透明人間の見えない生活 - invisible life -

ウタ

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プロローグ

透明人間の出発 - invisible departure -

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 俺、蔭野衛(まもる)は今日から高校1年生だ。輝かしい高校生活を夢見て家の玄関から学校に向けて出発しようとしている。だが、そんな俺には一抹の不安がある。それは新しい環境で楽しく生活できるかどうかである。見慣れない場所で自分はうまくやっていけるのか。多くの人が俺と同じように考えるだろう。しかし、俺がそう考える理由は他の人とは少し違う。いや、全然違う。

 俺がそう考えるのは自分が“透明人間”だからである。しょーもなと思ったそこのあなたもとりあえず俺の話を聞いてほしい。これは嘘でも冗談でもなく、正真正銘俺は透明人間なのである。とは言っても服は透明にならないため、普通に生活していると服が独りでに歩いているように見える。そのため、透明だから気づかれないのではなく、透明であるが所以に目立つのだ。だから、完全に透明になるためには全裸になるしかない。

 それに加えて、透明である状態をやめることができないのだ。俺は生まれた時からずーっと透明なのである。だから、自分の顔を見たこともないし、体つきも知らない。でも、実体はあるし五感も他の人と変わらない。全くもって訳のわからない体である。

 まぁ気付いている人もいると思うが、人とは違う姿のため、よく他の人から怖がられたり、からかわれたりするのだ。服だけで歩いている状況は俺が見ても怖いし、ある程度仕方がないと割り切っているが、からかわれるのは我慢できない時がある。透明だから実体がないと思って物を投げてきたり見えないからと顔を殴ってきたりと中学の時にはいじめられたこともあった。

 それで最初の話に戻るが、中学でいじめられていたこともあり、俺にとって高校に行くことはかなり勇気がいる。最初は行かなくてもいいかとも考えたが、親の説得もあり受験して近くの公立高校に通うことにした。

 そうやって玄関で俺がうだうだ考えてぐずぐずしていると奥から母があきれた様子で玄関に出てきた。

「まもる、まだ学校行ってなかったの。早く行かないと入学早々遅刻するわよ。」

「でもまだ心の準備が・・・」

俺が口ごもっていると母が少し語気を強めて言った。

「たしかに中学ではいじめられてたし、怖い気持ちもわかるけど最終的に行くって決めたのはあなたでしょ。中学の子もいないんだから、いつまでもぐずぐずしてないでさっさと行きなさい!」

半ば母に押し出されるような形で俺は家を出た。

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私の力が足りず、文ばかりで読みづらかったように思います。人との会話が増えればマシになって来ると思うので申し訳ありませんが、もう少しお付き合いください!!
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