世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

文字の大きさ
87 / 214
変身ヒーローと異世界の国々

事件の舞台

しおりを挟む
 翌朝、七時過ぎに起きて部屋の洗面台で顔を洗い、一階の食堂に向かった。
 ここの洗面台は魔力スイッチで水が出るので、見た目的には俺の世界の水道と似ていた。
もちろん俺には使えないからその都度ヨミかアスルにスイッチを押してもらったわけだ。
 食堂ではすでに受付嬢をやっていたメイドが準備をしている。
「あ、おはようございます」
「おはようございます!」
 アスルの元気な声に俺とヨミの声はかき消された。
 朝から絶好調のようだ。
「なあ、飯は?」
「フフッ、元気でいいお子さんですね」
「いや、別に俺たちの子供じゃ……」
「あの! 私たちって家族に見えます!? 特に、私とアキラは夫婦に見えるんでしょうか!?」
 俺の声を遮るようにヨミがメイドに詰め寄っていた。
「え、ええ。そう思ったから三階を勧めようと……」
「その話はいいから飯にしよう、な? アスル?」
 危うく話が面倒な方向に進みそうだったので、アスルを利用させてもらった。
「そうだよ、オレちょー腹減ってるんだから」
 アスルは俺の思惑なんか関係なく、器用に腹を鳴らしてせがんだので、メイドは慌ててテーブルを拭き終えた。
「そちらのテーブルを使ってください。すぐに朝食を運びますので」
 パタパタと食堂から出て厨房の方へ向かった。
 言われたとおり席に着く。俺の前にヨミが座り、横にはアスルが座った。
 他のテーブルは掃除をするそぶりも見せなかったってことは、ここで朝食を取る客は俺たちしかいないってことか。
 程なくしてお膳を持ってメイドが戻ってきた。
 片手に一つずつしか持てないから二往復して俺たちの前に並べた。
 朝食のメニューはさすがに簡単なものだった。
 バターロールのようなパンが二個とサラダとスープ。それからハムエッグ。
 こういうのを見ると、ここが異世界なのか疑いたくなってくる。
 俺の世界のホテルでよく出される朝食にそっくりだった。
「いただきまーす!」
 アスルが左手にパンを掴み、右手でスプーンを持つ。
 がっつくようにパンにかぶりつきスープを飲んでいた。
「アスラフェルくん、スープが飛び散ってます。行儀が悪いですよ」
「ん……」
 ヨミがナプキンでアスルの口元を拭いてあげていた。
 どこのお坊ちゃまだよといいたくなったが、魔王の息子ってことはアスルは王子様ってことか。
 まあ、見た目だけなら確かに王子様と言えるだろう。
 ただ、もうちょっと落ち着きを持って欲しいところだが。
 ヨミに口を拭かれたことが恥ずかしかったのか、その後はなるべく汚さないように食べていた。
 ここの朝食は夕食に劣らず美味かった。
 メイドはお膳をかたづけて、食堂の掃除の続きを始めていた。
「なあ、どうしてここは宿屋なんだ?」
「へ? そりゃ、宿屋ですから」
 メイドは当たり前のように答えたが、禅問答をしてるわけじゃないっての。
「いや、そうじゃなくて。誰が作ってるのか知らないけどさ、昨日の夕食もさっきの朝食もそこらの食堂より美味かったぜ。食堂をやっていた方が儲かる気がするんだけど」
「ああ、そういう意味ですか。お客さんは冒険者でしたね。それじゃ、この国の、王都のルールはご存じではないんですね」
「王都のルール?」
「まあ、法律として明記されているわけではないのですが、不文律のようなものです。王都の土地と建物は全て王様のものなんです。そして、貸し出された建物は借主が亡くなるときに新たな借り手を探すことになるのですが、基本的に子供がいる場合はその子に引き継がれます」
「それじゃ、親が宿屋をやっていたから、料理の才能があっても食堂に出来ないってのか?」
「借主の都合で建物の中を勝手に変えることは許されていません」
「この国には職業選択の自由はないのか?」
「いいえ、ありますよ。ただ、その場合ここを他の借り手に渡すことになりますし、他の店で働くということは雇われになるので、生活水準も下がることになると思います」
 それじゃ、ほとんど選択肢はないようなものじゃないか。
「……この国じゃ、親の仕事を継ぐことが常識ってことか?」
「そうですね。ほとんどの人がそうしているはずですよ」
 凄く嫌な予感がする。
 それってつまり、昨日の門番もほとんどがそうだったと考えると、不遜な態度も何となく納得は出来る。
 世襲が長く続けば、それはいずれ特権階級意識に繋がる。
 それでもそれが市場に評価される仕事ならまだいい。
 食堂で例えれば、いくら店を世襲で受け継いでも、味がついてこなければ客は寄りつかなくなるから淘汰されるだろう。
 だが、それが兵士や政治を担う者だとしたら……。
 戦争でも起こらなければ成果なんてわからないし、政治の失敗もわかりづらい。
 世襲の全てが悪いというつもりはないが、この宿屋の状況一つ見てもちぐはぐな営業になっているわけだから、他にも問題があるに違いない。
 やはり、あの門番に日記を渡したのは間違いだっただろうか。
 今さらいっても仕方ないな。
「ちなみに、私は違うんですよ」
 メイドがそう言ってスカートを翻らせた。
「そうなのか?」
「田舎の出身なんですけど、都会で仕事がしたくて上京したんです。それで、この宿屋の店主に雇ってもらったってわけです」
「……田舎の出身?」
「はい。王都から西の方へずーっと行ったところにある小さな町です。そこで、両親が食堂を開いてるんですよ。あの町は小さいですけど、ダグルドルドとメリディアの国境に近いから冒険者が結構立ち寄ったりして……」
 あの町で見た食堂の遺体が情景のように頭に浮かぶ。
 思わずさっき食べたものを吐きそうになった。
「……君は、最近ご両親に連絡を取ったことがあるか?」
「へ? 毎週手紙でやりとりしてますよ。何しろあの町にはギルドにしか魔法水晶はないし、両親に連絡を取るために使うのも気が引けるので……」
 伝えるべきだろうか。
 黙って立ち去るべきだろうか。
 だけど、次に出す手紙はきっと届かない。
 その時に必ずわかるなら、まだ遺体が腐敗する前に彼女の手で埋葬させてあげるべきじゃないのか。
「君、名前を聞いてなかったな」
「え? ああ、別に私の名前なんて……」
「俺は、アキラ=ダイチ。上級冒険者だ」
「……アキラ、ダイチ!? って、アイレーリスを救った英雄!?」
 門番ですら俺のことをよく知らなかったのに、どうしてこの子は知ってるんだ?
「嘘! 本物!? 似てるとは思ってたけど……」
「よく知っていたな」
「上京するための資金は冒険者で稼いだんです。その時にギルドへよく通っていたので、仕事のないときはずっと魔法水晶を見てました」
「そういうことか……」
「あ、えーと。私はユッカ=ツォーラっていいます。握手してもらってもいいですか?」
 俺は差し出された手を握ったままユッカを見つめていた。
 背はヨミはもちろん、キャリーよりも小さい。
 メイド服は全体的にふんわりとしているが、体つきも細そうで小さな女の子だった。
 童顔だから、見ようによっては十代前半にも見える。
 茶色の髪を左右で結んでお下げのようにしていた。
「あの、なにか……?」
「すまない。俺はユッカに残酷なことを伝えなければならない」
「残酷な、こと? ってなんですか?」
「俺がこの王都に来た理由は、通りがかりの町が何者かに襲われた痕跡を見つけたからなんだ」
「はぁ……」
 気のない返事をするだけ。彼女はまだ意味が理解できていなかった。
「俺たちはダグルドルドからメリディアへ向かう途中だった。そこで立ち寄った町の人間が全て殺されていた」
「え……な、何を言ってるんですか?」
「方角はユッカが言ったとおりだ。王都からずっと西の方にある小さな町だった」
「う、嘘……そんな……」
「魔物に襲われた可能性が高い。ギルドの受付嬢が残した日記に警告のようなものが書かれていた。俺はその事をこの国の王に伝えようと思ってきたんだが……」
「ハミルドさん! 私、ちょっとお休みいただいてもいいですか!?」
 放心していたはずのユッカは急に真面目な顔になって厨房の方へ声を張り上げた。
 すると、コックの姿をした大柄の男が出てくる。
「ユッカちゃん。どうしたんだい?」
「実家の様子を見てきます。馬で飛ばせば二日で着くはず。四日……いえ、五日休みます!」
 そう言ってユッカは店を飛び出そうとしたので、俺は彼女の腕を掴んだ。
「何ですか?」
 訝しげな表情を向ける。ユッカの瞳はすでにメイドのものではなくなっていた。
「俺たちと一緒なら半日で行ける。ただ、その前にこの情報をもっと町の人に知らせたい。ギルドへ案内してくれないか? それと、出来れば王様に会う方法も教えて欲しい」
「……半日って、本当なんですよね?」
「俺が嘘をつくような冒険者だと思うか?」
「わかりました。案内します。ただ、王様の方は期待しない方が良いですよ」
 そう言ってユッカは店を出た。
 俺は部屋に戻って例の道具袋を持ってから店の外へ出る。
 ユッカの態度にアスルは戸惑いヨミは気の毒そうな視線を送っていた。
「こちらです」
 通りを真っ直ぐ進む。やはり、どこも同じ景色が続いていた。
「この国の王様ってそんなに頼りにならないのか?」
「引きこもりの魔法オタクですよ。役に立つと思いますか?」
 凄まじいまでの切れ味のある言葉だ。
 自分の国の王様をここまで言えるとは。
「それじゃ、兵士たちは? 俺もまだ詳しいことはわかってないし、その魔物がどっちへ向かったのかもわからない。さすがに兵士たちの力を借りないことには動きようがないと思うんだけど」
「親から引き継いだだけの兵士に魔物や他国と戦う勇気やプライドがあると思いますか? 王国軍がそのレベルだとわかっているから、王様もメリディアに強く出られないんですよ」
「その言い方だと、グライオフはメリディアと戦争したかったのか?」
「王様やその側近はメリディアが嫌いなんですよ。この国は男性優位社会だから、女性が王様をやってる国が気に食わないんです。おまけに、メリディアとは魔法技術でも優位を争っていますから」
「だけど、ホルクレストとメリディアが過去に戦争したって事は聞いたけど、グライオフとの戦争なんて聞いたことなかったけど」
「何度も検討はしていますよ。でも、戦うか否かの採決にすら至ったことはありません。結局この国の支配層はみんな王様と同じで仕事をしているふりが上手いだけなんですよ」
 吐き捨てるようにそう言ったところで、ユッカの足が止まった。
 辺りを見ると、すぐに目的の場所へ着いたとわかった。
 やはり、ギルドは外観を統一しているようだ。
 この町の建物はほとんど同じ作りをしているから、逆にギルドだけ妙に目立っていた。
 そして、城から随分離れた位置にあるってことは、ここも王都の外れなんだろう。
 必ず町の中心から距離を置いている。
 政治と関わりを持たないというギルドの理念を表しているんだろう。
 さすがにまだ早い時間だったので、辺りに人の気配はなかった。
 ユッカが扉をノックして入っていってしまったので、俺たちも後に続く。
「おはようございます」
「おはよう……って、ユッカちゃん!? どうしたの? 確か、冒険者は引退したのよね……」
 受付嬢がユッカを見るや否や驚いていた。
「引退って、別に証がなくなったわけじゃありませんよ」
「それはそうだけど……あ、仕事を依頼しに来たの?」
「いいえ、私はちょっと魔法水晶を使いたくて。ただ、こちらの上級冒険者がギルドに用事があるみたいです」
 それだけ言うと、ユッカは魔法水晶に向かい合っていた。
 紹介するならちゃんとして欲しいものだけど、必死に魔法水晶に向かっているユッカに何か言える雰囲気ではなかった。
 どこに連絡を取ろうとしているのかも、わかるだけに。
「えーと、俺は……」
「あああああああ!! アイレーリスの英雄!! ど、ど、ど……」
 受付嬢が人差し指を真っ直ぐ向けたまま口を大きく開けていた。
「少し落ち着いてくれ。話が出来ない」
「は、はいっ……スーハー、スーハー」
 ……二度三度深呼吸してようやく話が出来るくらいには落ち着きを取り戻してくれた。
「あの、今日はどういったご用件で」
 所々声が裏返っていることには触れないでおこう。
「ここ最近、魔物の討伐依頼が増えたりしてないか? それも、中級以上の冒険者が対応するような魔物で」
「……いえ、特に変わった様子は……その、アキラ様はこの町で仕事をされるおつもりなんですか?」
「……さすがにそこまで畏まられると、こっちも恐縮してしまうんだが……」
「で、ですが。上級冒険者でさえ滅多にお目にかかれないのに、まさかその王国の危機を救った英雄ともなるとですね……」
「ダメです。私の町のギルドに連絡が取れません」
 ユッカが魔法水晶から手を離してそう言った。
 やっぱり連絡を取ろうとしていたのか……。
「え? ユッカちゃんも?」
「私も、ってどういうことですか?」
 ユッカはお下げを揺らしながら受付の机に両手を置いて詰め寄った。
「昨日からユッカちゃんの町の人から家族と連絡が取れなくなったから調べて欲しいって依頼が入ってるのよ。それと、北西のハレイシオの町の人も似たような依頼を……」
 もうすでに別の町も襲われたかも知れないってことか?
 これは思っていた以上にやばい状況かも知れない。
「ねえ、ゼノビアさん。魔法水晶で全ての町のギルドに警告できませんか?」
 ユッカが悔しそうな表情で訴えていた。
「警告?」
「私の町もハレイシオの町も魔物に襲われた可能性が高いんです。このままじゃ、もっと被害が拡大します」
「え? そうなの? どういうこと?」
 俺はなるべく描写をせずにここに来るまでに見た町の光景を話した。
「……嘘……そんな、ことって……」
「敵の正体はまだ俺にもよくわからない。ギルドの受付嬢が書き残した、風の魔物に気をつけろって言うのが唯一の手がかりだ」
 ユッカにゼノビアと呼ばれた受付嬢の顔が青くなっていたが、浮かれた雰囲気も落ち込む雰囲気も感じられなかった。
「わかったわ。さすがに全世界のギルドに送れるほどの魔力はないけど、今の情報を王国のギルド全部と周辺の国のギルドにも伝える」
「ありがとう。それと、ギルドからこの国の王様にコンタクトは取れないか?」
 俺の質問に、ゼノビアはあからさまに表情を曇らせた。
「……それは、難しいですね。王とその側近はギルドの干渉を嫌っています。私たちとしても、政治に関わるつもりはありませんからとても良好な関係とは言えませんし」
 やっぱりキャリーに話を通してもらうしかないか。
 一応国際会議には出席したんだし、話くらいは聞いてくれても良いはずだ。
 取り敢えず、今は約束を果たしてくれたユッカに応えるべきだろう。
「ユッカ、今ここで出来ることは十分だ。まずはユッカを町に連れて行く」
「あ、はい」
「その前に、メイド服姿で動き回るのは大変だろ。着替えた方が良いんじゃないか?」
「構いません。私は魔法を得意にしていますから」
 そう言ってすぐにギルドを出て行ってしまった。
 追いかけるように俺たちも外に出る。
「取り敢えず町の外に出たいんだけど」
 啖呵を切るだけあって、ユッカの動きはメイド服を着ているとは思えないほどだった。
 いつだったか、キャリーが魔法で歩く速度を引き上げていたが、同じ魔法を使っているんだろう。
 町の構造に詳しいユッカに、俺たちはついていくのがやっとだった。
 門から町の外の街道に出ると、左側上空に浮かんでいるものが説明しなくても目に入ってくる。
「あ、あれは……!?」
「俺たちのことを魔法水晶で全部見ていたなら知ってるだろ。あれが空を飛ぶ船――飛翔船だ」
 俺はヨミに魔法水晶でアーヴィンを呼び出してもらい。飛翔船を俺たちの前まで下ろさせた。
「乗ってくれ。ユッカの町まで送り届ける」
「その事ですけど……」
 ユッカが何か言いかけたとき、背後から馬の蹄鉄の音が近づいてきた。
「待ってくれ!」
 馬に乗っているのは、五十歳くらいの男だった。
 髪もひげも長く、身なりが整っていて妙に貫禄がある。
「あの方は……宰相様……!」
 ユッカが目を大きく開けていた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」

チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。 だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。 魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。 だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。 追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。 訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。 そして助けた少女は、実は王国の姫!? 「もう面倒ごとはごめんだ」 そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。 大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。 そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。 しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。 戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。 「面白いじゃん?」 アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。

処理中です...