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キス、しちゃったんだよね。それも思いっきり濃厚なやつ。ああ、恥ずかしい。思い出すだけで顔に熱が集まるのが分かる。それに正直気持ちよかった。いやいや、気持ちよかったってなに!?
「あああああああ、だめだ。正気に戻れ自分」
ごろんごろんと寝台の上で悶えた。
今日はここまでってことは続きをする気もあるのよね? ある、よね? たぶん。っていうかなにあの流れ? なんでアンダーソンさんはキスしてきたの? 分からない。ただ次の約束を取り付けられたから脈ありかは分からないけど脈なしってわけじゃないのは確かで……。だめだ、恋愛偏差値が低すぎて何も分からない。フォーテスキュー家婿問題は私にかかっているのに。
あの日以来こんな感じで何も手につかなかった。あれからもう一か月近く経つのに。……今日はアンダーソンさんが来るのにこの調子じゃまずい。
「とにかく、着替えて準備しないと……」
とはいえ何を着たらいいのだろう。今まで服装も髪型も一切気にしていなかったけど、さすがにそんなわけにはいかない。少しぐらい可愛くしていると思われたい、でも気合入ってるって思われるのは嫌という複雑な心境だった。普段の三倍くらい時間をかけて髪を梳き、悩んだ挙句サイドで緩く三つ編みにして前に持ってきた。問題は服だった。普段なら調理をする前提で汚れてもいい服を着ていることが多い。前回会った時もそうだ。だから余計にお洒落しにくい。今回余所行きの恰好にしたら意識していますと全力で言っているようなものじゃないか。それは恥ずかしい。
今日はお茶の時間に招いているからケーキを焼いておく予定だった。悩んでいる場合ではない。一刻も早く取り掛からねば。一先ず汚れてもいい服でケーキ作りに勤しむことにした。お菓子作りはいい。無心で作業できるから。レシピ通り作業を進めていれば悩みだって一瞬忘れていた。けれどオーブンに入れたところでまた悩みが帰ってくる。
「ねえメリッサ、今日もお客さんが来るんだけど着替えた方がいいと思う?」
「それはもちろんそうですよ、お嬢様」
「そうよね」
うん、今日は着替えよう。メリッサもそう言ってたし。羞恥心は無視だ。そんなことより既成事実を作ってもらうことを優先しよう。別に既成事実はなくとも婿に来ると言質を取れればそれでいいんだけど。
スポンジケーキを十分冷ましてからじゃないとデコレーションはできないから昼食後に残りの作業をすることにする。ちなみに今日のケーキのトッピングはブドウとマスカット。移動は馬車なのに皮ごと食べられる種なしの品種が一般に出回っているのでこの世界の文明レベルが本気でよく分からない。
昼食後、デコレーションをすませてケーキは冷蔵庫に入れた。そう、冷蔵庫もあるのだ。なのに馬車移動でコルセットにドレス。本当に不思議。
悩みに悩んで決めたアイボリーの立ち襟のワンピースはスカート部分がティアードになっていて、ギャザー部分に繊細なレースを挟み込んだ作りになっている。後ろボタンの為普段は着ないのだが今日はメリッサに手伝ってもらって着ることにした。
「お嬢様、せっかくですから髪の毛もきちんと結い上げましょうか」
「お願いできる?」
「ええ、ええ、もちろんですとも」
メリッサは侍女の経験こそないものの三人の娘を育てた母親で人の髪をかまうことにも慣れている。綺麗にアップにしてくれた。準備は万端、と言いたいところであるがここまですると化粧をしないのはどうなんだろうという気持ちになってくる。アレックスの取り巻きになって以来濃い化粧が定番になってしまった身としてはすっぴんというのは心の鎧が無防備でつらいものがある。久しぶりに化粧品を手に取った。眉を描いて少し目元に色を載せてチークもリップも薄ピンクをほんのりと。
「ねえメリッサ、私ケバくない? 大丈夫?」
「ケバくなんてありませんとも。お可愛らしいですよ」
にっこりと笑ってくれたメリッサを信じることにしてあとは何もせず来客を待った。
+++++
紅茶もケーキも出来は完璧だ。けれど一つ問題がある。なにを話したらいいか全くもって分からない。普段なら私がなにかしら話しかけてアンダーソンさんが相槌を打つんだけど私が話しかけないから応接間は沈黙に支配されている。
き、気まずい。
あまりの気まずさにソファの上でもぞもぞと動いてしまった。正直今日の私は挙動不審だと思う。目を合わせることすらできないのだから。
どうしよう。それしか頭の中になくて得も言われぬ焦燥感がじりじりと渦巻いている。
そうしているうちにケーキを食べ終わる。
「ご感想は?」
「美味しかった」
「お口に合ったようでなによりです」
「今日はどのくらいかと聞かないのか?」
「今日はいいんです」
「そうか、ならそろそろこの間の続きといこう」
そう言ってアンダーソンさんは向かいのソファから私の隣へと移動してきた。
「つ、続きですか……?」
「そうだ」
頬に手を添えられて至近距離で目が合う。そのまま距離がゼロになった。
「ん……っあ」
口内に入り込んだ分厚い舌に自ら舌を絡めた。口蓋を擽られて甘えたような声が鼻から抜けていくのが分かって恥ずかしくアンダーソンさんの上着の胸元をぎゅっと握った。
唇が離れて、今度は耳へと落とされる。耳の形をなぞるように唇が動いてカプリと耳殻に嚙みつかれた。
「ッ! アンダーソンさん……!」
「こういう時は名前を呼ぶものだ。フォーテスキュー嬢」
額同士をくっつけて秘め事でも囁くように私に告げる。その少し掠れた声に下腹がキュンとした。
「私の名前、知らないくせに」
「そうだな、すまない。なんと呼べばいい?」
「フェリシアです。フランシスさん」
「いい子だ」
そう言って少し微笑んで触れるだけのキスが落とされる。くるりと後ろを向かされて背中のボタンを一つずつ外されて、ちゅっちゅと音を立てながら露出していく首筋から背中へと口付けが移動していく。ワンピースの上半身を脱がされてコルセットの紐に手がかかったのが分かった。少しずつ緩められていく拘束感。その間も唇は首筋をなぞり時折吸い付いたり甘噛みしたり舐め上げられたりともどかしいながらも体の熱を高められていく。
コルセットをはぎ取られてソファに押し倒された。感触を確かめるように両の胸に触れる手は優しい。
「あっ……」
胸元を強く吸われてチリッとした痛みに思わず声が出た。何事か確認しようと視線を落として目に入ったのは鬱血痕と己の胸にむしゃぶりつく男の姿。それを認識した瞬間自分が何をしているのかを意識して羞恥に顔が真っ赤に染まる。
「あ、んん……っ」
胸の頂を舌で擽られながらもう片方は指先でこねるように刺激される。足の間が熱くなっていくのが自分でも分かった。胸を弄んだまま無遠慮に不埒な手がスカートの中に侵入して太ももを撫ぜる。そのまま上へ上へと移動してショーツ越しに秘部をなぞる。
「ひゃっ」
敏感なところに触れられてビクリと体が震えた。
「……今日はここまでにしておくか?」
スリスリと割れ目をなぞりながらそう問いかけるなんてずるい。より強い快楽の予感を与えながらそんな質問をするなんて。
「んん、あ……やめ、ないでください」
恥じらいから言葉にするのは躊躇われた。けれど答えなければやめてしまうだろうと思い至って消え入りそうな声でどうにか答えた。
「分かった」
秘裂をなぞる指の動きはいつの間にか陰核を擽る動きに変わっていた。
「ああん」
ショーツを脱がされて直接指が触れた時一際大きな声を出してしまった。
「気持ちいいのか」
「あ、ん、ん……よくわからない、です」
くるくると円を描くように刺激されながらの問いかけに正直に答えた。
「そうか、なら覚えてくれ。これが気持ちいいことだと」
小刻みに左右に揺さぶるように陰核を刺激する指に息を荒くすることしかできない私はどうにか頷いた。
「あ、ああ、ああん!」
体中に電流が走ったようだった。わけも分からず荒い息をする私に触れるだけの口付けを一つ落とした。
「上手にイケたな。……今日はここまでだ」
「あああああああ、だめだ。正気に戻れ自分」
ごろんごろんと寝台の上で悶えた。
今日はここまでってことは続きをする気もあるのよね? ある、よね? たぶん。っていうかなにあの流れ? なんでアンダーソンさんはキスしてきたの? 分からない。ただ次の約束を取り付けられたから脈ありかは分からないけど脈なしってわけじゃないのは確かで……。だめだ、恋愛偏差値が低すぎて何も分からない。フォーテスキュー家婿問題は私にかかっているのに。
あの日以来こんな感じで何も手につかなかった。あれからもう一か月近く経つのに。……今日はアンダーソンさんが来るのにこの調子じゃまずい。
「とにかく、着替えて準備しないと……」
とはいえ何を着たらいいのだろう。今まで服装も髪型も一切気にしていなかったけど、さすがにそんなわけにはいかない。少しぐらい可愛くしていると思われたい、でも気合入ってるって思われるのは嫌という複雑な心境だった。普段の三倍くらい時間をかけて髪を梳き、悩んだ挙句サイドで緩く三つ編みにして前に持ってきた。問題は服だった。普段なら調理をする前提で汚れてもいい服を着ていることが多い。前回会った時もそうだ。だから余計にお洒落しにくい。今回余所行きの恰好にしたら意識していますと全力で言っているようなものじゃないか。それは恥ずかしい。
今日はお茶の時間に招いているからケーキを焼いておく予定だった。悩んでいる場合ではない。一刻も早く取り掛からねば。一先ず汚れてもいい服でケーキ作りに勤しむことにした。お菓子作りはいい。無心で作業できるから。レシピ通り作業を進めていれば悩みだって一瞬忘れていた。けれどオーブンに入れたところでまた悩みが帰ってくる。
「ねえメリッサ、今日もお客さんが来るんだけど着替えた方がいいと思う?」
「それはもちろんそうですよ、お嬢様」
「そうよね」
うん、今日は着替えよう。メリッサもそう言ってたし。羞恥心は無視だ。そんなことより既成事実を作ってもらうことを優先しよう。別に既成事実はなくとも婿に来ると言質を取れればそれでいいんだけど。
スポンジケーキを十分冷ましてからじゃないとデコレーションはできないから昼食後に残りの作業をすることにする。ちなみに今日のケーキのトッピングはブドウとマスカット。移動は馬車なのに皮ごと食べられる種なしの品種が一般に出回っているのでこの世界の文明レベルが本気でよく分からない。
昼食後、デコレーションをすませてケーキは冷蔵庫に入れた。そう、冷蔵庫もあるのだ。なのに馬車移動でコルセットにドレス。本当に不思議。
悩みに悩んで決めたアイボリーの立ち襟のワンピースはスカート部分がティアードになっていて、ギャザー部分に繊細なレースを挟み込んだ作りになっている。後ろボタンの為普段は着ないのだが今日はメリッサに手伝ってもらって着ることにした。
「お嬢様、せっかくですから髪の毛もきちんと結い上げましょうか」
「お願いできる?」
「ええ、ええ、もちろんですとも」
メリッサは侍女の経験こそないものの三人の娘を育てた母親で人の髪をかまうことにも慣れている。綺麗にアップにしてくれた。準備は万端、と言いたいところであるがここまですると化粧をしないのはどうなんだろうという気持ちになってくる。アレックスの取り巻きになって以来濃い化粧が定番になってしまった身としてはすっぴんというのは心の鎧が無防備でつらいものがある。久しぶりに化粧品を手に取った。眉を描いて少し目元に色を載せてチークもリップも薄ピンクをほんのりと。
「ねえメリッサ、私ケバくない? 大丈夫?」
「ケバくなんてありませんとも。お可愛らしいですよ」
にっこりと笑ってくれたメリッサを信じることにしてあとは何もせず来客を待った。
+++++
紅茶もケーキも出来は完璧だ。けれど一つ問題がある。なにを話したらいいか全くもって分からない。普段なら私がなにかしら話しかけてアンダーソンさんが相槌を打つんだけど私が話しかけないから応接間は沈黙に支配されている。
き、気まずい。
あまりの気まずさにソファの上でもぞもぞと動いてしまった。正直今日の私は挙動不審だと思う。目を合わせることすらできないのだから。
どうしよう。それしか頭の中になくて得も言われぬ焦燥感がじりじりと渦巻いている。
そうしているうちにケーキを食べ終わる。
「ご感想は?」
「美味しかった」
「お口に合ったようでなによりです」
「今日はどのくらいかと聞かないのか?」
「今日はいいんです」
「そうか、ならそろそろこの間の続きといこう」
そう言ってアンダーソンさんは向かいのソファから私の隣へと移動してきた。
「つ、続きですか……?」
「そうだ」
頬に手を添えられて至近距離で目が合う。そのまま距離がゼロになった。
「ん……っあ」
口内に入り込んだ分厚い舌に自ら舌を絡めた。口蓋を擽られて甘えたような声が鼻から抜けていくのが分かって恥ずかしくアンダーソンさんの上着の胸元をぎゅっと握った。
唇が離れて、今度は耳へと落とされる。耳の形をなぞるように唇が動いてカプリと耳殻に嚙みつかれた。
「ッ! アンダーソンさん……!」
「こういう時は名前を呼ぶものだ。フォーテスキュー嬢」
額同士をくっつけて秘め事でも囁くように私に告げる。その少し掠れた声に下腹がキュンとした。
「私の名前、知らないくせに」
「そうだな、すまない。なんと呼べばいい?」
「フェリシアです。フランシスさん」
「いい子だ」
そう言って少し微笑んで触れるだけのキスが落とされる。くるりと後ろを向かされて背中のボタンを一つずつ外されて、ちゅっちゅと音を立てながら露出していく首筋から背中へと口付けが移動していく。ワンピースの上半身を脱がされてコルセットの紐に手がかかったのが分かった。少しずつ緩められていく拘束感。その間も唇は首筋をなぞり時折吸い付いたり甘噛みしたり舐め上げられたりともどかしいながらも体の熱を高められていく。
コルセットをはぎ取られてソファに押し倒された。感触を確かめるように両の胸に触れる手は優しい。
「あっ……」
胸元を強く吸われてチリッとした痛みに思わず声が出た。何事か確認しようと視線を落として目に入ったのは鬱血痕と己の胸にむしゃぶりつく男の姿。それを認識した瞬間自分が何をしているのかを意識して羞恥に顔が真っ赤に染まる。
「あ、んん……っ」
胸の頂を舌で擽られながらもう片方は指先でこねるように刺激される。足の間が熱くなっていくのが自分でも分かった。胸を弄んだまま無遠慮に不埒な手がスカートの中に侵入して太ももを撫ぜる。そのまま上へ上へと移動してショーツ越しに秘部をなぞる。
「ひゃっ」
敏感なところに触れられてビクリと体が震えた。
「……今日はここまでにしておくか?」
スリスリと割れ目をなぞりながらそう問いかけるなんてずるい。より強い快楽の予感を与えながらそんな質問をするなんて。
「んん、あ……やめ、ないでください」
恥じらいから言葉にするのは躊躇われた。けれど答えなければやめてしまうだろうと思い至って消え入りそうな声でどうにか答えた。
「分かった」
秘裂をなぞる指の動きはいつの間にか陰核を擽る動きに変わっていた。
「ああん」
ショーツを脱がされて直接指が触れた時一際大きな声を出してしまった。
「気持ちいいのか」
「あ、ん、ん……よくわからない、です」
くるくると円を描くように刺激されながらの問いかけに正直に答えた。
「そうか、なら覚えてくれ。これが気持ちいいことだと」
小刻みに左右に揺さぶるように陰核を刺激する指に息を荒くすることしかできない私はどうにか頷いた。
「あ、ああ、ああん!」
体中に電流が走ったようだった。わけも分からず荒い息をする私に触れるだけの口付けを一つ落とした。
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