オネェの髭Ⅱ 全9作

當宮秀樹

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五「エバとファイ」

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五「エバとファイ」

 中浦が「政治家、芸術家…… あと著名人はいませんかね? 読者が喜びそうな芸能関係の人とか?」

「沢山いるけど、みんな現役だしプライバシーの問題だから勘弁してね。 ん?…… あっ……  
そうだ吟遊詩人? 歌い手? ファイの話しようか」

大城が「ファイさん? すいません勉強不足で、どんなジャンルの歌い手さんなんですか?」

「そうよね、ファイさんのジャンルは? フォーク? 無いね、ほとんど無名っていうか、
夜の世界だけで食べてるっていう歌手。 でも昔のような流しとも違うしジャンルね? 分からない」

中浦が「分かりません」大城も頷いた。

「じゃぁ、私が彼のこと私的感情を入れずに、見たまま感じたまま話すから、そちらでイメージつくってよ。 
変な先入観は入れない方が彼の場合いいかもしれない」

「はぁ?」中浦と大城はお互いの顔を見た。
                                                           
「彼、つまりファイさんは店を始めた頃の客で、常連の三上さんが連れてきたお客さんだったの」

「三上さんいらっしゃいませ~ あらっ、今日は珍しくお二人ですか?」

「うん、ママこいつ僕の友達の村田、通称ファイっていうんだ」

「初めましてエバですようこそ」

「ぼ、ぼ、僕はファイです」

「ごめんママ、こいつ言葉少ないんだ。 こう見えても新宿で歌手をやってるんだ。 といっても流しと
もチョット違うんだけどお客の顔を見てその場で歌を作るんだ。 当然歌詞も曲もアドリブ。 
一回歌った歌は二度と歌えないけどね」

「えっ、どうして歌えないの?」

「い、い、一回歌ったら忘れちゃうんです」ファイは下を向いたままぼそぼそと話した。

「そうなんだよ、こいつは記憶力が超悪いのが欠点なんだ。 歌っていて客にアンコールされても同じ歌は
歌えないのさ。 それがこいつの持ち味かもしれないけど」

エバが「ふふっ、面白いのね……」

大広が「それだけじゃないんだ、歌は食べていくための手段で、本当に好きなのは動物や自然と会話するのが
好きなんだ。 変った奴なんだこいつ」

「へぇ、動物と会話ねぇ面白い。 でも自然と会話ってどういう風に?」

ファイが「主に木とか、い、い、石と話すのがす、す、好きですけど」

エバが「動物は私も会話する時あるから解るけど、木や石はどんな風に?」

「は、はい。 自然や環境や気候のことだとかですけど……」

「……? 具体的に教えてくれる?」

「き、き、き、基本的に季節など自然のサイクルの循環というか、そういうものです。 
ちゃんと意思があります。 た、た、多少の感情も感じます」

「感情ねぇ……」

「いつも、お、お、穏やかで心地良いです。 ぼ、ぼ、僕は好きです。 木は動物たちと触れあってます。 
人間のような会話ではありませんけど。 す、すべてバイブレー
ションでコミュニケーションしてるようです」

「例えばどんな会話してるの? 興味あるおしえて」

「き、き、木がリスや小鳥に『これから嵐が来る』って教えたりします」

「で、リスたちはなんって?」

「ありがとうっていう気持ちを伝えます」

「ひとつ良いかしら、その時ファイさんは何処にいるの?」

「木の下で、こ・こ・小鳥たちと遊んでますけど……」

「ふ~ん、人間には興味ないの?」

「あ、あ、あります。 ぼ、ぼ、ぼくは人間だから……」

三上が「へ~人間に興味あるんだ。 初耳だよお前が人間にねぇ、へぇ、こりゃ大発見」

エバが「じゃあ女性は?」

「ま、ま、丸くて柔らかいです」

「それってファイさんの女性へのイメージでしょ。 そうじゃなくって女性に興味あるの? 
付き合った人いるの? ってことよ」

「付き合った人いませんけど」

「付き合いたいと思わないの?」

「付き合ったこと無いからわ、わ、解りません」

「そっか、変な質問してごめんなさいね。 あなたと話してるとエバ母親になったような錯覚になるわよ。 
ごめんね話し戻すね、いつ頃からその能力身についたの?」

「しょ、小学校の時、飼い犬のゴ、ゴ、ゴ、ゴンが死んだ時からです」

「どんな? かまわなければ聞かせてよ」

「しょ、しょ、小学校三年の時、道路で僕が遊んでいたらバ、バ、バイクが僕に向って暴走してきたんです。 
そしたらゴ、ゴ、ゴンがどこからか走ってきてバイクに体当たりしたんです。 バイクは倒れゴンも口から
血を流して、た、た、倒れました。 そのままゴンは起き上がることが出来ず、
その日の夕方死んでしまいました。 

それから僕は三日間食事も出来ずにいました。 正直、僕も死にたいと…… そんな四日目の朝目が醒めたら
ゴンが僕の布団の横に座ってたんです。 「ゴン何処行ってたの? 身体大丈夫なの?』って聞いたんです。 
そしたらゴンが僕の胸に話しかけてきたんです『心配かけてごめんね。 ゴンは新しい世界で生きてるから
心配しないで。 ちゃんとご飯食べて』って胸のあたりで聞こえたんです」

三上は「へぇ~そんなことあったんだ」

「その日から猫や犬や鳥たちの言葉って言うか、意識みたいなのが感じられ。 そのうちに木や石にも
意識があることが解ったんです」

「ぼ、ぼ、僕にも解らないけどこのグラスは大量生産だから解らないけど、陶器など人の手で作った作品は
作った人の意識みたいなものが伝わってくるです」

エバが「どんな風に?」

「師匠か誰かに叱られて内心イライラしながら作った作品だとか。 反対に、なにかは解らないけど楽しい
バイブレーションが作品から伝わるんです」

エバが「何となくそれ解るような気がする~ 私は作品から意識の形? なんと表現したらいいのか、
物には作った人やその物を考えた人などの形があるのよ。 穏やかな形とか伝わるの。 世に出回ってる
ヒット商品はそういう意味では綺麗な形をしてるの。 なんでこの商品が売れてるのか? 
解らないことあるけどすぐ姿を消したりするものそういう事よね意識の形って私解るわよ」

三上が「そんなの考え過ぎじゃないのかな?」

ファイが「そう言われたらおしまいだけど。 三上だって電車で正面に座った女の子が悲しそうだなとか。 
楽しそうだとか怒りを感じること無いの?」

「そりゃ人間だから伝わるのさ、でもファイ達のいってるのは石だよ、おかしいと思わない?」

「だって伝わるんだからしょうがないさ」

三上が「それはいいけどファイさあ、どもり直ってない?  今全然どもってないけど?」

エバも「確かに」

ファイが「そう、この感覚は歌を歌ってるときと一緒だ」

三上が「つまりどういう事?」

「頭を使わないで話してるってことさ。 僕の歌はアドリブだから頭を使ってないんだ。湧き出るものを
言葉にしてる、だからどもらないけど考え始めるとどもりが出てしまうんだね発見だ。 三上くんありがとう」

「どういたしまして、相変わらず不思議なやつだなお前」

エバが「そうだこの時計から解ること何でも言ってみてくれる?」エバはそう言いながらカウンター下の
引き出しから腕時計をとりだしファイに手渡した。

ファイは時計を手のひらに乗せて数秒目をつむった。

「この時計は男性物だけど所有者は女性で、元々の所有者の形見? その所有者は心に暗い影を抱いたまま
他界した。 その彼女のことが本当に好きで、なんいがあったか解らないけど淋しい辛いという感情が
伝わる……」

エバが「三上さん、ファイさんの能力本物ね」

三上が「どういうこと?」

「この時計はねぇ、女性の常連さんの時計なんだけど、彼氏が結婚寸前に自殺してしまったの。 
上司に仕事上の失敗を彼にきせられ彼は死という形でその責任をとったの。 彼の親もなんだか分から
ないけど結婚に反対だったの、彼女の部屋に残っていた彼の遺品がこの時計ひとつだったってわけ」

三上が「ふ~ん、で、それが何でこの店に?」

「彼女は彼を偲んで過去ばっかり向いて生きるようになったの。 ことあるごとに『これは彼が好きな色』
だとか、好みやそのほか何でも彼が彼がって彼女の思考は彼一色なの。
私も初めのうちは、しかたないよねって思ったのね、でも月日が過ぎても変らないのよ。
で、私がその時計を半強引に預かることにしたの、それがこの時計ってわけ」

ファイが「ママ、ぼ、ぼ、僕、歌を歌いたいたくなった」

「良いけどうちカラオケないわよ」

ファイは立ち上がり「その彼女に捧げます。 『エンド・オブ・タイム』聞いて下さい。

『私は今も覚えている
 湘南のホテル 港が見える窓辺 
 遠くから船の優しい汽笛が微かに聞こえる
 カモメ達の声とともに

 あなたは約束してくれた
 僕たちずっと ずっと一緒にいようねって
 私も黙ってうなずいたよね
 そのことばを信じて 信じてきたのに

 なのに、突然あなたは別れを告げ
 私を残し旅立った 私の心の時計は 
時を刻むことを辞めてしまった

 もう動かない
 もう動かない
 時は刻まない
 時は必要としない
 永遠に永遠に……

 今でも心の中にあなたの手のぬくもり
 あなたの囁き
 あなたのぬくもり
 あなたの優しさ

 もう動かない
 もう動かない
 時は刻まない
 時は必要としない  
 永遠に永遠に……
 永遠に永遠に……』

切ないバラードだったファイが歌い終わると店は一瞬静寂が走り、数人の微かな拍手がきこえた。

エバが涙を流しながら「わたし、悲しい、か・彼女になにもしてあげられないの」

三上は「なんか切ないね」

ファイが「だ、だ、大丈夫ですよ。 時が必ず解決してくれます。 どんな悲しみも。 また、喜びも、
時が経てば必ず薄れます。 この世はイリュージョンですから」

「イリュージョンか…… そうよね」エバがグラスを片手にしみじみと言った。

三上は首をかしげながら「イリュージョンってどういうこと?」

「イリュージョンつまり幻影ってこと。 私たちが観てる世界はたえず変化してる、
つまり幻影なのよ。 どんな喜びも苦しや悲しみそのすべてが一刻一刻変化するでしょ。 変わるものは
イリュージョン。つまり幻影……  この世は幻影っていう意味だってことをファイさんはいいたいんでしょ」

ファイは軽くうなずいた。

三上が「イリュージョンか、なるほど幻影・諸行無常…… 確かに言えてる」

ファイが「そ、そ、その彼女は今どうして?」

「うん、ここ数ヶ月店に顔出してないけど、風の噂だと北海道に旅に出たって聞いたけどどこでどうしてる
ことか……?」

「それがファイさんが初めて店に来た時の話」

大城が「ファイさんか…… 面白いキャラですね、今も歌手活動してるんですか?」

「そこなの、それから半年ほど過ぎた頃だった。 もう店の馴染みになってたファイさんが仕事帰りに店に
寄った時のこと」

「いらっしゃい、ファイさんお仕事お疲れ様でした」

「こ、こ、今晩は」

「ボトル切らしてるけど入れます」

「はい」

エバが小声で「ファイさん、カウンターの端の赤い服の娘がヨウちゃん」

「ヨ、ヨ、ヨウちゃんって? あの……?」

「そう、例のエンドオブタイム、イリュージョンの彼女」

「あっ、会えたやっと……」

「あらっ、やっと会えたってファイさん会いたかったの? 紹介しようか?」

エバがヨウにむかって「ヨウちゃん紹介するね、こちらファイさん常連さん」

ファイが「は、は、初めましてファイです」

「ファイさん? こんばんはヨウです」か細い声だった。

エバが「ヨウちゃんは最近まで札幌に行ってたのよ」

「さ、さ、札幌ですか、僕も札幌に一年間住んでました」

エバが「ファイさん札幌にいたの? 初耳」

「うん、白石区の菊水っていうところに住んでました」

ヨウが「私は西区西野の友達のところにいました」

エバが「綺麗な街よねぇ、札幌って」

ヨウが「ファイさんは札幌で何をなさってたんですか?」

「いろいろです。 こ、こ、これといった定職はありませんでした。 アルバイトしながら北海道を
観光するのがす、す、好きでした。 ヨウさんは?」

「私はあまり外に出ません。 たまに近所ですけど外に出たぐらいです」

エバが「北海道は食べ物も美味しいわよねぇ」

ファイが「食べ物おいしいですよね。 大通りのビアガーデン行きました?」

ヨウは首を横に振った「わたし人混みあまり好きじゃなくって」

三人の会話は途絶え、その日は軽い挨拶だけで終わった。 後日、ファイがギターを抱えて店にやってきた。

「ファイさんいらっしゃいお疲れ」

ファイはカウンターの隅で飲んでるヨウを目にした。

ファイはいきなり「エバさん一曲歌っていいですか?」

エバは瞬間何かがおきると予感めいたものを感じた。

「ハイどうぞ、みなさ~ん。 ファイさんが歌を披露してくれるようです。 聞いたやってちょうだい
曲はアドリブです。 あっ、忘れてた。 おひねりは全部わたしが頂きま~す。 よろしく」

ヨウ以外の客は笑顔でファイに目をやった。

「じゃぁ、歌います、聞いてやって下さい。 メッセージ」

もの悲しげなギターのイントロから始まった。 弦を弾く指のすれる微かな音まで悲しさをさそった。 
突然変調されギターの音色が風や波音などの擬音を奏でいた。 そして歌い始めた。

 君に捧げようこの歌を
 小鳥の鳴き 星のきらめく音 みんな君に捧げよう
 眩しい太陽が奏でる力音 木々の会話の音
 君に捧げよう  君に捧げよう
 
  土の臭い 雨の臭い 君を包むこの臭いはどこから?
 誰が? なんのために? 
 
 君に伝えよう 愛の歌
 君に捧げよう 愛の歌
  君に伝えよう 悲しみの歌
 君に伝えよう やすらぎの歌
 
  くじけそうになったら 思い出してみよう 
 口ずさんでみよう 愛の歌を
  疲れ果てた時 歌ってみよう勇気の歌を 

 さあ歌おう 明日の歌
 さあ歌おう 未来の歌
  
 君に歌おう 太陽の輝きの歌
 君に歌おう 明日への賛歌

 ねぇ~もう目を開けて前に進もう
 ねぇ~もう目を開けて前に進もう

ギターの音色は一変して激しく弾かれた

  立ち止まるな 立ち止まるな
  さあ行こう 君の輝ける未来へ
  さあ行こう 君の輝ける未来へ
 立ち止まるな 立ち止まるな
 明日へ 明日へ 

ギターの音が止んだ
 
お帰り お休み

ファイこん身の一曲だった。 店に静寂が走った。 同時にカウンターの隅からすすり泣く女性の声。 
エバとファイの視線の先にヨウの泣き崩れる姿があった。 ママはヨウの肩を優しく抱きかかえ会話
ルームに消えた。 ヨウの事情を知らない外の客はこの店で今何が起きたのか理解できずにいた。 
ファイは疲れた表情で黙って店から出て行った。

大城が「う~ん。 ファイさんって不思議な魅力というか独特の感性の持ち主なんですね。一度お目に
掛かってみたいな歌を聞いてみたです」

中浦も「僕も同じです。 興味ありますねぇその感性。 で、その後の彼は?」

「その後、ヨウさんは徐々に変わったわ。 この時計は私に処分してって言ってたの。
ファイさんはそれ以降顔を出さなくなった。 三上さんに聞いたら彼も連絡取れなくなったって言ってた。 
どうしたのかしらね、この商売って店で繫がってるから店を離れたらそれっきりって人が多いの……」

中浦が「ファイさんか…… 今日もいい話を聞かせてもらいました。 ありがとうございました」
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