意識を巡らす。
そして、そのイメージのついた彼は、振り子のように二、三度勢いをつけると、思いっきりそれを、後ろへと投げた。
「んあああああっ!!」
鈍い音を立てて着地をしたそれは、彼らから、二十メートル程離れた距離に飛んでいた。
「あんま飛ばなかったな」
「いや、飛んだほうだろ······」
「あっ! 見てください!」
フィリカの声と共に、彼らはその方向へと目を向ける。
四人の目には、砂が揺れるようにこちらへ向かって来ているのが見えた。
しかし、あの、落ちた缶まで来ると思われたモンスターは、その手前で急に止まってしまった。
「あれ? 止まっちゃったぞ」
「うそだろ······」
「生き物と認識しなかったんだわ」
「やっぱ、フィリカのおやつバラバラにして投げ――」
「突き落としますよ?」
「どうする? ミナっち」
「大丈夫。想定の範囲内よ。——フィリカ、魔法であの缶を熱してちょうだい」
「ん? わかりました」
言われるがままにそれに従うフィリカ。
薬を飲んで魔力の炎を遠くへ飛ばす。
包むように燃える一斗缶。
「上手くいけばいいけど······」
横たわった一斗缶は、角から半分顔を出して埋まったまま、何も変わる様子はない。
「意味あるのか? 黒くなってるだけだぞ?」
ジャックの言う通り、缶が黒くなっていくだけで、長いこと熱しても、それ以上の変化は何も見られなかった。
やがて、三分ほど熱していると、少しずつ、フィリカの息も上がり、魔法が弱くなってくる。
「大丈夫か、フィリカ?」
「もう······魔力がなくなりそうです······」
「なぁミーナ。違う方法考えたほうがいいんじゃ——」
「いいから、もう少しのはずなの······」
フィリカの身体に鞭を打つように、ミーナはそう口にする。
ミーナの組む腕の先では、人差し指が上下にトントンと動いている。彼女にも焦りが表れ始めていた。
そして、同じ光景を見続けている彼らの視界がぼんやりし始めてきた頃、僅かに、コト、コト······と小さく、缶から音が聞こえた。
フィリカの肩に手を置いて、隣に立つミーナ。
「よくやったわフィリカ、頑張ったわね。後は任せて」
「はい······」
フィリカは手を下ろすと、お尻から木の上へ座り込んでしまった。それは、魔法を連続で使い続けたことによる疲労からのものだった。
その後、彼女から役目を引き継いだミーナは、手を前に出し、缶に向け強めの炎を放つ。
すると、先程よりも激しく、缶が鳴り始める。
それと共にまた、あの地響きがし始める。
「なるほど······」
「かかったわね」
「そういうことか」
彼女は、水を沸騰させることによって生まれる気泡を利用して、缶を揺らしていた。音はその気泡が生まれる際の音だったのだ。
それに誘われ、獲物だと勘違いした魔物が缶の下までやってくる。
そして、彼女が一度炎を消した、次の瞬間!
——バシャアアアン!!
大きな音と共に、サンドワームが姿を現した。
だがその巨体は、あのバジリスクの時とは違い、砂の上をのたうち回っている。缶の熱と、熱湯による火傷で苦しんでいた。
「良かったわ。いくら抗体があるとはいえ、火傷はするものなのね」
砂埃が晴れ、いよいよ、サンドワームのその長い全長が見えてくる。
「ミーナ!」
「わかってるわ!」
彼女はもう一度魔法を放った。
サンドワームの身体を、ミーナの炎が一気に包んでいく。
より一層激しく暴れまわる巨体。
大きくなった振動が彼らの居る所まで伝わってくる。
炎から逃げるよう、敵は、砂に潜ろうとするのだが、焼かれて連動した自分自身の身体が、それを許さない。
ならば振り払おうと、敵は身体を左右に動かすのだが、その炎はどこまでも纏わりつき、決して標的を逃がそうとはしなかった。
やがて、その業火に耐えれなくなったモンスターは、徐々に動きを鈍らせていく。
そして、その巨体が活動限界を迎える頃、追い討ちをかけるよう、その炎は再度強くなった。
身体を動かしてももう、外へ出られないほどの炎だ。
その炎に飲まれたモンスターは最後に一度、思いっきり頭を、天へ持ち上げるとその後、ドシン······、と音を立てて倒れた。モンスターはそれきり、二度と動くことはなかった。
「やったか······?」
「すげぇ······」
そして、彼女が手を下ろし、魔法を消すと、残ったのは細長い、巨大な黒い塊だけだった。
「や、やった······。やったぞ!」
ジャックは、拳を握り、喜びながら彼女のほうを見る。
「やったなミーナ! やっぱお前すげぇよ! あんなでっかいの倒すなんて普通じゃ······ミーナ?」
「はぁ······はぁ······」
彼女は、体内の魔力を一気に使い果たしたことによる疲労から、大量の汗をかき、肩で大きく息をしていた。
彼女の前へ行き、様子をうかがうジャック。
「おい、大丈夫か? ミーナ」
しかし、彼女は何も言わない。
すると、虚ろな目をした彼女は、その言葉に反応する事なく、目を瞑って、そのまま前へと倒れ込んだ。
咄嗟に、身体を受け止めるジャック。
「お、おい······」
心配したジャックが、彼女の身体を軽く揺らす。
「おいミーナ!? 大丈夫か!? しっかりしろ! おい——」
「大丈夫······」
弱々しい声がした。しかしそれは目の前にいる彼女の声ではなく、座って休んでいたフィリカの声だった。
ミーナほどではないが、同じように魔力を使った彼女が、倒れた理由を彼に伝える。
「あまりに大きな魔力を使い続けたから、その反動がきただけかと······」
「そうなのか······?」
「えぇ······。休めば元気になりますよ······。ちょっと時間、かかるかもしれませんが······」
「そっか······」
それを聞いて、少し冷静になれたジャックは、彼女の身体を優しく抱えながら、ゆっくりと、しゃがみ込む。
「ありがとなフィリカ。疲れてるのに教えてくれて」
「いえ······」
力なく微笑むフィリカ。
「ジャック、とりあえず二人を横にさせて、日陰を作ろう。この日差しに当て続けるのは可哀想だ」
「あぁ、そうだな」
ジャックは、後ろで纏められた彼女の髪を、片手で手際よく解くと、そっと木の上へ、その身体を下ろした。
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