世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

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変身ヒーローと無双チート救世主

ヴィルギールの狙い

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 長い黒髪が特徴的で、意志の強そうな黒目がちの瞳。整った顔立ちをしていた。
 大地未来の容姿も俺は知っていた。
 きっと見たことがあったんだろう。
「え? 俺の敵なの?」
「はい」
「……うわ!」
 少年はマジマジと未来を見つめたらその場で跳び上がった。
「大地未来じゃん! すげえ! 本物だ!」
 妹との再会。
 それは俺がこの世界に来てからずっと望んできたことだった。
 そのために戦ってきたと言ってもいい。
 それなのに、なぜこのタイミングで割って入ってきたのか。
 しかも、救世主と思われる少年に俺を敵だとまで告げた。
 兄の体を乗っ取った俺も彼女にとっては敵だと言うことなのか。
 言いたいことも聞きたいこともたくさんある。
 だが、少年が舞い上がっていてそれどころではなかった。
「やっぱり実物は可愛いなぁ」
「ハル様! どういう意味ですかそれは!」
 少年の取り巻きの女たちがぞろぞろとやってきて未来を睨みつける。
「あなた、どうやってここに来たの?」
 未来的な全身スーツを着た女が聞く。
「説明しても、理解はしてもらえないと思います」
「何よそれ!」
「あんたも魔族かなんかじゃないの?」
「ハル様に近づくつもりなら許さないわよ!」
 誰が言っているのかはわからない。
 七人の女たちがそれぞれ未来を罵って少年から遠ざけるようにしていた。
「テレポートだよね」
 女たちに抱きしめられながら、少年は冷静に言った。
「……やっぱり、知っているんですね」
「そりゃ、ネムスのヒロインと言ったら妹の大地未来だからね。でも、ネムスが敵ってどういうこと?」
「そのままの意味です。この世界の理では、二人の主人公が並び立つことはありえないと思うのですが」
「……それは、そうだね。この世界では俺が最強だ。それじゃあ、君は? どうしてそんなことを教えてくれるんだ?」
「私はこの世界の理を受け入れました。ですが、兄はあの性格ですから、受け入れる気はないようです」
「ああ……そう言うことか……。それは確かに言えてる。大地彰が誰かに従うなんてありえないもんね。でも、戦って倒せばいいのかな。ちょっと気が引ける」
 二人の言う大地彰はもちろん“俺”のことではない。
 俺の中に眠ってる本当の大地彰。
 妹にまで性格を貶されている気がするが、そんなキャラクターだっただろうか。
 未来は無表情のまま話を続けていた。
「どうしてですか?」
「そりゃ、ネムスって言ったらガキの頃に憧れたヒーローだからさ。この世界に現れてくれたことは素直に嬉しいって言うか……。あまり負ける姿を見たくないってのが本音だなぁ」
「ですが、見ての通り魔王を守るつもりのようですよ」
「それもよくわからないんだよ。ネムスはデモンを滅ぼしただろ。この世界の魔族や魔物はデモンをイメージして……あ、いや。とにかく魔族や魔物はデモンみたいなものだし、ネムスにとっては倒すべき敵のはずなのに」
「どうしてでしょうね」
「未来の超能力でもわからないの?」
「兄には兄の心だけでなくネムスギアのAIがありますから、私でも本音を読み取るのは難しいんですよ」
「ああ、そうだった。ガキの頃見た番組だったから、すっかり忘れてた。確か、大地彰には超能力に対する耐性があったから、あの最強フォームに変身できたんだっけ」
「ええ、でも最後の戦いでは必要ありませんでしたけど」
「強くなりすぎたネムスギアの能力に制限をかけたって設定だったけど、あれには番組の都合があったんだよ。新しい変身とそれに連動して玩具を売り出すのがあの番組の常套手段だったんだけど、そうなると基本フォームの活躍が減って子供がその玩具で遊ばなくなるってクレームが入ったらしいんだ」
「……あの、言っている意味がよくわかりませんが」
 未来は困惑していたが、俺は少年の話が理解できた。
 その裏話は番組十周年を記念して制作されたブルーレイディスクの特典に収められていた制作者の座談会で飛び出した話だった。
「ごめんごめん。どうしても出演者と話をしてる気になっちゃうけど、君たちはキャラクターであって役者ではないんだよな」
「はぁ……」
 未来は気のない返事をした。
「ねぇねぇ、ハル様。私たちにもわかる話をして。この女はハル様の何なの?」
 ミニスカナース服の女が品を作る。
 動きがいちいち色っぽい。
「何って言っても……ガキの頃に憧れたヒロイン、かな」
「それって、好きってこと?」
「……好きだけど、女としてって意味じゃなくて、あそこにいるネムスってヒーローと似た感情だと思う」
「ふーん。ところで、あなたはハル様のことをどう思ってるの?」
 セーラー服にマントを羽織った少女が勝ち気そうな目で未来を睨む。
「……今、初めて会ったばかりの人に特別な感情を抱くことはないと思うのですが」
「ああ、安心しなよ。大地未来は兄である彰しか特別だと思っていないんだ。まあ、血のつながりのない二人だから付き合うことになっても問題はないんだけど、結局最終回まで二人が付き合ったって描写はなかったんだよね。だから、それを描いた同人誌が結構出回ったんだけど……って、これも意味はわからないよね」
「とにかく私たちのライバルではないってことよね」
 くノ一のような女がホッとしたように胸を撫で下ろしていた。
「そう。それならいいわ」
 少女たちは少年を解放して、少年は刀を握って俺の前に進み出た。
「何だか、ちょっとわくわくする。どうせ俺が勝つんだろうけど、憧れのネムスと戦えるなんて夢みたいだ」
 一ミリも勝敗を疑っていない無邪気な瞳。
 魔王を三人も殺し、これから俺と戦おうというのにとてもその雰囲気は感じられなかった。
 この少年にとって、命はそれほど軽いものなのか。
「アキラさん、退いてください。お姉さまの敵は私が――」
 そう言ってメリッサが俺の肩に触れた時、大きな笑い声が響き渡った。
「――茶番はそこまでにしてもらおうか」
 声の主はヴィルギール。
 その手には、三つのクリスタルが握られていた。
「まさか――」
 俺のつぶやきに、ヴィルギールは口を歪ませた。
「勇者かお前らか、誰でも構わなかった。魔王を倒してくれればそのクリスタルが手に入る。欲を言えば全部欲しいところだが、今はこの三つの力を試そう」
 クリスタルは二つに割れているものもあったが、魔力は失われていなかった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 三つのクリスタルを腹に押し込む。
 ヴィルギールの体から闇が吹き出すように現れた。
「う……あ……」
 ガイハルトの表情が青くなっていく。
 それもそのはずだった。
 ネムスギアのセンサーが計測したヴィルギールの魔力は魔王四人分。
 ヨミを遙かに上回っている。
 こうなってしまったら、ハイパーユニオンギアは疎か、サバイバルギアでも生き残れるのか……。
 そんなヴィルギールの変貌ぶりを少年だけが冷めた視線で見つめていた。
「みんな、下がって」
「ハル様?」
「こいつはさすがに、みんなじゃ勝てない。守りながらだと、俺も危ないんだ」
 その言葉にはまったく危機感が込められてはいなかった。
 まるで決まり文句でも言うかのように淡々としたセリフだった。
 それでも、彼女たちは少年に従って返事をするとその場から離れた。
「おい、お前らは手を出すなよ。それとも、こいつに殺されて俺の力になりたいか?」
 ヴィルギールが牽制するかのように目を向けた。
「貴様、そのためにお姉さまのクリスタルを!」
 メリッサが掴みかかろうとするのを抑える。
「今ここで俺たちが戦ってどうする? 俺でもあの少年に勝てるかどうかはわからないんだ。あれだけの魔力で少年とどう戦うのか見ておいた方が良いだろ」
「そ、それは……」
「何もわからないまま特攻するな。何のためにグロリアは自爆魔法まで使って見せたと思ってるんだ」
 極められた単一神の魔法。
 その火力でも致命傷は与えられなかった。
 今のヴィルギールで太刀打ちできないのなら、少なくとも天使のようにこの世界の者では倒せないと結論づけるべきだ。
「……ヴィルギールは、きっとこれを狙っていたのよ」
 俺の腕の中で力なくメリッサがうな垂れる。
 それは俺も考えた。
 あいつはフェラルドのクリスタルを取り込もうとしなかった。
 それはきっと、この戦争の中で他の魔王のクリスタルが手に入ると計算していたからだ。
 救世主の話もまったく信じていなかったわけではなかったと思った。
 自分以外の魔王を倒せる者が現れるなら、勇者であろうと俺であろうと救世主であろうと誰でもよかったんだ。
「行くぞ!」
 少年が刀を鞘に収めたまま駆ける。
 居合抜きが少年のスタイルのようだが、それが得意というわけではなく、単純に格好いいから使っているだけのような気がした。
 なんて言うか――中二病的なノリで。
 どうして俺があの少年の考えが想像できるのかはわからない。
「ファントムソード」
 すでに呪文を唱え終えていたのか、ヴィルギールの両手に漆黒の剣が二本握られていた。
「はっ!」
 少年が鞘から剣を引き抜く。
 ヴィルギールは右手の剣でそれを受け止め、左手の剣で少年に斬りかかる。
 少年はそれを刀の鞘でいなした。
 またすぐに刀を鞘に収める。
 ヴィルギールも構えたまま動かない。
 少年の左手と右手が輝いて見える。
 キャノンギアのセンサーにはまったく反応がないが、そこに力が集中していることは伝わってきた。
 三人もの魔王を一撃で斬り伏せたあの技か。
「覇王一閃――」
 やはり、と思った時にはヴィルギールの両手が先に動いた。
 少年は二本の剣による攻撃を飛び退りながら躱す。
 このまま押し切れるのか?
 グロリアのクリスタルを取り込んだヴィルギールに嫌悪感がなかったわけではないが、それでも得体の知れないあの少年が倒せるならと期待している自分がいるのも確かだった。
 ヴィルギールがどんなに強くなっても、この世界の常識の中でのこと。
 今のヨミや俺では及ばなくてもいつかは倒せる気はするが、あの少年にはそう言う常識が通用しない気がした。
「アキラさん、これは一体どういうことですか?」
 不意にかけられた声に反応して振り替えると、そこにはマーシャがいた。
「無事、だったのか……」
「……私は、あの露出の多い服を着ている女性に助けられました」
 少年の取り巻きの女たちを指で差す。
 露出が高いというと、あのくノ一のような服の女か。
 マーシャはせっかく助かったというのに、その事を喜んではいなかった。
「ただ……」
 続く言葉にはより一層暗い表情になる。
「何があった?」
「……魔族も人間も私たちの説得には応じませんでした。それでも目の前の者だけでも死なないようにと邪魔をすることをエトワスたちが提案して、戦っていたのですが……」
 今、キャノンギアのセンサーには近くに魔族や魔物の反応はない。
「他のみんなはどうした? 逃げたのか?」
「……私を助けた女は魔族や魔物を殺しました。私は魔族や魔物にも人間とわかり合える者がいると言ったのですが……」
 それ以上は口に出さなかったが、エトワスたちも他の魔族や魔物と一緒に殺されたと言うことだ。
 キャノンギアのセンサーから魔族たちの反応が消えたと知らされた時、俺はそれを心のどこかで覚悟していたと思う。
 あいつらと過ごした日々は決して永くない。
 あいつらが慕っていたのはヨミであって、俺はそのパートナーでしかなかった。
 だけど、決して人は襲わなかったし、悪い奴ではなかった。
 それをまるでゲームの雑魚キャラを殺すようにあっさりと……。
 悲しみよりも心が冷えていくような感覚に陥った。
 あれだけの数の魔族と魔物が集まっていたんだ。
 きっと戦ったのはあのくノ一のような女だけではない。
 少年の仲間が魔族や魔物を全滅させた。
 女たちの魔力は上級冒険者と同等。
 魔族が相手でも戦えるだろうが、あの数を相手に圧倒できるとはとても思えない。
 あの女たちも少年や天使と同じ存在だと言うことなのか。
 それは最悪の想像だった。
『まだ、全てを認めてはいないのですね』
 頭の中に声が聞こえてきたが、それはAIの声ではなかった。
(彰の妹、か?)
 心の中で問いかけるとすぐに声が返ってきた。
『こちらは見ないでください。彼は私の能力について知っています』
 そうだった。
 俺と同じでネムスについても詳しい。
 妙な態度を取れば頭の中で会話していることに気付かれる恐れがある。
 俺は戦いの行方を見ながらも頭に意識を集中させた。
(何をしにここへ現れた)
『もちろん、あなたを彼と戦わせないためです』
(だったら、どうしてあんなことを)
 俺は仲間だと説明すればそもそもあの少年と敵対することにはならなかったはずじゃ。
『それは仕方ありませんでした。あなたが真実から目を背けたまま彼に近づくのは敵対する以上に危険な行為でしたから』
(俺が、真実から目を背けている?)
 何のことを言っているのかさっぱりわからなかった。
 未来はそれに答えず、少し強い口調で告げた。
『ハルと呼ばれる少年があの魔王との戦いに集中している間に逃げてください』
(みんな、逃げろと言うんだな)
『あなたはこの世界の最後の希望。その自覚がないまま彼に負けてしまったら、この世界は永遠に閉ざされます』
 世界が永遠に閉ざされる?
 世界の理のことか?
 終焉と再生を繰り返してループするなら、確かにその通りだ。
 しかし、未来の話だと俺にはそれが変えられるような口ぶりだった。
 俺が少年に勝てばいいなら、記憶なんか関係ない。
 天使と同じ力を持っているとしても、俺には倒せたんだから。
 意識を少年とヴィルギールの戦いに集中させた。
 彼の戦い方を知ることには意味がある。
 少年が地を蹴ってヴィルギールに向かって行った。
 あの斬撃を躱して飛び込むつもりか?
 俺でもファイトギアでなければあれは避けられそうにない。
 少年も全てを躱したわけではなかった。
 いくつかの斬撃は少年の方や胴体を斬り裂く。
 しかし、血は出ていない。
 服が少し裂かれただけだった。
 魔法で作り出したと思われるヴィルギールの剣がその程度の切れ味しかないとは思えない。
 あれが、絶対に負けない力というものなのか。
「神輝斬!」
 強引にヴィルギールの懐に飛び込み刀が煌めいた。
 ――が、その刀が鞘に収められることはなかった。
 ヴィルギールは二本の剣をクロスさせて刀を受け止めていた。
 そのまま少年を蹴り飛ばす。
 彼は空中で一回転してから地面に立った。
「へー、俺の必殺技の一つを防ぐなんてやるじゃん」
 無邪気に笑った少年にはもう殺気は感じられなかった。
「あんたはまだまだ強くなるんだろ。そうしたらもう一度戦おう。今の不完全なあんたを倒しても、面白くはない」
 少年はヴィルギールに背を向けて女たちのところへ戻ってしまった。
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