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散々だった中学校生活
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「○○君さ、好きな人とかいるの?」
俺はいるわけないだろと返信をする。
「そーなんだー。私はねいるんだよ」
恋愛なんて興味もなかった俺は何も気付く事なく「そーなのか、いい事じゃないか」
なんて返信する。
「誰だと思う?」
くると思った、面倒くさいな。
「知らないよそんなの」
と、俺は返す。
「君に決まってるじゃん。付き合ってください。」
俺はどうしたらいいのかわからなくなった。
あの時の俺はきっと、ここで断ったら彼女を傷つけてしまう。
なんて思っていたんだと思う。
「うん。いいよ。」
そう返した。
その日から俺たちは学校に行く際は交代で家まで迎えに行った。
もちろん帰りも送った。
何もかもがうまくいっている。
俺はずっとそう思っていた。
彼女とは同じ卓球部に所属しており、時折同じ台で打つ事もあった。
ただ、俺は他の男の人と話している彼女の姿を見て嫉妬していた。
誰もが同じ様な経験をした事はあるだろう。
彼女は次第に俺と会話しているよりも、他の人と楽しそうに会話をする様になり、俺に素っ気ない態度を取る様になった。
ある日の部活帰り、彼女はこんな事を言い出す。
「私ね、他の人を好きになっちゃったみたい。」
察しの良かった俺は特に驚く事はなかった。
どうやら二個年上の先輩らしい。
俺は泣く泣く彼女との別れを決意した。
その後も復縁しては他の人を好きになったと言われ別れる事を繰り返していた。
俺の心はボロボロで、それでも彼女をなぜか求めていた。
きっと本能的に俺には彼女しかいないと思ったのだろう。
いろいろな事があった中学校生活もいよいよ大詰めで、そろそろ卒業式という所に差し掛かる。
”卒業式の後には俺の気持ちをちゃんと伝えるんだ。”
俺の中ではだいぶ前から決まっていた事だ。
答えはYesだった。
俺はいるわけないだろと返信をする。
「そーなんだー。私はねいるんだよ」
恋愛なんて興味もなかった俺は何も気付く事なく「そーなのか、いい事じゃないか」
なんて返信する。
「誰だと思う?」
くると思った、面倒くさいな。
「知らないよそんなの」
と、俺は返す。
「君に決まってるじゃん。付き合ってください。」
俺はどうしたらいいのかわからなくなった。
あの時の俺はきっと、ここで断ったら彼女を傷つけてしまう。
なんて思っていたんだと思う。
「うん。いいよ。」
そう返した。
その日から俺たちは学校に行く際は交代で家まで迎えに行った。
もちろん帰りも送った。
何もかもがうまくいっている。
俺はずっとそう思っていた。
彼女とは同じ卓球部に所属しており、時折同じ台で打つ事もあった。
ただ、俺は他の男の人と話している彼女の姿を見て嫉妬していた。
誰もが同じ様な経験をした事はあるだろう。
彼女は次第に俺と会話しているよりも、他の人と楽しそうに会話をする様になり、俺に素っ気ない態度を取る様になった。
ある日の部活帰り、彼女はこんな事を言い出す。
「私ね、他の人を好きになっちゃったみたい。」
察しの良かった俺は特に驚く事はなかった。
どうやら二個年上の先輩らしい。
俺は泣く泣く彼女との別れを決意した。
その後も復縁しては他の人を好きになったと言われ別れる事を繰り返していた。
俺の心はボロボロで、それでも彼女をなぜか求めていた。
きっと本能的に俺には彼女しかいないと思ったのだろう。
いろいろな事があった中学校生活もいよいよ大詰めで、そろそろ卒業式という所に差し掛かる。
”卒業式の後には俺の気持ちをちゃんと伝えるんだ。”
俺の中ではだいぶ前から決まっていた事だ。
答えはYesだった。
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