世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

文字の大きさ
23 / 214
変身ヒーローと異世界の魔物

与えた傷の代償

しおりを挟む
 俺はヨミを追いかけようと立ち上がったが、右腕が電気でも流されたような痛みが走る。
「くっ……!」
 脂汗が止まらない。
『先ほどの一撃は、尻尾による攻撃だったようです。とっさに腕でガードしたから体は無事のようですが、腕は折れていますね』
「俺の体は半分はナノマシンなんだろ? ちゃんと痛いじゃねーか……」
『半分は普通の肉体ですからね。それと、傷ついた部分の回復にもナノマシンが使われるので、ネムスギアの解禁時間が少し延びましたよ』
「それは、無謀な戦いを挑んだ俺に対する抗議か?」
『いえ、事実を伝えただけです』
 反論の言葉も見つからない。
 こうなることが予測できたからAIは止めたんだ。
 ケルベロスを見ると、すでに騎士団は半壊していた。
 武器を持って立っている騎士たちは数えるほどしかいない。
 後は、ジョサイヤと魔道士たちだけだ。
 その魔道士たちも攻撃はほとんどしていない。
「アイスブロックシールド!」
 巨大な氷の盾を、騎士の上空に作りケルベロスの前足を防ごうとするが、すぐに壊される。
 ただ、ほんの一瞬だけ氷を壊すという動作が加わるからその隙に騎士は攻撃を避ける。
「セイントキュア!」
 そして、倒れかけていた騎士たちを光が包み込み、再び立ち上がる。
 あれは、回復魔法、か。
 そういえば、さっきガイハルトはクラリッサに治療してもらうようにジョサイヤが指示していた。
 あの魔法医なら、俺の怪我も治せるかも知れない。
 その姿を探して辺りを見回すと、後ろからディレックが歩いてきた。
 金色の鎧はボロボロだが、足取りは力強い。
「君は、アキラくんだったな。あの中級冒険者のように、戦うつもりなら怪我を治してもらいなさい」
 ディレックがやってきた方を見ると、そこでガイハルトは寝かされていた。
 傍らにはしゃがんでガイハルトの様子を見ているクラリッサの姿もある。
「……あなた、随分無茶な戦いをしたのね」
「ガイハルト様は、自分の身を犠牲にして戦ったのよ!」
「わかってるわ。あなたたちも治療魔法が使えるなら、一緒に使うわよ」
 冷静なクラリッサにそう言われて、ガイハルトの仲間たちも文句を言っている状況ではないと気づいた。
「聖なる神の名において、我らが命ずる! 命を癒やす息吹を与えよ。リザレクション」
「り、リザレクション!? あなた……」
 クラリッサの魔法にガイハルトの仲間たちが驚いた。
「集中して、あなたたちの魔力も使わないと使えないんだから」
「あ、は、はい」
 クラリッサの手を通して、緑色の柔らかな光がガイハルトの全身を包み込み、見る見るうちに傷が塞がり怪我が治る。
 顔色もよくなり、綺麗な顔立ちが蘇った。
「……まさか、リザレクションを使える魔法医がいたとはな」
 身軽そうに立ち上がりガイハルトは驚いていた。
「私だけの魔力じゃ使えないわ。あなたの仲間に感謝するのね」
「ああ、もちろんだ。それから、クラリッサ先生もありがとう」
「お礼より、あれをどうにかして欲しいわね」
「そのつもりだ。クラリッサ先生は隠れていてくれ。またいつケルベロスがあの広範囲魔法を使うとも限らない。クラリッサ先生が死ぬようなことになったら、治療はできないだろ?」
「……悪いけど、もうリザレクションは使えないわよ。私の魔力も限界に近いわ。魔力を回復する薬も使い切っちゃったし。だから、これ以上は役に立てそうもないわ」
「それでも、美しいあなたには生き延びて欲しい」
「余裕ね。良いわ。あれを倒したらデートの件、考えておくわ」
「ガイハルト様……?」
「ハッハッハッ! 俺は行くぞ! お前たちも隠れていろよ!」
 仲間の女たちの視線にもまったく動じず、ガイハルトは駆け出す。
「お、アキラもまだ生きていたのか。ただの中級冒険者じゃないってところだけは信じてやる」
 俺のことに気付き、話しかけてきた。
「……ぼ、僕もいる」
 建物の影に隠れるようにして立っていたのは、エヴァンスだった。
「お前も生きていたのか」
 驚くようにガイハルトが言う。
 そういえば、エヴァンスも王国騎士団の後を追ってケルベロスのところまで一緒に行ったんだった。
 どうやって生き残れたのかは、想像できた。
 多分、ヨミを狙ったときのように遠距離から魔法を撃って、その場の戦局がやばいと見るや逃げたんだろう。
 あのケルベロスに悟られずに逃げる技術はたいしたものだが、どうしてここで姿を見せるのか。
 気付かれていないならこの町からだって出られただろうに。
「……ガイハルト、僕も一緒に戦う」
「……足手まといが一緒だと困るんだがな」
「ぼ、僕にはこの町を守るだけの理由がある」
 理由って、きっと……ギルドの受付嬢のためだろうな。
「そうかよ。だったら、援護を頼む。雷の魔法が使えるんだったよな? ライトニングボルトは使えるか?」
「ああ」
「それなら奥の手が使える。仲間はもうそれだけの魔法を使う魔力が残ってなくてな」
「どうすれば良い?」
「時間が惜しい、走りながら説明する」
 そう言って二人もケルベロスに向かって行く。
「あら? 君は……ジョサイヤさんと一緒にいた……? 腕を怪我しているの?」
 俺がクラリッサの傍に行くと、向こうから声をかけてきた。
「治せるか?」
「あまり期待しないで欲しいわ。もうほとんど魔力は残っていないのよ」
 そう言いながらも俺の右腕に掌をかざした。
「聖なる神の名において、我が命ずる! 治癒力を促す光よ、キュアブライト」
 淡い光が俺の右腕を包み込む。
『不思議なエネルギーです。肉体の細胞が活性化して新たな細胞分裂を加速させている。自然治癒力が魔法に包まれた部分を中心に大きく向上しています』
 クラリッサの表情はあまりよくない。
「無理してるんじゃないか?」
「動かないで、戦える者は一人でも多く治してみせるわ」
 徐々に痛みが引いていく。
 俺は早くヨミを助けに行きたいと思いながらも、クラリッサの真剣な表情を無視できなかった。
 ケルベロスがどうなっているか見ると、そこにはもうジョサイヤの騎士団はほとんど残っていなかった。

 ケルベロスと対峙していたのは、魔法によって回復したディレックとガイハルト、そしてガイハルトの仲間とエヴァンス。それから、ヨミ。
 ジョサイヤはヨミが支えていた。
「ジョサイヤさんは下がっていてください」
「う……すまぬ」
 ふらふらになりながらもその場から離れようとするジョサイヤに、ケルベロスはあの魔法を放つ。
「火の神の名において、我が命ずる! 鋭き矢尻よ、逃げる者全てを焼き貫け! ファイヤーレイン!」
「闇の神の名において、我が命ずる! 力あるものを飲み込む漆黒の空間、ダークホール!」
 現れた炎の矢は、ジョサイヤだけを狙った。
 そこに、闇の空間が現れる。
 まるでブラックホールのようなそれに、炎の矢は全て吸い込まれて消えた。
「お前……進化した新種か……? そのクリスタルの輝き。俺の糧になるのに相応しい」
 ケルベロスの六つの瞳はヨミだけを捉えていた。
 前足を突き出して爪で攻撃する。
 ヨミはそれをバク転で素早く躱す。
 ケルベロスの爪が地面をえぐり取る。
 その前足には、細いきらめきが絡みついていた。
 きらめきは幾重にも重なって、白い糸になる。
 ケルベロスの右の前足は、ヨミの糸で動きを止められた。
「チッ!」
 さらに左の前足で攻撃しようとしていたが、そちらもすでに拘束していた。
「これで動けないはずです!」
 連携なんて取っていなかったはずなのに、ヨミの合図に動きを合わせたようにディレックは左の顔の方へ向かい、ガイハルトたちとエヴァンスは右の顔へ向かう。
「闇の神の名において、我が命ずる! 漆黒の衝撃で破壊せよ!」
 ヨミが呪文を唱えた。
「光の神の名において、我が命ずる! 純粋なる力にて、斬り裂く力よ! ライトブレード!」
 ディレックの魔法で持っている剣が輝く。
「風の神の名において、我が命ずる! 空を切り裂く刃となれ! ブラストカッター!」
「雷の神の名において、我が命ずる! 空を焼き焦がす光よ! ライトニングボルト!」
 ガイハルトの魔法とエヴァンスの魔法で風と雷が槍の先端に宿る。
「ダークインパクト!」
「秘技! 光輪斬!」
「奥義、風雷牙!」
 ヨミの放った魔法の闇が真ん中の顔に直撃する。
 ディレックの剣は弧を描き、光の輪が左の顔を斬り裂く。
 ガイハルトの突き出された槍から二つの魔法が放たれて、右の顔に命中する。雷がケルベロスの毛を焦がし、風の刃がそこを切り裂く。
「ぐっ……」
 ケルベロスは初めて目を閉じた。
 ダメージが通ったのか。
 だが、かすり傷程度だ。
「……お前ら、まさか今ので我らが倒せるとか勘違いしたんじゃないだろうな?」
 ケルベロスの瞳が急激に殺気だった。
 黒い毛並みが逆立っている。
「はあっ!」
 ケルベロスが前足を強引に振るう。
 すると、ヨミの糸はいともたやすく千切られる。
 体勢を崩したヨミを、そのまま殴りつける。
 地面に叩きつけられたヨミが、立ち上がる気配がない。
「まずいっ!」
 そう叫んだのはディレックだった。
 彼はさらに追撃を加えようとするケルベロスに向かって魔法の光に包まれた剣を振るうが、
「邪魔だ!」
 そのまま爪で吹き飛ばされる。
 金色の鎧が砕け、倒れたディレックの体は血に染まっていた。
「余所見してんじゃ、ねえ!」
 ガイハルトが再び同じ魔法をかけたであろう槍を持ってケルベロスに突っ込む。
 今度は直接叩き込むつもりか。
 そう思ったが、その槍はケルベロスに右前足が掴んだ。
「馬鹿な!」
 槍は砕かれ、魔法も握り潰された。
 さすがに、距離を取ろうとするガイハルトの頭をケルベロスは掴む。
「くっ……は、離せ……」
「うるさいんだよ」
 そのまま頭を何度も何度も地面に叩きつける。
 ガイハルトは声を上げることさえできない。
「雷の神の名において、我が命ず――」
 エヴァンスが単独で魔法を使おうとしたが、尻尾で吹き飛ばされて建物にぶつかって倒れた。
 ケルベロスは飽きた玩具を捨てるように、ガイハルトを離した。
 地面に叩き落とされる前に、仲間の女たちが駆け寄る。
 彼女たちが抱きかかえたガイハルトの頭は血に濡れていて、生きているのかすらわからなかった。
 俺は治療を中断してでもヨミのところへ向かおうとしたら、クラリッサが俺の右腕を掴んだ。
「何のつもりだ?」
「……おかしいのよ。怪我は治ってるはずなのに、完全じゃない。あなたの体は、肉体だけじゃない別の何かがある。それは、治療魔法では治せないみたい」
 さすがに人の体を診てきた魔法医だ。
 そうか、肉体は魔法で治せても、機械は魔法では治せない。
「秘密にしておいてもらえるなら、ケルベロスを倒した後にでも話してもいい。あんたには借りができたからな」
「そうね。今はあれと戦える者が一人でもいることの方が重要だわ」
「ありがとう」
 俺は走る。まだ間に合うはずだ。
 ヨミは、殺させない。
『そんな、まさか……ナノマシンの回復能力が加速していく。魔法では、肉体の回復機能しか向上していなかったというのに』
 AIが俺の体で起こっていることを分析していたが、答えは出せていないみたいだった。
「さて、お前を殺してクリスタルを喰ってやろう」
 ケルベロスの口が裂けて、笑みを浮かべる。

『ネムスギア、及び肉体の修復が完了しました』

「あぐっ!」
 左の前足で倒れたままのヨミの体を押さえた。
 どうやら生きているようだが、時間の問題だろう。
 右の前足を振り上げる。

「――変身――」
『起動コードを認証しました。ネムスギア、ソードギアフォーム、展開します』

 爪が、ヨミの体を貫くために振り下ろされた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」

チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。 だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。 魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。 だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。 追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。 訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。 そして助けた少女は、実は王国の姫!? 「もう面倒ごとはごめんだ」 そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

処理中です...