世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

文字の大きさ
86 / 214
変身ヒーローと異世界の国々

事件の報告

しおりを挟む
 俺はギルドの受付嬢が残した日記だけを持って飛翔船に戻った。
「アキラ!? その日記は……?」
 ヨミがギョッとして俺の持つ日記を見る。
 血まみれの日記を見て驚かない方がおかしいか。
「この町に生きている人間はいなかった。そして、この日記に書いてあることが確かなら、魔物の仕業らしい」
「そんな……」
「マジだぜ、姉ちゃん」
 さすがのアスルもあの状況を目の当たりにしたせいで意気消沈していた。
「アキラさん。その日記を持ってきて、どうするつもりなんですか? まさか、この町を襲った魔物を追跡するとか……?」
 アーヴィンの目が少し期待に満ちているのは気になるが、考えていることは似たようなものだった。
「まだ手がかりが少なすぎる。それよりもこの日記を書き残したものの意思を尊重したいと思う」
 彼女は風の魔物に気をつけろと警告していた。
 それを伝えなければならない。
 少なくとも、この国を治めているものに。
「だから、グライオフの王の所へ向かってくれ」
「……本気ですか? ここはまだ王都から遠いからいいですけど、飛翔船で王都に近づいたら、最悪攻撃されることも考えられます」
「それでも早く王に伝えなければならない」
 食堂の遺体の状況を見ると、ほとんど食事中に殺されていた。
 外に倒れていた遺体もたぶん……。
 襲われたことにすら気付かないまま一瞬にして殺されたんじゃないだろうか。
 そうでなければ食堂の中はもっとパニックになっていたはずだ。
 唯一例外だったのがギルドの受付嬢だ。
 彼女だけがギリギリの所で状況を見極めることが出来た。
 逃げるだけの余裕はなかったようだが。
 ここから推測できることは、敵の正体はわからないが恐ろしく素速く人を殺したってこと。
 そんな奴が野放しになっているとしたら、どんどん犠牲者が増える。
 行方知れずの敵を俺たちだけで追うことは不可能だ。
 この国の町が犠牲になったのだから、この国を治める王の協力が不可欠だった。
 不法侵入のままじゃ、身動きも取りづらいし。
「……わかりました。行きましょう」
 こんな時だというのに、アーヴィンは少し嬉しそうだった。
 まあ、せっかくその気になってるのに水を差すのも野暮か。
 アスルは甲板から町を見下ろして手を合わせている。
「アスル、よくそんなこと知ってるな」
「父さんが教えてくれたんだ。死者を弔う方法だって」
 ……こういう所を見ると、アスルの父親って本当に魔王なのかと疑いたくなる。
 まるで人間の思考じゃないか。
 それでも、アスルが人間と同じであるはずはないんだよな。
 肉体の再生やピンチの時に発揮される魔力を見ているからそこには疑う余地はない。
 飛翔船が浮き上がる。
 町が小さくなっていくが、俺もアスルと一緒に手を合わせて祈りを捧げた。
 今はまだ遺体を埋葬してあげることはできないが、必ず埋葬すると誓う。
 殺された町の人たちも、事件の解決を早く望んでいるだろうし。
「船体の向きを変えるので、気をつけてください」
 アーヴィンがそう言うと少しだけ傾いてから速度を上げた。

 王都が見えてくる頃には辺りはすっかり暗くなっていた。
 闇夜の中にぽっかりと浮かぶ光が淡く城を照らし出していた。
 っていうか、随分と高い城に見える。
 それに、城のそばに二つ同じくらいの高さの塔が並んでいた。
「あれが、グライオフの城なのか?」
 甲板から見ながら操縦桿を握るアーヴィンに聞く。
「はい、僕も噂でしか聞いたことはなかったんですが……魔法研究の産物らしいですよ。あれだけの高さの建物となると、グライオフの国力では人力で立てるのは難しいでしょうし」
 地上二十階建てくらいだろうか。アイレーリスの城よりも高い。そして、二本の塔はそれよりもさらに高かった。
 俺の世界なら重機がないと難しいだろうな。
「それで、どの辺りに下ろしましょう」
 町に横付けしたいところだが、さすがにそれはまずいか。
「あの辺りの草原へ下ろしてくれ」
 アーヴィンは返事をして飛翔船の舵を切った。
 飛翔船は魔法で動いているわけだから実際にはあの操縦桿にそんな意味はないはずだが、そのあたりのことは魔法が使えないとわからない感覚なのかも知れない。
 飛翔船は静かにゆっくりと俺の指定した場所に降りた。
 階段を下ろして俺とヨミとアスル、そして船長のアーヴィンまで一緒に町へ向かうことになった。
 今度、飛翔船に馬と馬車を積めるスペースが作れないかシャリオットに打診するべきだな。
 歩いて王都に向かいながらそう思った。
「ところで、どうしてアーヴィンまで一緒なんだ?」
 船長なんだから飛翔船に残っていた方が良いんじゃないのか。
「船長だからですよ。飛翔船には敵対の意志はないと言うことを伝えておかなければいらぬ誤解を与えてしまうかも知れません。こんなことが理由で戦争にでもなったら笑えませんから」
「そういうものか?」
 この異世界の人間はすぐに戦争をしたがるってことか?
 ……俺の世界で考えると、同盟を結んでいない国の飛行機(兵士を運べる輸送船としても活動可能)が領土に入って着陸するようなもの。
 あ、確かに下手なことをすれば戦争になるかも。
 別にこの世界の常識に限った話じゃなかった。
 王都はさすがに石だか土だかの大きな壁に囲われていた。
 整備された道の先に大きな門が見える。
 扉の前にはもちろん門番が立っていた。
 もう夜も遅いのに、馬車が何台か門の前で列を作っている。
 この辺りはアイレーリスと一緒だ。
 町に入るには許可がいるってことだろう。
 俺はそんなものは持っていないが、久しぶりに上級冒険者の証を出した。
 これがあればギルドのある国にはフリーパスで入れるって話だから、王都にも入れるだろう。
 そういう計算もあって、飛翔船で王都に近づいても何とかなると思っていた。
「次の方、どうぞ」
 俺たちの前の馬車が町に入ると、やっと呼ばれた。
「あ!」
 俺の顔を見るなり、門番は声を上げた。
 どうやら、生中継の効果で俺のことを知っていたようだ。
 それなら証を見せるまでもないか。
「お前たち、あれはなんだ? あっちの方から来たってことはあれの持ち主か?」
 門番の態度はあからさまに不審者に向けられたものだった。
「あの、あれは飛翔船と言って、ホルクレストが開発した空中移動用の船です。僕がその船長ですが……」
「飛翔船……? 貴様、それはホルクレストだけでなくメリディアも関わって作ったものだろう!?」
 門番は手に持ってた槍を俺たちに向けて怒鳴りつけてきた。
「す、すみません。ご存じでしたか。ですがあの、ちょっと王様に用事があってあの場所に停泊させているだけで、それ以外にはまったく意味はないんです」
「そのような話は王宮から伺っていない! 第一、このような時間に国王陛下が会うはずなかろう! 怪しい奴らめ! 役所まで同行してもらおうか! 取り調べを行う!!」
 捲し立てるようにそう言うと、門番たちが後ろの詰め所のような所からぞろぞろ出てきた。
 まったく、飛翔船のことを知ってるなら俺のことも覚えておけっての。
「ちょっと待った。俺は上級冒険者のアキラだ。あれは俺の指示であの場所に下ろしただけだ。単なる俺のための移動手段に過ぎない。馬車と同じってことだ。それともこの国じゃ、上級冒険者が馬車に乗って入国するにも制限がかかるのか?」
 俺はしまいかけた証を印籠のように掲げて見せた。
「上級冒険者のアキラ……?」
 一番前で槍を俺たちに向けていた門番が俺の証をマジマジと見る。
「……どこかで、聞いたような……」
 後ろに控えていた門番の一人が彼に近づいて耳打ちした。
「――何!? まさか、魔族を倒したとか言う……」
 ああ、一応俺のことを知っている人はいたみたいだな。
 門番の表情がみるみる変わっていって、引きつったような笑顔を浮かべていた。
「ア、アイレーリスの英雄が我が国に何の用か?」
 やっと話がまともに進められそうだ。
 早く王に伝えたかったが、だからといって隠すようなことでもない。
「ここから西に行ったところに小さな町だか村があるよな」
「ああ、それがどうした」
「その町が何者かに襲われた。町の人は一人残らず殺されていたよ」
「な、何!?」
「証拠になるかわからないが、ギルドの受付嬢が残した日記だ。俺はこれをあんたらの王様に届けたい。いや、彼女の意思を尊重するならどうしてもこの日記の内容を見てもらわなければならない」
 血まみれの日記を差し出すと、門番たちは一斉に一歩引いていた。
 お互いに顔を見合わせて口々に言葉を発する。
「そんな話聞いたか?」
「いや、報告は上がってない」
「何者かってなんだ?」
「知るか! 魔物か、まさかメリディアの魔法実験に巻き込まれたとか」
「うるさい! 静かにしろ!」
 雑談を始めた後ろの門番たちを前に出ていた門番が叱りつける。
 この様子から察するに、この男は門番たちの隊長って所か。
「……ご苦労だった。日記は私が預かろう」
 手を伸ばそうとしてきたので、俺は引っ込めた。
「あんたたちは現場を見ていないだろ。俺は見てきたことも王に報告したい」
「……アイレーリスの英雄殿は少し常識をわきまえぬようだな。上級冒険者といえど、我が国の国王陛下においそれと拝謁できると思うな! 無礼者めが!」
「人がたくさん死んでたんだぞ! そんなこと言ってる場合じゃねーだろ!」
 アスルが今にも襲いかかるんじゃないかって勢いで叫ぶ。
「冒険者殿の報告は王宮に上げておく。上級冒険者の証言なら、それなりに信憑性はあるだろう。数日以内に調査隊が派遣されることになる。後は、我々の国で起こった事件のことだ。我々に任せてもらおう」
 そう言って、手を差し出す。
 無論、握手をするためではない。唯一の物証である日記を渡せと要求していた。
 しかし、数日以内では動きが遅すぎる。
 飛翔船だって時間がかかったのに、馬で調査隊を派遣するとしたら、その間に他の町が襲われないとも限らない。
 切迫した状況であることも王に伝えたいのに。
「渡せぬのか? まさか、やましいことでもあるわけでは……」
 このままこいつらと睨み合っていても意味はない。
 俺は日記を叩きつけるようにして渡した。
「ご協力感謝いたします。それから、あなたは上級冒険者のようですから、王都への出入りはご自由に。ただ、あの大きな船は馬車と同じだと言うには場所を取りすぎです。早急に退かしていただきたいものですな」
 門番の隊長がそう言って王都の中へ入っていくと、他の門番たちも二人だけ門のところに残して詰め所へと戻ってしまった。
「……僕たちは、どうしましょう……」
 疲れたような表情でアーヴィンがつぶやいた。
「この国の王に会うには、どうしたらいいと思う」
「わかりません。シャリオット殿下はルトヴィナ女王陛下と個人的に交流があります。ですから、グライオフの国王には面会を申し入れることは不可能だと思います」
 キャリーならあるいは、か。
 いずれにしても今日会うのは無理か。
「アーヴィンは飛翔船へ戻っていてくれ。俺は朝一番にこの町のギルドへ行くから、今晩は町の宿に泊まる」
「はい。そうですね……それでは僕も明日の朝にシャリオット殿下に連絡を取ってみます」
「あ、それから飛翔船は浮かべておいてくれ。一応な」
 戻りかけたアーヴィンにそれだけ告げると、俺たちも門をくぐって町に入った。
 石畳の道路は真っ直ぐ伸びていて、石造りの建物も道路に沿って等間隔に並んでいる。
 上から見たら碁盤の目のような町だろう。
 どこを歩いても似たような景色が続くせいで迷いそうになる。
 この辺りは普通の住宅なのか、この時間に外を歩いている人は見かけない。
 とにかく曲がり角に着くたびに別の道を見回ったりしていると、ようやく活気のある音というか、喧騒が聞こえてきた。
 そちらに向かっていくと、やっといくつか店が見えてきた。
 看板にはフォークとナイフがクロスされたものが見える。
 この町では食堂を示すのに、同じ看板が使われているようだ。
 他には瓶が看板になっている店もある。
 恐らくは酒場だろう。
 喧騒はそちらから聞こえてきていた。
「何か飯でも食うか」
 あの遺体の状況を見た後では、何か食べる気がしなくて飛翔船では何も食べていなかった。
 だが、さすがに腹が減ってきた。
「そうですね」
「やった! どの店にする?」
 アスルが駆け出そうとするのを、ヨミが押さえた。
「こら、危ないですよ」
「姉ちゃんは心配性だなぁ」
 こうして見てると、ホントの姉弟のようだ。
「別にどこでもいいだろ」
 この世界の飯屋事情なんて知らないし。
「あ、待って! オレに選ばせて」
 そう言うと、アスルは俺とヨミの手を引きながら歩き出した。
「こっちからいい匂いが……」
 魔族ってのは鼻がいいのだろうか。たぶん、アスルの鼻がいいだけなんだろうな。
 アスルが連れてきたのは一番の奥の店だった。
 一つ道路を挟んでいるため、あまり混雑していない。
 つまり、人気がなさそうだが。
 っていうか、よく見ると看板が違う。
 あれは、ベッドのように見えるが……。
「いらっしゃいませ。本日はご休憩ですか? あ、お子様が一緒と言うことはお泊まりですね」
 店の中に入ると目の前には受付用の机があって、メイドの服を着た女性がにこやかにそう言った。
「おいアスル。ここは宿屋じゃねーか。まあ、宿屋にも行くつもりだったけどさ。まずは食事じゃないのかよ」
「おっかしいなー、すげえいい匂いがしたんだけど……」
「お食事でしたら、奥の食堂でお出しできますよ。ただ、お泊まりのお客様にだけ提供しておりますので……」
 それなら一石二鳥か。
「わかった。それじゃ俺たち三人が泊まれる部屋を用意してくれ。それから、食事も頼みたい」
「はい、畏まりました。御家族ですと、三階の部屋が丁度いいと思います。一応、お子様の部屋には鍵がかけられますので、夫婦水入らずにも出来ますよ」
 ……もしかして、ここただの宿屋じゃなくて、いわゆるラブ……。
「いや、出来ればこいつも一緒に寝られる部屋がいいな」
 俺はアスルの肩を抱いて別の部屋を要求した。
「どうしたんだ? 兄ちゃん」
「そうですか? では、二階の奥の部屋をご案内いたします。こちらの宿帳にお名前と、差し支えなければご職業などをご記入お願いいたします」
 言われるまま名前を書くと、
「あら? 御家族ではなかったんですね。でしたらやはり三階のお部屋の方が……」
「いや、いいから二階の部屋を案内してくれ」
 幸いにもヨミはこの宿屋がどういう宿屋なのかわかっていないんだから。
「畏まりました。それでは、お先に代金を頂戴いたします」
 俺たちが泊まる部屋の代金は金貨一枚でおつりが来た。一応食事付きの金額で、夕食だけでなく明日の朝食の代金も含まれていると説明された。
 この世界の相場がわからないから、安いとも高いとも言えない。
 まあ、まだ金はたくさんあるからそれの心配はないんだけど。
 手続きが終わると、メイドは鍵を持って受付から出て俺たちを部屋まで案内してくれた。
「お食事は食堂で取っていただきますが、あと一時間ほどで閉まってしまいますのでお気を付けください」
「ああ、大丈夫だ。すぐに利用させてもらう」
 俺の荷物は布の袋だけだ。今は亡きエリーネの父、ジョサイヤからもらったもので、丈夫だから旅ではいつも持ち歩いていた。
 この中にはもちろん魔族のクリスタルと金が入っている。
 ヨミもアスルも荷物はないからすぐに俺たちは一階の食堂へ向かった。

 結論から言えば、アスルの鼻は確かだった。
 その日の夕食で出された料理は、サラダとスープとパスタ、そしてメインディッシュの肉料理だったのだが、俺がこの世界で口にした料理の中でも一位と言っても過言ではなかった。
 城の食堂よりも美味いものが食えるとは思っていなかった。
 それも専門ではなく、宿屋のサービスの一つなのに。
 おまけに、ここは普通の宿屋ですらないような……。
 俺はそれだけは考えないようにしてベッドに潜り込んだ。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」

チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。 だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。 魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。 だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。 追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。 訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。 そして助けた少女は、実は王国の姫!? 「もう面倒ごとはごめんだ」 そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

処理中です...